新年明けましておめでとうございます



 2014年です。初日の出を綺麗に写真撮るには何かフィルター要るよね?

 人類はまだ外惑星系に到達していませんし、車も空中を飛んでいません。あんまり変わっていないような?
 昨年末はまた色々ありましたが、安部首相も信念を持ってやっているなら最後までやりきって欲しいですね。
 世界中が形をを変えて20世紀初頭に逆戻りしているような気がします。(1月1日)



瀬戸内マリンビュー



 JR呉駅で変な列車を見ました。電車って書こうと思ったらディーゼル車のようです。
 丸い窓は昔、岐阜市内を走ってした古い路面電車みたいです。相当古い車両なんでしょうか?
もう休みも終わりです。そろそろ会社に行かないと。(1月5日)



スカーレットバギー (Japan 1975)



 松の内も終わったのに 「新年あけましておめでとう」 を放置するのもおかしいので写真撮ってみました。

 昔、CBぶんけんって会社がありまして、COXのエンジンを使った小型の車の模型などを作ってました。これはCOXPEEWEE02で走る小型のラジコンバギーです。私が組み立てた物ではありませんが、無線機も乗っていませんし、一度も燃料を入れていない新古品です。中古ならば一度走らせてみようかな?とも思いますが、未使用なんでもったいなくて触れません。と言っても最近のグロー燃料は小さくても2L缶なんで、買っても殆ど使わずに廃棄しなければならなくなるのは目に見えてますから、中古でも実際に走らせるには壁が高いですけど。FLIGHT MAXの1L缶が懐かしい。



REFTEC 459 FM (UK 197X?)



 RIPMAXブランドのデジタルプロポです。ラジコンにUHF帯の電波を使う物のは1950年代末の米国にありましたが、直ぐになくなりました。英国では27MHz帯の他に459MHz帯が使えた時期があったようです。取扱説明書によると39Bandもあります。ドイツなんかは35MHzと72MHz?だった筈なので、英国だけしか使えない製品だと思います。販売された年代がよく分かりませんが、使われているサーボはフタバ製(FD26M)で、1970年代中頃の製品で使われていたコネクタなので、この無線機は1970年代末の製品ではないでしょうか?サーボが付いて無かったので、写真のサーボは古いKO製にフタバのコネクタを付けて動作確認に使った物です。


Becker s800 (Germany 199X?)



 今でもあるドイツのメーカの無線機です。メルセデスに付いているラジオや、航空機の無線機を作っている会社のBeckerとは違う会社のようで?、Becker-fmが正式名称のようです。(ホームページがあります。) 販売年代はまったく分かりませんが、たぶん1990年代になってからの製品と思います。

 今だにドイツに敵わないと思うのは工業デザインで、ラジコン無線機を作ってもドイツ人が作るとこうなるって見本のような製品です。片持ち式のリニアホーンを持ったサーボで実用性はともかくこんなにスマートなのは見たことがありません。送信機のトリムも円盤がころころ回りながら動くもので、使い易いと云うより「面白い!」って感じです。




 小型のシングルスティック送信機が好きなのでもう1台これを入手しました。これは1996年頃の製品のようです。サーボと受信機バッテリーハーネスは付いて無かったのでs800セットから流用して写真撮りました。かっこいい!!(1月19日


SONY KV-4SV1 (Japan 1988)



 SONYのテレビと言えばトリニトロンですが、じつは変わったCRTも作っていました。
 これはインデックストロン管って変わったCRTを用いた4インチのカラーテレビです。一部のテレビコレクターや技術マニアには有名らしいです。

 残念ながら現存している物は電解コンデンサの液漏れでほぼ100%故障しています。これもデッドストックぽい物を入手したのですが電解コンデンサの液漏れがひどく、交換しても動作させられませんでした。それから回路図を探し、部品取り用のジャンクを2台入手し、約1年半も掛かってやっと画像が出るようになりました。写真がうまく撮れませんが、現物はもっと綺麗に見えます。回路図は海外のサービスマニュアルを売っているサイトからKV-4SV2の物が入手できます。KV-4SV1との違いはリモコン有無ぐらいです




 
インデックストロン管には電子銃が1個しかありません。シャドーマスクも無いので、水平走査するとRGB全ての蛍光体に電子ビームが当たってしまいますから、電子銃に印加する映像信号を切り替えます。そのためには水平走査で今、どの蛍光体に電子ビームが当たっているか正確に検出する必要があります。インデックストロン管にはRGB蛍光体とは別にインデックス蛍光体が付いており、この蛍光体のインデックス光をフォトディテクタで検出して、映像信号の切り替えを制御します。電子銃が1個で済むのと、シャドーマスクが無いので表示が明るく出来るのが特徴らしいです。元々は米国フィルコのアイデアらしいです。1970年代末?ぐらいから日本の各社で研究、開発されましたが、製品となったのは僅かです。

 今回なんとか画像は出るようにはなったのですが、フォトディテクタのインデックス信号に映像信号切り替えをロックさせるのに結構時間が掛かるようで、電源を入れると最初は全面白ラスター表示が出てから、数秒経ってから画像がでます。本来の動作はもっと速いと思うのですが、まあ画像は出ているから良いやと調整は諦めました。(インデックス信号処理回路はシールドケースに入っている上、とてもさわり難い所にあります。)




