

子供の頃、テレビはまだ白黒で一部の放送は画面の隅に「カラー」と誇らしげに書いてありました。技術xの進歩はすばらしく、その頃は想像できなかった製品が身の周りにあふれています。しかし、時代はソフトが主役に躍り上がってハードは裏方になりつつあり、物作りを趣味としている種族は肩身の狭い思いをしています。この研究所は同じ思いを抱いている方がいることを願って、個人的技術興味の非系統的収集と開発結果を公開するために2000年4月設立しました。


Actuator for Galloping Ghost
夏の甲子園大会が始まりました。この暑いのに外で野球をやるなんて尋常ではありません。若い子は元気ですね。
パルスプロポのアクチュエータを整理したので、ギャロッピングゴーストのアクチュエータもまとめてみることにしました。

ギャロッピングゴーストのアクチュエータと言えばやはりAdamsのダブルコイルマグネットアクチュエータです。左端は極初期の物で、たぶん1950年代の製品です。Adamsアクチュエータは一つのコアに2系統の巻き線が巻いてあるのが特徴です。ダブルコイルならば電流を流すコイルを切り換えるだけで回転方向を変えられます。左から2、3番目がよく見るAdamsアチュエータの形状です。
私はAdamsアクチュエータと言えばACEのPulse Commanderのイメージが強いです。子供の頃、ラジコン技術の広告の片隅で見かけて、とても欲しかった記憶があります。Pulse
Commanderのアクチュエータには4種類あります。小さい方からBABY、BABY TWIN、STANDARD、STOMPERの名前が付いています。
写真のPulse CommanderはACEの創業25周年記念モデルです。1978年に創業25周年なので、創業は1953年みたいです。

マグネットアクチュエータはAdamsタイプだけではありません。左端はAdamsの物とは似ても似つきませんが1つのコアに2個のコイルが巻いてあるのでAdamsタイプと言えそうです。
左から2番目は2個のコイルが独立したダブルコイルアクチュエータです。その隣はSage Engineering製で、家にある物で一番大きいダブルコイルアクチュエータです。重量は97gもあります。右端はシングルコイルのマグネットアクチュエータです。シングルコイルだと駆動するには電源を2系統用意するかフルブリッジ構成の駆動回路が必要になります。重量は約16gなのでACEのBABYアクチュエータとほぼ同じです。

モーターで動かすアクチュエータです。形状は色々ですが、機能はラダーとエンジンコントロールで全て同じです。
後列左端は西ドイツのPROPOMATICです。なんで円筒形なんでしょうか?固定し辛い。その隣はELLIS製。Battery Switcherが入っているので単電源で駆動できます。その隣もELLIS製のESCAD
MOTER。
手前の2個はAIR GUIDE SYSTEMSのGO-ACアクチュエータ。左が初期型で、右が後期型。
この辺のアクチュエータは駆動周波数によってはあまりプルプルしないので、ギャロッピングゴーストと言えるのか微妙な物もあります。

その他のモーター駆動アクチュエータです。前列左端はValley ElectronicsのROBOT JR。モーターのラベルにはROBOT LINEって書いてあります。ラダーとエレベータ用です。これはかなり古いので、もしかしたら1950年代の製品かもしれません。隣はこれもValley
ElectronicsのPRO-TROL。ラダー用です。右端はGlass City ?のアクチュエータでエンコンサーボを動かすためのスイッチが付いています。
後列はTEMCO製のアクチュエータです。右端は型番が不明ですがBattery Switcherが付いているので単電源で駆動できます。中央はGG-1SR
?。フルブリッジの駆動回路が付いているので、単電源でリレーレス受信機で動かせます。左端はGG-1SRM。フルブリッジの駆動回路に加えてエンコンエスケープメントの駆動回路が付いています。駆動パルスが0.5秒以上停止するとエンコンエスケープメントを動かします。

