明けまして、おめでとうございます。 (2016年)


 昨年も色々と大変でしたが、無事に新年を迎えられました。
 私もそろそろ定年が近づいてきましたので、最近は何事にも安全運転を心掛けたいと思っています。
 天候も穏やかですし、良いお正月です。(1月1日)


ELMO 8mm EDITOR model SE DUAL (Japan 197x)
 



 2016年は年初から大変です。株価は暴落するし、サウジアラビアはイランと断交するし、北朝鮮は核実験するし。
 先が思いやられます。

 私は年明けに有給休暇を沢山取ったので、まだお休み中です。時間があるので8mmフィルムのエディターを修理しました。この手のエディターは使い道が無いのでヤフオクで安く手に入ります。これも中古ですが箱入りで600円?だかで落札しました。不思議なことに回転ミラーが固着して回らなかったので、分解して軸を磨いて回るようにしました。

 以前(2013年)手に入れたエロフィルムを見るアンGRAPHのフィルムを交換したくて8mmエロフィルムを集めたのですが、エディターがないと映像の確認ができません。アンGRAPHも中に入っているのはFUJICSのエディターですが、小さいので普通サイズ?のリールが取り付けられません。共通の課題はやはりランプ。6V10Wでは暗い上に、青色が殆ど出ません。LED光源に改造しないと。ランプの口金は昨年購入してあります。

 昔のエロフィルムを見ましたが、現代では特にどうって事は無い感じ。
 年初から何をやっているんだか?


FUJIFILM instax mini 70 (Japan 2015)



 フジフィルムのインスタントカメラです。最初に発売されたのは1998年の超ロングセラー商品です。昨年末に見かけて「まだ売ってるんだ!」と衝動買いしてしまいました。年末、年始に使いましたが、やっぱりスナップ写真?には良いですが、遠景は何だか良く分からない写真になります。MODEを変えてもあまり変わりません。

 最近は全てデジタルデータ化されていますので、こういったアナログ製品はかえって目新しく感じます。どうでも良い事ですが、上のエロ8mmフィルムもフジ写真フィルムです。(1月9日)


Single Radio Control Boat (Japan 196x)



 年明けからまた調子が悪いです。鬱っぽい感じで何もやりたくありません。抵抗しても無駄なので、ここ数週間は休みもゴロゴロしていました。今日は少し調子が回復してきた?ので、写真を撮りました。

 たぶん1968年頃のシングルラジコンボートです。古いラジコン模型が当時のままの姿で残っているのは貴重です。





 エンジンはENYA09。KNKのパワーアップマフラー?でスターターロープも残っています。典型的な初心者用ラジコンボートですね。
 無線機は双葉の5E-RCセット。シングルですが送信機FT-5Eはパルサーが内蔵されているので、ラダーはスティックで操作できます。受信機はF340R、ラダーサーボはFR-3G、エンコンサーボはFE-3B。エンジンの固着も無くかなり状態は良いのですが、残念ながらエンコンサーボが動きません。と云ってもエンコンサーボが壊れているのではなくて、ラダーサーボに内蔵されている単押し検出デコーダ回路の故障です。FR-3Gのエンコンデコーダは故障し易く、手元には他にも故障したのがあります。修理は分解して接着剤で固めてある回路の部品を交換しなければならないので、かなり面倒です。出来るだけ手を加えたくないので、とりあえずこのまま放置です。



Hinode Single Radio Control Boat (Japan 196x)



 ヒノデ製の硬質発泡スチロール製ボートです。名前を忘れてしまいました。上のボートよりは数年古いと思います。




 エスケープメント1個でモーターON,OFFとラダーを制御します。
順序式で、モーターOFFから
→送信機の押しボタンを押すとラダー左(モーターON)
→送信機の押しボタンを離すと直進
→送信機の押しボタンを押すとラダー右
→送信機の押しボタンを離すとモーターOFFを繰り返します。
 写真では送信機はT-123、受信機はR-250を使っていますが、ボートの方が数年古いと思います。