 KV-4SV1のインデックストロン管です。電子銃が1個しか無いので白黒テレビのCRTようにネックが細く、コネクタのピン数も少ないです。インデックス光を検出するため後ろの右半分にはメタルバックがありません。
 隣にあるのがフォトディテクタで、オレンジ色の導光板の上にフォトダイオードとアンプが乗っているプリント基板があります。



National Color Solo (Japan 1983)



 おそらく3個の電子銃を持ったCRTを使った、世界で一番小さいカラーテレビです。(海外のサイトにそう書いてありました。)
 型番はTR-101CT。これと類似サイズの白黒テレビはかなり沢山作られましたが、カラーはこれ1機種と思います。
 CRTは約1.5インチ。本体も驚くほど小さいことは横に並べた006P電池と比べれば分かります。画面が小さいので左下にある拡大レンズが用意されていました。電源はバッテリーでも動く筈ですが、電池フォルダ?がありませんので、12VのACアダプタで動かしています。これはKV-4SV1とは違って何もしていませんが、今でも十分綺麗に見れます。やっぱりナショナルブランドはエエナ〜。





  レンズを付けて表示の写真を撮りましたが綺麗に撮れません。やっぱり安物のデジカメでフルオートじゃ無理か。テレビの表示ってどうすれば綺麗に撮れるんでしょうか?実物はもっと綺麗に見えます。(2月15日)


SANYO U4SR (Japan 1982?)




 また花粉が飛び始めました。憂鬱な季節です。
 ロシアはウクライナから武力でクリミア半島を奪おうとしてますが、ナチスがチェコのズデーデン地方に進駐したのも同じような理屈で正当化していたような気がします。過去の経緯は違いますがやってることは同じで、「やっぱり人類は進化できないんだな」と暗い気分になります。

 SONYのインデックストロン管のテレビが動くようになったので、余勢を駆って放置してあったラジカセをレストアしました。
 SANYOの一世を風靡した「おしゃれなテレコ」シリーズの1台です。私が大学生の頃は各メーカーが競ってラジカセを販売してました。こんな赤いおしゃれなテレコが欲しかったんですが貧乏学生なんで買えませんでした。

 もちろん中古ですが外観は結構綺麗です。カセット部分はベルトが切れていて不動でしたが、最近はバンコードがあるので、平ベルト以外ならベルト交換には困らなくなりました。残念ながらオートリバースモードは不動です。一生懸命入ろうとはしますが、切り替わりません。ピンセットでつついてリバースモードにするとちゃんと再生しますので、切り替わりの機械機構がどこか壊れているようです。(これのカセット機構はとても分解し辛いので、掃除とベルトの交換とだけで限界でした。)それ以外は自動頭だしも機能してますので、カセットの再生には問題ありません。
 ラジオはFMが不調でしたが修理は面倒なので、部品取り用として買ってあったもう1台と基板ごと交換しました。安直ですが部品取り用が安く買えるなら、ちょこちょこ苦労して直すより簡単でお金が掛かりません。但し、部品取り用って買ったガラクタも捨てられないので増える一方で困りますが。
 ああいい音、懐かしい!(3月8日)



Hinode Pulsemate (Japan 1968)



 
ヒノデのパルスメイトはモーターで動く機械式パルサーの付いたシングル用送信機です。10年以上前に1セットレストアしたのですが状態が悪かったので、いつかもう1セットレストアしようと思って部品を集めていました。送信機とクラウンの複合サーボはデッドストック、受信機も未使用っぽい感じでしたので、組み立てたらすぐ動くと思っていたら、うんともすうとも言いません。

 送信機はクリスタルのアクティビティが低下したらしく発振しません。仕方なくクリスタルを交換。パルサーは機械接点があるので分解して掃除、モーターの軸に注油、でなんとなく動作開始。サーボはいつも通りピニオンギアにクラックが入っていたので、接着して修理。

 それでも動かないので調べたら、送信機の変調周波数が約1.1kHz。仕様は約550Hzなんで倍になっている?色々調べても故障って感じではないので、発振回路のコンデンサを0.05μFから0.1μFに交換したら約550Hzになりました。なんで?
 で動き始めましたが、反応が遅くパルサーの速度調整を最遅にしないとエンコンが動かない。受信機を調べたら対応トーン周波数が仕様では400〜600Hzだがちょっと低い。プリント基板の裏にフィルムコンデンサが付いていたので外したら、ちょうど良くなりました。他のR-400受信機にはこのコンデンサが付いていなかったけど、製造ラインで個別に調整していた?ついでに電解コンデンサも全交換。

 でやっと快調に動作しました。昔レストアしたのも反応が遅くてパルサーをかなり遅くしないとエンコンに入らなかったんですが、もしかしたら同じ原因だったのかも?デッドストックって綺麗だけど動かない物が多いです。



KO New Single Set (Japan 1968)



