mado.gif.gif マンションの低周波騒音被害 lion.gif.gif

この問題に対する一主婦の体験話と訴えを聞いて下さい。

2001年2月、低周波騒音地獄から脱出しました。

(数回の測定調査とマンション業者との話し合いの結果、弁護士会の仲裁センターにて和解しました。時価に近い価格で買い取ってもらい、新しい家に引越すことができました。「低周波音に鋭敏」という後遺症があるものの、低周波騒音による苦痛のない平穏な生活を取り戻しました。)

更新日:2012年10月14日

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2002年5月、マンションの低周波騒音被害の体験を「奇妙な音地獄」という題名の手記にまとめ出版しました。A5版 46ページの小さな本です。1部 1,000円でお分けしますので、ご希望の方は封書で、本代1,000円分の郵便小為替と送料160円分の切手を添えて、下記までお申し込み下さい。本の送付先も必ず分かるようにして下さい。なお、郵便小為替には受取人の名前は記入しないよう、お願いします。

 〒179-8799 光が丘郵便局留  トライアングル 坂澤 耀子(さかざわようこ)

【お願い】

購入を申し込まれた方は、Eメールで一言「郵便で申し込みました」とご連絡下さい。ご連絡を頂けたら、時期を見計らって郵便局に受け取りに参ります。保管期間が10日を越えると差出人に戻されてしまいますので、よろしくお願い致します。

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 私は業界ではかなり実績のある大手不動産会社の分譲マンションに住んでいます。入居した当初は快適なマンションライフを送っているつもりだったのですが、わずかに2年も経過した頃は部屋中に鳴り響く気味の悪い低い唸り音に悩まされるようになりました。
 部屋の中のどこにも(トイレや押入でさえ音は唸っています。)逃げ場がありません。その音は地の底から押し寄せて来るような恐ろしい音です。部屋中がいつも小刻みに揺れています。ところが、この恐ろしい現象は、私以外の人間には分からないのです。私の頭がおかしくなったのでしょうか。それとも何かの心霊現象でしょうか。

 いろいろ苦労して調べた結果、それは低周波騒音(低周波空気振動音)だと分かりました。

 私の住居はエントランスの真上にあります。エントランス周辺には隣接して電気室・分電盤室・受水槽室・エレベ−タ−機械室などが集中して設置されています。マンション全体の電気・水・換気に関する機器が全て私の住居の真下にある訳です。ちょっとした小さな工場の上に住居があるようなものです。
 工場だって変電室や受水槽室は別棟にしてあるのが普通なのに、私のマンションでは機械室はすべてきれいなタイルが貼られたマンションの一部となっています。
 その共有施設の機械の音がその真上に位置している私の部屋に影響して、気味の悪い低い唸り音を24時間絶え間なく響かせて、私を悩ませているのです。

 低周波音は普通には聞えない100ヘルツ以下の低い音です。我が家に一瞬なりとも止むことなく響き渡っている音はそのなかでも特に低い20ヘルツ以下の超低周波音なのですが、私は長期間生活の場で絶え間なく聞き続けている内に聞えるようになり、ついには耐えられないほどの苦痛を感じるようになりました。

 私の住居に響き渡る低周波音はブォ−ン・ブォ−ンと風が吹いていくような、何かがゆっくり回転しているような特殊なうねりを持った音です。そのうねりが正しくうねりのままに、例えば波や風のように私の脳味噌や内蔵を通過して行きます。その感触が実に堪え難く不快なのです。ただ不快なだけではなく、実際に体と心に深刻な健康被害を及ぼします。

 行政がこの低周波音公害を顧みないこと、音が非常に特殊なこと、個人差が激しく被害を感じる人間が少数であることなどから、低周波音公害の被害者はみんな理解されないまま孤独に苦しんでいます。
 低周波音の学問の世界のデ−タ−でさえも、ほとんどが企業よりのもので、実際に低周波騒音の被害に苦しんでいる人たちの切実な訴えを無視したものになっています。

 行政や学者のデ−タ−からすると、私の深刻な悩みも55デシベル前後ということで切り捨てられ、デ−タ−上はこの世にあってないようなものにされてしまうものです。おかげで、私は役所に我が家の被害を幾ら訴えても相手にされず、相談に乗ってもらうことさえも出来ませんでした。当時の私は、役所の無知で冷酷な応対によって低周波音公害の被害の上に更に精神的なダメ−ジを受け、頭のなかが白くなってしまうほど打ちのめされなくてはなりませんでした。今でも私は役所に電話しようと思っただけでも気持ち悪くなってしまいます。

 我が家の低周波騒音の被害は、低周波音公害の専門家の測定を受け、ヘルツとデシベルの数値に表わされてちゃんと証明されています。我が家にはたくさんの機械が隣接されているので、数種の超低周波音が測定されています。測定結果はマンションの管理会社の方に管理組合を通して提出されて、現在調査中です。

 ところで、最近分かったことですが、我が家の低周波音は残念ながら誰にでも聞いてもらえるという訳にはいきませんが、我が家に充満する気味の悪い低い機械音ついては安物のテ−プレコ−ダ−で十分録音することが出来ます。この気味の悪い低い機械音は幾種類もあってそのなかには低周波音も含まれています。
 録音された音はボリュ−ムを上げさえすれば、誰でも聞くことができます。この気味の悪い低い機械音は、我が家におきましては、どこでも(トイレでも押入のなかでも)いつでも(早朝でも深夜でも)録音することが出来ます。


 マンションにおける低周波騒音に興味のある方は、また是非このペ−ジを見て下さい。             体験に即して新しい情報をお届けします



低周波騒音ってどんな感じ?

