新年明けましておめでとうございます

 昨年末は色々忙しかったですが、何とか新年を迎えることが出来ました。世の中はなんかキナ臭いですけど、文句ばかり言わず協力して良い方向に向かって欲しいですね。(1月1日)


Coca-Cola RC Toy (Japan? 1988)



 今年の冬は寒いですね〜。年末、年始は実家に帰省したので、隠してあったガラクタを持って帰りました。(他のガラクタをまた隠してきました。油断していると捨てられてしまいますが。)

 昔、コカコーラは懸賞だったか?よくこんなの出していました。記憶にあるのはヨーヨーとTestorsのUコン。全てコカコーラカラーの赤だったような気がします。製造メーカーや製造国の表記がまったくありませんが、充電器にはMade in Japanとあるのでたぶん日本製では?送信機のデザインが三和のミニプロポのパクリですが、一時期かなりのトイラジの送信機のデザインはこれでした。いかに三和のミニプロポが衝撃的だったかが分かります。

 バイクのラジコンってありそうで少ないと思います。トイラジもあまり売っているのを見たことが無いような?
 とりあえずバッテリーのニッカドを交換したので動きますが、本当に走るんだか?気が向いたら近所の公園にでも持って行って走らせてみます。(1月6日)



USB Charge Meter (Japan 2012)



 久しぶりにキットを組み立てました。Regza Tabletの充電電流を測定していて「専用の測定器無いかな?」と探したんですが、ありそうでこれと言ったのはありません。BitTradeOneって会社がけっこう面白いキットを出してまして、その中にこれがありました。完成品もあるんですが、基板むき出しでは完成品って感じでもないのでキットを購入しました。ちゃんとしたケースに入れてくれればもっと高くても購入するんですが、ケースは型代が掛かるので製品化が難しいんでしょうね。買う人は少なそうですし。

 キットの製作は30分ほどで完成。ちょっと気になったのは説明書に回路図が無い事。無くても組み立てられますが、電子工作のキットに回路図は不可欠と思うのは年寄りだけなんでしょうか?Webのフォーラムに回路図はあったのでダウンロードしました。

 積算電流値が分かるので便利ですが、最大電流が999mAってのは問題。最近のUSB充電器は2Aまで対応してますので使えない場面が多々あります。とりあえずRegza Tabletの充電電流測定には使えない。フォーラムにもその指摘はあって、2A対応の改造の記事がありましたが、PICマイコンのプログラム変更が必要です。面倒なので抵抗値だけ変更して2倍にして読むか?
 ちょっと企画が甘かったですね。安いから文句言えませんけど。(1月20日)



Flight Link 4CH Analog Pro. (UK 1968?)



 またFlightLinkを買ってしまいました。もう十分あるじゃんと思っても、アナログプロポを見るとどうしても欲しくなります。
 これまでの送信機と比べて若干デザインは改善?されています。スティック機構はやっぱり真っ黒ですが、Staveleyと同じ物が使われています。上部には従来のトリムレバーが付く場所がありますが、使わないので内部で蓋がしてあります。送信機のバッテリーはニッカド12セルの14.4V、受信機側はニッカド6セルの±3.6Vと電圧は通常の無線機より高めです。回路はFlightLinkオリジナルの例の方式です。

 レストアはいつも通り掃除して、バッテリーを配線したら、エンコンサーボ以外は動きました。サーボの回路も全て受信機に入っているので、修理は大変。受信機にはプリント基板が6枚も入っています。(RF、AF、SERVOx4) エンコンサーボは出力段のトランジスタの故障だったので、大事に至らず無事に修理できました。ショックだったのは掃除中に送信機のメータカバーにヒビを入れてしまった事。メータは日本製ですが、MR38はもう殆ど生産していない?ので入手困難です。とりあえず今回は代替可能なのを探し当てたので一安心。



Silver PC-200 Pocket Radio (Japan 196X)



 電池管のポータブルラジオは多少興味はありますが、実用性は無いので手元にはありませんでした。ヤフオクでも状態の悪い物が多く、その割に高額になるので見てるだけ。と思っていたら結構綺麗なのが比較的安価で出ていたので、入札したら落札してしまいました。この辺のラジオの情報は黒物家電館 http://www.geocities.jp/kuromonokaden/ が詳しいのでそちらを見てください。




 電池管3本のスーパーなので、スピーカーは無くてクリスタルイヤホンで聞きます。本体に直付けの物の他に、コネクタでもう1個接続できます。本体直付けのクリスタルイヤホンは劣化していたので交換しましたが、コネクタ接続のもう1個は正常でした。

 真空管は1R5SF、1T4SF、1S5SFの3本です。全てSFシリーズなのでフィラメント電流は通常の球の半分の25mA、3本で75mAです。A電池は単2ですので、現代のアルカリ乾電池ならかなりの動作時間が期待できます。