パルスプロポのアクチュエータを送受信機なんか使ってテストするのは大変です。動作確認するための試験回路を作りました。と言ってもアマゾンからパルス発生器を買ってきてリレーを動かすようにしただけですが。駆動周波数とDuty比をデジタル的に設定できるので便利です。
動かしてみると分かりますが、現代の感覚ではパルスプロポのアクチュエータの動作はとてもいいかげんです。よくこんな物を使って飛行機を飛ばしていたものと思います。でもそのアバウトさが良いんですよね。(8月6日)
Actuator for Pulse Propotional
作家の東野圭吾さんが亡くなったそうです。私は推理小説は全く読まないので細かい事は知りませんが、私が最初に社会人になった時、作家に専業するために会社を辞めた人がいると聞いたのが東野圭吾さんでした。3歳年上ですね。私も何時まで遊んでいられることやら。
パルスプロポとかギャロッピングゴーストは日本ではなじみがありませんが、米国などでは結構使われました。じゃあ何だ?と言われると定義は曖昧です。私なりの定義はパルスプロポはパルスの周波数やDuty比の情報を電波に乗せて通信し、そのパルスで舵をアクチュエータで直接駆動する無線機と思っています。この直接駆動するって所が重要で、電圧に変換してサーボを駆動するとアナログプロポになります。
じゃあギャロッピングゴーストは何?と言われると、パルスプロポの中で舵がパタパタしている無線機と思っています。ほぼ同じ範疇ですが、パルスプロポの中には舵が殆どパタパタしないアクチュエータを持つ無線機があります。コレクションの整理をしていたらギャロッピングゴーストでは無いアクチュエータが出てきたのでまとめてみました。

BRAYTON B. PAUL って会社?のFLYBALL ACTUATORです。モーターと遠心調速機しかありません。モーターの回転数が上がると調速機部分が遠心力で広がります。中のシャフトが引っ張られてバネが圧縮されるので、力がつりあった所で止まります。モーターのパワーは駆動電圧のDuty比で決まるので、送信パルスでコントロール出来ます。1950年代の製品でしょうか?
分類的にはパルスプロポのアクチュエータですが、絶対にギャロッピングゴーストではありません。昔ラジコン技術に同様の物の自作記事がありました。製品になっているのがやっぱり米国です。

ORANGE BLOSSOM HOBBY SHOPのアクチュエータです。駆動パルスでモータが左右に回るのは通常のギャロッピングゴーストのアクチュエータと同じです。これは1段減速の軸にゴムで張力が掛けられていて、駆動パルスのDuty比で回転出来る数が変わります。ウオームギヤでホーンを動かしますので舵は殆どパタパタしません。

これぞ真打、Valley ElectronicsのROBOT SYNCHROアクチュエータです。とても説明しにくい構造です。モーターは2個あって互いに逆に回ります。駆動パルスに対してHighの時は片方のモーターに電力が供給され、Lowの時はもう一方のモーターに電力が供給されます。Duty比が50%の時には両方のモーターが同じ回転数で逆に回るのでホーンはニュートラルになります。Duty比が変わるとモーターの回転数が変わるのでホーンが動きます。これも1950年代の製品でしょうか?布巻電線が時代を感じさせます。

ここまではオープンループ制御でしたのでアクチュエータって書きましたが、ホーンの軸からフィードバックを掛けるサーボもありました。これはラジコンのページにも掲載してある英国FENNERS-PIKEのサーボです。モーターの駆動はギャロッピングゴーストのアクチュエータと同じです。ホーンの軸にレオスタットが入っていて、ホーンが回転するほどモーターと直列の抵抗値が増えてバランスする所で止まります。機械的にゴムやバネで制動を掛けるのでは無くて、電気的に制動を掛けます。

同じようなサーボはもちろん米国にもありました。Babcockの#895サーボです。構造的にはFENNERS-PIKEのサーボと同じです。

パルスプロポとしては番外編ですが面白いので掲載しておきます。英国RIPMAXのCONTROL BOXとSTEERING UNITです。コントロールボックスには押しボタンSWが2個あって、押している間ステアリングユニットのホーンが左右に動きます。リード式のトリマブルサーボの動作と同じです。リード式のサーボを動かすには2チャンネル必要ですが、これはパルスプロポの原理を使ってシングルで使えます。コントロールボックスの押しボタンを押していないときはパルスを出していて、Duty比が50%の時はステアリングユニットのモーターは回転しないのでその場で止まっています。コントロールボックスに下の方に真鍮製の調節ネジがありますが、これで動かないように調整します。
これはボート用に作られたみたいです。ニュートラルもありませんが任意の位置に舵を動かせるので、これでもProportional Controlと呼ばれました。1950年代の製品でしょうか?(7月28日)
Flight Link Control DUETTE (United Kingdom 196x)

