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02NHK杯in京都 11月28日11月29日11月30日12月1日

席が…!

 前日の教訓(時間には余裕を持とう)を生かして早めに会場入り。
 と言っても前日競技終了後に翌日の席の位置もしっかり確かめたし、会場への行き方ももちろん分かっているし、パンフレットも買ってあるし、そもそも指定席だからゆっくり来て問題ない…はずだったんですが。

 いざ会場に行くと席がない

 前日きっちり番号まで確かめたのに席がなくなっている…!友人と「無い!何で!?」と焦っていると、後ろの人に指さされて笑われました…(失礼な!席が無くなっていたらびっくりしたって当たり前じゃないか〜)
 何度見たって無いものは無いから、係員に確認してみると、「あ、席減らしましたんで、代わりの席を用意してあります」とあっさりした返事。前日は上下に移動できる通路が少ないことに苦情が出たらしく、縦1列分の席を取っ払って通路にしたとのこと。

 そして代わりに用意された席がものすごくいい席でして!

 しかも早めに来た方が中央よりの席に座れたので、前日の教訓が遺憾なく発揮されました。ブラボー。

オリジナルダンス雑感

 通路から後ろを見下ろすとショーンフェルダーがふらふら歩いているのが見えた。通路では、女の子のファンに囲まれつつ移動しているバトルとすれ違う。あー、大きな声で応援してたからみんなに客席にいるだろうと予測されてしまったのね…。人気者は大変だ、などと会場をふらふら見学しているうちにオリジナルダンス開始。


WINKLER / LOHSE(GER) 燕尾服とゴージャスな水色のドレスで登場。いつも衣装のセンスがいいカップル。この衣装を見てエレガンス系のプログラムかと思ったら、コミカルでした。舞踏会そのものというより、デフォルメされたミュージカルのような雰囲気。意表をつく演出してくれるので毎年楽しみ。


CHAIT / SAKHNOVSKI(ISR) ステップが早いのは相変わらず。凄い。今シーズンはずっと順位が低かったからどうしてだろうと思っていたけれど、ワルツの雰囲気を出すのが苦手だからなのか?それほど悪くないと思ったけどなあ…。

DELOBEL / SCHOENFELDER(FRA)  曲がワルツからポルカに変わっても雰囲気が変化しない。昨シーズンのスパニッシュメドレーといい、このカップル曲想表現苦手なんだろうか…。ストレートラインステップの最後でツイズルのシンクロがちょっと乱れた。技術的なことが分からないから雰囲気だけで比べて「ポーランドより下かも…」と点数出るまで心配でした。そして何と、デロベルに直接花束を渡すことができました。いえー!

LOBACHEVA / AVERBUKH(RUS) この曲は他の人も使っていたような。白衣装のアベルブフは、きっと宮廷をイメージしてるんだろうけれど、ちょっと胡散臭い感じが。多分髭と髪型のせいだと思う…。でもワルツの雰囲気は良く出ていて素敵。


 今シーズンのオリジナルダンスの衣装は、宮廷でワルツのゴージャス系とポルカで可愛い(そして多少もっさい)系に分かれる。前者の方が好きだ。宮廷風とは少し違ったけれど、ポーランドの女性のピンクの衣装も可愛かった。

 贔屓にしているデロベル&ショーンフェルダーは後者の系統の衣装。…デロベル、可愛い系の衣装はあまり似合わないタイプだとは思うけど、それ以前にその黄色の衣装のデザインはどうよ。

女子SP

 日本選手が3連続で滑走の女子SP。
 一緒に見に行った友人は「恩田さんと荒川さんは日本選手3連続滑走を全然気にしてなさそうな気がするけど、村主さんは気にしてそうだなあ…」と心配してました。


Irina SLUTSKAYA(RUS) 髪が赤くなっていたので、最初分からなかった。どうしてスルツカヤの技術点があんなに低いの??と思ってましたが、ジャンプのコンビが2-2だったからなのね…。いくら自分の席から一番遠いところでジャンプしたからって、回転数さえ見分けられない私って…。