 問題はB電池で45V BL-030Lはとうの昔に製造中止。米国ならEveready415が相当品で今でも入手できますが、$20ぐらいします。どうしようかな?と思いましたが、最近は単5電池サイズぐらいの12V電池が入手できますので、これが使えないかな?と試してみました。23Aは単5より若干細いですがビニールテープを3回巻くとほぼ同じサイズになります。単5電池2本の電池BOXを2個接着して、電池スナップを配線しました。電圧は48V。大きさはBL-030Lより小さいのでそのまま収納可能です。23Aは日本製だと恐ろしく高価ですが、得体の知れないメーカーだと4本で最安200円ぐらいで購入できます。電池総原価は415の1/10ぐらいなので良いですが、問題は容量。性能をちゃんと公開している電池は少ないのでよく分かりませんが、東芝?だと38mAhと記載がありました。415は140mAhなんで1/4ぐらいの容量です。B電流がどのくらいか測っていませんが、使えるのはたぶん1〜2時間では?
 リチウム電池CR2025が100円ショップで2個105円で売っていますので、これを15個使えば45Vになります。電池容量は160mAhなんで415相当になりますが、電池BOXを作るのが面倒です。

 とりあえず動かしてみましたがピーピー発振して使えません。(ゼロビート?に調整すれば聞くことはできますが)
 IF段が発振している?なんか面倒になったので放置しました。(2月9日)


SEIKO Wrist Computer (JAPAN 1984)



また花粉の季節が来ました。ゴールデンウイークまでは忍耐の日々が続きます。

 以前から時計は好きですが、最近腕時計を漁っていたらこれを見つけました。セイコーのリストコンピュータです。写真は腕時計部のUC-2000とコントローラUC-2200を組み合わせた状態です。腕時計部とコントローラの接続はコネクタでは無くて、電磁誘導で通信しています。
 リストコンピュータと言っても、腕時計単体では予め書き込んだメモを見るぐらいしか出来ません。電卓機能はありますが、別のキーボードUC-2100にセットしないと使えません。コントローラUC-2200には8bitCPUが入っているので、これに接続するとBASICが走ります。写真はBASICが起動した状態です。
 実用性は疑問な製品ですが、クオーツ式腕時計、TV Watchに続くセイコーのマイルストーン的製品です。(3月23日)


CITEZEN HISONIC (JAPAN 1971)



 腕時計の収集を趣味にしている人は多いと思います。私もコレクターってほどじゃありませんが、結構持っています。機械式の時計も好きですが良いのは高価ですし、手巻きにしても自動巻きにしても普段から使わないとすぐ止まってしまいます。普段から時々は使いたいとなると1970年代の電磁テンプなんかが便利なんで結構手元にあります。シチズンのハイソニックは振動子に音叉を用いてますので、クオーツと機械式のどちらに近いかと言えば、機械式になるかと思います。音叉の振動で直接インデックス歯車を回すってとんでもない機械で、恐ろしい機械精度を求められます。細かい話は私より詳しい方が沢山いらっしゃいますので、ググッて下さい。

 繊細な機械なんで今日使おうとすると問題があります。元々は水銀電池で設計されたらしく、本来の定格電圧は1.35Vらしいです。水銀電池は環境に悪いのでとっくの昔に生産中止ですから入手できませんので、今日では酸化銀電池を使うしかありません。酸化銀電池の定格電圧は1.55V。たったの0.2Vの違いですが、繊細な音叉時計には致命傷になる場合があります。音叉の振動でインデックス歯車を直接回しているので、振動の振幅が大き過ぎると1回の振動で歯を飛び越して回してしまいます。写真のハイソニックはちゃんと動いていますが、他にちょっと調子が悪いのがありまして、恐ろしいほど進みます。音叉の振動振幅は電圧で決まりますから、少し電圧を下げればちゃんと動くのですが、腕時計ではすこし電圧を下げるのが非常に困難です。




 こんな繊細な音叉時計を使うために代替の電池があります。ACCUCELL-1って酸化銀電池と直列にダイオードを入れて電圧を下げて、水銀電池の代替が出来るようにした電池です。写真は分解してますが、右端が酸化銀電池の上に極薄のプリント基板が乗ってダイオードが実装されたもので、その上に真鍮製の電極とプラスチックスペーサがかぶさって代替電池となっています。テスターで電圧を測ると電池本体は1.58Vですが、外の端子は1.38Vが出てました。




 ACCUCELL-1に交換したら動作OK!ってなれば良かったんですが、私の不調ハイソニックはそうなりませんでした。まったく動かないので電圧を測ったら、約1Vぐらいしかありません。ダイオートはショットキーバリアと思い込んでいたのですが、テスターで測ると順方向電圧0.6V、普通のシリコンダイオード??。いくら腕時計の消費電流が少ないといっても、通常のシリコンダイオードじゃ電圧落ち過ぎでしょう。

 仕方無いので秋月電子で売っているロームのショットキーバリアダイオードRB715S(25個で100円)を購入して交換しました。1608サイズなんで置き換えは簡単です。ついでに本来の電池は使わずにプリント基板だけ使うことにしました。ハイソニックの電池サイズはSR1136SW (344 φ11.6 t3.6)なんですが入手が難しいのでSR1130SWを使っています。0.6mmほど薄いので、ACCUCELL-1の極薄プリント基板なら電池と電池押さえの間に挟めます。SR1130SWの電圧は1.58Vですが、ダイオードの後は1.41V。不調ハイソニックも正常な動作となりました。ACCUCELL-1の元電池はSR927SW (395)ですから、こっちの方が電池容量が大きいので長持ちします。(3月31日)