 騒音などは、何でもない。都会はどこもうるさいのだ。音に弱い奴は文明人ではないと言われそうです。駅の雑踏、車の行き交う交差点、ゲ−ムセンタ−から、ショッピングア−ケ−ド、遊園地まで日本の現代社会は騒音で溢れています。
 日々、自分の家で低周波騒音に苦しめられている私も、通常の騒音が苦痛で交差点が渡れないとか、電車に乗れないとか、ゲ−ムセンタ−に行けないとかいう種類の人間では決してありません。東京育ちの私は返って都会の騒がしい雑踏を歩くのが好きです。それにちょっと位の騒音だったら、そこに浸っていれば大抵はすぐに慣れますよね。ところが低周波騒音は同じ騒音と言っても、かなり色合が異なります。まず、音に慣れるということがありません。反対に、長く聞き続けることによって、聞えなかった音もいつか聞えるようになり、やがて体と心にとても強い苦痛を感じることになるものなのです。

 通常の音は五感のひとつである耳に応えるといったものですが、低周波騒音は脳で感じると言った方がいいような不思議な音です。頭蓋骨を越えて脳味噌の中に直接侵入してくるようなとても嫌な感触があります。またそれと同じように、体の内部にも直接侵入して来て、内蔵を細かい振動で薄気味悪く震わしては堪え難い程不快にさせます。不快なだけではなく、長期間に渡って低周波騒音を浴び続けた場合は、本当に深刻な健康被害を及ぼすということです。

 私の場合は、低周波騒音の被害の切っ掛けとなった給水ポンプのオ−バ−ホ−ルをしたこと、一番酷い低周波騒音を発生していたと思われる配電盤室の換気装置を停止したことなどから、低周波騒音の被害が一時期からすると大分小さくなっています。それでも肩凝りや、頭の重苦しさ、耳の鈍い痛み、体全体の何とも言えない不快感などは消えません。今だに夜はお酒を飲んで意識を鈍らせないと安心して眠れないという状態です。音の激しかった時は、私の心身はもっと酷い状態でありました。

 自宅で体の調子が良くなくて寝そべっているときも、低周波音が余計に強く響いて来るので、決まってたまらず外出することになります。一日に1時間でも2時間でも音から逃れることが、自分の心と体と守る方法になります。でも、どんなに疲れていても自宅にいるよりも外にいた方がましだというのは、本当に辛いことです。

 マンションにおける騒音被害にもいろいろあるということですが、たとえば上下左右の部屋などからする可聴音の騒音のなかにも低周波音が含まれていて、ひょっとしたら、そこにいる住人を一番苦しめているのは実は低周波音ではないかと思ったりしています。

 最近のマンションは気密性が優れているため、音が太鼓のように響くのだそうです。コンクリ−トも音を非常によく伝えるということです。マンションの騒音被害に会っている人から、以前、安アパ−トに住んでいたときも上下左右の部屋の音は筒抜けだったけど、現在のマンションの騒音から受けるような苦痛は感じなかったという話を聞きいたことがあります。

 低周波騒音は、しずかでにぎやかな音です。
 一見しずかな音なので、行政も、建築業界も、機械メ−カ−も、電力会社も、低周波音に関してはまるで無視を決め込み、対策を講じようとしません。でも、一方では、低周波騒音の被害を訴える人間が年々増え続けているという現実があります。

 低周波騒音は、長い時間に渡って低周波音にさらされ続ける人間の心と体に強く影響して、ついには深刻な健康被害を与えうる隠された公害です。


掲示板(2000年5月5日〜2002年11月2日)の記録


掲示板2(2003年6月22日〜2006年1月10日)の記録


2006年1月10日以降の掲示板は運用中止


<一時的に使用していたteacup掲示板の記録を掲載します>

記録1(2002年10月30日〜2002年12月15日)

記録2(2002年12月16日〜2003年1月16日)

記録3(2003年1月18日〜2003年4月11日)

記録4(2003年4月17日〜2003年6月22日)


<騒音と低周波音公害被害者の支援サイトリンク集>

●騒音SOS

哉の資料室兼低周波音被害掲示板(学術的資料を紹介、法律にも詳しい)

●音アレルギーは地獄の苦しみ

生活騒音が聞こえる欠陥マンションを訴え、勝ってしまった人のページ


<その他リンク集>

●雑誌の掲載記事

●関連図書