子供の頃、テレビはまだ白黒で一部の放送は画面の隅に「カラー」と誇らしげに書いてありました。技術の進歩はすばらしく、その頃は想像できなかった製品が身の周りにあふれています。しかし、時代はソフトが主役に躍り上がってハードは裏方になりつつあり、物作りを趣味としている種族は肩身の狭い思いをしています。この研究所は同じ思いを抱いている方がいることを願って、個人的技術興味の非系統的収集と開発結果を公開するために2000年4月設立しました。


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ARCON 4 CHANNEL (196x Japan)



 ゴールデンウイークも終わりですね。今日は振り替え休日らしいですが何の日の振り替えなんでしょうか?
 サラリーマン時代は効率最優先の業務日程だったブラッキーな会社の系列だったので、国民の祝日とは無縁でした。まあゴールデンウイークも働いている人は沢山いるので仕方ないような気もしてましたが。最近はニートな生活なので祝日の認識どころか曜日も怪しい感じです。

 プロポーショナル以前のマルチチャンネル無線機です。送信機はキースイッチを操作すると操作に合わせて異なった変調周波数で送信します。受信機には変調周波数の分別機能があってどのチャンネルを操作したのかを検出します。この周波数分別機能として通常はリードリレーを使ったのでリード式と呼ばれました。これはリードリレーを使わずに電子式のフィルターを使った無線機です。周波数分別能力としてはリードリレーより劣るので、米国や日本では4チャンネル以下の少ないチャンネル数の無線機しかありません。ドイツにはTelecontやGraupnerのVariophon、Variotoneなど多チャンネルの無線機がありました。日本ではたぶんこれしか無いのでは?と思います。

 4チャンネルなので多分ボート用かな?と思いましたので、サーボは一度動かしてみたかったKNKのボート用サーボを使いました。ギヤ剥き出しの無骨なスタイルですが、この時代のボートには良く使われていました。トルクはありますがどう見てもゴミには弱そうです。なんでこれが好まれたんでしょうか?動かしてみるとギャーギャーやかましくて楽しいです。




 受信機内部です。丸いのがフィルター用のコイルです。フィルターの検出周波数は4.3KHz、3.6KHz、2.9KHz、2.3KHzでした。リードリレーでは1KHz以下なのでかなり高いです。変調周波数が高いと受信機に広い受信帯域が必要になります。そのためなのか受信回路は超再生です。(5月6日)




双葉電子 FP-4 (1969 Japan)



 またゴールデンウイークが来ました。残念ながら天気は悪そうです。まあ行きたい所も無いし母親の世話もしなければならないので、いつも通り引き籠りです。特に問題はありません。

 今年はなぜか初期の国産デジタルプロポに縁があります。FP-4は双葉電子が初めて市販したデジタルプロポです。それまではシングルの無線機しか作っていません。今では最後まで生き残った最強のメーカーですが、1969年に初めてって事は他のメーカーから2周遅れぐらいです。

 サーボはベージュ色のFP-S1がオリジナルです。残念ながら1個しか動きません。これの受信機やサーボには厄介なトランジスタが使われているので修理が難しいです。茶色のサーボは2世代目に使われていたFP-S3です。コネクタピン配置も同じなのでそのまま使えました。こちらは1970年代に入ってからの製品ですが配線が5本もあります。どう見ても技術的には遅れています。

 なぜ売れたのか分かりませんが、この無線機は世界中に輸出されました。サーボはリニアホーンタイプが多かった気がします。(FP-S2?)
 双葉電子が生き残ったのは販売力だったのか?運が良かったのか?




 
送信機が奇麗なのはこのキャリングケースに入っていたから。ラジコン無線機は高価でしたので他メーカーの製品もこんな感じのキャリングケースがありました。(5月1日)



OS D4 (1967 Japan)



 ホルムズ海峡が封鎖されて1ヶ月ぐらい経ちました。政府は備蓄もあるし代替の入手先も確保したとか言ってますが大丈夫なんですかね?
 トランプはホラばかり吹いてます。プーチンには軽くあしらわれているし、メタニヤフにはうまく使われて何をやってるんだか?
 なんで支持率が30%もあるのか意味が分かりません。

