新年明けましておめでとうございます。(2023年)

 新型コロナはしつこいですね。でもこれまでみたいにみんな気にしなくはなって来たようです。今年はマスクも要らなくなりませんかね?

 会社も再就職させてもらって嘱託で気楽に生活していたのですが、今年で辞めることにしました。気力と体力の衰えは隠せないので、生活環境を変えるのは最後のチャンスのような気がします。
 新しい住処を探して引っ越したいのですが、良い所ありませんかね?大量のガラクタはどうしよう?(1月1日)


N.E.式壹號Cラジオ受信機 (Japan 192x)



 日本電気製の鉱石ラジオです。ちゃんとしたメーカー製の鉱石ラジオは珍しいので昨年末に衝動買いしてしまいました。

 Westinghouse Aeriola Jr.を日本電気がライセンス生産?したものらしいです。壹號AとBは日本電気オリジナルの型式証明ラジオと思います。Aeriola Jr.をベースにしていますが回路は若干異なっています。Aeriola Jr.には受信波長の切り替えスイッチはありませんがこれには切り替えスイッチがあって、短波長は200-300m、長波長は300-400mと切り替えます。極初期のラジオでは波長250-350mは受信禁止だったので、受信波長切り替えスイッチが必要でした。たぶんそのなごりと思います。




 Aeriola Jr.ともう一つ異なる点は鉱石検波器。写真でうまく撮れませんが右の鉱石は赤っぽいので閃亜鉛鉱と思います。対するもう一つの鉱石が不明ですが、鳥潟博士の発明した接合型鉱石検波器と思われます。残念ながら検波器としての機能は失われています。




 蓋の裏に貼ってある説明です。Aeriola Jr.を意識していますが回路図もありますし、日本電気のオリジナルです。

 残念ながら鉱石検波器が機能を失ってしますが、ゲルマニウムダイオードで代用したらちゃんとラジオとして聞けました。歴史遺産みたいなラジオなのでこのまま触らずに保管することにします。(1月7日)


Bonner Digimite8 (USA 1965)



 Bonnerって会社は不思議な会社で、それまではシングルのエスケープメントやリード式用のサーボしか作っていなかったのに いきなりデジタルプロポのセットを市販しました。ユニット化されたスティック機構やサーボは画期的で、自社のみならず各社に部品を供給しました。しかし、この後はDigimite4と4RS、6RSの3機種ですぐに力尽きました。不思議ですね??。
 Digimite8は元々電圧フィードバックサーボを想定して開発したようで、一応PPM変調ですがアナログ的な電圧として取り出せるような変な通信フォーマットになっています。ダグスプリングがパルス幅フィードバックのサーボを考案してDigiconを開発していた情報を知って、パルス幅フィードバックサーボが使えるように設計変更したみたいです。(DigiconのサーボはBonnerのDuramiteの部品使ってますし。)

 右の送信機はARMACO製のメーターが付いていていますから、もしかしたら最初の生産ロットかもしれません。送信機の底にシリアルNo.みたいなのが書いてありますが6410です。左の量産型?は6587。他には6536、6975って番号は見たことがあります。
 なんで全部最初は6で4桁しか無いの?シリアルNo.では無くてロットNo.なんですかね?

 Digimite8の回路は結構早く公開されたようで、日本の無線機にも影響を与えています。チミトロンのCD8はDigimite8を参考にして作られており、通信フォーマットが同じです。昔CD8のレストアに手古摺っていた時、CD8の送信機でDigimite8の受信機、サーボを動かしたことがあります。
 チミトロンも最初はアナログプロポを開発していたのですが、飛行機の着陸の衝撃でディスクリミネータのコイルが直ぐに断線すると困っていたらしいです。ある人がチミトロンの社長にデジタルプロポの原理を説明してあげたら、「こんな物はもう止めじゃ!」と言ってCD8の開発を始めたとか聞いたことがあります。(1月21日)


ロシアがウクライナの侵略を始めて1年経ちました

 この1年は戦争の悲惨さ、卑劣さを思い出させてくれました。経済制裁でロシアが音を上げるとか言われていましたが、これまでの所あまり影響は無さそうです。この戦争はどうすれば終わるんでしょうか?ウクライナが国土を割譲して休戦するなんて考えたくありません。ロシアが敗北して撤退することを望みますが、そうなるとしてもまだ多くの犠牲と時間が必要です。
 NATOや米国の直接介入は出来ないし、これまで通り軍備や経済的にウクライナを援助して自力でロシアを追い出してもらうしか方法が無いのか?
 