 順序式は次がどうなるのか忘れ易いので、ヒノデはこんなコントロールBOXを売っていました。時計回りに回すと、押しボタン操作に必要なSWのON,OFFをやってくれるので、直感的に操作できます。残念ながらこれがそのまま取り付けられる送信機はヒノデの一部の真空管式送信機だけなので、他の送信機に取り付けるには改造する必要があります。(2月7日)


Silicon Harvest FPR-203 (Japan 2016)



 
Silicon Harvestが発売した無電源ラジオ(ゲルマラジオ)の新型です。

 後ろにあるのは2014年末に入手した最初に発売されたFPR-201です。我が家は鉄筋コンクリート製で送信所からも遠いのに、窓際に置くだけでアンテナやアースも無しで聞けることに驚いたラジオです。この間にFPR-202もあるのですが、アンテナコイルの巻き線が内蔵されてスマートになったぐらいかな?(他にも改良された点はあるようですが。)と思って購入しませんでした。今回のFPR-203はスピーカが追加されたので購入してみました。

 アンテナコイルはFPR-201が28φx310mm、FPR-203は28φx250mmと小型化されています。スピーカは市販の食器?にセラミックスピーカを内蔵したようで、それほど高感度とは思いません。感度を比較しましたが、我が家の環境では残念ながらアンテナの大きいFPR-201の方が良さそうです。やっぱりアンテナが大きい方が良いか!と何となく安心しました。





 
内部です。たぶんこれをぱくって製品にする人もいないでしょうから、公開してもまあ問題無いと思います。FPR-201と同様にアンテナは1本のフェライトバーに2個のコイルを巻いた複同調回路で、検波は普通のシングルダイオードです。イヤホンとの間にはトランスが入っています。

 複同調にするのはアンテナコイルと検波回路の間に共振回路が入るので、アンテナコイルのQを上げる効果もあるのかな?と思います。トランスもイヤホンが検波回路に与える負荷を軽減し、全体としてアンテナコイルのQを上げる効果があるんではないでしょうか?
 トランスはセラミックイヤホンの静電容量と音声周波数で共振するように設計されているようです。そのため昔のロッシェル塩のクリスタルイヤホンは静電容量が小さいので共振周波数がずれるのか、音量は大幅に低下して高音のみになります。付属しているセラミックイヤホンは台湾製ですが、手持ちの日本製の方が大きな音で聞こえました。最近は台湾製しか売っていないので仕方ありませんが、外観は同じでも感度にはかなりばらつきがあるようで、別途入手した物は感度が悪くて使い物にならないのもありました。(直ぐ捨てました。)

 回路的には簡単ですが、外観では分からないノウハウが詰まっているようで色々と考えさせられます。もうゲルマラジオを試行錯誤するのはやめよう。(2月20日)


Stirling Cycle Engine Fan Model (USA)



 昔からエンジンと名が付く物は何でも好きです。特に内燃機関が好きですが、問題は手軽に遊び難い事。外燃機関は比較的お手軽に机上で遊べそうですが、蒸気機関はドレインでべたべたになるのが嫌。スターリングエンジンは手軽ですが、かっこ悪い。アルコールランプがむき出しなのは、「どうだ外燃機関だぞ!」とアピールしたいのか分かりませんが、私のセンスには合いません。そのため手元には無かったのですが、最近Youtubeでこれが回っているのを見ました。「おお、これかっこ良いじゃん!」と衝動買いしてしまいました。

 1910年代にあった本当の製品を模型にした物のようです。本体の下部にアルコールランプが入っていて、ネックの部分がエンジンになっています。燃料タンクのサイズはφ40x35mmで、取り扱い説明書には半分以上は入れるなと書いてあります。試しに1/3ぐらい(15ccぐらい?)入れて運転したら、30分は回っていました。

 扇風機としては殆ど役立たずですが、軸を触った感じではまあまあのトルクです。発電機を回すと1Wぐらいは取れそうな気がします。ピストンの潤滑はカーボンパウダーですので、普段のお手入れはたまにベアリングに油を差すだけで良いようです。お手軽で楽しいエンジンです。





 エンジン好きですので、時々模型エンジンを衝動買いしています。左はENYA15ディーゼルのⅠ型。Ⅱ型の方が改良されているのは分かりますが、ツインニードルに対応したキャブ部分が好きなのでやはりⅠ型です。

 真ん中はENYA19のⅠ型。BabyTyphoonでしたっけ?キャブ部分が貧弱で、後年のENYA用ニードルとはまったく違うニードルが付いています。実はもう1台持っているんですが、ニードルが後年の物と無理やり交換されていて、フロントハウジングの固定ネジと干渉していました。オリジナル?の物が欲しかったのですがやっと入手できました。(たぶんこれで良いと思うんですが?)