Old Quartz Watch



 今年はいつもより花粉が飛ぶ期間が短かったのでしょうか?。いつもゴールデンウイーク前まで死にそうなんですけど、今年はもう終わったみたいです。

 音叉腕時計を掲載したので、ついでにちょっと個性的なクオーツ時計も並べてみました。写真撮るのが下手ですね。

 左端は1978年発売のセイコー スーペリア ツインクオーツ。ムーブメントは9983。セイコーで最初に年間誤差±5秒を保証したモデルです。年間誤差の保証を何年間するのか分かりませんが、製造から35年経た現在では無理なようです。
 時計精度を保証するには、初期の周波数精度、環境変動に対する精度、経時変化に対する精度の保証が必要です。技術資料を調べたわけではないので正しいかどうか分かりませんが、この時計は温度特性が異なる2個の水晶振動子を搭載して、温度変化に対する周波数変化を抑えた物のようです。経時変化に対する対策は不明です。水晶振動子も機械振動子で、ものすごい応力の加わった状態で振動してますので、劣化は避けられません。

 真ん中はシチズンのクリストロン スペシャル。ムーブメントは8600。発売はシチズンのサイトによると1974年。これの特徴は、ワンタッチで正時合わせする機能が付いていること。8時の位置にあるプッシュボタンを正確な0秒の時に押せば、秒針をワンタッチで合わせられます。遅れているときは秒針がピューっと回って、0秒に合います。進んでいるときは秒針が止まって、正しくなったら動き出します。その間は12時の位置にあるLEDが1秒毎に光って、「秒合わせ中だよ!」と教えてくれます。つまり±30秒以内のずれならワンタッチで正確に合わせられます。遅れた方が動作が面白いのですが、残念なことに進み傾向です。
 このワンタッチで正時合わせする機能が付いた腕時計は、同じシチズンの電磁テンプ時計コスモトロン スペシャルとこれだけではないでしょうか?。手巻き時計でこの機能が付いた物が欲しいのですが、探しても無さそうです。外人は秒針までピタッと合わせる必要性は感じないでしょうから、日本メーカぐらいしか作らない。と言うかシチズンだけ?。手巻き+パワーリザーブ(ここまではオリエントにある。)+正時合わせ機能付腕時計が欲しい。

 右側はセイコーのマジェスタ。1990年のバブル絶盛期の発売です。ムーブメントは5S42。通常のクオーツ時計はステッピングモータで秒針を1秒毎にピクッ、ピクッと動かしますが、これの特徴はクオーツなのに秒針が音叉時計のように滑らかに動く事。ステッピングモータを360Hzで駆動して秒針をギヤダウンして動かしているのかと思いましたが、それだと消費電流が過大となるので違うようです。(特殊なオイルを使ったトルコンみたいなのが付いている、との情報もWeb上で見たことがありますが、本当??) 秒針が滑らかに動くのでスイープセコンドと呼んでいたらしいです。スイープセコンドのムーブメントは5S21もありますが、そっちは安物のようです。これはツインクオーツではありませんが、年間誤差±20秒保証の高級品。バブル絶盛期の商品としては地味だったのか、あまり売れなかったらしく、かなり珍しいモデルです。
 現在売られているスプリングドライブの秒針も同じ動きをしますが、機構的にはまったく異なります。自動巻きのゼンマイで発電して、クオーツの精度で秒針のブレーキを制御する。技術屋のおもちゃですね。セイコーのこの姿勢はずっと維持して欲しいです。高価なんで手が出ませんけど。(4月14日)


Gakken Flip Clock (Japan 2013)



 ゴールデンウイークです。今年は天気も良いみたいで行楽日和なんでしょうが、なんか眠いのでゴロゴロしている予定です。

 本屋さんでこれを見つけました。パタパタの電波時計。学研の大人の科学シリーズです。パタパタ時計のキットなんて今後はもう出ないでしょうから買ってしまいました。いつも思うのは学研の設計の優秀さと品質の良さ。組み立てる際にプラスチック部品のバリやランナーの残りを警戒しますが、手直ししたことがありません。歪みや引けもまったく無し。中国で作っていると思うんですが、どうしてこんなに品質が良いんでしょう?ビスの数もぴったりなんで、無くしたら予備がありませんから緊張します。ビスやナットは落すとなぜかかなりの確率でどこかに行ってしまします。

 組み立ても簡単で、誰が作ってもちゃんと動きます。今回も1時間程で完成。パタパタのシートを嵌め込むのが結構手間ですが、作るのが楽しいキットです。唯一問題なのは配線の固定。説明書にも書いてありますが、モータ配線を後ろの壁に固定しておかないと、パタパタのシートと干渉します。配線の固定ができる爪を作っておくべきだったと思います。最初に確認のため動かしたら、一発で干渉しました。