 最近入手したOSの最初のデジタルプロポです。OSはリード式が良く売れていたみたいですし、アナログプロポも開発したのでデジタルプロポの製品化は少し遅れたように思います。当時の広告の写真を見ると受信機側のニッカド電池が8本もあるので電源の構成を調べたら、サーボのモノマルチとモーター駆動回路は別電源から供給する回路構成になっていました。全体的に見てまだ試行錯誤していた感じの回路で、直ぐに次のモデルが出たのもうなずけます。




 
D4が欲しかったのはこのサーボが欲しかったから。写真左からリード式用のS-202。真ん中がAP-1用電圧フィードバックサーボのSP-230。右がD4用のパルス幅フィードバックサーボのSP-250。同じケースとメカ機構を使って機能が異なるのは世界でもたぶんこれだけです。(4月23日)


DIGITRIO DUSH 4 (1966 USA)



 1960年代はラジコン無線機を自作する流行がありました。現代では考えられませんがラジコン技術誌にもけっこう製作記事がありました。米国でも同様で、ラジコン専門誌のRadio Control Modelerに1965年8月から連載されたのがDigitrioです。名前が示す通り3チャンネルのデジタルプロポなんですが、WORLD ENGINESがキットとして販売してたみたいで結構な数が作られたようです。以前はebayにもジャンクがよく出品されていましたが、素人が組み立てた物なのであまり状態の良い物は見掛けませんでした。1セットは入手したことがありますが、あまりにも出来が悪かったのでレストアする気にもならず廃棄してしまいました。

 元々は3チャンネルだったのですが、やっぱりフルハウスが欲しいってニーズがあったのか4チャンネルに拡張されたのがDUSH4です。本来のDigitrioは2チャンネル相当の回路で、エンコンはフレーム周期をスティックで可変にすることで送信してました。DUSH4はフレーム周期を固定して2チャンネル分のモノマルチを追加してあります。つまり当時の標準的な4チャンネルデジタルプロポの回路になっています。受信機のデコーダもSCSを使った標準的な回路になっています。

 DigitrioのサーボはControlaireのリニアホーンサーボが標準でしたが、後期には写真のようなOrbitの機構を使った物も販売されました。もちろん回路が異なりますので本家Orbitとは互換性はありません。




 
手元にある未組み立てのサーボキットです。組み立て説明書が無いな?と思っていましたが、RCM誌の1967年8月号に製作記事がありました。当時の人はこういったキットを買って組み立てたみたいです。




 
受信機は本来の3チャンネル用もあったのでサーボとセットでレストアしました。送信機は元々の3チャンネル版とDUSH4に機能が切り替えられるように改造してあります。サーボはWORLD ENGINESのS-3サーボ機構を使った物です。このサーボは珍しいですね。サーボコレクターとしてはこのサーボが動かしたかった。(4月7日)


NHK 第二ラジオが終了しました

 NHKの第二ラジオが3月29日で終了しました。30日現在では電波は出ているのでまだ停波では無いようです。中波放送は放送設備の老朽化も進んでおり時間の問題とは思っていましたが、とうとうその日が来てしまいました。第二ラジオが終わるということは中波放送電波の1/3ぐらいが無くなるってことです。

 中波放送が無くなってしまうとゲルマラジオが聞けなくなってしまいます。実生活には何の影響もありませんが、なんか寂しいですね。(3月30日)


ELCASET TAPE (1976 JAPAN)



 録音メディアとしてはワイヤーレコーダーから磁気テープレコーダーが発明されオープンリールレコーダーが発売されました。オープンリールは録音機能としては当時としては満足できるレベルでしたが、いかんせん取り扱いが面倒。そこでフィリップスがコンパクトカセットを発明しました。2種類のメディアの併用期間が続きましたが、コンパクトカセットは取り扱いが簡単だが音質が悪い。てことでSONYと松下電器、TEACが作ったのがエルカセットです。オープンリールの音質をカセットテープの手軽さで扱えると当時は結構話題になりました。私は中学生で電気屋さんの店頭で「でっかいカセットテープ!」と驚いた記憶があります。とても中学生が買えるような代物ではありませんでしたので、実際に使ったことはありません。テープくらいはサンプルで欲しいなとは思っていたのですがコレクターが多くてなかなか入手出来ませんでした。最近ヤフオクで見掛けて何とか1本入手しました。