特にサッカーに興味は無いのですが、最近はワールドカップで騒々しいです。昔は日本が出られただけでもすごいなって感じでしたが、最近はもしかしたら?のレベルになったみたいです。しかしやっぱりFIFAは腐ってますね。トランプに依頼されたらあっさりルールを変更するなんて。米国がぼろ負けしてすっとしました。
またFlightLinkを買ってしまいました。この2チャンネルはどこかでデジタルプロポって書いてあったので、どんな回路なのか調べたかったんですよね。
送信機の変調はPPMです。通信フィールドは2チャンネル分しか無くて同期信号フィールドはありません。その代わりスパイクOFFパルスの幅が異なっているのでこれで受信機側は同期を取るようです。EK
LogictrolのDIGI GHOSTと同じです。
受信機は通信フィールド長のパルスを検出します。これでパルス幅フィードバックサーボを動かせば変な通信仕様のデジタルプロポって事になりますが、さすがはFlight
Linkそうは問屋が卸しません。サーボは電圧フィードバックサーボです。
パルス幅から直流電圧に変換するには通常はモノマルチを起動して、Duty比に変換してから積分して直流電圧に変換します。これは矩形波パルスを鋸波に変換します。鋸波の波高値はパルス幅に比例しますから、ピークホールド回路でサンプリングすることで直流電圧に変換します。この回路は初めて見ました。これこそDigilogと称するべき無線機です。やっぱりFlight
Linkは良いな!(7月8日)
KRAFT KPT4 (1965 USA)

最近は生成AIで文章や資料の作成、プログラムのコーディング等は簡単に行えるらしいです。私は必要が無いので使ったことがありませんが、チマチマと工夫する楽しみが失われてしまったような気がします。YouTubeを見てもAIが作った綺麗な動画が沢山あります。これを人間がCGなんて使って作っていたら凄い労力が掛かるから無理だろうなとか思ってしまいます。汎用でも結構役に立つぐらいですから専用の目的で作られたAIはもはや人間の能力を遥かに超えているようです。そのうちに神のような全能の人工知能が出現するのかもしれません。
昔からこの世には神様が必要と思っていました。人類に自分たちの未来をコントロールする能力はありません。無能な人類を導いてくれる神様をどうすれば実現できるのか考えていましたが、やはり全能な人工知能でも作らないと無理でしょうね。神の如き全能の人工知能が出現して愚かな人類を導いて欲しいものです。ですが昔に見たドラマでは人工知能は人類を見限ってしまいましたが。
KRAFTの最初のデジタルプロポです。Vintagercfiles.comに受信機とサーボの回路図はあるのですが、なぜか送信機の回路図だけありませんでした。最近、送信機を入手できたので回路を調べました。
エンコーダは4CHのモノマルチがリング状につながったリングオシレータで出来ています。エンコンのパルスだけが幅が広くなっていてVintagercfiles.comの資料通りです。設計値はエンコンはニュートラル相当で4.7ms、その他はニュートラルで1.7msです。この通信仕様はDIGICONと同じです。KP4ってPullen
Propotionalの改良版では無くて、どう見てもDIGICONの改良版です。Radio Control Hall of Fameの資料を読んでいて分かりました。KRAFTがKP4の設計していた時のチーフエンジニアはDon
Mathes。Don MathesはDoug SprengとDIGICONを作った人です。つまりKRAFTのデジタルプロポはDIGICONの情報を元に設計されている訳です。初期のKRAFTやPCSはエンコン信号のパルスだけ広くなっており、受信機側に固定パルス幅のモノマルチがあってエンコン信号のパルスから差し引くことでエンコンサーボ用の信号を作っています。なんでこんな面倒な事をしたのか不思議でしたがやっと理由が分かりました。
DIGICONは会社としてはC&Sに吸収されましたが、その血統はKRAFTが引き継いだみたいです。この後もKRAFTのデジタルプロポは試行錯誤が続きました。それはDIGICON設計のしがらみがあったためと思います。写真の受信機はVintagercfiles.comにあった資料を元に作りました。現代のサーボを動かすためにサーボの制御パルス幅はニュートラルで1.5msに調整しました。

KRAFTがDIGICONの血統と分かりましたので、もう一度DIGICON送信機を調べました。前回ではPPMに改良前の変調回路の痕跡が見当たらないと書きましたが、ちゃんと残っていました。それも推定通りの回路でした。そこで変調信号入力に切り替えスイッチを付けてPPMとPWMに切り替えられるようにしました。

KP4の受信機デコーダーのタイミングチャートです。DIGICONのPPMでの変調信号は一番上の波形と同じです。PWMでの変調信号は上から3番目の波形となります。PPMの信号からフリップフロップで処理するとPWMの信号になります。つまりDIGICONの受信機もPPMに改良するにはフリップフロップ回路を追加するだけで良かった訳です。