 電波の受信感度も良さそうで、実用可能です。希望としては前面にカバーが欲しかった。コストから厳しいのは分かりますが、パタパタ部分がむき出しだと直ぐに埃まみれになることは明らかです。他には動作がかなりうるさいのが難点。静かな部屋だと1分毎にびっくりします。1分ってこんなに短かったっけ?時間は大切にしないと。


SANYO eneloop (Japan 2005-2013)



 ついに国内からはSANYOブランドは消滅するみたいです。エネループも4月からデザインが変わるのでこれが最期になります。エネループの電池は結構持ってますが、充電器が1台しか無いので以前から不便でした。今のうちに充電器を買っておこうと思ったら、近所の電気屋さんでこれを安売りしてたので購入しました。

 エネループが出る以前はニッカド、ニッケル水素電池の自己放電が早いのは当たり前で、使う前には必ず充電が必要でした。ひどいのは1ヶ月で半分ぐらい放電していたような気がします。2次電池を持っていても必要なときには放電していて使えないので、結局乾電池を使うってことが多かったと思います。エネループを購入して最初に充電しなくても使えたのは驚きました。あまりに性能が良いので、充電しないままかなり使い回すことが多くなりましたが、特に何も問題は起きませんでした。

 SANYOブランドが消えるのはとてもさびしいです。品質、性能共に良いのに廉価で、日本製品の良心のようなメーカーでした。せめてエネループはSANYOブランドで残して欲しかったですが、会社の方針ですから仕方無いのでしょうね。外観は変わっても中身はこれからも変わらないことを祈ります。(4月29日)



AIRTROL REM-2 (USA 1967?)



 何か体調が変です。歳のせい?

 久しぶりにラジコン無線機をレストアしました。AIRTROLはトイラジみたいな無線機作っていた会社であまり情報がありません。最近これを入手しました。ラダー、エレベータとトリマブル操作のエンコンのギャロッピングゴーストです。受信機はアクチュエータ3個と一体になっていて、とてもコンパクトです。それに合わせてか、送信機も小型です。

 ラダー操作はサブキャリヤ断続のDuty比、エレベータ操作はサブキャリア断続の周波数を制御して通信します。エンコンは通常サブキャリアをフルマーク、フルスペースとすることで通信しますが、その場合は何もしないとラダー、エレベータのアクチュエータは振り切ってしまいます。それを防ぐためにパルスオミッションディテクタを使って、エンコン操作中はラダー、エレベータをニュートラルに固定しますが、どうしても検出は遅れるので一瞬振り切ってしまいます。

 この無線機はエンコン操作をサブキャリアのフルマーク、フルスペースで通信するのではなくて、サブキャリアの周波数を切り替えることで通信します。そのためエンコン操作中もラダー、エレベータも同時に操作できます。3アクションを同時に操作できるギャロッピングゴーストは他に見たことがありません。
 残念なのはアクチュエータが機械的にとても貧弱な事。ここにGraupnerのBellamatic2とAutomaticを使えばすばらしい無線機になったでしょうに。


STAVELEY 2CH (UK 1969?)



 
もう1台。Staveleyの2CHアナログプロポです。
 最初に見たときは送信機は3CHと思ったんですが、実際は完全なる2CHでした。2CHの場合、ラダー+エンコンかラダー+エレベータが普通です。この送信機、2CHめがエンコンの場合は左側のスティックで、エレベータの場合は右側のスティック上下で操作します。右側のスティックの下にあるスライドSWで切り替えます。後年のデジタルプロポの送信機ではどのチャンネルにどのスティック操作を割り当てるか設定できますが、こんな風に切り替えられるのはこの送信機がが最初では?

 分解掃除してバッテリーを組み込んだら何もしなくても動きましたが、サーボのニュートラルは大幅にずれています。調整したいのですけど送信機のポテンショメータの軸を動かして調整するしか方法が無く、信頼性の低そうなポテンショメータですので、壊しそうで怖いので止めました。(6月30日



PRECISION 3CH (UK 1969?)



 正直言ってどうでも良い無線機ですが、シングルスティックって言うことで入手してしまいました。受信機側のバッテリーがありませんが、レストアしてると「なんでこんな無線機修理しているんだろ?」とへこんできたのでここで止めました。送信機も恐ろしく状態が悪くて、スティックの樹脂部品は劣化していてバラバラ。ジャンク箱に4CHのセットが残っていたので、それから部品を外して修理しました。シンバルがグレーなのはそのためで、オリジナルは黒です。サーボはグレーが4ワイヤで、アンプ回路はディスクリート。赤は3ワイヤで、アンプ回路はIC化されています。

 米国と英国の国旗が気になって調べてみたら、驚くことが分かりました。Doug Sprengが英国に渡ってHarry Brookと開発したデジタルプロポがこれらしいです。だからsprengbrook。The red box radio'sって言うらしいです。へーえ!
 あんまり出来は良くありません。当時のORBIT、MICROAVIONICS、KRAFTと比べると見劣りします。