 
シングルのサーボは右舵でも左舵でも同じ方向に回ります。そのため左舵を切ると必ず一度右にお尻を振ってから、左に旋回します。KOセミマルチサーボは内部にトランジスタを使ったデコーダーが入っていて、シングルなのにマルチサーボのように動作します。これ以外にはパルスセレクターを使うとか、シングルサーボにマルチサーボ用のアタッチメントを付けて、マルチサーボを動かすしか方法が無く、サーボ単体でマルチサーボ的な動作をするのはこれだけ?と思います。

 このサーボも入手してから10年ぐらい放置してあったので、今回セットを組み立てました。このサーボを動かすにはパルサーがあった方が使い易いので、このサーボ用?のKOコントロールBOXを使うことにしました。ただ通常のシングル送信機は小型なので、このコントロールBOXは付け難いのです。今回も色々悩みましたが、結局インターメディエイト用のコントロールBOXを付けて改造されていた送信機をまた改造して使うことにしました。送信機はアルコンなので、受信機もアルコンにしました。このアルコンの受信機は新品箱入りのデッドストックでしたか、案の定まったく動きません。超再生回路のコンデンサと電解コンデンサを全交換してやっと動作するようになりました。心配していたサーボは最初動きが渋かったのですが、動かしているうちに快調になりました。出来れば分解したくなかったので助かりました。

 
パルサーがあるので操作は快適で楽しいです。但し、サーボの動作速度はあまり速くないので、ニュートラルに戻らないうちに操作すると誤動作しますから注意が必要です。シングルですから仕方ありませんが、パルスメイトに使ったクラウンのサーボは動作速度が速いので、あまり気になりませんでした。(3月31日)


大きなフェライト棒



 
ラジオ少年で販売されている大きなフェライトの棒です。直径は30〜35mmぐらい、長さは約200mm、重さは約1kgもあります。何に使うのかと言えば、大きなバーアンテナを作る為。ゲルマラジオは大型のループアンテナを使えば、アンテナとアース無しでも聞くことが出来ますが大きい。そこで小型にするためにフェライト棒を使うわけです。コイルボビンは自作します。適当な紙を3回ほど巻いて接着し、100円ショップで買って来た水性ニスを何回か塗って作ります。高周波特性は不明ですが、簡単に出来て結構丈夫でお金が掛かりません。フェライト棒はお世辞にも出来が良いものではないので、表面はザラザラであちこち欠けています。実効比透磁率はどの程度か不明です。コアの有無でインダクタンス測れば大体分かる筈ですが、記録するの忘れました。




 
通常は板の上に組み立てたりしますが、いつも思っていたのはカッコ悪いこと。ちゃんとしたケースを作ろうとも思いましたが、カッコ良いケースを作るのは大変。そこでこのフェライト棒が入るラジオを探して組み込むことにしました。ところがこれがありそうでなかなか無い。据え置きのラジオでもFMや短波が受信できる物は駄目。と言う事で探したのはSONYのTR-712。ヤフオクでもたまに出てきますが、何しろ古いラジオなので汚いのばかり。と思っていたら綺麗なこれが出てきたのでGet。TR-712ではなくて、海外生産版のTR-7120です。どこかで見たことあるなと思ったら、出品していたの黒物家電館の方でした。黒物家電館でもゲルマラジオでスピーカを鳴らす実験に使われていたので、このラジオの運命なんでしょう




 
作ったバーアンテナを組み込んだ状態です。良く考えたら単一電池3本なんて大きな電池は必要無いので、これを外してバーアンテナを置けば取り付けも簡単だし、天板にビス止めの穴を何個も開けなくて良かったんですが、オリジナルのラジオの機能は残そうと電池はそのままと思い込んで改造してしまいました。検波用のダイオードはゲルマニウムダイオードではなくて、ショットキーバリヤダイオードの1SS99を使いました。特性としてこれ以上のダイオードは無いと思います。検波回路は通常の倍電圧検波ではバーアンテナのQが下がるだけで出力が取れなかったので、ブリッジ整流回路になっています。アンテナ回路から電力を取り出すにはこれが最良のような気がします。ついでにスピーカに真空管用の出力トランスも付けて、スピーカを鳴らす実験も出来るようにしました。

 
で肝心のゲルマラジオ(ショットキーラジオ?)の性能ですが期待外れです。我が家は一番近い50kW送信所から30kmぐらい離れています。まあフェライト棒の直径が30mm程度なので、フェライトの実効透磁率が300あったとしても直径50cmぐらいのループアンテナと等価ぐらい?と推定されますから、かなり強電界(磁界)の場所でないと厳しいことは分かっていますが。カッコ良く出来たので、今後は色々実験できそうです。オリジナルラジオの機能は残っていてスイッチで切り替えられるので、何か聞こえたら直ぐどの放送か確認できます。スピーカもSGの信号でテストしてみるとクリスタル(セラミック)イヤホンで大きく聞こえるなら、結構聞こえることが分かりましたので、超強電界の場所に持っていけばスピーカで聞けそうです。このラジオなら実験のために持ち歩いてもあまり白い目で見られない。…ってことは無いか。(4月19日)


Simprop Super1 (Germany 1968)



 
またゴールデンウイークが来ました。出かける予定がありますが、前半戦は雨が降りそう。天気は良いのに、とりあえずまたラジコン無線機レストアしてます。

 この送信機スティックが1本と押しボタン1個しかありません。ありましたドイツにもシングルプロポ。と飛び付いたんですが、さすがSimprop、想像を超えていました。スティックはラダー操作として、押しボタンは順序式エンコンの筈と思ったのですが、押しボタンを押すとサーボは所定の位置まで動くだけ。放すと元の位置に戻ります。使い方が分かりませんが、たぶん押している間だけエンジンスローになるんだと思います。なんで?