無力ですね。(2月24日)


RC manufacturing 800XL (USA 1972)



 特徴的なアンテナの送信機を持つラジコン無線機です。子供の頃ラジコン技術で見て「変な送信機」と思いましたが、現物を見る機会がある筈も無く今日に至りました。最近とある方が所有していることを知りまして、幸運にも譲って頂けるとのことで手元に来ました。送信周波数は53.2MHz。米国ではアマチュア無線の免許所有者向けに50MHz帯の送信機が市販されていました。

 アンテナはケースから上まで175mm。水平方向が145mmなので全長で約50cmしかありません。太さはΦ9.6mm。




 
アンテナの取付部分です。左側が給電側。コイルが付いていますが金属筐体内部なので短縮コイルでは無くて、インピーダンスマッチング用と思われます。

 コイルの隣に謎の部品が付いていますが、単なるPush Switchです。これを押すと高周波出力がシャーシと短絡します。そんなバカなと思って色々測定したんですが、やっぱり単なるスイッチ。目的がさっぱり分かりません。
 
 アンテナの右側はケースに固定してあるだけ。高周波的にアースされているのかな?と思って測定しましたが、やっぱり固定してあるだけ。
 形状的に極小ループアンテナなのかな?と期待したのですが、どうも違うみたいです。このアンテナはXLシリーズのみで、通常のロッドアンテナの製品もあるようです。
 このアンテナでちゃんと使えたんでしょうか?




 
サーボは入手出来ませんでしたが1970年代のクラフトとピン配置も含めて互換だったのでクラフトのサーボで動作テストしました。手持ちのクラフトのコレクションサーボも動作テストしました。電源は4線式にも対応出来るように配線しました。

左の白いのはKPS-9A。元々はGoldMedalシリーズ用のサーボですが、クラフトは機械機構はそのままで回路だけ改良して供給していました。元のKPS-9はホーンの回転角度検出にポリバリコンを使っていましたが、これは通常のポテンショメータを使っています。右の茶色のはKPS-11(A?)。800XLのサーボはこの機械機構を使った3線式のサーボでした。KPS-11はあまり調子が良くはありませんが、一応全部ジャージャー動きました。(2月25日)


Logitec 1(Japan 1967)



 また花粉が飛び始めました。最近は年のせいなのか症状が軽くなったような気がしますが、白内障の手術をしたばかりなのでちょっと気になります。

 東京電子科学機材から販売されていたシングルプロポのキットを組み立てた物です。ラジコン技術の1967年1,2月号に紹介記事があります。ヤフオクが始まった20年ぐらい前に送受信機とサーボが別々に出品されていたのですが、送受信機は他の人に持って行かれてサーボだけ我が家に来ました。それから送信機は入手出来たのですが受信機はもう駄目だろうなと思って、マイコンスーパーのジャンク受信機を改造してセットを作りました。

 サーボはパルス幅制御なんですが、送信機の変調はPPMではありません。この無線機の設計は北村潤平さんなんですかね?私の聞いた話ではシングルプロポなので最初はサーボの制御パルスで直接変調を掛けたらしいです。そうするとダグスプリングのデジコンと同様に不安定だったらしいです。その話を聞いたある人が 「送信機は2倍の周波数で変調を掛けて、受信機側で1/2に分周してサーボ制御パルスを作れば良いんじゃないの?」とアイデアを出して完成したのがこの無線機。PPMではありませんが同様な効果があるので実用レベルになりました。

 サーボの制御パルスは例えばニュートラルなら1.5msなので3ms周期で送られて来ます。毎秒333回も送られて来るのでサーボ回路のパルスストレッチャーの時定数は他のサーボの1/5しかありません。そのため下のLogitec 3のサーボと互換性はありません。サーボは2個共に三共の部品で作られています。エンコンサーボは三共そのままですが、三共は銀色か水色でこの赤いアルマイトはこれ専用と思います。エンコンは送信機の押しボタンを押すと無変調となるので、ラダーサーボ制御パルスが無くなるのを検出して順序送りします。

 東京電子科学機材は今でもロジテックって社名でパソコン周辺機器なんかを販売していると思いますが、社名となった商標が始まったのはこの無線機からです。


Logitec 3(Japan 1967)



 
東京電子科学機材から販売されていた3チャンネルデジタルプロポのキットを組み立てた物です。これも随分前にヤフオクで送信機と受信機、サーボが別々に出品されていて、送信機は他の方に持って行かれて受信機とサーボだけ手元に来ました。最近、その方とコンタクト出来て送信機を譲って戴けることになり、無事にセットとしてレストア出来ました。