 話は変わりますが、最近のラジコン技術はDVDが付いているので、ゴムで縛ってあって立ち読みできません。知人が今月号に出ているって言うんで買ったのですが、出てないし。

 活字になっているから内容は正しいなんで幻想はもはや抱いていませんが、やっぱり適当な事が書いてありますね。馬庭コレクションの送信機と受信機はどっちもペアではありません。三鴻通信のSuper Teletrolの受信機は確かにあの形状ですが、あそこにあるのはLafayetteブランドかPilot?ブランドで売り出されていたケースに入っていた受信機のケースを外したものです。ケースに入っていたので周波数調整用のトリマに長い軸が付いていて、摘みを外した跡があります。本来の受信機はトリマーコンデンサのねじがあるだけです。

 Metzの方も送信機の190/1とのペアとなる受信機は190/2で、写真の物より一回り大きいです。あの受信機はトランジスタ化された?もっと角ばった形状の送信機191/1とペアになる物で、191/2と思われます。Mecatron Babyとか言っていたような?
 Mecatronの凄いのはあの時代に全て配線済みのセットを売っていたことです。米国でもその頃は不完全な部品を買ってきて自分で配線するしか無かったのに、コネクタをつないで電池を入れればOK。今では当たり前ですが。Metzは写真機のストロボなんかも作っていた会社で、送信機のケースはストロボの電源のケースを流用したのであの形状になっています。ドイツは大手メーカーがラジコン無線機を作っていたので、家電品のケースを流用した物がありました。GraupnerのVariophonの送信機なんかはラジオのケースを流用してました。

 Metzで思い出したのは、日本でもストロボなんか作っていたカコ?って会社がデジタルプロポを作ったことがあります。超レアな製品ですが、ネットを探すと送信機の写真が見つかります。まあどうでも良いことですが。


YAESU YC-355D (Japan 197X)



 八重洲無線の周波数カウンターです。子供の頃に欲しかった測定器の一つですね。(オシロスコープの次かな?)
 今となっては何でもありませんが、表示がニキシー管なので見ていて楽しいです。未だにニキシー管マニアは多いようで、旧ソ連製の部品を使った時計なんか結構高価で販売されています。こんな測定器はニキシー管でも人気がありませんので安く買えました。外観も中身も綺麗ですが、残念ながらプレッシー社?製のプリスケーラICは死んでいるので、35MHzまでしか測れません。(この機種のプリスケーラはほぼ全滅みたいですね。)
 ニキシー管表示を見てノスタルジックな気分に浸るのには良い機械です。(7月14日)。



MK Single Digital (JAPAN 1966)



 やっと涼しくなってきました。しかし大雨やら竜巻やら大騒ぎが続いています。大雨で被害が出ているのに近所のダムは殆ど空。うまくいきませんね〜!

 プロポーショナルサーボ1個と順序式のエンコンサーボを持っているシングルプロポは日本独自の製品です。海外では英国にもありますが、日本の影響と思われます。米国は豊かですからプロポーショナルになってから順序式のエンコンサーボなんてケチな物は使いません。シングルプロポといっても色々な方式があって面白いので機会がある度集めていますが、最近これを入手出来ました。

 MKのシングルデジタルプロポです。MKはオービットのノックダウン生産をやってましたが、オリジナルの製品も作っていました。ラジコン技術の広告を見る限りでは3世代ほどあるようで、これは2代目のようです。

 送信機は通常のPPM方式で送信パルスは1CH分しかありません。エンコンボタンを押すとPPMが止まって無変調になります。そのためエンコンボタンを押しっぱなしにするとラダーサーボは動きませんが、エンコンサーボは順序式なのでチョン押しで切り替わるため、特に問題にはなりません。
 受信機はデコーダからパルスが出ているか検出する回路が付いていて、パルスが止まるとエンコンサーボを動かします。ラダーサーボは通常のデジタルサーボなので、パルスが止まるとその位置で止まっています。

 入手した時の状態はかなり良好でした。電池BOXは送信機も受信機もオリジナルで腐食無し。ただラダーサーボは故障していて、前の持ち主がマイクロのサーボをつなげてました。これまでの経験でもMKオリジナルのデジタルサーボは信頼性が低く、かなりの確率で故障してます。オリジナルに戻すべく修理したのですが、サーボのプリント基板はとても小さく、めがねを外さないと見えないし、外すと見えないしと往生しました。そろそろ修理は無理になるかも?