 
また驚いたのがサーボは2個あるのに、受信機から出てるコネクタは1本だけ。もう1本は電源ですから、サーボはつなげません。エンコンサーボは中継コネクタみたいになっていて、受信機とラダーサーボのコネクタの間に接続されます。エンコンサーボをつながずに直接ラダーサーボをつなぐと、1CHプロポってことになります。コネクタの配線は4本ありますが、3本は電源配線なので信号配線は1本だけ。信号は配線1本で多重通信?エ〜!

 信号をオシロスコープで観察してからくりが分かりました。ラダーサーボは通常のデジタルサーボと同じで、パルス幅で制御されます。エンコンサーボはパルスの周期で制御されていました。送信機の押しボタンを押さない時は、ラダーサーボ用のパルスは約52Hzの周期で送られてきますが、押しボタンを押すと約28Hzの周期になります。ラダーサーボは周期が変わってもパルスの幅で制御されますから、どちらの状態でも一応動きます。但し、パルス周期が28Hzになるとかなり反応は遅くなります。エンコンサーボは2箇所の固定点での動作ですが、おそらくパルスの周期に比例して動いているようです。パルスの周期で比例制御しているサーボはこれ以外に見たことがありません。コストダウンにもなりませんし、使い難いし、なんでこんな無線機作ったんでしょうか?
 さすがドイツ、さすがSimprop、だから好きです。



Hobby People 1+1 (USA? 1972)



 
広い意味で言えば米国唯一のシングルプロポですが、無線機にはしっかりとMade in Englandって書いてあります。どこが製造したのか分かりませんが、Hobby Peopleは輸入元ってことなんでしょうか?サーボの機構部品は上のSimprop Super1と同じ物が使われています。

 スティックはラダーサーボ。ロッカースイッチは押すとエンコンサーボが90度ずつ回転するちゃんとした順序式です。回路は通常のデジタルプロポとはかなり異なります。送信機の変調はPPMと言うかPWMと言うか、100%変調の1CHパルス変調。受信機は周期を検出してラダーサーボの制御用パルスを作っているようです。送信機のロッカースイッチを押すと、変調用のパルス周期が2倍になります。受信機は周期が2倍になったのを検出すると、エンコンサーボに電圧を出します。従って、ロッカースイッチを押しっぱなしにすると、エンコンサーボは回り続けます。ラダーサーボの信号は1/2に分周して作っているようで、送信機はロッカースイッチが押されたらパルス周期を正確に2倍としないと、サーボのニュートラルがずれます。ロッカースイッチを押すと、ラダーサーボは一瞬チャカと動きます。ロッカースイッチが押されている間もラダーサーボは操作できます。
 どこの誰が設計したのか分かりませんが、これも変な無線機です。(4月26日



中日新聞 4月27日



危険!小型無線ヘリ 栄を空撮中墜落、あわや惨事 2014年4月27日 09時00分 
 名古屋・栄のテレビ塔周辺で、カメラを積んで夜景を撮影していた無線操縦ヘリが繁華街の「錦三」に墜落し、その様子がインターネットの動画サイトに公開されて騒ぎになっている。けが人はなかったが、一歩間違えれば惨事となっていた可能性がある。高性能で操作が簡単な商品の登場で利用者が増える中、事故の多発が懸念されている。
 動画を公開したのは、名古屋市内に住むウェブ制作業の男性(30)。9日夜、友人がヘリを飛ばすのに立ち会ったという。
 映像によると、ヘリは久屋大通公園を離陸。高さ180メートルのテレビ塔の頂点近くまで上昇した後、画面は急に乱れる。下降しながら映像が傾くなどして、最後には、テレビ塔から直線で500メートル離れた繁華街・錦三の駐車場に墜落して壊れた機体が映っている。周囲には飲食店などが密集しているが、駐車場には当時、人はいなかったという。
 ヘリの重さはカメラを除くと1キロで、縦・横各30センチ、高さは最長で20センチ。男性によると、ヘリを見失ったために捜し、6時間後に発見。映像を記録した媒体を墜落機から回収、ネットで公開した。動画サイトの書き込み欄には「人に当たったらどうするつもり」「ルールを守っている99%のラジコン愛好家に迷惑」などの批判が並び“炎上”した。男性は取材に「単純にきれいな映像を撮るのが目的だった。落ちるなんて、想像していなかった」と話した。
 航空法は航空機の安全運航のため、一定の高さ(テレビ塔周辺の場合は150メートル)以上で無線機を操縦するには事前の申請が必要と定めている。今回の飛行は無申請なので法に抵触する可能性がある。名古屋・中署は取材に「事実関係を確認したい」と話した。