試作した受信機の回路基板です。左の基板は受信回路。受信回路は新規に作るのは面倒なのでロジテックのジャンク受信機を分解して高周波基板のみ流用しました。
中央の基板はデコード回路。基本構成はKP4の回路を使って、入力のフリップフロップを削除してあります。
右の基板はKP4のサーボ制御パルスは負極性なのでインバータで正極性パルスにしています。最初はそれだけで動かしていたのですが、フレーム周期は10ms弱なのでサーボの制御パルスを1秒間に100回も送ってきます。サーボによっては消費電流が異常に増えて誤動作するのでパルス数を1/3に間引く回路を付けました。これで制御パルスは1秒間に33回程度になっています。
実際にPWMモードで動かしてみました。机上の動作では問題ありませんが、送信機を手に持って振り回すとサーボが揺らぎます。ニュートラルドリフトの問題が確認できました。
他にも色々分かりました。Doug Sprengが設計した初代DIGICONのサーボ回路はデジタルプロポのサーボの基本形になりました。このサーボ回路はサーボ内部のモノマルチが作るパルスと制御パルスの幅の比較にトランスが使われています。トランスなんて大きいし重いので出来れば使いたく無かった筈です。C&S
DIGICONのサーボ回路にはトランスは使われていません。この回路はKP4のサーボに引き継がれたみたいです。トランスを使ったサーボの回路は色々な無線機に流用されています。F&MのDigital5、EKのLogictrol7、BonnerのDigimite8のサーボにも使われています。C&SのDIGICON2はDIGICONの後継の筈なのにBonnerの部品を多用したためかサーボの回路はDigimite8と同様にトランスが使われています。先祖帰りですね。C&Sがデジタルプロポの開発にはあまり熱心では無かったのが伺えます。(7月3日)
OS 12 Channel (1966? Japan)

日本でリード式と言えばやっぱりこれかな?と思います。ラジコン技術の写真を見ると、一時期は猫も杓子もこの送信機が使われていたように思います。そのせいか最近でもこの送信機はヤフオクでちょくちょく見掛けます。私はこの世代では無いので当時の状況は全く知りません。
リード式の複合サーボは日本にしかありません。と云うより三共とOSのみです。三共製は市場投入が早かったので結構使われたみたいですがOS製は希少です。ラジコン技術の広告によれば1966年発売ですからどう考えても時代遅れです。複合サーボのS-802はエンコン、ラダー、エレベーター、エレベータートリムの4個が入っています。エレベータートリムは他のサーボと同様に機械的にミキシングして行います。最後を飾るだけあって完成度は高くコンパクトです。エルロンサーボはS-202。送受信機は12チャンネルですが10チャンネルしか使っていません。
説明書を見て初めて気が付いたのですが、このサーボにはエレベーターのオーバードライブ機能が付いています。エンコンスローでラダーとエレベーターアップを同時に操作するとエレベーターアップの舵角が増加します。Orbitをレストアしたときにエンコンハイでオーバードライブ動作するように配線したのですが間違っていたのかもしれません。それにしてもエンコンスローでラダーとエレベーターアップってどんなスタントに必要だったのでしょうか?(6月2日)
大和ミュージアムに行って来ました

大和ミュージアムがリニューアルしたので行って来ました。1/10サイズの模型は精度が向上したらしいですが、眺める分には変わりませんね。結構長いこと休館して改装したのですごく変わっているんじゃないかと期待したのですが、2階、3階の展示物が変わったぐらいでしょうか?
航空機のエンジンや工作機械が増えたような気がします。
残念だったのは長門の軍艦旗がぞんざいな扱いになっていました。石坂浩二さんが買い取って寄贈した旗です。以前は1階で広げた状態で展示されていて、その迫力に圧倒された記憶があります。今は3階の片隅に折りたたんで展示されていました。私としては大和ミュージアムの収蔵品でも最も価値がある物と思うんですが?。
砲身を加工した大型旋盤は別の所に展示してありました。クラウドファンディングで資金を集めて何とか残したのでしょうが、当時のイメージとは程遠い感じでした。愛知県の明治村には大きな建物があって古い機械が当時のままの感じで保管されていて感動しましたが、あんな感じには出来なかったんですかね。場所が無いか。

これが作れるんだから旋盤ももっと大きな建物に置いて欲しかった。広島大学に大和の装甲板の強度試験をした大型の強度試験機がありました。これも廃棄されることになって呉市に寄贈されたらしいですが行方が分かりません。やっぱり金が無いのは寂しいな。(5月30日)
Orbit 12 Channel (196x USA)