 結局トランジスタを2個とタンタルコンデンサ2個を交換しました。このサーボはプリント基板が2枚も入っていて、トランジスタが14個、ダイオードが6個も使われています。回路もオリジナルで、他に類似の物は見たことがありません。オービットのノックダウン生産もしていたのに、なぜ使用部品がとても多いオリジナルの回路なんでしょうか?(9月7日)。


OS Reed 8CH (T8-D R8-D) (JAPAN 1958)



 1ヶ月前に「やっと涼しくなってきました。」と言ってたのに、10月になっても30℃超えてます。ですが、今度こそやっと涼しくなってきました。
 どうなってるんですかね?たぶん秋は短くて、すぐ「さぶー!」ってことになるんでしょうか。

 久しぶりにリード式の無線機をレストアしました。送信機のT8-Dは左側のようなシーメンスキーSWが右にも2個ある物が普通ですが、こんなスティック式もありました。1961年に創刊されたラジコン技術の広告などにはもうありませんので、初期にだけ製造された物と思います。機能的にはシチズンシップのMST-8と同じで、参考にして設計したのでしょう。(パクリ?) スティックは左右でエルロン、上下でエレベータ操作。左上のキーSWを上げると、スティック左右がラダー操作に替わります。左下のキーSWはエンコン。下でエンコンHI、上でエンコンLOになります。(もちろんトリマブル動作。HIとLOが今日と逆ですが、取り扱い説明書にはそう記載されています。)

 リード式でスティック式の送信機が普及しなかったのは、パルス打ちがやり難かったためと思われます。プロポーショナルではないので細かく操作するためには、パルス打ちをする必要がありますが、このスティックではとてもやり難かったはず。

 かなり状態が悪かったのでレストアは大変でしたが、一応動く?って所まではできました。送信機のトーン安定度が悪い上、裏蓋を開けないと調整できないので、調整して蓋を閉めるとずれるって感じで、安心して遊べません?おまけにA電池の電流がかなり大きく、単2アルカリ電池2本を並列にしてテストしてたんですが、なんか動作がおかしいな?と思ったら電池がへばってました。本来のA電池は平角3号が指定です。
 受信機はA電池が単3電池1本、B電池は45Vが指定ですがそんな物ありませんので、6Vから36Vに昇圧するDC-DCコンバータを使って、サーボ電源と共用にしています。2割ほど電圧が低いのですが、問題無く動いています。
 サーボはMK製の初期の物で、大体時代は合っていると思います。ケースの印刷は上下逆な気がしますが。


NHJ VTV-101 (JAPAN 2004)



 腕時計型のアナログテレビです。セイコーのテレビウオッチは白黒で、チューナも外付けでしたが、カラーになってチューナもバッテリーも内蔵されています。発売された当時はまったく知らなかったのですが、テレビウオッチを入手してから色々調べていて存在を知りました。最近になって中古が入手できました。これは入手したときは充電してもまったく動かなかったんですが、分解して一度リチウムポリマー電池を外して、つなぎ直したら動作するようになりました。バッテリーの保護回路とCPUの低電圧リセット回路の設計に欠陥があるように思います。



 セイコーのテレビウオッチと並べてみました。腕時計のデザインとしてはやっぱりセイコーが上ですが、腕時計型!のアナログテレビですから仕方無いところです。22年の技術開発の成果がよく分かります。NHJって既に倒産してしまってどんな会社か分かりませんが、設計と製造は何処がやったんでしょうか?

 バッテリー内蔵のポータブル機器はバッテリー寿命が製品寿命となります。こいつに内蔵されているリチウムポリマー電池もあまり余命は無さそうです。MP3プレーヤーなどもバッテリーが死んで使えないのが何個かありますが、バッテリーを交換できれば動作するのが分かっているので、捨てずに仕舞っておくので増える一方です。(貧乏性なんで捨てれません。) 角型のリチウムイオンとかリチウムポリマー電池はまったく規格化されていないので、同等品を入手して交換するのはほぼ不可能です。なんとかならないんでしょうかね?テレビではありませんが腕時計で動画が見れるのも何個かありますが、いつまでバッテリーが持つか?持ってるだけで使うことはまず無いので、さほど重要ではありませんけど。

 腕時計型ってインターフェイスはウエアラブルインターフェイスとしてはもはやあまり有望では無いようです。ワンセグで良いので腕時計型のデジタルテレビが欲しいですが、誰も作ってくれなさそう。まあ私も欲しいだけで、持っていても使わないでしょうからね。(10月14日)


Gyro Single Set (USA 1958?)



 ガラクタを大量に集め始めたのは、やはりヤフオクが始まったのがきっかけでしょう。子供の頃に欲しかった物がどんどん出てくるので、常軌を逸して買い集めていたのは私だけでは無いと思います。(ヤフオクバブルって言ってましたね。)
 しかし、買い集めても情報も知識も無かったので、当時はバラバラの部品の組み合わせで適当に組み立てた物も多いです。

 写真のGyroの受信機も10年以上前にMIN-Xの送信機やヒノデのサーボと組み立てましたが、動作が通常と逆で「何か変だな?」と思っていました。後日になってから分かったのですが、変なのは当たり前でキャリア式用の受信機でした。(電波を受信するとリレーをONする。送信機はキャリアをON,OFFするだけ。)
 いつか正規の組み合わせにしてやりたい思っていたので、今回セットを作り直しました。

 送信機はロクタル管の3D6 1本だけ。押しボタンスイッチを押すとB電圧がを供給されてクリスタルが発振し、そのまま送信します。受信機はサブミニチュア管1本とトランジスタ2個のハイブリット。サーボも時代を合わせてdeBolt製のdmeco 5PN (なんで5PNなのかよく分かりませんが?ラダーとモーターコンが一体となったサーボです。)