◆過去には死亡事故


 
無線操縦ヘリは現在、巨大な建造物の撮影や火山の火口の点検など、さまざまな場所で活躍している。米インターネット通販大手のアマゾンが無人ヘリで商品を配達する計画もある。
 だが、過去には重大事故も起きている。2005年10月には栃木県で、祖父が操縦していた無線ヘリに直撃されて孫娘=当時(5つ)=が死亡。03年11月にも兵庫県で死亡事故が発生した。
 航空法の規定は航空機の安全確保が目的で無線操縦ヘリの事故防止などのための法規制はないのが現状。一方で、ヘリの人気は高まっている。日本ラジコン電波安全協会(東京)によると、要因の一つは複数の回転翼があり、操作が簡単で、10万円以下で買える「マルチコプター」の登場だ。名古屋で墜落したのも中国製マルチコプターだった。
 このため、安全意識の欠けた利用者が増える恐れが指摘されている。無線操縦ヘリを使う撮影会社・あおぞら映像(長崎市)の田本久副代表(45)は「事故に備えて操縦者に強制的に保険に入らせたり、空撮業者や機体の登録制の導入が必要かもしれない」と話す。
 こうした中、安全確保のための自主的な動きも出ている。無線操縦ヘリに詳しい千葉大大学院の野波健蔵特別教授(ロボット工学)は年内にも、メーカーや愛好者らと社団法人「日本マルチローターヘリコプター協会」を発足させ、安全確保のための基準をつくる。飛行禁止場所などのルールを設け、安全講習プログラムを用意する考えだ。
 野波氏は「無法地帯のままなら事故は必ず多発する。無線操縦ヘリには流通の仕組みなど、私たちの生活を変える可能性があるので『危険』という部分が注目されて開発が阻害される前に、安全確保の仕組みを整えたい」と話す。
(中日新聞社会部・多園尚樹)


 
こんな記事が新聞の一面を飾っていました。一般人にはラジコンは危険な物と認識されますねえ。私はマルチコプターは生理的に受け入れられません。形状が蜘蛛みたいで気持ち悪い。昔、キーエンスが作っていたジャイロソーサーは今のマルチコプターですが、当時はそれほど注目されたとは思いませんけど、何が変わったんでしょうか?


グロープラグヒート用バッテリー



 
ゴールデンウイークも終わりです。今年は部屋に引きこもらずあちらこちらに出かけたので、今日はおとなしく片付けやってます。
 模型屋にも行きましたが、エンジン模型の衰退は著しいですね。もうプロペラも手に入れるのが難しくなってきました。手持ちのエンジンを回して見たいんですが。

 だいぶ前からグローエンジンのプラグヒートはポケットブースター?とか言う電池と一体になった物が一般的ですが、私は使ったことがありません。あれをエンジンの上に挿して始動させるのは何か怖いです。プロペラ側に倒れたりしないんですかね?まあ昔のブースターコードもプロペラに巻き込む危険があるので同じですが。

 と言う事で、昔懐かしいプラグヒート用バッテリーです。左は松下電池のバッテリーと充電器。私が子供の頃には電解液はコロイドになっていて充電済み、倒しても液が偏らないので大丈夫な物が主流になっていましたが、これはちゃんとした?希硫酸を使うタイプ。まだ電解液も入れていない新品なので、希硫酸を入れて充電すれば使える筈。電極に付いているのは、2Vから白金プラグの1.5Vに電圧を下げるアジャスター。鉛バッテリーは何回も充電できるので経済的ですが、初期費用が高いので子供の私には手が届きませんでした。

 代わってよく使ったのは真ん中のナショナル平角3号乾電池。1.5Vなんでそのまま使えますし、そんなに使用頻度が高くなかったので半年ぐらいは使っていたような?これは1993年6月製造でもちろん使えませんし、ナショナルで平角3号なんて当の昔に製造中止です。

 もう平角3号なんて作っていないんだろうな?と思っていたんですが、なんとまだ製造されていました。右は現在も製造中の三菱電機FM-3H。連休中に秋葉原に行ったら、ラジオデパートの3階で売っていました。これ以外にもFM-5Hも。三菱電機のホームページを見るとそれ以外にVT-10も記載されています。FM-3HやFM-5Hは旧式設備の保守に使われるのでまだ分かりますが、VT-10はプラグヒート専用の筈ですが需要があるんでしょうか?さすがに秋葉原にはありませんでしたが、洛西モデルの通販サイトには在庫あります。これはびっくり!



CL Speed Plane (USA 197x?)



 
片付けのついでにコレクションの写真を撮りました。Uコンのスピード機。エンジンはRossi15です。このように片方しか翼のないタイプは何て名前でしたっけ?もちろん私が作ったものではなくて、米国人?が作った物です。ちょっとスマート過ぎるかな?


CL Pulse Jet Plane (USA 197x?)