まだ5月ですよね?なんで30℃を超えてるんでしょうか?今年の夏も思いやられます。
とりあえずリビングのエアコンは掃除して動作確認しました。
リード式と言えば日本ではOSの送信機を思い浮かべますが、国際的にはやはりOrbitでしょうね。リード式のレストアは面倒なので最近は放置してましたが、ちょっと気が向いたので手を付けました。
Orbitでも最後期型の12チャンネルです。送受信機共に全てトランジスターで構成されており、送信機は6Vで動作します。Orbitのトランジスター送信機の回路は2種類あって初期型の電源電圧は10Vです。最初は同じだろうと思ってテストしたら出力トランジスタがアッチッチになって慌てました。壊れる前に気が付いたので大事には至りませんでした。
リード式は基本2チャンネルで1個のサーボを動かします。エンジン、エレベータ、ラダー、エルロン、エレベータトリム用で10チャンネルです。12チャンネルなので2チャンネル余りますが、使うならフラップか引き込み脚と思いますのであまり使用されていなかったと思います。(エルロントリムは三共の複合サーボに在ったかな?)
サーボは全てBonnerのTransmiteです。エンジン、エレベーター、エレベータートリム、ラダーサーボはR.G.A. Specialtiesって会社の集積ボードで配線してあります。エレベータートリムはエレベーターサーボと機械的にミキシングして行います。
各パーツはジャンクみたいな状態でしたが、色々調整したら安定して動作するようになりました。こうやって見ると構成部品が全て大きいので機体に積むのは大変だったろうなと思います。

サーボセットはもう一つ作りました。手前にあるのはエレベーターサーボにオーバードライブ機能があります。エンコンサーボにスイッチ機能が入っていて、エンコンがHIになるとエレベータアップの舵角が増加します。エレベーターキックアップと呼ばれた機能です。サーボの外観はBonnerのTransmiteですが、内部のプリント基板はR.G.A. Specialtiesの物が使われています。スタントをやるときに使うらしいですがどうやって使うのか分かりません。(5月19日)
ARCON 4 CHANNEL (196x Japan)

ゴールデンウイークも終わりですね。今日は振り替え休日らしいですが何の日の振り替えなんでしょうか?
サラリーマン時代は効率最優先の業務日程だったブラッキーな会社の系列だったので、国民の祝日とは無縁でした。まあゴールデンウイークも働いている人は沢山いるので仕方ないような気もしてましたが。最近はニートな生活なので祝日の認識どころか曜日も怪しい感じです。
プロポーショナル以前のマルチチャンネル無線機です。送信機はキースイッチを操作すると操作に合わせて異なった変調周波数で送信します。受信機には変調周波数の分別機能があってどのチャンネルを操作したのかを検出します。この周波数分別機能として通常はリードリレーを使ったのでリード式と呼ばれました。これはリードリレーを使わずに電子式のフィルターを使った無線機です。周波数分別能力としてはリードリレーより劣るので、米国や日本では4チャンネル以下の少ないチャンネル数の無線機しかありません。ドイツにはTelecontやGraupnerのVariophon、Variotoneなど多チャンネルの無線機がありました。日本ではたぶんこれしか無いのでは?と思います。
4チャンネルなので多分ボート用かな?と思いましたので、サーボは一度動かしてみたかったKNKのボート用サーボを使いました。ギヤ剥き出しの無骨なスタイルですが、この時代のボートには良く使われていました。トルクはありますがどう見てもゴミには弱そうです。なんでこれが好まれたんでしょうか?動かしてみるとギャーギャーやかましくて楽しいです。

受信機内部です。丸いのがフィルター用のコイルです。フィルターの検出周波数は4.3KHz、3.6KHz、2.9KHz、2.3KHzでした。リードリレーでは1KHz以下なのでかなり高いです。変調周波数が高いと受信機に広い受信帯域が必要になります。そのためなのか受信回路は超再生です。(5月6日)
双葉電子 FP-4 (1969 Japan)

またゴールデンウイークが来ました。残念ながら天気は悪そうです。まあ行きたい所も無いし母親の世話もしなければならないので、いつも通り引き籠りです。特に問題はありません。
今年はなぜか初期の国産デジタルプロポに縁があります。FP-4は双葉電子が初めて市販したデジタルプロポです。それまではシングルの無線機しか作っていません。今では最後まで生き残った最強のメーカーですが、1969年に初めてって事は他のメーカーから2周遅れぐらいです。
サーボはベージュ色のFP-S1がオリジナルです。残念ながら1個しか動きません。これの受信機やサーボには厄介なトランジスタが使われているので修理が難しいです。茶色のサーボは2世代目に使われていたFP-S3です。コネクタピン配置も同じなのでそのまま使えました。こちらは1970年代に入ってからの製品ですが配線が5本もあります。どう見ても技術的には遅れています。
なぜ売れたのか分かりませんが、この無線機は世界中に輸出されました。サーボはリニアホーンタイプが多かった気がします。(FP-S2?)
双葉電子が生き残ったのは販売力だったのか?運が良かったのか?