 送信機の回路はF&MのDigital-5のコピーで、3チャンネル分に回路を削ってあるだけです。エンコーダーも通常のモノマルチの回路になっていて、部品点数がとても多いです。
 受信機は中間周波増幅回路にIFブロックが使われています。デコーダーはPNPとNPNトランジスタを組合わせてSCSの代用させている回路で、この回路は知ってはいましたが実物を見たのは初めての様な気がします。
 サーボは三共の部品で作られていて、回路はパルス幅比較にトランスを使ったダグスプリング考案のサーボ回路ほぼそのままです。
 初期の試行錯誤が詰まった、各種回路の寄せ集めで出来ている無線機です。

 しかし、このキットを作った人は凄いなと思います。サーボの回路も作っていますが、当時のハンダ鏝でよくこんな細かいハンダ付けが出来たものです。今のハンダ鏝でも大変です。(3月4日)


Simprop Digi4 (Germany 1966)



 もう桜が咲いたみたいです。早いですね。3月中には満開になるんでしょうか?

 SIMPROPが販売した最初のラジコン無線機です。SIMPROPって不思議な会社です。新規参入した会社が最初に製品作るなら従来品を調査して類似の製品から様子を見そうなものですが、いきなりこの変な送信機です。重量のバランスが良くて持ち易いですが、こんな変なデザインの送信機をいきなり良く作る気になったものです。スティック部品やサーボの部品も他社製品の流用では無くて全てオリジナルです。樹脂部品の型費もかなり掛かっている筈ですから、開発費は大変だったと思うんですが。

 もちろん回路も変わっていて送信機はAMのPWM変調。受信機は各チャンネルのDuty比を電圧変換して電圧フィードバックサーボを制御します。このタイプの無線機はGraupnerのTX14,RX14 しかありません。なんでこんな無線機をいきなり市販できたんでしょうか?ある人は 「SimpropってSimens Proportional じゃないの?」とか言ってましたが、ネットを探してもそんな話は何処にもありません。でも何処かの大企業の技術的なバックアップでもないと出来そうに無いような気がします。誰がアイデア出して設計したんですかね?

 Digi4はすでに1セット持ってはいたのですがサーボがぼろぼろでした。程度の良いサーボが欲しいなとずっと思っていたら最近1セット入手出来ました。今度はサーボの状態もかなり良好だったので満足できるレベルにレストア出来ました。
 しかし、エンコンのスティックの可動範囲が半分に制限されているのはなぜなんですかね?スティックのポテンショメータも他は250kΩなのに、エンコンだけわざわざ500kΩが使われています。2倍の抵抗値のポテンショメータをわざわざ使って可動範囲を半分にするなら、最初から他と同じポテンショメータ使えば何もしなくても良いと思うんですが?

 この後、同じ様な外観のDigi7+1を販売しますが、そちらはPPM変調とパルス幅フィードバックサーボを使った普通のデジタルプロポです。つまらないですね。(3月17日)


仕事辞めました

 
会社を定年退職後に再就職して嘱託で働いていたのですが3月末で辞めました。日本の法律では65歳から高齢者でそれまでは働けって事らしいので、少しだけ早期退職になります。
 まあ誰もがいつかは死ぬわけで、その準備をしなくてはなりません。生活環境を変えるにはかなりのエネルギーが必要です。その体力は残しておかないといけないのでもう潮時と思いました。
 これまでは土日しか休みが無いので遊ぶのも時間に追われて根を詰めていましたが、これからは毎日が日曜日なのでゆったりできます。「今日はここまでにしておくか!」って感じ。
 社会は大きく変化していますが昭和の人間なので付いていくのが大変ですし、タモリ倶楽部も終わったし、もう良いんじゃない?。(4月2日)


RC Products Simpulse 3 (USA 1966)



 RC PRODUCTSはTESTORSの前身の会社で、社名の通りラジコン無線機の部品を作っていました。ACEのカタログでは1966年はRC PRODUCTSで1968年にはTESTORSとなっていますので1967年に社名が変わったみたいです。製造していたのはパルスプロポの送信機と受信機やデコーダーなどのユニットのキット。完成品が有ったのかは分かりません。完成品としても各ユニットのみですから、組合わせて配線しなければなりません。普通の人が出来るとはとても思えないので、ごく一部のかなりの知識がある人向けに販売していたのでしょうか?

