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以前メールにて質問を頂戴し、その回答を更新材料にする。 「鯨の歌」 <おさらい> 「ある一定の深さ・・・音を伝えやすい」に関しては、特定の水温の層に於いては音の伝達率が高く、クジラもその音の伝わり易い層を利用しているものと思われます。「音の到達距離」については「数千キロ」と言われていますが、実証する実験結果等の資料無くハッキリと断言出来ません。専門の学者さんがそう言っておられるからきっとそうなのでしょう。「遊び心」で歌っているか否かは私には説明出来ません。 <本 題>「クジラが歌を歌う意味」 もう一つ、クジラが繁殖海域を定める場合、学習か、若しくは本能的に場所を特定していたとします。ですが広大な海域でどのようにして異性同士巡り会えるのでしょうか。 私思うに・・「歌の善し悪し」も雄クジラ同士の牽制やメスを気を引く要因になっていると、多少ロマンチックに思っています。(笑) 野生動物の行動は無駄がなく、その行動も「生活する為」と言うのが基本だと思います。客観的に見れば・・・目視に頼れない海中生活なら音に依存した未知の生態も考えられますから、ひょっとしたら・・・という「詩的な評価」もあながち間違いではないかと思います。 遊びの一環として「クジラが歌う」とは考えてはいませんですが・・・私たち人間も愛しいと思う恋心や、傷ついた切ない想いを「歌」に込めたりします。もしかしたらクジラにも歌の文化が有る。と思う方がドキドキしますね。(個人的主観による) 「イルカやシャチは何故従順なのか」 人間にイルカやシャチが従順と言われているその訳は・・・ 結論から言えば、人間を襲う様な否効率的な補食活動は行わないと考えられますが、「条件さえ揃えば、シャチも人間を補食する可能性は充分に有る」とも言えます。(過去の資料、及び鯨類の生態から推察) 群を形成する事により採食・出産・育児・防御他、彼らは生活の全てと安息な精神を約束されていると言えます。 (余談) (個人的な主観では・・・) (生態) (環境) |
2000年12月16日(土)気温8度、天候/曇 先の10月末に死亡したシャチの病理検査の結果、肺の内部に炎症等が見られたとの事。 直接の死亡原因と特定出来るか定かではないが、化膿性肺炎が死因と記録される。 この化膿性肺炎、シャチを含めイルカ・クジラ類の死亡する原因の中でもかなり多い。 ※体内で炎症が起きている場合、血液からは好虫球や白血球等の増加が見られる筈だが、実際今回のケースでは血液反応が確認出来なかった。但し、体温の上昇が見られた為、ショーは中止、抗生物質の投薬は行なった訳で最善は尽くされている。 |
「日本オオカミ発見?」(読売新聞20日朝刊・1面)と言う事である。 個人的に興味の有る生物である。 さて、生きている頃のニホンオオカミのVも何度か見た。先週も科博で剥製を見てきたばかり・・。ン〜〜ム、見てくれはオオカミかも知れないが山で育った為に体型や毛色がオオカミになってしまったと考えたくなる。 今泉先生の所見では「画像を見る限りではオオカミと言って良い」とのコメントであるが、さてさて、この先どういった結果が出るのか楽しみである。 |
江の島水族館行き 「触れ合い体験学習」 これからの季節少々寒く感じるが、夏の暑い時期にイルカと泳ぐだけではそのままである。ちょっと寒い位が丁度イイ!※イルカの体温をダイレクトに感じる事が出来る。(ムリかな?) |
