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02NHK杯in京都 11月28日11月29日11月30日12月1日

男子FS


高橋大輔(JPN) 前半は全くジャンプが決まらなかったが後半は建て直す。何度か生で見たけれど、彼はいつも転倒している印象が…頑張れー。

本田武史(JPN) 去年の田村と同じ曲の「マミー」。振付師がキャンデロロの「ダルタニアン」と同じ人らしいけど、振付は田村のほうが好きかも。転倒は無かったけれど、クリーンに着氷できないのが目立った。

Chengjiang LI(CHN) SP同様昨年から変更無しのプログラム。SPのカンフーは好きだけど、このプログラムは余り好きではない。最初のほうはジャンプも決まっていたけれど、後半はちょっと失敗が目立った。残念。

Ilia KLIMKIN(RUS) 女子選手しか使ってはいけないような乙女な曲に独特な振り付けの筋肉質クリムキン。この不可思議さがクリムキンワールド!両回転のスピンから助走無しのジャンプと変形イーグル(マトリックス!)には場内沸きました。本当にクリムキンワールドな人だ…。


 結果はクリムキンがフリー1位で、本田を逆転しての優勝。両方応援している選手なので嬉しいような残念なような。でも、いい演技をして優勝したクリムキンに、演技終了直後も本田を逆転しての優勝が決まった時も大きな拍手が起きたのは素敵だ。日本は盛り上りに欠けると言われるけど、こういう所は長所。

 表彰台の上で記念品として授与された西陣織を広げ、一通り眺めた後腰に巻きつけて観客の笑いを誘ったクリムキン。確かにあのサイズの西陣織は用途が不明だ…。

エキシビション

 入賞選手の演技前に、日本人ジュニア選手によるミニ・エキシビション。ジュニア選手って全然知らないのですが、なかなか面白かったです。印象は、

浅田真央 以前見たとき(キャンデロロのショーだったか?記憶が曖昧)はジャンプがあまり決まっていなかったけれど、今回はぴょんぴょん跳んでいた。ちっちゃい子は独楽みたいにすごい速度で回る。

太田由希奈 ジュニア=ジャンプというイメージしかなかったので、すごく驚いた。彼女の表現力の優雅さといったら!スピン綺麗でした。そこらのシニア選手よりは確実に上手だと思う。

安藤美姫 彼女がジャンプを成功した後、会場がものすごくどよめいた。理由が分かったのは帰りの新幹線のニュースで「安藤美姫が4回転を成功させた」というのを見た後。相変わらずジャンプの見分けつかなくてね…。

 ジュニアの演技も色々楽しかったですが、男子フリーと本番(?)のエキシビションの間ということで、ここぞとばかりに皆さんトイレに行ってました。

 


村主章枝(JPN) 曲はカノンにボーカルがついたもの。優雅な雰囲気の演技はさすがに上手だけど、フリーのプログラムとイメージが被るかも。去年の「エビータ」の方が違った雰囲気を出せていて(そして可愛い!)好き。

DELOBEL / SCHOENFELDER(FRA) 衣装は昨シーズンフリーに使っていたもの(女性は少し違っていたけど)。この衣装好きです。いろんな解説の人に口を揃えて言われている「ステップが少ない」というのがこのプログラム見ると正にその通り、という感じ。リフトばっかり。いや、リフトが持ち味のペアだっていうのは間違いないんだけど、そしてそこが好きなんだけど、エキシビナンバーだからそれは問題ないのかもしれないけれど。でもダンスなんだから少しはステップも入れようよー。

荒川静香(JPN) 『Sing,Sing,Sing』。SP、FSがものすごく良かったから期待していたが、このプログラムは正直期待外れ…。滑るより踊ることが多いプログラムだが、動きがいまいち小さくて、全体に重い感じ。特に足元が重く見える。解説者が「スケーティングが素晴らしい」と誉めていたことがあったが、スケーティングが良いのと軽く見えるのは別物なのか?

WINKLER / LOHSE(GER) 多分去年のOD、このプログラム好きだったので生で見ることが出来て嬉しい。フリーのコミカル路線とは打って変わった大人のダンス。ウィンクラーの脇の開いた衣装がセクシーでした。

SHEN / ZHAO(CHN) アンコール曲が予想通り日本の歌謡曲。ある意味このペアの最大の弱点の一つを露呈してます。いや、わざわざ日本開催だからと準備してくれるのは嬉しいんですが、サービスの方向性を変えていただきたいというか何というか。でも怖い物見たさの自分もいたりして。

恩田美栄(JPN) 長野世界選手権では、正直「表現力無いからエキシビがつまらない」と思っていたが(すいません)、今回は楽しかった。優雅な曲をちゃんと優雅に滑ってました。1年でこれだけ上達するのは凄い、来年も成長が楽しみ。

LOBACHEVA / AVERBUKH(RUS) ソルトレークオリンピック、長野世界選手権と同じプログラム。 そしてアンコールではやはりアベルブフだけ着替え。アンコールの拍手が大きくて、何度も(たぶん主催者が予定していたより)氷上に出てきて挨拶をしてくれました。

Ilia KLIMKIN(RUS) で、ロバチェバ&アベルブフへのアンコールが多かったせいで、次に滑るクリムキンは、リンクに出たり入ったり、2人が挨拶している方向にいた時は立ち止まってちゃんと拍手をしたり、トレードマークの変形イーグルでリンクを横断して投げ込まれた花束(クリムキン宛にではなく、ロバチェバ&アベルブフへ)を拾おうとしたり、演技を始める前にすでに相当な演技をこなしてました。素敵。本来の演技の方は、キャメルスピンを果てしなく果てしなく繰り返したあといきなりジャンプ、変形イーグルはやたら長距離だったりと、相変わらずのクリムキンワールドっぷりを発揮。


 エキシビにユンフェイ・リーが登場して初めて「おお、フリーでバトルを逆転したのか!」とようやく気付きました。それから今大会の1位の結果クリムキンがグランプリファイナルに出場できることもエキシビション後張り出してあった順位表を見てようやく気付きました。

フィナーレ、そして次は旭川

 3階席でフランス国旗を振って大騒ぎの我々に気付いてくれてこちらを指さすイザベル(多分)。そしてボールをこちらに投げるようにオリビエに指示(多分)。が、距離はいい線行っているけれど、方向があさっての方だったのでボールはキャッチできず。でも気付いてくれたみたいだから嬉しい。旗を作った甲斐もあったってものです。ここで応援してるのよー、という主張。

 ちなみに手持ちのボールをさっさと投げ終わった後、オリビエはまた大あくびしていたのを友人が発見しました…。

 そして途中で気付いたこと…それは来年の開催地が旭川だと電光掲示板に表示されたこと…。熊本へも行ったから飛行機使用は諦めるけど、12月の旭川ってどんな寒さなんだ…。それ以前に旭川って北海道のどのあたりにあるのかも知りませんでしたさ。


11月28日11月29日11月30日12月1日

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