 パルスプロポで2スティックは珍しいです。(たぶんこれだけ?) ラダーはスティック操作で変調有無のDuty(マーク,スペース比)を変えます。エレベーターはスティック操作で変調有無の周期を制御します。この無線機では約7Hzでニュートラル。モーターのスイッチを押すと変調有無の周波数が6倍ぐらいに上がります。受信機側では変調Dutyでラダーアクチュエーターを、変調有無の周期をRate DetectorでDuty比に変換してエレベーターアクチュエーターを制御します。変調有無の周期が短周期となったらラダーとエレベーターアクチュエータ制御をカットしてエンコンサーボを動かします。

 受信機はケースに入れましたが後年のTESTORSのジャンク。Rate DetectorはACEから販売されていたKarlessonのDecorderキットを一部改造して使いました。アクチュエーターは以前からテストしてみたかったRANDのHR-1。Kalesson Decoderのモータードライバーには過負荷な気がしますが、まあ壊れたらトランジスタを替えれば良いやと無理して使っています。今の所大丈夫みたいです。エンコンサーボはRoyalですがMKの製品です。

 動作はまあ普通のパルスプロポです。エンコンは変調有無の短周期を検出したときにはエレベータのアクチュエータは振り切っていますので、制御をカットしても間に合いません。この辺はエンコンをフルマーク、スペースで制御する場合と同じです。RANDのLR-3みたいに機械的に制御した方が安全な気がします。




 今回使ったACEが販売していたKarlsson Decorderのキットです。ACEって不思議な会社でこんな個人が設計したようなユニットのキットを販売していました。こんなキットを買って組み立てて受信機と組合わせて使うにはかなりの知識が必要です。一般の人がおいそれと手を出せる代物ではないと思うのですが、良く商売として成立していたものです。




 RC PRODUCTSはラダーだけのSimpulse 1、ラダーとエンコンのSimpulse 2も販売していました。これは後年のTESTORSの時代の物ですが回路はほぼ同じです。TESTORSはトイラジの元祖みたいな製品を作っていましたが全てパルスプロポです。他のシステムには全く手を出していません。その後はプラスチック製のUコンとか作っていましたね。(4月9日)



ハロワに行きました

 
無職になったので求職者給付を申請するためハロワに行ってきました。(失業給付では無いみたい) 知りませんでしたが求職者給付って離職してから最長1年しかもらえないんですね。1年経ったら支給期間が残っていても終わりなんだそうです。ちょっと休んでから職探しを始めようと思っても、給付を受けたいなら半年ぐらいしか猶予はありません。
 それからあくまで仕事を探している人への援助ですから、働く気力と体力があって仕事を探す意志がある人しか支給されないそうです。病気で就業が難しい人は駄目。私は糖尿病で月1回通院していると説明したら、それはセーフとの事。心を病んで離職した人は無理でしょうね。
 まあ、たらたらしていないできりきり働けって事のようです。給付への道は厳しい!(4月19日)


World Engine Mule Mark 2 + Robot Servo (USA 196x)



 米国では珍しいシングルのセットです。米国のメーカーってなぜか送受信機は製造してもサーボは製造しませんので、セットで販売する例は殆どありません。(両方製造していたのCitizen-Shipぐらい?) メーカー名はControlaireとなっていますが、販売していた頃にはWorld Engineとなっていました。

 珍しいだけあって変な構成で、ラダーサーボは受信機と一体でリレーはありません。凝った物の割には受信機の回路は超再生。サーボのギヤは剥き出しで、最大のギヤの裏側に回転を制御するエンコーダのブラシが付いています。ゴミが入ったら動作不良になると思うのですがなぜ剥き出し?それなのに裏側の受信機回路には透明なカバーが付いています。
 エンコンサーボはラダーサーボの部品を流用していて、ラベルを貼り付ける位置から切り落としてあります。最初はユーザーが切り落としたのかと思いましたが、メーカーで切り落としたみたいです。ここで切り落とされると取付の耳が無くなるので使い難いと思うのですが?電源は単三電池3本。

 動かした感じはかなり良いです。エンコンは3点打ちですが、貧弱なMuleの押しボタンでもあまりストレス無しに操作できます。


World Engine Mule + Width Pulse (USA 196x)




 ラバの絵が印象的な送信機のパルスプロポです。なんでラバ?
 アダムスタイブのアクチュエータが載った受信機はSH115って型番が付いています。このアクチュエータはスタンダードタイプなので049-09エンジンの機体で使えるらしいです。動作は普通のパルスプロポです。(4月28日)


