ITリーダーやITマネージャーのための"ゆる〜い"学びの研究室
アドラー心理学の本を読んでみた
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IT業界で働く人のためのカウンセラーになろうと考えているので相談に乗ってください。 |
◆人の悩みは全て人間関係の問題
◆性格ではなくライフスタイル
性格は変えられないが、ライフスタイルは変えられる。
◆人に嫌われることを恐れるな!
◆10人の内1人はあなたを嫌う、2人はあなたを信頼する、7人は普通の人々。
その嫌われる1人だけをみて、人生の調和を欠いてはいけない。
◆共同体感覚という言葉は特に重要
-対人関係は信用ではなく信頼
-他者信頼は仲間
共同体感覚とは?
◆ここに居ても良いのだと思うには、他者を仲間だと見なす必要がある。
◆そのためには、自己受容と他者信頼の両方が必要。さらに他者貢献が必要
◆その3つが循環構造になっている
他者貢献には自己犠牲は不要。
他者貢献のためには自己受容
信頼の反対は猜疑心
仕事の本質は他者貢献とそこに居ても良いという感覚。
自己肯定ではなく自己受容
変えられものと変えられないもの
◆不幸とは?
-自分を好きになれないこと
-他者貢献を感じられないこと
◆幸福とは何か?
-自分自身が幸福になるためにはどうしたらよいか?
-あなたは考えたことはありますか。
-アドラーにとってその答えは意外とシンプルで「他者貢献」を実感することである。
-しかもそれは他者がどう感じているかは問題ではなく、あなた自身の私感でよいのです。
-他者貢献というと、他人からの承認欲求を満たすことに聞こえるかも知れないがそうではない。
それとは逆で、誰かに認められない、あの人に評価されたい、という欲求から逃れることが大切です。
それは対人関係から自由になることでもあります。
◆それでは幸福な人生とはどんなものでしょうか?
それは特別な人生ではなく普通に生きることです。
-そして人生は連続する刹那であると考えます。人生を線として考えてはいけません。小さな点の連続であると思ってください。
-フロイト博士の様に我々の人生を物語として考えるアプローチには無理があります。
-人生には大きな目標があり、その目標に向かい最短距離で到達することに意義を求めると苦しくなります。
-その目標に到達できなかったら、自分の人生には意味が無かったと感じるかも知れない。
-また、自分は今、その目標に向かって歩んでいると考えてしまうと、いつも目標に到達するための準備段階であるという発想になってしまう。
-それは常に人生は準備中であるという感覚を産んでしまう。
-それで幸福感は得られるでしょうか。
-極論に聞こえるかもしれませんが人生に目標は不要です。目標を達成できなければ幸福でない、という発想ははやく捨てることです。
それではどう考えればよいのでしょうか?
-人生は物語ではなく、旅のようなものだと考えます。
-旅は途中経過や先々での経験や体験が楽しいものであり。早く目的地に到着すること、いかに効率的に旅先を回れるか、その様な旅はあまり楽しくないと思います。
少なくとも私はその発想で、家内と何度喧嘩したことか。
旅の途中途中のその場所が楽しい、今この瞬間が楽しい、今その瞬間を生きることです。
-別の例えだと、今ダンスを一生懸命踊ることだとも言えます。強烈なスポットライトがあたる状態だと、後ろも前もよく見えないはず。
過ぎてしまった過去や、何が起こるか判らない未来のことを思い煩うのはやめましょう。
先ほど目標を持つなと言いましたが、旅の道標や、北極星を持つことはとても重要です。
その北極星を見据えて旅することです。北極星は人間がどんなに目指したとしても到達はほぼ不可能です。
しかし、深い森で道に迷ったとき、この北極星を頼りに進むことで、どんな暗闇の中でも迷わず、前へ進めるでしょう。
この北極星は何か?
アドラーは「他者貢献」を置くことであると言っています。
そのためこの他者貢献の本質を理解しておくことが重要。
◆そして、人生における最大のウソとは何だと思いますか?
-アドラーの答えは、今を真剣に生きること。過去も未来も関係なく今この瞬間を。
それが出来ない人は人生で最大のうそをついたことになる。
-今をここだけに真剣に生きる、今できることを真剣に丁寧にやる。ただし深刻ではなく。
人生には一般的な意義はない。
それは天災についての原因を考えても意味がないのと同じ。
あなた自身が人生に意味を与えられる。
◆仕事の本質は他者貢献と自分のため
◆自身の成長そのものが幸福
〆