写真は左がマイクロカセット。右がコンパクトカセットです。印象ではもっと大きかったように思っていたのですが子供の頃なんで大きく感じたんでしょう。TYPE-1ですので一番安いノーマルテープです。この他にTYPE-2のクロムとかあったみたいです。
 鳴り物入りで発売されましたがテープが高価だったためか?大きさが中途半端だったのか?あまり普及しませんでした。カセットテープの音質向上もあって消えてしまいました。

 最近Blu-Rayレコーダーがやばそうですがエルカセットの後を追ってしまうんでしょうか?(3月22日)


BONITRON SUPER SPORT (1967 USA)



 米国製のパルスプロポです。昔はebayで送信機は良く見かけました。最近、受信機やアクチュエータとセットで出品されていたのでまた魔が差して落札してしまいました。DUAL RANDのアクチュエータを使った普通のパルスプロポです。




 
この送信機はパルスのDutyやRateの可変範囲を細かく設定できる所が他に無い特徴です。Rateのレンジを変えるスライドスイッチの他に半固定抵抗が4個もあります。設定出来るって事は設定しなけりゃいけないってことで、結構面倒です。私はRANDの仕様に合わせてオシロで駆動波形を見ながら調整しましたが、アクチュエータの動きを見ながら調整するのはかなり難しいです。工場出荷時に調整はしてあるとは思いますが、米国ってユーザーに難しい事を要求する無線機が多いですね。(3月14日)


MICRO AVIONICS or ORBIT ? (1973 USA)



 MICRO AVIONICSがもう1セット出てきました。サーボやコネクタが小型化されていますので1970年代になってからの製品と思います。この頃になると製品として完成されているので面白くありません。




 
送信機の裏側に貼ってあるラベルです。ORBITって書いてありますね。MICRO AVIONICSが最後はどうなったのか良くは知りませんが、ORBITに吸収されてからの製品のようです。(2月19日)



MICRO AVIONICS 5CH (1966 USA)



 ラジコン無線機も大体レストアしたと思っていたのですが、なぜかMICRO AVIONICSの事を忘れていました。小学生の時に近所に模型屋さんが出来てそこで初めてUコンやラジコンがあるのを知りました。模型屋の親父さんが使っていたのは古いMICRO AVIONICSでした。ヤフオクが始まって懐かしさのあまり落札したのですがそれから20年以上も放置していました。今回気が向いたので全部レストアしました。

 送信機のエンコーダーは固定フレームレートでハーフショットマルチが使われています。受信機のデコーダはリングFF+ダイオードマトリクスですから回路的にはF&Mの後期型に近いです。サーボの外観、コネクタ配線はOrbitと同じですが、受信機のデコーダ出力はダイオードマトリクスの出力がそのまま出ておりプルアップしないと波形が出ないのでOrbitのサーボとは互換性がありません。サーボの制御パルスはニュートラルで1.5msと現代と同じです。

 聞いた話では創業者はスティックのシンバルの固定ネジがあるのが嫌いで、極初期の送信機はもっとシンバルが小さく固定ネジがありませんでした。しかし、その送信機のスティックは組み立てがとても難しかったので製造現場から文句が出てこの形に変更されたらしいです。
 極初期のスティックの送信機は一度回路基板の無いジャンクを見たことがあるだけです。個人的にはこっちの方が見た目のバランスが良いので好きです。


MICRO AVIONICS 6CH (1967 USA)



 
木目ビニールレザー張り送信機のMICRO AVIONICSとしては2代目の6チャンネルセットです。なぜか受信機やサーボがジャンク箱の中でバラバラになっていたのですが、今回回収してレストアしました。送信機の回路はグリーンアルマイトの初代とほぼ同じですが、受信機のデコーダにはSCSが使われています。不思議なのはサーボの制御パルスで、ニュートラルで2.2msぐらいです。最初は経時変化したのかな?と思ったのですが送信機の調整範囲も1.5msには下がりませんし、全てのサーボもこのぐらいです。初代は現代と同じ1.5msだったのになんでこのシリーズだけ違うのでしょうか?まあサーボのニュートラル制御パルス幅が違う?なんて驚いているのは世界中で私だけなんでしょうね。


MICRO AVIONICS BOATERS (1967 USA)



 
ボート用の2チャンネルです。受信機とサーボ、バッテリー等は一体の防水ケースに入っています。サーボホーンは3個ありますが、右の2個はサーボが連動しています。舵の駆動にトルクが要る大型船用です。入手してから放置していたので今回レストアしました。
 回路的には6チャンネルと同じでサーボのニュートラルの制御パルス幅は2.2msぐらいです。(2月10日)