 右はSuper Atom .097。昔から欲しかったエンジンで、やっと入手出来ました。オリジナルは1939年製ですが、これはたぶん後年に作られたレプリカでは?あまりにも綺麗過ぎます。ピストンバルブのすごく凝った構造のエンジンで、ニードルバルブもありません。とても精巧に出来ています。こんな物は鑑賞用と思っていましたが、Youtubeにこのエンジンが回っている動画がありました。結構調子良く回っています。私は燃料タンクが汚れるのが嫌なのでたぶん回すことは無いと思います。でもやっぱりエンジンは良いですね。(3月19日



MIN-X ASTROMITE 3 (USA 1966)



 また大きな地震です。直下型の地震も恐ろしいですね。
 活断層なんて日本中にありますから逃げ場はありません、明日は我が身です。

 初期のデジタルプロポです。小さいシングルスティックの送信機が好きなので、また衝動買いしてしまいました。サーボが4個ありますがエルロンとラダーは並列につながっているだけで3CHです。ケース等の機構部品はKRAFTの初期型と同じですが、回路は異なるようで電源電圧が違います。(KRAFTの電源は±2.4V ニッカド4セル、これの電源は±3.6V ニッカド6セル)



MIN-X ASTROMITE 6 (USA 1966)



 MIN-Xの最初のデジタルプロポ(6CH)です。だいぶ前に入手したのですが放置してあったので、今回まとめてレストアしました。送信機の回路に若干の特徴がありますが、方式は通常のAMPPMのデジタルプロポです。(4月16日)


COFFIN BANK (Japan 197x?)



 ゴールデンウイークが来ました。また部屋にこもって無線機のレストアをやっているのですが、5月1日に名古屋骨董祭ってのがあったので出かけました。まあ普段は出かけても眺めるだけで何も買わないのですけど、今年は衝動買いをしてしまいました。

 棺桶貯金箱ですか?写真を撮るときにコインを乗せるのを忘れてしまいました。左下の円の部分にコインを乗せると骸骨の手が出てきて箱の中に取り込みます。昔は同様なプラモデルがあって子供の頃に作った記憶がありますが、これはブリキ製です。いつ頃の物かはまったく分かりませんが、たぶん1970年代では?と思います。



National Battery Lantern (Japan 195x?)



 もう一つ衝動買いをしてしまいました。ナショナルの乾電池式ランタンです。緑色のガラスの火屋がとても気に入りました。台座の中に単2電池が2本入っています。電池の液漏れによる腐食跡はありますが、機能にダメージはありませんでした。クロームメッキが適当に剥がれて錆びているのがいい感じです。いつ頃の物かは良く分かりませが左のハンドライトと同時代な感じなので、たぶん昭和30年代初めでは?

 照明としては眩しいだけであまり有効とは思いませんが、何かとても癒される明かりです。(5月2日



WALTRON MINI 2 (UK 197x?)



  ゴールデンウイークももう終わりです。また部屋に引きこもって無線機のレストアをやっていたのですがあまり進みませんでした。

 ラダー比例制御と順序式エンコンが出来るシングルプロポはほぼ日本独自の製品で、他には英国にしかありません。同じ島国で貧乏くさい所に共通点があるのでしょうか?
 最近これを入手しました。正確な発売時期は不明ですが、たぶん1968~1972年ぐらいと思います。送信機はとても小さく、シングルプロポでは最小と思われます。本体には似合わない太いアンテナが付いており太さはφ13もあります。こんなに太いロッドアンテナも見たことがありません。おそらく送信機本体が小さいので長いアンテナは使いたくなかった。けれども実際に使うときはある程度の長さが必要になるので段数で稼いだのだと思います。残念ながらスティックは失われていたので、クラフトの送信機から外して取り付けました。結構良い感じです。