送信機が奇麗なのはこのキャリングケースに入っていたから。ラジコン無線機は高価でしたので他メーカーの製品もこんな感じのキャリングケースがありました。(5月1日)
OS D4 (1967 Japan)

ホルムズ海峡が封鎖されて1ヶ月ぐらい経ちました。政府は備蓄もあるし代替の入手先も確保したとか言ってますが大丈夫なんですかね?
トランプはホラばかり吹いてます。プーチンには軽くあしらわれているし、メタニヤフにはうまく使われて何をやってるんだか?
なんで支持率が30%もあるのか意味が分かりません。
最近入手したOSの最初のデジタルプロポです。OSはリード式が良く売れていたみたいですし、アナログプロポも開発したのでデジタルプロポの製品化は少し遅れたように思います。当時の広告の写真を見ると受信機側のニッカド電池が8本もあるので電源の構成を調べたら、サーボのモノマルチとモーター駆動回路は別電源から供給する回路構成になっていました。全体的に見てまだ試行錯誤していた感じの回路で、直ぐに次のモデルが出たのもうなずけます。

D4が欲しかったのはこのサーボが欲しかったから。写真左からリード式用のS-202。真ん中がAP-1用電圧フィードバックサーボのSP-230。右がD4用のパルス幅フィードバックサーボのSP-250。同じケースとメカ機構を使って機能が異なるのは世界でもたぶんこれだけです。(4月23日)
DIGITRIO DUSH 4 (1966 USA)

1960年代はラジコン無線機を自作する流行がありました。現代では考えられませんがラジコン技術誌にもけっこう製作記事がありました。米国でも同様で、ラジコン専門誌のRadio
Control Modelerに1965年8月から連載されたのがDigitrioです。名前が示す通り3チャンネルのデジタルプロポなんですが、WORLD
ENGINESがキットとして販売してたみたいで結構な数が作られたようです。以前はebayにもジャンクがよく出品されていましたが、素人が組み立てた物なのであまり状態の良い物は見掛けませんでした。1セットは入手したことがありますが、あまりにも出来が悪かったのでレストアする気にもならず廃棄してしまいました。
元々は3チャンネルだったのですが、やっぱりフルハウスが欲しいってニーズがあったのか4チャンネルに拡張されたのがDUSH4です。本来のDigitrioは2チャンネル相当の回路で、エンコンはフレーム周期をスティックで可変にすることで送信してました。DUSH4はフレーム周期を固定して2チャンネル分のモノマルチを追加してあります。つまり当時の標準的な4チャンネルデジタルプロポの回路になっています。受信機のデコーダもSCSを使った標準的な回路になっています。
DigitrioのサーボはControlaireのリニアホーンサーボが標準でしたが、後期には写真のようなOrbitの機構を使った物も販売されました。もちろん回路が異なりますので本家Orbitとは互換性はありません。

手元にある未組み立てのサーボキットです。組み立て説明書が無いな?と思っていましたが、RCM誌の1967年8月号に製作記事がありました。当時の人はこういったキットを買って組み立てたみたいです。

受信機は本来の3チャンネル用もあったのでサーボとセットでレストアしました。送信機は元々の3チャンネル版とDUSH4に機能が切り替えられるように改造してあります。サーボはWORLD ENGINESのS-3サーボ機構を使った物です。このサーボは珍しいですね。サーボコレクターとしてはこのサーボが動かしたかった。(4月7日)
NHK 第二ラジオが終了しました
NHKの第二ラジオが3月29日で終了しました。30日現在では電波は出ているのでまだ停波では無いようです。中波放送は放送設備の老朽化も進んでおり時間の問題とは思っていましたが、とうとうその日が来てしまいました。第二ラジオが終わるということは中波放送電波の1/3ぐらいが無くなるってことです。
中波放送が無くなってしまうとゲルマラジオが聞けなくなってしまいます。実生活には何の影響もありませんが、なんか寂しいですね。(3月30日)
ELCASET TAPE (1976 JAPAN)