雇用保険受給資格Getしました

 
雇用保険の説明会に行きました。何もゴールデンウイークの中日にやらなくても、とは思いましたがお役所ですしね。説明会は小さめのホールで行われて100名ぐらいは居たように思います。年度末から失業した人は結構いるのでしょうか?やっぱり若い人が多かったです。私のような年寄りは少数派。

 最近は無職になったので物の値段が気になります。本屋で久しぶりにPANZER買ったのですが1900円。以前ならあまり気にしませんでしたが、高い!。
 PANZERって創刊は確か私が中学生の頃。最初に買ったのは3号だった筈。(まだ実家にあります。)
 何十年経っても厚さは変わらないし紙質も落ちない。コアな購入者がいるのか強いですね。駄目な雑誌は段々薄くなって紙質が落ちて行きます。ラジコン技術はやばそう。(5月2日)


AIRTROL DIGIPULSE R-1 (USA 1967)



 ゴールデンウイークももうすぐ終わりですね。ゴールデンウイークは何処に行っても人だらけでうんざりなので引き籠っています。(毎年の
事ですが。) 最近は毎日が日曜日なので、ゴールデンウイークが終わってから動き出そうと思っています。時間に余裕があるのはすばらしい。

 AIRTROLはトイラジみたいなパルスプロポのみを製造していた会社です。RC PRODUCTSと似ていますね。このしょぼい送信機が欲しくてずっと探していたのですが、最近運良く入手出来ました。入手出来たのは送信機のみだったので、受信機とアクチュエータのセットは自作しました。元製品もアクチュエータはTO3モータを使った物で雰囲気は出ていると思います。




 元製品の受信機はControlaireのSH100が使われていたようです。これはアルミケースに入っていますが、R-1にはケース無しで使われました。リレー付きでケース無しは使い難いですね。リレーは不要ですし小形に作りたかったので、今回はOtarionのO21のジャンクをレストアして使いました。Otarionは調整用の電球が付いています。これをパルスプロポに使うとパルスに合わせて電球が点滅するので、それが見たかったのも理由です。超再生なので問題はあるんですが机上で遊ぶなら十分です。アクチュエータはうまく出来たし実用するならスーパーの受信機を使いますが、使う訳無いし。(5月5日)


Controlaire Mule GG Conversion Kit (USA 196x)



 ゴールデンウイークは終わりましたが、まさかまた地震が来るとは。避けられないとしても少しずれてくれれば良いのに。被災された方はお気の毒です。

 色々やらなければならない事があるような気がしますが、時間はあるし面倒なのでまたラジコン無線機いじってしまいました。それにしても良く貯め込んだものと我ながら関心します。

 ControlaireのMule Mark 2は良く売れた無線機で、最近でもebayにちょこちょこ出品されます。そんな送信機をパルスプロポに改造するキットが販売されていました。これも結構売れてたみたいで、以前は改造された送信機が結構ebayに出品されていました。どんな物かいつか調べようと想って、出来の良さそうなのを1台購入してありました。

 レストアしてセットとして組み立てました。受信機はSH100、アクチュエータもControlaire純正です。SH100にはリレーがありますがアクチュエータのモーターを動かすためにACEのモータードライバのNND-1を使いました。(リレー接点が2回路あるか、電源を2系統にすればモータードライバは不要です。)
 AIRTROL R-1に本来使われていた受信機などと同じ回路です。




 送信機の内部です。パルサー回路はケースの裏蓋に付いています。若干は手直ししましたがうまく改造してあります。パルサー回路にも電源スイッチがあるので、これを切っておくと通常のシングル送信機として使えます。裏面の押しボタンスイッチを押すと無変調になり、正規の押しボタンスイッチを押すと常時変調が掛かるので、この2個の押しボタンでフルスペース、フルマークとなります。通常のアクチュエータでエンコンが操作できます。なかなか良く出来ています。(5月9日)


Eveready No.276 Battery



 9Vの乾電池です。日本では全く見かけませんが米国ではポピュラーな電池で、ラジコン無線機の送信機に良く使われていました。電池スナップも日本では全く使われていない大きなサイズの物なので、米国製の送信機を日本で動かすには電源の配線を手直しする必要がありました。




 これまでは右端のように単三電池6本の電池BOXに変換ケーブルを使って電源としていました。これで十分なのですが気が向いたので見た目が互換な電池を作ることにしました。内部の電池を捨てて単三電池6本の電池BOXを収納できるケースを作り組み込みました。これで当時の雰囲気で動かせます。暇ですね~。(5月16日)