 ラダー操作は通常のデジタルプロポと同じで、スティックでパルス幅を制御します。送信機上部の赤い押しボタンがエンコン用です。押さないときはパルスを送る周期は18ms程度ですが、押したときは37msになります。(実測値)
 エンコンサーボTYPE 3P.MR.10はパルス周期が一定時間を越えるとエンコン操作を検出して、HI→MID→LO→HIと順送りします。押しっ放しだとホーンがぐるぐる回ります。エンコン操作中もパルスは周期が変わるだけで送り続けられていますので、ラダーは操作可能です。Simprop Super1と方式は同じですが、あっちは押しボタンを押している間エンコンがLOになるだけで順序動作ではありません。パルス周期を検出してその変化をトリガーとして順序送りするエンコンサーボはこれ以外に見たことがありません。

 こんなサーボもあったのか!サーボコレクターとしては至福の一品です。だからシングルプロポは好きです。


MacGregor Digimac 1+1 (UK 197x?)



 こっちは随分前に入手していたのですが、何で汚れたのか真っ黒けだったので放置していました。今回WALTRONとまとめてレストアしました。分解掃除したら思った以上に綺麗になりました。スティックの下の押しボタンがエンコン用で、押すとパルスが止まって無変調となります。受信機はパルスが止まったのを検出するとエンコンサーボを順送りします。エンコンサーボのホーンが双葉やヒノデのシングルサーボとそっくりです。方式としてはMKのシングルプロポと同じですが、押しボタンを押した一瞬のみパルスを止めるので、押し続けてもホーンがぐるぐる回ることはありません。この点はMKより優れています。まあこれは無くても実用上はそれほど問題ではありませんが。

 英国製のシングルプロポは今の所3種類見つけましたが、全て方式が異なります。良いですね~!(5月6日)


Hinode New Dipro4 (Japan 1972?)



 ゴールデンウイークからずうっと更新していなかったのは色々と手を出していた為ですが、まったく片が付きそうにないので手近にあった物を掲載してみました。

 ヒノデの初期のデジタルプロポです。特に特徴はありませんが、綺麗な空色のアルマイトが印象的です。子供の頃、とても綺麗な飛行機を作る人がいて、その人がこれと同じ物を使っていました。機体は確かヒノデのイントルーダーだった気がします。


Mobile barometer (Japan 1935)



 戦前の携帯気圧計です。裏面に柳製作所 昭和10年10月の刻印があります。とてもかわいく綺麗なので衝動買いをしてしまいました。80年も前の物ですが、ここ1ヶ月ほど見ていると台風が近づくとちゃんと指示が下がるので動作している様です。表示がmHgで最近のhpではないので、あんまりピンと来ないのが難点です。外周の目盛りは高度計です。地上で気圧の指示位置に0mをあわせると1400mまで高度が分かります。


Hakucho Record Player (Japan 197x?)



 これも最近衝動買いしました。見たことの無い小型のレコードプレーヤーです。隣に置いた006P電池でどんなに小さいかが分かると思います。Hakuchoなんて聞いたことがないメーカーですが日本製です。




 レコードは7inchのEPしか乗りません。ターンテーブルも小さいので、ソノシートのようなフニャフニャのレコードは無理です。




 電池は単2が2本と006Pです。驚いたことにどこにもアンプらしいものがありません。

 ターンテーブルのモーターは単2電池2本の3Vで動いています。ターンテーブルはモーターの軸で直接駆動しています。(リムドライブ?) 回転数は33rpmと45rpmが切り替えられますが、スピード調整はモーターと直列に入る抵抗で切り換えています。もちろん速度が安定しませんので、直列に入っている33Ωのレオスタットで速度調整を行います。

 音声の方は006P電池の9Vで動いています。ピップアップとスピーカと音量調節用のレオスタットが直列につながっていて、電池から電力が供給されます。ピックアップは音声により抵抗が変化する?ようで、それでスピーカに流れる電流を変動させて音を出すようです。通常の電磁タイプや圧電素子のピックアップでは無さそうです。考えられるのはカーボンマイクのような構造ですが、そんな方式のピックアップなんて聞いたことがありません。ピックアップからスピーカへは配線が2本あるのでPushPullみたいな動作をしているようです。気が向いたらもう少し詳細に調べてみることにします。

 とりあえずレコードは聴けますが、あまり聞いていたいとは思いません。音量は殆ど調整できません。回転数はどうにでもなりますので、「こんな感じかな?」で調整します。

 どういった目的で作られたのかまったく分かりませんが、たぶん景品として配るとか?に使うために作られた物ではないでしょうか?
 また変な物コレクションが増えました。(9月3日)


OS JUNIORTROLL (Japan 195x?)



