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名家の娘ソヒ 感想
何組かの夫婦の不倫が繰り返され、「どうしようもなかった」と言いながらも別に何か打開策があるわけではない。
たんたんと不倫を続けて周りの人々を不幸にする。それらの「普通」の人々の話が、物語にどうやって絡んでくるのかなと思って5話位まで見たが、ほとんど関係はなし。プロット上、何の伏線にもなっていない。
メインのストーリーは、悪者(親戚のおじさん)が本家の家や土地の財産を乗っ取ろうとたくらむ。
主人公のソヒは、ただわめいて「殺してやる」を連発、しかし何か作戦や努力があるかというと何もない。
ただ、時代の流れ(ちょうど日本が韓国を併合する時代背景)に身を任せて、成るようにしかならない。
主人公のキム・ヒョンジュに期待してみていたが、なかなか登場しない。
この人の出た朝鮮王朝時代の商売を題材にした「商人」での、口数は少ないが表情で役を作っていく演技にひかれて、次のドラマも見てみたいと思っていたもの。彼女の厚い唇は、なかなかいろっぽくて男性の視線を引く。
このソヒの子役は少女役のシン・セギョン。ただわめいて興奮して気を失うこの役も17話まで続き、いつになったらキム・ヒョンジュが出てくるのか気をもんでいたが、やっと18話で登場。
3話〜6話までは4倍速で早回しで見たが、全然問題無し。
見せ場になる箇所があまりなく、ただストーリーがダラダラ続くだけ。これを52話まで見させられたらたまらん。
本当に韓国で高い視聴率を獲得したのか疑問。
原作は韓国の著名な作家「パク・ギョニ」の「土地」。何と25年掛けて完成させた由緒正しい文学作品。世界の何か国かに翻訳されているらしい。昔読んだ北杜夫の「楡家(にれけ)の人々」を思い出した。
最初は皆さんにリコメンドしたい作品だけを取り扱うと思っていたが、中にはこんな作品もあるということを知ってもらいたくでレポートしました。
ただし、あらかじめ断っておくが、自分の見方や価値観によって評価をしているので、このドラマが面白いという人も必ずいます。
現に韓国では非常に高い視聴率を保っていたことも事実です。
このサイトでは特に、マネジメントに関わる人が見て共感するのでは?、面白く感じるのでは?、という視点で作品を取り扱っていますのであらかじめご了承ください。