 
パルスジェットエンジンは日本でもOSが作っていました。これはエンジンだけ持っていてもパイプみたいであんまり楽しくありません。以前からUコンのスピード機が欲しかったのですが、最近ebayにこれが出ていて衝動買いしました。エンジンのメーカーは不明ですが、ちゃんと焼け焦げていて実際に飛ばした物です。サイドマウントの取り付けがカッコイイ。翼に描かれた不細工なピンナップガールもアメリカ的でお気に入りですが、これは後書きされた物かも。
 パルスジェットエンジンは構造が簡単で自作もできそうですが、何しろ音がうるさいので日本で飛ばすのはまず無理と思います。YouTubeに映像があるので見てください。怖い怖い。



Turbocraft U-22 (USA 1965)



 これも出てきました。昔のターボジェットエンジン。残念ながら後ろのタービンブレードが欠品です。これは昔、マブチモータの社長のコレクションにも有ったような?
 幸い図面を入手したので、タービンブレードを作れば回せるかもしれません。まあたぶんやらないけど。
また明日から会社です。(5月5日)



真空管ラジオ



 
真空管はなんといってもヒーターやフィラメントの明かりが魅力です。ポータブルラジオで真空管らしいラジオが欲しいのですが、ポータブルラジオに使われる電池管はフィラメントが点灯してるのか良く分かりません。トリウムタングステンフィラメントは煌々と点灯するので、これを使った真空管のラジオを作ろうかなと試作しました。
 ポータブルラジオに使えそうなトリウムタングステンフィラメントの真空管はUX-222ぐらいしか見つけられませんでした。(UX-201Aなんかもトリウムタングステンですが、全面ゲッターで中が見えません。)
 単球は寂しいし、3球は大きくなり過ぎるので、2球でアンテナ、アース無し、スピーカーで聞けるのが目標です。

 写真はとりあえず1球で再生検波、1球で低周波増幅の0-V-1でのテストです。一応ラジオとして動作しますが、アンテナ無しは無理。低周波増幅のゲインもスピーカー鳴らすには足りません。やっぱり高周波増幅が必要だなって2球目をレフレックス動作させようとしたんですが、ゲインがまったく取れません。UX-222って相互コンダクタンスがたった350μ/Ωしかありませんが、最初のスクリーングリッド管なんで増幅する筈なんですが??
 高周波増幅10倍、再生検波15倍、低周波増幅10倍で合計1500倍(64dB)ぐらいゲインが欲しいんですが、無理なの?今のところギブです。(5月31日)



Single RC Gimmick (Japan 60's



 
最近の梅雨は梅雨らしくないですね。私はしとしとと降る雨って好きなんですが。

 ラジコン無線機をレストアしても、動くのを確認したら邪魔なので仕舞ってしまいます。1台ぐらいは手元に置いておいて直ぐ遊べる物が欲しいなってことで、おもちゃを作ることにしました。せっかく作るなら見て楽しい物をってことで、デフォルメした機体にシングルの無線機を搭載しました。
 イメージスケッチから完成まで延べ50時間。機体は航空ベニアで作ったらかなり頑丈になって、耐グロー塗装したらエンジンが回せそうです。航空ベニアで作ったので塗装の下塗りはサボって、水性エナメルで直接塗装しました。ハケ塗りしたのですが、やっぱりハケ斑だらけになってしまいました。ハケ塗りでハケ斑出さない方法ってあるんですかね?胴体の側面が寂しいので、なんか適当なステッカーを見つけたら貼ろうかな?





 
胴体の幅は単三電池の電池BOXの幅で決めました。受信機の下にサーボ用の単三電池4本と、受信機用の006Pが入っています。受信機はOSのRA-1、サーボはラダーがS-103、エンコンがS-104Mです。
 エンジンは最初はENYA09かOSのPETと思っていたのですが、エンジンコレクション漁っていたら、KOのMIGHTY12が出てきたのでこれにしました。バタフライキャブレター+排気シャッターの渋いエンジンです。エンジンの後ろのホーンはエンジン音エミュレータのコントロール用です





 
エンコンはキャブレターの開閉を見ているだけでは面白く無いので、エンジン音のエミュレータを付けることにしました。エミュレータと言ってもマルチバイブレータで圧電スピーカを鳴らすだけですが、2サイクルの甲高い音の感じは出ています。消費電流をなるべく少なくしたかったので、ICはCMOSタイプのLMC555で作りました。消費電流は発振周波数200Hzで2.5mA(9V)程度に抑えられたので、電源は受信機と共用出来ました。
 圧電スピーカは部品箱を漁ったら、何時何処で入手したのかも分かりませんがアルミケースに入ったこれが出てきまして、最も音が良かったので使いました。やっぱり音があると操作していて楽しいですが、想定外に音が大きく静かな室内ではやかましいです。(6月29日



Radio Pilote GG? (France 196x



 
暑いです。死にそうです。最近の夏はアホなんでしょうか?

 我が家に来た初めてのフランス製ラジコン無線機です。ネットを探してもまったく情報が無いので正確な販売時期は不明ですが、周波数表記がMCなのでたぶん1960年代と思います。方式としてはBabcockの22と同じGGです。送信機上部のスティックは左右の操作スイッチで(変調波がフルマーク、フルスペースとなる。)微妙な操作はできません。表面のダイアルで変調Dutyが調整できるので、これをトリムとして使うようです。

 残念ながら受信機はありませんでした。送信機の部品はドイツ製が使われていますし、アクチュエータもドイツ製ぽいので、受信機は手元にあったGraupnerとかで使われているリレーと同じリレーが付いた物をレストアして使いました。自作のようですが良く出来ています。

 アクチュエータのドライブ回路の出力トランジスタはゲルマニウムトランジスタが付いていたのですが、モータの電流に耐えられず過熱して動作しなくなるので、仕方なくシリコントランジスタと交換しました。劣化していたのか、アクチュエータとドライブ回路の組み合わせが違っているのかは分かりません。

 一応動きますけれど、こんな無線機は何に使うんですかね?同時に同じメーカーのデジタルプロポも入手したのですが、そっちはレストアが面倒なので放置してあります。

 ラジコン無線機のメーカーはスイスやカナダにも有りました。イタリアにも有りそうですが、そちらはまったく分かりません。(7月27日)



KO19 Glow Plug Engine (Japan 195x)



 
今年は変な夏でしたね。涼しかったのは良かったですが、こんなに雨ばかりの夏は記憶にありません。だんだん気候が変わってきているんでしょうか?

