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交響曲の研究3



作品

チャイコフスキー 交響曲第4番




鑑賞


 201X年9月15日




鑑賞
記録


 まだ夏の暑さが体にしみる。今日は学友会オーケストラ浜松の第9回目の定期演奏会に来た。チケットは磐田市にあるララポートにて購入。全席自由で1,000円。このオーケストラは、浜松交響楽団のOB中心に結成されたもので、歴史は案外新しいようで、どんな演奏を聞かせてくれるのか楽しみである。

 浜松市アクトシティー中ホールは初めて。というか、クラッシクのコンサートに来るのは本当に何年ぶりだろう。社会人になって1、2年目に行ったきりだから、25年ぶり位だろうか。やや緊張する。今回の座席はすべて自由席。開場は開演の30分前となっており、13:30ごろ到着した行列が出来ていた。
座った席はステージから見て左方8列目あたり。
開演までの間、入り口で配布されたパンフレットをゆっくり眺める。

 14:00、いよいよ開演。オーケストラの面々が現れる。楽器の配置はバイオリンが第1、第2で左側へ、チェロ、コントラバスが右側になる通常のもの。
コンサートマスタと呼ばれるオーケストラのリーダーとなる方は、高林洋子さんという女性の方。第1バイオリンの一番前、指揮者に近いところでチューニングを始める。

 音合わせが終わり、スッと一瞬の静けさの中、指揮者の三河正典(みかわまさのり)氏が早足で現れる。

 プログラムの前半は、クラッシクの小曲だけでなく、もみじや荒城の月などの日本の曲、、ムーンライトセレナーデなどのポピュラーソングなどもおりまぜ、約40分の時間が過ぎた。みんなが知っている曲なので口ずさむ人もいた。
休憩15分を挟んで、いよいよ後半チャイコフスキー。

第一楽章。
 おもむろにファンファーレのようなテーマが金管楽器から高らかに響く。前半の軽い乗りの曲とは打って変わって、いよいよ交響曲が始まるという緊張感で開場も息を呑む。
音量が一気に高まり威圧感さえ感じ思わずのけぞる。うねるような上昇下降音階で曲はどんどん進む。スピード感、音の大小のダイナミクス。
そして最後のティンパニーの強打で最高に盛り上がって終わる。一瞬の静けさ。何とここで拍手が沸き起こった。あまりのすごさに感動してしまったのか。自分自身もつられて大きな拍手をしてしまった。


第二楽章
 第1楽章の拍手が入ったためか、指揮者の三河氏はかなりの間合いを取った。うって変わって静かで哀愁を帯びた旋律が、オーボエかクラリネット

第三楽章
 ファンファーレで始まる跳ねる感じの明るい楽章。

第四楽章
 第1楽章から3楽章までのモチーフが微妙に形を変えて出てくるのが面白い。ただ、どこに行っちゃうのー、といった感じが所々あるように思えた。が、最後はパイプオルガンの様なブルックナー独特の重厚なサウンドで大きく盛り上がり終わった。