またハロワに行きました

 
今日は初回の認定日なのでハロワに行ってきました。認定日は来所日時が厳しく決まっているので結構大変です。(来れないなら事前に連絡しないと給付は受けられないらしいです。) 今回は無事に認定されて求職者給付が受けられました。
 職業相談も受けてきましたが、私はジジイなので求職困難者らしいです。そりゃそうですが厳しいな!。(5月17日)


またまたハロワに行きました

 
今日は2回目の認定日なのでハロワに行ってきました。求職活動は認められて無事に求職者給付が受けられました。
 お仕事の方はなかなか見つかりませんので職業訓練の教育を申し込むことにしました。受講が認められれば8月から学校通いです。色々経験出来て楽しいですね。(6月14日)



OS DIGITRON DP-6 (Japan 1968)



 ヤフオクが始まった頃はOSのリード式や初期のデジタルプロポが人気で恐ろしく高価で売買されていました。私も「そんなに良いのかな?」と人気に釣られて購入してしまいました。OSのたぶん2代目のデジタルプロポです。送信機がDPT-S6、受信機はDPR-6、サーボがSP-252。OSではシングルスティックの送信機はこの後は製造されていません。

 送信機は最初6CHが動きませんでした。モノマルチが故障してるんだろうな?と調べていたのですが、良く見たら使われているダイオードが1個逆に付いていました。故障では無くて明らかな初期不良です。動作確認すれば直ぐに分かる不良なのになぜ流出したんでしょうか?購入した人も気が付かなかったのが不思議です。ダイオードを逆に付け直したら無事に動きました。

 受信機は特に問題無かったのですが、サーボは何とか動くのが1個のみ。サーボの修理は難しいんですよね。仕方ないのでプリント基板のパターンを読んでパターン図と回路図を起こしました。故障の原因は全てパルスストレチャー回路のコンデンサ不良。初期のデジタルプロポのサーボの故障原因は殆どこれです。コンデンサを交換すれば良いのですが当時のコンデンサは小形で、最近お店で売っている通常のサイズのコンデンサは全く入りません。今回は買い貯めておいたディップタンタルが使えたので何とかなりました。最近は表面実装部品ばかりで、リード線の付いたディスクリート部品は入手困難です。積層セラミックもディスクリート部品は結構大きいんですよね。




 AP-4送信機と並べてみました。DP-6送信機の方が一回り小さい感じです。DP-6のスティック機構の方が改良されているので調整が容易です。AP-4のスティックのポテンショメータはもう少し調整すべきなんですが、分解が面倒なので放置しています。(6月16日)


株主総会に行きました

 
以前働いていた会社では持株会に入っていましたが、辞めたので持株会も退会となりました。個人株主となったら株主総会の案内が来ました。株主総会なんて名前は聞いたことはありますが参加した事は無いので、「どんな事をしているんだろう?一生に一度ぐらいは行ってみるか。」と出かけました。

議案は取締役や監査役の選任可否。こんな所で拍手するのが意味があるんかいな?。株主からの質問もくだらないし、私もそうですが暇つぶしですね。
 毎年こんなことをやっていたんですね。まあ2度とは行かないでしょうね。

 話は変わりますが無職になったので収入がありません。給料をもらっていた時は住民税を源泉徴収されていましたが、給料がないので住民税は払わなくても良いのかな?と期待していたんですが、お役所はそんなに甘くないですね。しっかり請求がきました。高いなあ~、どうやって払おう。株価は上がっているので株でも売るか。(6月20日)


EK Logictrol 5 (USA 1966)



 時間があるので片付けていたらこれが出てきました。Logictrolは一時期ebayに沢山出品されていて価格も安かったので、「1台買っておくかな?」と落札したものです。EKのデジタルプロポとしては2世代目でしょうか?めちゃめちゃ使い込まれていて油だらけだったので、「うわ~汚いな!」と20年程放置してました。

 送信機の印刷ロゴは劣化していて奇麗に全部剥がれてしまいました。受信機ケースのアルマイトは最初からこんなグラデーションだったのでは?と感じるぐらい劣化しています。受信機なんて外に出さないのになんでこんなに劣化してるの?その割にサーボはかなり奇麗です。

 分解掃除したらまあまあ奇麗になりました。動作は問題無くサーボのニュートラル調整して終わり。受信機やサーボのプリント基板は防湿コーティングされており品質は良さそうで、売れていたのも良く分かります。(6月24日)


Pulse Propotional Radio (USA 196x)



 C&Sの部品で構成されたパルスプロポです。送信機はFalcon。パルサーはPulsi-Tran。受信機はOriole。アクチュエータはC&S製もあるのですが、ダブルコイルの小形での物でこれには似合わないので、西ドイツ製のPROPOMATICを使いました。

