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10-01
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[01] With Japan set to host the Beijing Olympic torch relay in the city of Nagano next Saturday, Tibetans living in Japan are denouncing violence while calling for understanding of their culture and the situation their homeland is facing.

set<動詞5>設定する
host<動詞3>主催する
Beijing Olympic torch relay<名詞>北京オリンピック聖火リレー
Tibetan<名詞>チベット人
denounce<動詞3>非難する
violence<名詞>暴力
call<動詞1>叫ぶ
understanding<名詞>理解
situation<名詞>状況
face<動詞3>直面する

「副-前置詞句」+イメージ3+「副-サイン節」です。

「副-前置詞句」は複雑なので後で検討しましょう。

名詞Aには「形容-分詞句」」の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ1+「副-前置詞句」を利用しています。

「副-サイン節」の中には省略があります。それを補って内部構造を確認すると、

イメージ1+「副-前置詞句」です。このように、「副-サイン節」の中の「名詞Abe動詞」は省略されることがあります。この中の「副-前置詞句」の中の名詞には「形容-代用詞節」」の修飾がついています。その内部構造は、

イメージ3です。

では、文頭の「副-前置詞句」について検討してみましょう。

With Japan set to host the Beijing Olympic torch relay in the city of Nagano next Saturday

前置詞句は「前置詞+名詞」という形をしていることが原則ですが、withの場合は例外として特殊な形を作ります。その特殊な形とは、イメージ5の「名詞BB’」と同じ形です。つまり、with+名詞BB’という形になります。この形で「〜の状況で」という付帯状況の意味を表します。

意味の把握の仕方は、イメージ5の場合と同じで、名詞BB’の間にbe動詞を想定してみるとわかりやすいです。今回の英文では、

Japan (is) set to host the Beijing Olympic torch relay in the city of Nagano next Saturday

こうするわけですね。そうすると、この部分は、

というイメージ2(イメージ5の受け身)であることがわかります。「日本が、次の土曜日に長野市で北京オリンピック聖火リレーを主催するように設定されている」という意味ですね。そして、withの付帯状況ですから、「〜という状況で」という意味になります。

 withの付帯状況

[01] With Japan set to host the Beijing Olympic torch relay in the city of Nagano next Saturday, Tibetans living in Japan are denouncing violence while calling for understanding of their culture and the situation their homeland is facing.

「次の土曜日に長野市で日本が北京オリンピックの聖火リレーを主催することになっている中で、日本に住んでいるチベット人たちは暴力を非難している、彼らの文化や、彼らの故郷が直面している状況の理解を求める一方で。」