 昭和30年に増田屋が無線操縦のバスのおもちゃを発売して世界が驚きました。当時のトランジスタはとても高価で、とても子供のおもちゃなどには使えません。増田屋は火花放電の送信機とコヒーラを使った受信機といったマルコーニの時代の技術でこれを実現しました。とは言ってもコヒーラは不安定なので、この方式の無線機が単独で市販されたのは後年の日東科学教材のパルコンだけだと思っていました。

 最近、ヤフオクでこれを見かけました。まさかと思いましたが、なんとOS製の火花送信機とコヒーラを使った受信機のセットです。OSがこんなのを市販していたなんて初めて知りました。一応未使用品ですが雨に濡れていたらしく、箱は腐っていて原型を留めていませんでした。普通のコレクターのような箱マニアでは無いのですが、新発見なので箱を作り直して発売当時の姿を再現しました。結構良い感じです。




 受信機と送信機です。
 受信機はちょうどコヒーラの部分が雨に濡れていたようで腐食しています。まだテストしてませんが、コヒーラは作り直さないと駄目でしょう。ネットで探したら今でも?コヒーラを作っている会社があるようです。手に入るんでしょうか?
 この受信機で動力モータのON、OFFと舵の左、右、直進を操作出来るようです。
 送信機は蓋が閉まった状態だったので、外側は腐食していましたが内部は比較的綺麗でした。





 送信機の内部です。単一電池2本で動きます。右側の黒いのがブザー発振器で、その右側のカバーの中にスパークポイントが入っています。説明書によると操縦可能な距離は7~12mだそうです。(10月24日)


HEGI U-25 (W.Germany 1965)



 また今年も終わってしまいます。年々時間が経つのが早くなるような?
 最近は10年前の出来事でも、ついこの間のような気がします。

 ドイツはさすがU-BOOTの国、1965年にはラジコン潜水艦のキットが販売されていました。全長約1m、約1/70のサイズです。U-25と言ってますが、実際のU-25とは似ても似つかない外観です。オリジナルでは艦首が余りにも不細工だったので少し改造しました。キットと言っても、船体の下部は一本の木を削って、無線機や動力を組み込む部分がくり抜かれているだけで、昔のソリッドモデルキットって感じ。上部はプラスチック製ですが、「どこがU-25なの?」と言った形状で、初期の適当な外観のプラモデルのようです。

 夏に入手してレストアしていたのですが、半年経っても完成しませんでした。
 大きいし、殆どゴミみたいな状態でしたので大変です。ゼロから作った方が余程楽です。




 無線機搭載とリンケージ、動力の搭載までは何とか目途が付きました。無線機はMetzのMecatron 3CHで、送信機が192/1、受信機が192/2、ラダーサーボが195/3、モータコンに184/11が付いていました。キット推奨のオリジナルです。動力のモータも当時のオリジナルです。(Graupner製?) ノイズキラーのコイルが絹巻き線なのが渋すぎます。

 縦舵(ラダー)は195/3で良いとして、残り1CHで動力モータと横舵(潜舵)を制御するには184/11ではどうにもなりません。そのためにモータコンサーボは自作しました。1CHですので順序式で停止→微速→中速→高速→(横舵トリマブル動作)→中速→逆進中速→停止を繰り返します。高速前進中に横舵を操作して無理やり潜る方式です。

 船体の大きさの割にメカ室は狭くて搭載は大変でした。一応動力や各サーボが干渉せずに動く所までは確認しましたが、まだかなり調整が必要です。だんだん面倒になってきたので途中で投げないように注意しないと。

 これ以上続けると年が越せなくなるので、ここまでで今年は終わりです。
 それでは皆さん良いお年を!(12月28日