 通常のシングル送信機は押しボタンがトーン発振器の電源スイッチになっていて、押しボタンを押すとトーン発振が始まって電波に変調が掛かります。パルサーのPulsi-Tranにはリレーが入っていて、シングル送信機の押しボタンスイッチを外して代わりに取付ける事でパルスプロポの送信機に改造します。

 通常の送信機では問題無いのですが、Falconのトーン発振回路は電源投入後の発振立ち上がり時間が遅く(実測約40ms)、電源が切れる時も動作の切れが良くないのであまりパルスプロポに向きません。(CWのキークリックが酷い感じ)

 気に入らなかったのでちょっと改造しました。Falconは双三極管3A5の片ユニットでクリスタル発振を行い、もう片ユニットでRF信号とトーン信号をミックスして変調波を作っています。トーン発振回路の電源は常時給電して、トーン信号の供給をPulsi-TranのリレーでON,OFFするようにしました。こうするとトーン発振回路は常時動いているので発振の立ち上がりや切れの悪さは問題にならなくなります。変調波のパルス出力はとても奇麗になりました。

西ドイツ製のアクチュエータはパワーもあるし、あまりパタパタしないので快適です。ラダーホーンの右側に出ているパイプがエンコン用で、送信機の押しボタンを押すと出たり引っ込んだりします。

 久しぶりに触っていて楽しい無線機です。ボートに積んでみたくなりますね。(7月6日)


TELEREADER CWR-685E (Japan 198x)



 またヤフオクでガラクタを買ってしまいました。プロコのCW、RTTYエンコーダ&デコーダCWR-685Eです。

 普通ならこの系統のジャンクは買わないのですが、これはCRTのグリーンディスプレイが付いているので買ってしまいました。昔、欲しかったのですが高価で買えませんでした。(確か19万9千円だったような?)
 取り扱い説明書とサービスマニュアルは英文の物がネットにありました。写真はモールス練習サイトの信号を解読中です。最初は全く動かなかったのですが、取り扱い説明書を見るとCWの信号は800Hz。練習サイトは600Hzがデフォルトだったので設定を変更したら無事に動作しました。これは残念ながら英文のみ対応ですがCWR-685Aなら和文も解読できるらしいです。

 メーカーはプロコらしいですが何処にもメーカーの表記がありません。同じようなメーカーにタスコって会社があったと思うんですが関係は分かりません。ネットで検索しても全くと言っても良い程引っ掛かってきません。日本のアマチュア無線ってどうなってしまったんでしょうか?(7月9日)



Orbit Reed 4CH (USA 1960?)



 C&SのFalconをレストアしたときに真空管用の電池を用意しました。1回で捨てるのはもったいないので何か真空管の無線機が無いかな?と探したらこれが出てきました。
 4CHのリード式ですので2個のサーボが使えます。米国ではシングルのカテゴリーでもラダーとエンコンサーボしか無ければリード式が使えたらしいです。

送信機は真空管の3A5が2本でA電池が1.5VでB電池が135V。受信機は真空管とトランジスタの超再生のハイブリッド回路で、A電池が1.5V、B電池が30V。受信機のB電池はACE製のKRAFT POWER CONVERTER (ACEなのかKRAFTなのか?)でサーボ用の6Vから30Vを作っています。

 レストアは分解掃除した後、送信機は一番トーン周波数の低い回路がリード片の共振周波数まで下がらなかったのでコンデンサを追加しました。受信機は電解コンデンサを全部交換。リードリレーの接点調整とリレーの接点掃除を行いました。サーボはBonner Duramiteの未使用品が2個出てきたのでそのまま使いました。
 送信機の動作確認中に感電しました。電圧は140V程度で大したことは無いのですが、久しぶりだったのでかなり慌てました。真空管は注意しておかないと危ないですね。

 結構いじったので動作は安定していて、動かしていて楽しいです。サーボは両方共にセルフニュートラルで配線してあるので、ラダー、エレベーター仕様です。
 ちょっとラダー用のリレーの調子が悪いのが気にはなりますが。(7月17日)


学校に通い始めました

 
しかし、暑いですね。毎年7,8,9月は暑くてのびてますが、今年は特に厳しいような気がします。
 ハローワークで職業訓練の教育を申し込んだら選考に通りました。ITエンジニア入門科。
JRの定期券も買いました。学校なんて何十年ぶりだろ?(8月1日)



Kikusui Model 539 Oscilloscope(Japan 1966)