録音メディアとしてはワイヤーレコーダーから磁気テープレコーダーが発明されオープンリールレコーダーが発売されました。オープンリールは録音機能としては当時としては満足できるレベルでしたが、いかんせん取り扱いが面倒。そこでフィリップスがコンパクトカセットを発明しました。2種類のメディアの併用期間が続きましたが、コンパクトカセットは取り扱いが簡単だが音質が悪い。てことでSONYと松下電器、TEACが作ったのがエルカセットです。オープンリールの音質をカセットテープの手軽さで扱えると当時は結構話題になりました。私は中学生で電気屋さんの店頭で「でっかいカセットテープ!」と驚いた記憶があります。とても中学生が買えるような代物ではありませんでしたので、実際に使ったことはありません。テープくらいはサンプルで欲しいなとは思っていたのですがコレクターが多くてなかなか入手出来ませんでした。最近ヤフオクで見掛けて何とか1本入手しました。
写真は左がマイクロカセット。右がコンパクトカセットです。印象ではもっと大きかったように思っていたのですが子供の頃なんで大きく感じたんでしょう。TYPE-1ですので一番安いノーマルテープです。この他にTYPE-2のクロムとかあったみたいです。
鳴り物入りで発売されましたがテープが高価だったためか?大きさが中途半端だったのか?あまり普及しませんでした。カセットテープの音質向上もあって消えてしまいました。
最近Blu-Rayレコーダーがやばそうですがエルカセットの後を追ってしまうんでしょうか?(3月22日)
BONITRON SUPER SPORT (1967 USA)

米国製のパルスプロポです。昔はebayで送信機は良く見かけました。最近、受信機やアクチュエータとセットで出品されていたのでまた魔が差して落札してしまいました。DUAL
RANDのアクチュエータを使った普通のパルスプロポです。

この送信機はパルスのDutyやRateの可変範囲を細かく設定できる所が他に無い特徴です。Rateのレンジを変えるスライドスイッチの他に半固定抵抗が4個もあります。設定出来るって事は設定しなけりゃいけないってことで、結構面倒です。私はRANDの仕様に合わせてオシロで駆動波形を見ながら調整しましたが、アクチュエータの動きを見ながら調整するのはかなり難しいです。工場出荷時に調整はしてあるとは思いますが、米国ってユーザーに難しい事を要求する無線機が多いですね。(3月14日)
MICRO AVIONICS or ORBIT ? (1973 USA)

MICRO AVIONICSがもう1セット出てきました。サーボやコネクタが小型化されていますので1970年代になってからの製品と思います。この頃になると製品として完成されているので面白くありません。

送信機の裏側に貼ってあるラベルです。ORBITって書いてありますね。MICRO AVIONICSが最後はどうなったのか良くは知りませんが、ORBITに吸収されてからの製品のようです。(2月19日)
MICRO AVIONICS 5CH (1966 USA)

ラジコン無線機も大体レストアしたと思っていたのですが、なぜかMICRO AVIONICSの事を忘れていました。小学生の時に近所に模型屋さんが出来てそこで初めてUコンやラジコンがあるのを知りました。模型屋の親父さんが使っていたのは古いMICRO
AVIONICSでした。ヤフオクが始まって懐かしさのあまり落札したのですがそれから20年以上も放置していました。今回気が向いたので全部レストアしました。
送信機のエンコーダーは固定フレームレートでハーフショットマルチが使われています。受信機のデコーダはリングFF+ダイオードマトリクスですから回路的にはF&Mの後期型に近いです。サーボの外観、コネクタ配線はOrbitと同じですが、受信機のデコーダ出力はダイオードマトリクスの出力がそのまま出ておりプルアップしないと波形が出ないのでOrbitのサーボとは互換性がありません。サーボの制御パルスはニュートラルで1.5msと現代と同じです。
聞いた話では創業者はスティックのシンバルの固定ネジがあるのが嫌いで、極初期の送信機はもっとシンバルが小さく固定ネジがありませんでした。しかし、その送信機のスティックは組み立てがとても難しかったので製造現場から文句が出てこの形に変更されたらしいです。
極初期のスティックの送信機は一度回路基板の無いジャンクを見たことがあるだけです。個人的にはこっちの方が見た目のバランスが良いので好きです。
MICRO AVIONICS 6CH (1967 USA)

木目ビニールレザー張り送信機のMICRO AVIONICSとしては2代目の6チャンネルセットです。なぜか受信機やサーボがジャンク箱の中でバラバラになっていたのですが、今回回収してレストアしました。送信機の回路はグリーンアルマイトの初代とほぼ同じですが、受信機のデコーダにはSCSが使われています。不思議なのはサーボの制御パルスで、ニュートラルで2.2msぐらいです。最初は経時変化したのかな?と思ったのですが送信機の調整範囲も1.5msには下がりませんし、全てのサーボもこのぐらいです。初代は現代と同じ1.5msだったのになんでこのシリーズだけ違うのでしょうか?まあサーボのニュートラル制御パルス幅が違う?なんて驚いているのは世界中で私だけなんでしょうね。
MICRO AVIONICS BOATERS (1967 USA)