 天候が不順なせいか、色々と不調です。調子が悪いときに無理をするとろくなことが無いで、久しぶりにエンジンを眺めています。ガラクタ箱をひっくり返していたらこれが出てきました。ヤフオクで買ったはずですか記憶にありません。手持ちの資料にはまったく情報が無いので、おそらく1950年代の物と思います。ドライブワッシャーの後ろの真鍮で出来た所が不自然ですので、ここにはコンタクトポイントが付くように設計されたと思われます。

 机の上に転がして眺めていたんですが、触ると手が汚れるので、マウントを作って飾ることにしました。燃料タンクも乗せたので、このままどこかに固定すれば回せます。圧縮はまだ強力なので、掃除すれば回る筈。



AERO35 (USA 1963



 
クランクシャフトと平行にピストンが動くエンジンは、私の知る限り5種類は製品がありました。その中で最も古くて、カッコ良いエンジンです。ピストンの前後方向の動きを特殊な形状のコネクティングロッド?でクランクシャフトの回転に変換します。今月のラジコン技術の付録DVDに回っている映像があります。よく壊れずに回るもんだと関心です。

 第二次大戦の液冷エンジンの付いた飛行機に形状的にはぴったりなんで、モスキートとかライトニングなんて双発機をこれで作ったら最高なんですが、無理か。(9月15日



ORBIT Analog Propo. (USA 1964)



 
オービットのアナログプロポをレストアしました。USAと記載しましたが、送信機は最近ヤフオクで入手したのでたぶんMK製です。MK製と言っても回路基板や電子部品は全て米国製で、ケースやスティック部品も米国製との違いが分かりませんので、部品を輸入して組み立てだけ日本で行ったんでしょうか?手元にあった受信機とサーボを組み合わせて動くようにしました。

 なぜか米国のアナログプロポはスペースコントロールの影響なのか殆どがシングルスティックで、デジタルプロポのような2スティックはあまりありません。市場でも売れなかったのか?あまり出てきません。(9月21日)





 
子供の頃、近所の模型屋さんには古いラジコン技術が置いてありました。広告にあったリード式やアナログプロポを一度見てみたいと思いましたが、私が子供の頃には殆どデジタルプロポになってましたので、実際に使われているのを見たことがありません。それから40年、Orbitのアナログプロポがやっと揃いました。(我ながら、しつこいね。)

 やはりOrbitのアナログプロポと言えばシングルスティックの送信機とPS-1サーボ。最も代表的な組み合わせのレストアが終わりました。この時代のニッカドは液漏れしまくるので、送信機の内部は大体腐っています。これも多少腐ってますが、外観には影響ないレベルなので助かりました。(9月28日)



GALAXY TabS 8.4 (Korea 2014)



 
急に寒くなりましたね。最近は秋が短くなったような気がします。ってまだ秋かな?

 今年発売されたサムソンのタブレットです。有機ELの表示が美しいので買ってしまいました。8.4インチサイズで2560x1600画素もあります。通常の使い方では画素の存在を感じさせません。目を近づけて見ると、ああ有るなって感じです。視野角の広さはLCDもIPSなら気になりませんが、発色は今のところ有機ELの方が良さそうです。LCDもバックライトに量子ドットを使えば大幅に改善されるらしいので、今後も有機ELの優位性があるのか難しいとこです。

 有機ELは東芝のタブレットもあるんですが、デザインは気に入らないし、要らないアプリ?が一杯入っている上消せないし、誤動作するし、と有機EL以外には取り得がありません。
 不思議なのは同じアプリを入れても操作が違うときがあること。なぜでしょうか?





 
こっちは2年ほど前から売られているLogitecのDVDドライブです。Wifiでタブレットに繋げるので買ってしまいました。Wifiで通信するため画像データを圧縮して送っているからなのか、画像はあまり綺麗ではありません。CPRMに対応してませんし、デザインも気に入らないのですが、Wifiで繋げるDVDドライブはこれしか見つけられませんでした。メーカーはLogitecですが中身はこれもサムソンです。
 日本人の購買力が低下しているから仕方無いのかもしれませんが、日本メーカーの開発力も無くなりましたね。がっかり。(11月1日)



Headway LiFePO4 Battery (China 2014)



