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アホロートルの飼育(産卵〜成体) |
アホロートルを受精卵から育ててみた。これまでの経過をここにまとめ、今後の飼育に生かしたいと思う。 (これまでの詳しい経過は、アホロートルの産卵、アホロートルの発生1、アホロートルの発生2、アホロートルの発生3、アホロートルの成長1 アホロートルの成長2参照) |
産卵は、水草に後ろ足でしがみつくようにして行われる。産み付けられた受精卵は、水草と一緒に別の容器に移す。 | |
アルビノのアホロートルは、全体が白色の卵であった。 |
産み付けられた卵をよく観察してみると、卵は透明な殻の中にあり、そのまわりに柔らかい寒天状のものがあって、それが水草についている。 孵化するまでの日数は水温によって違う。今回は3月の産卵で、室内に置いた容器内の水温は、13〜15℃前後であった。この温度では、産卵から孵化まで約20日間を要した。 孵化しなかった卵は、腐敗しているので水質悪化の原因となる。きちんと処分し、水も交換したほうがよい。 |
産まれたばかりのばかりの幼生には、孵化させたブラインシュリンプを与える。 ブラインシュリンプ:水500mlに食塩約10gを入れ、水温25℃前後の食塩水を 作る。そこにブラインシュリンプの卵を0.8gを入れて孵化させる。 エアレーションが必要。24時間前後で孵化する。 食べ残しの餌や糞をスポイトで取り除き、水は2〜3日ごとに少しずつくみ置きのものと交換した。10日前後で体長は1.5cmくらいになる。元気なものは餌をよく食べる。腹部を見ると、消化器官に入った餌の様子が見えるので、元気のないものは、これによって判断できる。 |
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孵化したブラインシュリンプ |
20日前後で前足に指の形があらわれてくる。40日前後で前肢の指がはっきりとした形になり、後肢が出始める。 |
体長が約3cmになり、後肢にも指が見えるようになってきころ、個体数の減少が気になった。 原因:・水質や水温の変化による 体調不良 ・共食いによるケガの悪化 水質は水の交換で改善できるが、共食いを防ぐために、固体の大きいものと小さいものに分けて飼育するようにした。また、このころになると食べる餌の量も多くなりブラインシュリンプでは対応できないため、大きいものには冷凍赤虫を与えることにした。 |
冷凍赤虫を食べるアホロートル | 産卵から4ヵ月後、体長は4〜6cm前後になる。餌をよく食べるものは成長も早い。ここまでくると個体数も減少することなく、安定してくる。 |