読後感想

いま、すぐはじめる地頭力


1.地頭力の構造
ベースに「知的好奇心」が必要。
その上に、「論理思考力」と「直観力」
さらに、以下の3つの力が乗っかって、地頭力が構成される。
1)仮説思考力(結論から考える)
2)フレームワーク思考力(全体から考える)
3)抽象化思考力(単純に考える)

2.考え始めることで重要なのは?
1)時間に対する感度を上げること。時間も金もある、という状態が一番悪い。
2)知的依存心を捨てること。答えを誰かに聞く、上司が教えてくれるはダメ。会社が環境を用意してくれるのではなく、自分のお金で投資せよ
3)自分の思考のクセを認識すること。自分が得意な領域を抽象化して他に応用することは大事だが、自分が知っている領域がすべてだと思うな!一歩離れて見よ!
   
3.仮説思考力のトレーニング
切羽詰まると人間は後ろ(結論)から考える。そういう状態になるとカタチ(What)ではなくココロ(Why)を見る。
「伝える」のではなく「伝わる」のが大事。65点主義。「フェルミ推定」は大いに活用すべき。

4.フレームワーク思考力
・自分の思い込みを捨てて、上空から離れてみるイメージを持つ。
・3つの座標軸の考え方は応用がきく。Me座標系、You座標系、絶対座標系
・自分が判るところからスタートする、分析する方法ではなく、全体をフレームワークとして捕えた上でスタートする。
・「もれなくダブりなく」MECE、Mind−SA手法もこの思考の一種。


※最後に疑問点
 □平均点以上を取るには「直観力」が必須。これをどう獲得するかは疑問。
 □「知識」との関係が不明確。ビジネス業務知識がないと太刀打ちできないのも事実。

以上