 やっと本来の組み合わせが出来ました。dmecoのモーターコンは電動モータを制御するんですが、実際に使うことはないので電動モータへの配線はコネクタだけです。キャリア式なんでサーボモータのブラシノイズでも誤動作するじゃないかと思いましたが、机上ではそんなことはありませんでした。と言っても1950年代の無線機ですし、シングルの3点押しでモータ制御するのは困難ですから、操作してもストレスが溜まるばかりであんまり楽しくありません。(11月3日)



SKY SPY MK-RH2? (CHINA 2013)



 ヤフオクを見ていたら久しぶりに気になるトイラジヘリ見つけました。カメラを搭載して映像が撮影できる物は珍しくありませんが、送信機にモニタがあってリアルタイムに表示できるのは少ないです。落札価格は6980円ですが、怪しげな商品を大量出品しているストアなので、高額の送料と代引き手数料を取られて約9000円。ネット通販で買うよりちょっと安かったかな?

 オークションの説明文には型番としてMK-RH2と書いてありましたが、届いた物にはどこにもこの型番は記載されていません。メーカーはJIAYUAN MODEL。Item.No.68713とあります。
 日本語の取り扱い説明書があまりにも不備なので最初は不良品かと思いましたが、価格に見合わない高機能を持っているので掲載してみました。





 手元にあるトイラジヘリと比べてみました。奥にある箱はトイラジヘリのブームを起こしたCCPのハニービーです。もう7年も前ですね。ローター径37cm、全長約40cmとトイラジとしてはかなり大型です。




 まず分かりにくいのがバッテリーの充電。ミニUSBの端子で充電するんですが左の写真で分かるように、本体の飛行用バッテリーと下のカメラのバッテリーを別々に充電しなければなりません。取り扱い説明書には本体しか書いてありません。

 飛行時にカメラで録画する場合は、右の写真のように本体とカメラのUSB端子を接続しておく必要があります。これは送信機のスイッチで録画のオン、オフを切り替えるんですが、送信機からの信号はへり本体が受信するので、USBで接続して制御しているようです。この接続用USBケーブルは通常のコネクタハウジングを使っているので、重いしかなり邪魔です。(作り直す予定)





 次にあり得ないのが充電器。ACアダプタ+USB変換ユニットなんですが、USB変換ユニットの説明が無いので、最初はこのACアダプタをどう使うのか分かりませんでした。ACアダプタは6V600mAと書いてありますが、懐かしい非安定タイプ。無負荷だと12Vも出ます。

 USBに変換するユニットはてっきり5Vレギュレータが入っていると思ったんですが、基本的に抵抗でドロップさせているだけ?(大きな酸金抵抗が見えます。) ちょっと部品が付いていますが、なんらかの条件でカットオフする回路でしょうか?
 USBコネクタでの無負荷時の出力電圧は11V、本体につなぐと約4.2V。これでカメラ側も充電するんでしょうか?カメラはパソコンにつないでデータ読み出すので充電電圧も5Vでないと駄目な筈。カメラはパソコンで充電するのが前提?

 試しに本体をUSB電源につないでみましたが1.5Aぐらい電流が流れるので、本体はこの充電器で充電した方が良さそうです。それともバッテリーのコネクタ部分からリチウムポリマー電池用充電器で直接充電した方が無難?





 へり本体のバッテリーです。1100mAhのリチウムポリマー電池。これで7分飛ばせるらしいです。8.6C放電?消費電流は9Aぐらいでしょうか?ヘリ本体はとても良く出来ています。




 送信機です。左肩の部分にあるのが録画オン、オフスイッチ。静止画撮影と動画録画はどうやって切り替えるのか分かりません。適当に押していたらどちらもファイルがあったので、なんか切り替える方法がある筈ですがよく分かりません。右肩の部分にあるのはモニタ用TFTのオン、オフスイッチ。TFTは消費電力が大きいので不要な時は切っておけます。TFTは2.4inchで結構大きいです。(CCPの同様の製品は小さいTFTをレンズで拡大表示させていたと思います。)

 肝心のヘリの操縦はたぶんラダーのトリムは使える筈ですが、取り扱い説明書には説明がありません。
 裏面にはディップスイッチがありますが、もちろん何の説明も無し。





 送信機の内部ですです。裏面のディップスイッチはモニタの回路につながってました。ヘリから送られてくる画像データ通信のID設定と思われます。(ちょっとおかしいんですが?) 受信用アンテナはモニタ基板に付いています。
 送信用アンテナの外観はダミーで、上部にある送信ユニットの基板にアンテナパターンらしき物があります。送信機だけでも結構な部品数があって、とってもトイラジの送信機とは思えません。




 ヘリ下部に搭載されているカメラユニットです。トイラジとは関係ない小型ユニットをそのまま搭載したように見えます。右側のディップスイッチが付いているのが送信ユニットです。最初は全然モニタに表示されなかったのでディップスイッチを全部オフにしたら表示するようになりました。送信機のディップスイッチは1,2がオン、3,4がオフです。分かりませんね?