 菊水電子工業の古いオシロスコープです。この系統のオシロは水平同期をどのように取っているのかよく分からないので、周期的波形を確認するぐらいにしか使えません。現代では測定器としては使い道がありませんね。同期を取るトリガ設定が複雑になったアナログオシロはシンクロスコープと呼ばれていました。私が最初に使ったのはそのタイプ。

 少し前になりますが、菊水電子はこのオシロをモデルにしたBluetoothスピーカーを発売しました。(他には電源とバルボルモデルがありました。)
 音声の波形が見れるのでちょっと欲しかったのですが、気が付いた時には売り切れていました。そこでダイソーから700円Bluetoothスピーカーを買ってきて、スピーカー出力を表示してみました。何が出ているのかよく分かりませんが、音声信号が出ているのは分かります。(何か汚いと思ったけど、たぶんこれのアンプはD級ですね。)
 
これで良いか!(8月15日)



学校が終わりました

 
 職業訓練の教育が終わりました。ITエンジニア入門科って科目で、C言語とJava、SQLとVBAを勉強しました。
 C言語とJavaはサーティファイとか云う認証試験の2級に合格しました。SQLとVBAはさわりだけ。
 ちゃんとしたソフトの教育は初めてだったので、色々勉強になりました。前職が美容師の若い女の子とかが簡単にコーディングをこなすのはちょっと驚きでした。理解の仕方も人によって違うんですね。
 そういえば、若い頃に頭が固くて苦労したのを思い出しました。自分にはプログラミングは向いていませんし、面倒くさくて嫌いなのでまあ良いか。
 C言語とVBAの知識はこれからも遊びで使えそうです。オブジェクト指向は合わない。

 後は引っ越しをすれば今年の計画は完了です。年内には引っ越したいのですが、これが今年一番の大仕事かも。(10月28日)


東京に行きました



 月末に引っ越します。引っ越すと東京からはだいぶ遠くなるので、一度行っておくかな?と出かけました。
 そう言えば東京駅が修復されてからちゃんと見た事無いし、皇居って行ったこと無いな、とかで見に行きました。

 昔の東京駅は戦災で3階部分が焼失して2階建てになっていて、その頃の記憶しかありませんでした。奇麗になってますね。ただ丸の内入口の内部の柱は昔は乳白色の大理石だったような気がします。耐震補強のためなのか質感が変わっていました。東京駅ホテルには一度泊まってみたいのですが高いんですよね。

 皇居前の広場は広いですね。これなら何万人も集まれるのは納得。昔の修学旅行生が必ず背景として集合写真を撮っていた二重橋を撮影。

 もちろん秋葉原にも行きました。もはや電気街では無くてサブカルの街ですね。土曜日だったのでうんざりするほど人が居ました。
 ラジオ会館の電気系の店舗は若松通商だけ。とても肩身が狭そう。ラジオセンターは殆どの店舗が閉店してました。名古屋の大須の部品屋は全滅しましたが、秋葉原も同じ感じです。沢山あった小さい部品屋さんは殆ど無くなってました。
 今回はネットでは買えない流通在庫あさりが目的。昔ながらのバナナチップを買い入れ。DINコネクタは千石電商に在庫があったので3pinから6pinのプラグジャックを大量購入。高耐圧で小容量のフィルムコンデンサやタンタルコンデンサも探したのですが、めぼしい物はありませんでした。(11月12日)


引越しました



 愛知県から広島市内に引越しました。今度のマンションはベランダから海が見えます。快適になる筈なんですが、一週間経った今でもダンボール箱の中に埋もれていて全く片付く気がしません。

 広島市内なんであまり不便は無いような気もしますが、やはり愛知県とは違います。銀行に行こうかなと思ったんですが、メガバンクの支店が無い。三菱UFJ銀行と三井住友銀行の支店は広島県内にそれぞれ3店ずつしかありません。まあ普段は地方銀行を使うので必要ないですよね。でも以前に住んでいた所には徒歩圏内に両方の支店がありました。やっぱり田舎なのかな?静かで良いけど。(12月6日)



今年も終わりですね



 もう年末ですね。老後の体制を作ると云う今年の目標は全てクリアできました。
 念願の新居を手に入れたので、趣味専用の部屋を作りました。壁の一面は全て壁面収納としたら何とかラジコン無線機は全て収納できそうです。
 まだ適当に放り込んだ状態ですから、きちんと整理できるのは春かな?なんか片付けるのに疲れました。もう正月はこれで良いや。

 それでは皆さん良いお年を!(12月24日)