 
LiFe電池はリチウムイオン系の2次電池の中でも熱暴走しないので安全だし、電圧も適当でお気に入りなんですが、製造メーカが少ないので種類が少ないのが難点です。A123社は一度倒産してしまったので、あまり期待できないような気がします。鉛電池に置き換えできるでっかいLiFe電池探していたんですが、最近これを入手しました。電動バイクの電源などに使うための電池のようで、構造は頑丈だし、電極もねじ留めできるようになっています。このサイズで15Ahですから、4本直列にすると12.8V15Ahになります。(HeadwayのLiFePO4電池は定格電圧が3.2Vです。)




 
4本組み立てた状態です。重量は構造が頑丈なせいか結構重たくて約2kgもあります。この電池に期待するのは、充電しなくて放置しておいても1年ぐらいは問題ないことですので、まあ重量については仕方無いところです。ですが同程度の容量の鉛電池よりは軽くて、小さいとは思います。
 どのぐらい放置できるかは自己放電率の仕様が無いので良くは分かりませんが、他のサイズの電池仕様で年20〜30%とあるのを見たことがあるので、その程度を期待します。エネループ並み?





 
一緒に購入した充電器です。購入したのはBMSBATTERYって中国の会社からですが、安いのは良いけどオーダーしてから発送してくれるまで1ヶ月近く掛かりました。電池1セルは23.9$ですが、充電器はなんとたったの16.9$!。バランス制御もありませんけど恐ろしく安い。但し、取り扱い説明書は無いし、電圧は14.2Vの筈(3.55V×4)が12.4Vと書いてあるし、120Wだから充電電流は6Aぐらいある筈が3Aと書いてあるしと(電池は3C充電まで許容してますので45AまではOK。放電は連続最大10C)、不安この上ない充電器です。たぶん電池の会社とは何の関係も無いメーカー製?。そもそもメーカー名が何処にも無い。
 電池の場合、安くても輸送会社が嫌うので送料がバカ高くなります。今回は購入金額は総額116$だったのに、送料は75$も取られました。国内の宅配便でも電池は嫌われるから仕方ありませんが。良く燃えるリチウムイオン系電池ですし。(11月8日





 電池をケースに組み込みました。頑丈なケースに入れたので重量は3kgを超えてしまいました。何も保護が無いと怖いので出力には30Aのフューズを入れてあります。不思議なのは30Aのガラス管フューズは普通に売っているのに、組み込めるフューズフォルダは殆ど市販されていないこと。サトーパーツのF-70しか見つけられなかったので仕方なく使いましたが、普通に売っているフューズは長さが30mmなのに、これは31.8mm用。何処にも売っていない。これでもディレーティングを考えると20Aが限度?

 上に載っているのは昨年買っておいた正弦波出力のDC-ACインバータ。国産では300Wでも数万円しますが、中国製?で確か5000円ぐらいだった。メーカー名は何処にも無し。100V90Wの電球でテストしましたが、入力電力は約100W。効率90%?。ちょっと出来過ぎですが、85%ぐらいは行きそう。

 このセットで100Wの電力を2時間弱は供給できます。モバイル電源としては適当ですが、非常用電源としてはこの10倍ぐらいの容量は欲しいところです。(11月23日)



Silicon Harvest FPR-201 (Japan 2014)



 
ちょっとショックを受けた無電源ラジオです。鉱石とかゲルマニウムラジオをアンテナやアースで無しで聞くのは夢でしたが、いくら作っても思ったようになりませんでした。なのにこいつは本当に本体だけでラジオが聞けます。私は鉄筋コンクリートの建物に住んでいますし、大電力の送信所からは30kmぐらい離れていますので無理と思っていたのですが、このラジオを窓際に置くとはっきり放送を聞くことができます。それも3局も。

 アンテナは直径3cmで長さも30cm程しかありません。高感度の理由が良く分かりませんが、回路には特徴があります。巻き線はかなり太いリッツ線で、たぶんフェライトバーが入っている筒にアンテナコイルと検波コイルが巻かれています。複同調回路を1つのフェライトバーに巻いた例は見たことがありません。検波は普通のシングルダイオードですが、イヤホンとの間に大きなトランスが入っています。トランスには直流カット用?と思われるコンデンサと抵抗が付いています。

 これまで自分が作ったラジオは何だったのか自信が無くなりました。とりあえずリッツ線でコイルを巻き直してみようかな?(11月23日)



無線操縦模型機 (Japan 1942)



 
今年も終わりになってしまいました。STAP細胞はがっかりでした。「STAP細胞はやっぱりありました!」の一発逆転を期待していたんですが、やはり無理でしたね。結局あの騒動は何だったのでしょうか?理研もレベルが落ちたもんです。
 スペースコントロールをレストアしていたのですが、梃子摺っているうちに年末になってしまいました。最近は風邪気味で体調が悪い上に、会社でも組織移動となったのでかなりブルーです。

 戦前に三島さんがラジコン飛行機を作っていたのは子供の頃にモデルジャーナル誌で見て知っていましたが、当時の資料はなかなか入手できませんでした。最近になってやっと当時の無線と実験誌を入手できました。開いているのは昭和17年3月号で、本文中に解説記事があります。11月号にも送信機の写真等がありますが、残念ながら解説記事はありません。
 右上の真空管はRAYTHEONのサイラトロンRK-62で受信機に使います。主要な部品は入手済みなので、いつか再現してみたいと思っています。

 今年はこれで終わりです。皆様良いお年を!(12月27日)