ボート用の2チャンネルです。受信機とサーボ、バッテリー等は一体の防水ケースに入っています。サーボホーンは3個ありますが、右の2個はサーボが連動しています。舵の駆動にトルクが要る大型船用です。入手してから放置していたので今回レストアしました。
回路的には6チャンネルと同じでサーボのニュートラルの制御パルス幅は2.2msぐらいです。(2月10日)
船外蒸気機関船

珍しい蒸気機関の船外機です。ずいぶん前にヤフオクで買ったのですが、出品者は戦前の物と説明してました。確かに戦前の子供の科学を見ると広告に似た物が出てました。
エンジンは水平対向二気筒のオシレーチングエンジンです。船体とエンジンはオリジナルですが、ボイラーは凹んでいたので科学教材社が販売していたオシレーチングエンジンセットのボイラーに乗せ換えました。不釣り合いに大きなオイラーが付いていますが、誰かが追加した物のようです。廃棄するのも気が引けるのでそのまま搭載しておきました。
エンジンはエアーでテストしましたが問題無く動きました。ボイラーでのテストはまだ行っていませんが、火力さえあれば多分大丈夫でしょう。まあ動いてもこれを走らせられる適当な池なんかは近くに無いので、当面は飾っておくしかありませんしね。(1月10日)
8トラックテーププレーヤー

8トラックテープは子供の頃カーオーディオの主役でした。その頃の車でラジオ以外で音が出るのはこれだけだったと思います。それから初期のカラオケもこれ。私はさわった記憶がありません。
昨年末にヤフオクでプレーヤーのメカ部分だけの未使用品が出品されてました。やめておけば良いのにまた魔が差して落札してしまいました。
それから8トラックテープについて調べました。名前通りにテープには8個の音声トラックがあります。ステレオなので1曲で2個のトラックを使います。つまり4曲が同時に流れています。曲の切り替えは再生ヘッドを移動させて行います。テープはエンドレスでぐるぐる回っています。通常はテープを入れると再生するだけです。早送りも巻き戻しもありません。カラオケでは再生するだけでは使えないので、早送りと頭出し機能があるようです。
アクリルでケースを作って使えるようにしました。ラインアンプとトラックインジケータ、トラックオートチェンジ回路を作りました。エンドレステープの最初と最後をつないである所に錫箔?のセンシングテープが貼ってあるので、それを検出すると次のトラックに再生ヘッドを移動させます。ついでにそこで停止させる機能も付けておきました。テープの継ぎ目は劣化している事が多いのでメインテナンスするのに必要です。この機能があるとカラオケにも使えます。
プレーヤーは実用に耐える物ができたのですが、問題はテープ。製造から50年は経ってますので状態の良い物は少ないようです。エンドレステープなんて見たことが無かったので、ジャンクのカラオケテープを購入して分解して構造を調べました。なんでこの構造でうまく巻き取り続けられるのか良く分かりません。途中でたるんでくるダメテープもあります。
まあプレーヤーはスケルトンでなかなか良く出来たのでお気に入りです。またレガシーデバイスが増えました。 (1月5日)
新年明けましておめでとうございます。(2026年)
今年は平和で静かな元旦で始まりました。良い一年でありますように。
昨年秋に一人暮らしをしていた母親を引き取りました。いつかは来ると思って用意はしていたのですが、実際になってみるととても大変でした。終わりが見えている環境でモチベーションを保つのは難しいですね。どうせもうすぐ死ぬんだしどうでも良いやと思ってしまいがちです。
最後まで情熱を持って生きられる人はすごいです。まあ時間はあるし無理せずにぼちぼちやっていきます。(1月1日)
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RC


普段使っている物です。
('01 4/1更新) |
結構優れ物もあります。
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お楽しみください。失敗は成功
の母です?('01 1/27更新) |
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段々怪しげなコレクションが増えてきました。
('00 11/15更新)
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1920年代から2000年まで幅広い
ラインアップです。('01 5/6更新)
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昭和初期のラジオ部品など、
かなり珍しい物もあります。('04 3/29更新) |
とにかく見てください。('02 12/2更新) |

ラジコン無線機関係。('02 12/11更新)


心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば
東洋一の軍港だった呉

27世紀のエンジン
昔々のお話('00 8/19)
DVDプレーヤーよなぜ?('01 2/4)
爆発事故('01 2/13)
100円ラジオ('01 8/25)
研究所長ご挨拶('00 12/2)
何か御用の方は
まで。
(画像になってます。お手数ですが手で打ち込んで下さい。)