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数学B

数学B事象の独立

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教科書ガイド 数研 改訂版 数学B

ガイド 数B「確率変数の独立」とは

確率変数の独立:

2つの確率変数X,Yがあって,Xのとる値任意のaと,Yのとる任意の値bについて P(X=a,Y=b)=P(X=a)P(Y=b) が成り立つとき,確率変数XとYは互いに 独立 であるという。

3つの確率変数の独立:

3つの確率変数X,Y,Zがあって,X,Y,Zのとるそれぞれの任意の値a,b,cについて, P(X=a,Y=b,Z=c)=P(X=a)P(Y=b)P(Z=c) が成り立つとき,確率変数X,Y,Zは互いに 独立 であるという。

確率変数の積の期待値:

確率変数XとYが互いに独立ならば E(XY)=E(X)E(Y)

3つの確率変数の積の期待値:

確率変数X,Y,Zが互いに独立ならば E(XYZ)=E(X)E(Y)E(Z)

確率変数の和の分散:

確率変数XとYが互いに独立ならば V(X+Y)=V(X)+V(Y)

3つの確率変数の和の分散:

3つの確率変数X,Y,Zが互いに独立ならば V(X+Y+Z)=V(X)+V(Y)+V(Z)

教科書ガイド 104 数研 数B 325 ISBN978-4-87740-147-4

ガイド 数B「事象の独立」とは

BはAに独立:

2つの事象A,Bにおいて,PA(B)=P(B) が成り立つとき,事象Bは事象Aに 独立 であるという。

互いに独立:

事象Bが事象Aに独立であるとき,事象Aは事象Bに独立であることもいえるので,事象A,Bは互いに独立であるといってよい。

独立事象の乗法定理:

2つの事象A,Bが互いに独立 ⇔ P(A∩B)=P(A)P(B)

教科書ガイド 104 数研 数B 325 ISBN978-4-87740-147-4

数学B確率変数

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教科書ガイド 数研 改訂版 数学B

ガイド 数B「確率変数」とは

確率変数:

試行の結果によってその値が定まるような変数を 確率変数 という。 確率変数については,とりうる値のおのおのに対して,その値をとる確率が定まる。

連続型確率変数:

連続的な値をとる確率変数Xを 連続型確率変数 といい, f(x)をXを 確率密度関数 という。 これに対して,とびとびの値をとる確率変数を 離散型確率変数 という。

教科書ガイド 104 数研 数B 325 ISBN978-4-87740-147-4

数学B母集団分布

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母集団:

調査の対象全体 母集団 という。 母集団に属する個々の対象を 個体 といい, 個体の総数を 母集団の大きさ という。

標本:

調査のため母集団から抜き出された個体の集合を 標本 といい, 母集団から標本を抜き出すことを 抽出 という。 標本に属する個体の総数を 標本の大きさ という。

変量:

統計的な調査の対象には,身長,時間,不良品の個数などのように,特定の性質がある。これを特性といい,ある特性を表す数量を 変量 という。

母集団分布:

母集団から1個の個体を無作為に抽出して,変量xの値をXとするとき,Xは確率変数である。(中略) このXの確率分布を 母集団分布 という。 また,確率変数Xの期待値,標準偏差を,それぞれ 母平均母標準偏差 といい,m,σで表す。

母集団分布と変量の分布:

この母平均m,母標準偏差σは,母集団における変量xの平均値,標準偏差に,それぞれ一致する。*
*変量xの平均値,標準偏差については,数学Ⅰの「データの分析」で学んだ。

標本平均:

母集団から大きさ\(n\)の無作為標本を抽出し,それらの変量xの値を\(X_1\),\(X_2\),…,\(X_n\)とするとき, \[ \bar{X}=\frac{X_1+X_2+\cdots +X_n}{n} \] を 標本平均 という。 \(n\)を固定すると,標本平均\(\bar{X}\)は1つの確率変数になる。

母比率と標本比率:

母集団の中である特性Aをもつものの割合を,その特性Aの 母比率 という。 また,抽出された標本の中で特性Aをもつものの割合を 標本比率 という。

教科書ガイド 104 数研 数B 325 ISBN978-4-87740-147-4

2020.1.25 作成 / 2021.1.6 更新

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