船外蒸気機関船



 珍しい蒸気機関の船外機です。ずいぶん前にヤフオクで買ったのですが、出品者は戦前の物と説明してました。確かに戦前の子供の科学を見ると広告に似た物が出てました。

 エンジンは水平対向二気筒のオシレーチングエンジンです。船体とエンジンはオリジナルですが、ボイラーは凹んでいたので科学教材社が販売していたオシレーチングエンジンセットのボイラーに乗せ換えました。不釣り合いに大きなオイラーが付いていますが、誰かが追加した物のようです。廃棄するのも気が引けるのでそのまま搭載しておきました。

 エンジンはエアーでテストしましたが問題無く動きました。ボイラーでのテストはまだ行っていませんが、火力さえあれば多分大丈夫でしょう。まあ動いてもこれを走らせられる適当な池なんかは近くに無いので、当面は飾っておくしかありませんしね。(1月10日)


8トラックテーププレーヤー



 8トラックテープは子供の頃カーオーディオの主役でした。その頃の車でラジオ以外で音が出るのはこれだけだったと思います。それから初期のカラオケもこれ。私はさわった記憶がありません。

 昨年末にヤフオクでプレーヤーのメカ部分だけの未使用品が出品されてました。やめておけば良いのにまた魔が差して落札してしまいました。
 それから8トラックテープについて調べました。名前通りにテープには8個の音声トラックがあります。ステレオなので1曲で2個のトラックを使います。つまり4曲が同時に流れています。曲の切り替えは再生ヘッドを移動させて行います。テープはエンドレスでぐるぐる回っています。通常はテープを入れると再生するだけです。早送りも巻き戻しもありません。カラオケでは再生するだけでは使えないので、早送りと頭出し機能があるようです。

 アクリルでケースを作って使えるようにしました。ラインアンプとトラックインジケータ、トラックオートチェンジ回路を作りました。エンドレステープの最初と最後をつないである所に錫箔?のセンシングテープが貼ってあるので、それを検出すると次のトラックに再生ヘッドを移動させます。ついでにそこで停止させる機能も付けておきました。テープの継ぎ目は劣化している事が多いのでメインテナンスするのに必要です。この機能があるとカラオケにも使えます。

 プレーヤーは実用に耐える物ができたのですが、問題はテープ。製造から50年は経ってますので状態の良い物は少ないようです。エンドレステープなんて見たことが無かったので、ジャンクのカラオケテープを購入して分解して構造を調べました。なんでこの構造でうまく巻き取り続けられるのか良く分かりません。途中でたるんでくるダメテープもあります。
 まあプレーヤーはスケルトンでなかなか良く出来たのでお気に入りです。またレガシーデバイスが増えました。 (1月5日)



新年明けましておめでとうございます。(2026年)



 今年は平和で静かな元旦で始まりました。良い一年でありますように。

 昨年秋に一人暮らしをしていた母親を引き取りました。いつかは来ると思って用意はしていたのですが、実際になってみるととても大変でした。終わりが見えている環境でモチベーションを保つのは難しいですね。どうせもうすぐ死ぬんだしどうでも良いやと思ってしまいがちです。
 最後まで情熱を持って生きられる人はすごいです。まあ時間はあるし無理せずにぼちぼちやっていきます。(1月1日)


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RC




普段使っている物です。
('01 4/1更新)
結構優れ物もあります。
('00 9/27更新)
お楽しみください。失敗は成功
の母です?('01 1/27更新)

('02 9/6 更新)

('00 11/24更新)

('10 2/8更新)


段々怪しげなコレクションが増えてきました。
('00 11/15更新)

1920年代から2000年まで幅広い
ラインアップです。
('01 5/6更新)



昭和初期のラジオ部品など、
かなり珍しい物もあります。('04 3/29更新)
とにかく見てください。('02 12/2更新)



ラジコン無線機関係。('02 12/11更新)





心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば


東洋一の軍港だった呉


27世紀のエンジン

昔々のお話('00 8/19)

DVDプレーヤーよなぜ?('01 2/4)

爆発事故('01 2/13)

100円ラジオ('01 8/25)

研究所長ご挨拶('00 12/2)

何か御用の方は  まで。
(画像になってます。お手数ですが手で打ち込んで下さい。)