 カメラユニットを分解してみました。取り扱い説明書には何の説明もありません。

 
スライドスイッチが付いていますが、電源スイッチなんでしょうか?内側にスライドさせると送信ユニットのLEDが点灯します。microSDカードが付属してますが、まったくマーキングがありません。パソコンで容量確認したら1GBのようです。マイクも付いていますが、音声も録音できるのか確認できていません。押しボタンスイッチが付いているんですが用途は不明です。もしかしたらこれだけで録画、停止とか操作できるのかもしれません。残念ながら静止画は撮影して見られたのですが、動画はファイルがあまり見たことの無い形式なので再生できていません。Motion JPEGのようです。バッテリーはプリント基板の裏側に200mAhのリチウムポリマー電池が付
いています。

 
取り扱い説明書がとんでもなく不備なので、普通の人には不良品としか思えない代物です。私もまだ使いこなせているとは言えません。バッテリー充電は正解が分からないので不安です。リチウムポリマー電池ですし。

 色々問題はありますが、ヘリとしてはちゃんと飛びますし、空撮映像を手元の送信機のモニターで見れるし、録画も出来る。
 これだけ高機能なラジコンヘリがたったの9000円で入手できるなんて、世の中どうなってるんでしょうか?(11月24日)

追記


 
へり本体のリチウムポリマー電池をコネクタ部分から別の充電器で充電しようとしましたが、出来ませんでした。良く見ると電池からもう1本太い赤い配線が出ていて、本体のプリント基板に直接ハンダ付けされています。充電制御?保護回路?が本体のプリント基板上にあるようです。やはり本体のリチウムポリマー電池の充電は、付属の充電器でUSBコネクタから行う必要があります。(USB電源でやると結構電流が流れますし、充電が終わったかどうか分からないので止めました。)

 カメラは通常のUSB電源やパソコンで充電できます。充電中は白色のLEDが点滅して、充電が完了すると点きっぱなしになります。カメラは以前から良く売っている、キーレスエントリーのキー型カメラと同等の物です。カメラ本体の押しボタンスイッチでも送信機のカメラボタンと同様に操作できました。動画は押しボタンを長押しすると約3秒ぐらいで撮影が始まります。もう一度短く押すと止まります。静止画は短く押すと、押す度に撮影します。撮影すると次に撮影するまで数秒間隔が必要です。操作はカメラ本体の白色LEDの点滅で分かりますが、送信機の画像にはまったく出ないので、飛ばしている最中の撮影は勘でやるしかなさそうです。動画はmotionJPEGの640x480dot30FPS。音声もPCMで録音されます。静止画は1280x960のJPEGで保存されます。

 最初、動画ファイルが表示できなかったのですが、どうやらファイルが壊れていただけのようです。ちゃんと撮影したファイルはWindows Media PlayerでもGOM Playerでも表示できました。(家のパソコンはffdshowが入っていますが、DirectXの8.0以降が入っていれば良いらしい?GOM Playerはコーディック内蔵なので、たぶんffdshowが無くても大丈夫?)

 ですが、最初のどうにもならないファイルもフリーウエアのVitualDubを使えば見れました。




Playerではなくて動画編集ソフトですからファイル形式の変換も出来ます。残念ながら最新バージョンの日本語パッチはありませんので英語ですが、結構高機能なのでお勧めです。
 動画にはタイムスタンプが入りますが、カメラのカレンダーと時計時間の修正はmicroSDのtime.txtファイルで書き換えます。2011-05-01 23:59:59って感じでテキストで書いてありますので、正しい日時に書き換えておくと、次に電源入れた際書き換わるようです。time.txtファイルはいつの間にかデフォルト(私のは 2011-05-01 23:59:59 何があった?)に戻っていますが、動画に記録されるタイムスタンプは変わっています。(11月30日



アン GRAPH (JAPAN 197X)



 
2013年ももう終わりです。年々時間が経つのが早くなります。なんて書くのはおっさんになった証拠ですが。

 今年の終わりを飾るに相応しいがらくたを入手しました。1970年代に場末のスナックなどに置かれていた、エロ動画を見る機械です。100円入れると約2分間見れます。映像が不鮮明なのは画像処理しているためで、フィルムは劣化してますが、実物はもっとましに見れます。





 製造メーカーはトーク エレクトロニクス。ネットで情報探しましたが見つかりません。
 中身は8mmのビューワーFUJICS TM-20と8トラのプレーヤーです。8mmフィルムでエンドレスができるんですね、初めて見ました。

 
8トラテープで音声も出る予定だったと思いますが、8mmフィルムと同期させる機構はありません。最初に時間を合わせてセットしても、ずれてしまえば再同期させる方法は無いので、使い物にはならなかったと思われます。入手したとき8トラテープは付いていませんでした。完成度は???ですが、当時はこんな物でも売れたんでしょう。(フューズも付いていないので、ちょっと怖い。)

 
フィルムは劣化しているので、他のフィルムと入れ替えてみる予定です。8トラでは無理ですが、他の方法で音声も同期して出せないかな?と思案中です。

 
今年はたぶんこれでアップ終了です。皆さん良いお年を
(12月15日)