今回の開催地は京都。近いって素敵。去年の飛行機使用九州熊本とはすごい違いだ…！
　というわけで今年は木曜日のから観戦に行くことに決定。距離が近い上に、去シーズンのスケートカナダの放送で好きになって、オリンピックでは転倒しまくってより応援しなきゃいけない気分にさせられ、さらに長野開催の世界選手権で生で見てさらにはまったアイスダンスのフランスカップル（前置き長え）、イザベル・デロベル＆オリビエ・ショーンフェルダーが、タイミングよろしく今回エントリーしているのだから、これは初日のコンパルソリーから行かねばってことで。
　マニアックに応援用のフランス国旗も大小取りそろえて用意しましたとも！
　という訳でやたら気合いの入った女２人、京都へ行ってきました。

　この日は全席自由席とのことで、まあコンパルソリーとペアのSPならそんなに会場は混んでないだろうと思い開場時間を少し超えたくらいの時間に会場に到着。

　会場に近づいて目に入ったのは長蛇の列。

　…これ、開演までに中に入れるのか？と一瞬心配になりましたさ。
　で、開演前の会場入りは問題なかったものの、見やすそうな席は既に粗方埋まっており、アリーナ席に下りる階段の前には係員が待機。「全席自由じゃないんでしたっけ？」と尋ねたところ「事前に整理券を受け取った人のみアリーナに入れます」との返事。くー、のんびりご飯食べて京都観光なんかしてる場合じゃなかったよ！と友人と後悔しあっていると、後ろから不意に声をかけられる。

　「あの、整理券余ってるんですが、宜しかったら使います？」

　まじですか！何でも、整理券をもらったもののアリーナ席で見やすい場所は既に埋まっていたため、２階席の中央辺りに席を取り、整理券が不要になったそう。
　ほんとですかいいんですかなんにもお礼できなくって済みません使わせていただきます本当にありがとうございます、と嬉しさの余り訳の分からないお礼を言いつつ早速アリーナ席へ下りて行く。リンクサイドゲットイエー！！（端っこだけど）

　と大喜びしてアリーナ席に着席するとすぐに競技開始。ああ慌ただしい…（教訓：時間には余裕を持とう）。
　選手紹介でカナダペアの名前がコールされたときに、２階席の方から「ひゅー！！」というやたらでかい掛け声が。ざわめく客席。くすくす笑いやら、何なんだ、びっくりした、あんな所にジェフリー・バトル（男子シングルのカナダ人選手）が！など反応は様々。
　長野で開催された世界選手権の時にカナダ人応援団がやたらめったら熱い人々だというのを知ったけど、選手のノリも同じですか。素敵だ。

　そんなカナダ選手ご一行様のノリに触発され、デロベル＆ショーンフェルダーのコールがあったときは、恥ずかしげもなく「ヒュー」とか叫んでフランス国旗振りましたとも！…周囲の視線が痛かったです。うるさくて済みません、でも賑やかに応援したかったんだよぅ…。

　ミーハーファンであるところの私は、コンパルソリーを見てもどれがどうすごいのかはほとんど分からない…スピードが速い人は上手いんではなかろうか、身体が傾いている方がディープエッジなのか？という程度です。ああ…。

---

SHEN / ZHAO(CHN)　演技が始まってしばらくの間､初見のプログラムのはずなのに「その振り付けは違う！」と違和感感じまくり。途中でようやくアニシナ＆ペーゼラが使った曲（Beethoven's Last Night）だったからだと気付く｡何といってもスロージャンプが豪快で､他ペアとは別格｡スピンはちょっと遅い｡そして衣装…なぜこの曲で漢字(?)付き赤色衣装なのか｡このペアの最大の弱点は衣装（と日本開催時のエキシビジョンの選曲）だと思う｡

ZAGORSKA / SIUDEK (POL)　昨年もNHK杯に来てくれたペア｡リフトがダイナミックで好き｡女性の髪型は、以前はいつもポニーテールだったけど、ショートカットになっていた。髪型が変わると印象変わるなあ。大人っぽい雰囲気になってました。

---

　過去のNHK杯をテレビで見ると、２日目のオリジナルダンスやペアフリーの日は客席が好いていることが多いのに（だから初日はもっと空いていると思って遅く会場入りした）、この日客席は一杯。そして観客のノリもいつもと違い、何というか、賑やか。 盛り上がり方が若い…若いっていいなあ…（←年寄り発言）。学生服の人が多かったから、地元の人にチケットを配った？か優先的に売ったんではないかと。

　ミーハーなノリで賑やかな会場になってよかったと思うけど、難点は最後の演技者に直渡しをするために演技中に移動してる人がいたことか。そしてこのコンピューターの不調っぷりは一体何なんだ！数字入れてランダムに抽出するだけだというのに、何回ストップすれば気が済むんだ…。