恩田美栄(JPN) 昨シーズンはジャンプとジャンプの間はただ滑っているだけ、とりあえず腕は動かしてみる、というイメージだったけれど、今年ははっきり進歩していてびっくりした。バレエ的な表現をしようと頑張っている、という雰囲気。そしてジャンプは相変わらず高い。見ていて気分がいいジャンプ。

荒川静香(JPN) 今シーズンのフリーは「白鳥の湖」を使うらしいときいていたので、ウォームアップに現われた荒川さんの衣装にびっくり。パンク?素材がレザーっぽいし、羽ついてるし。
 何度か白鳥が羽ばたくように手を上下させるが、この動きが本当にかっこいい!特にストレートラインステップに入る前の動きは迫力。このプログラムには惚れた!
 難点をいえばステップの足取りが重そうに見えたこと。それから、友人が「荒川さん、スパイラルもう少し頑張ればいいのに」と指摘したのを聞いて初めて脚をあげている時間が短いことに気付きました。ジャンプはパーフェクト。クールビューティー。

村主章枝(JPN) 3連続日本選手の大トリ。優雅な曲と滑りは彼女ならでは。でもコンビネーションジャンプでぐらついたので3位。


 何とSP終了時点で日本女子が1−2−3!このまま行けば表彰台独占、表彰式では日の丸3枚が掲揚されるかもと期待が膨らむ。もちろんスルツカヤも好きなんだけど、日本選手表彰独占というのも見てみたい…。

ペアFS

 トイレに行った後その入り口付辺で友人を待っていると、そこでいきなりチェコのペア・ザゴロスカ&シュデクがウォームアップを開始。通路でやるんだ…。しかも、フラワーガールの女の子がご両親らしき人と写真ををとっている間はランニングを中断して前を横切らないようにしてるし。
 今までこんな間近で練習を見たことがなかったので、じっくりと見させていただきました。

 女性は可動式の柵を手で掴んで左右の脚を交互に後ろに振り上げる動作。初めは一つ隣の柵を掴んでいたけれど、途中から私の凭れていた柵の方へ移動。多分重り(私だ!)があった方が安定してやりやすいと思ったんではないかと…よ、横に、横に選手が!どきどきしつつもしっかり見ました。背中をしならせ、脚は後頭部にぶつかりそうな勢い。身体柔らかいなあ。

 男性の方は軽くランニングした後、片足でジャンプ。ぴょんぴょん跳ねる跳ねる。氷上で見ると当たり前の気分で見てしまうけれど、床上で見ると選手ってアスリートなんだなーと改めて気付く。
 途中チェコ人ぽい女の子が来たら、会話したりサインしたりしてました。試合直前なのにいい人たちだ。


川口悠子 / MARKUNTSOV(JPN) オープンフィギュアで度肝を抜かれた川口さんの柔軟性健在。リフトもデススパイラルもこれでもかと柔軟性を強調。ただリフトに入るまでの動作がぎこちないのと、上位に比べるとスピードが出ていないのが残念。

SHEN / ZHAO(CHN) 昨年のフリーと同じ「トゥーランドット」。元が中国の話だから雰囲気が合っていると思う。この衣装が格好良くて好き。相変わらずダイナミック。

ZAGORSKA / SIUDEK(POL) このペアは本当にリフトが凄い。凄すぎて「リフトが凄い!」以外覚えていません…。

LANGLOIS / ARCHETTO(CAN) 曲は「トスカ」。色々な人が使いまわしているし、スルツカヤの印象のほうが強い…。でもなかなかいい雰囲気出していたと思う。女性が可愛い。


 結果は1位申雪&趙宏博、2位ZAGORSKA&SIUDEK、3位LANGLOIS&ARCHETTOの順。
 席の位置が変わったおかげで、表彰台が近くて良く見えました。


11月28日11月29日11月30日12月1日

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