国立科学博物館(上野)行き 新館は訪れた事無く、この期にじっくり観る為の普通の観覧客である。 折しも12日(日)当日は「ダイヤモンド展」の最終日で、スーツにネクタイ、アクセサリーとドレスという普段の科博にはめずらしい(失礼)観覧客の長蛇の列である。以前の「大恐竜展」最終日を彷彿とさせる。 長蛇の列を横目にみどり館を飛ばし、新館へと。 新館 地下1階:誕生と絶滅の不思議「恐竜」、1階:生物の多様性「海洋生物」、2階:たんけん広場「身近な科学」 3階:たんけん広場「発見の森」 地下1階は見逃せない!有名所のアバトサウルスやトリケラトプス、ステゴサウルスは実物化石!ティラノサウルスとギガノトサウルスの頭骨も比較可能!恐竜ファンの私には目から鱗が落ちるブースである。 カモノハシ竜だったと思うが(忘れました)咀嚼時の顎の動きをリアルに再現したモデルには泣ける! この類の恐竜は植物を口内で擦り潰す際、上顎に擦れる下顎が広がりその摩擦で食物を擦り潰す。これを一般の方に解るように再現されていたのには感動である。 地上1階、ブルーな照明が海の雰囲気を醸し出しており、海の生態系や食物連鎖を学ぶのには最適であろう。 目に付くのはシャチとヒゲクジラ(ミンク)の顎の動きの違いを骨付きマシンが再現。言い忘れたが、各階要所要所に液晶タッチパネルが設置されており、研究者、映像、説明他マルチに対応している。 2階・3階のたんけん広場はこども達には大ウケである。 先の水族館にも同じ事が言えるが、ライブの体験体験程効果的なモノはナイ!「自分の目で見る」「指で触る」「音を聞く」「匂いを嗅ぐ」「味は・・・難しいかな?」 この五感が感じた体験は 人や先生から聴くよりも…本で読むよりも感動を与え、興味を湧かせるものである。こども達(未成年者)がこの様な体験をする為にはスポンサーである両親の力添えと、正しく体験出来る施設を提供する機関が無くてはならない。 この科博、子供の入館料70円だが、正直お金には換える事の出来ない程の体験と感動を得られるだろう。 後記:ミュージアムショップでの出来事 何とも珍しい「クロノサウルス」のスケールモデルを発見! ※クロノサウルス:首の短い海洋性爬虫類プリオサウルスの中はで最大種。中生代でのニッチ(生態系地位)では、まさしくシャチと同じと言って良い。(モデル制作SAFARI謹製) さて、私がこのモデルの売場に居たところ、側を通る4才程の男の子の独り言が聞こえた。「・・・サウルスもあるし、これももってる、クロノサウルスはいらないし・・」。 何と!このマイナーなクロノを知っている幼稚園児!将来有望株発見。 |
三津シーパラダイス行き 前回の三津で、シャチの尾羽が熱く感じたのは熱交換の部位であると述べた。今回は他背鰭と胸鰭を触り分けを行ってみた。(なんだそりゃ?) さて、イルカの海で泳ぐ3頭のハンドウイルカだが、これまた面白い状態。体格のより大きい方の優位度が高く、小さい個体は抑えられている。こちらに寄って遊んで貰いたいのだが、来られずに近くでじっと浮いているのだ。たまにガンバッて来てみるが、大きい個体に沈められてしまう・・・まさしく抑えられている。 |
寒い1日である。 18日(土曜)三津シーパラダイス行きが、明日11日(土曜)に変更した。 本予定で行くと明日は国立科学博物館行きの予定が、当家の長男「良芽」の体調不良で変更。科博は明後日12日(日曜日)になる。余談であるが、江の島水族館「触れ合い体験」への参加が又延びてしまいそうである。 明日は天候も良さそう。全てのショーに目を通してみたい。 |
8月初旬に捕獲した・・・カブトムシの報告を。体長約6センチの小柄なオスと、7センチのメスを飼育していたが、9月にメス・昨日オスが大往生した。 闘争させない様につがいのみで飼育し、体力を温存させておいたのが良かったのだろうか。産卵の確認はしておらず、どうしたらよいやら・・・正直、カブトムシ一匹の事が解らずして、鯨類がわかろうか。勉強不足である。 |
国営放送「生きもの地球紀行」はなかなかのモノである。 見応えの有る番組にさぞかしシャチファンは喜んだ事であろうか。 |
「江の島水族館行き」 6月に生まれたハンドウイルカ「ミレニー」は順調なり!子イルカは4ヶ月を過ぎる頃から単独での高いジャンプが見られる。ミレニーも同じく完全に空中に飛び出し、ヒネリの効いたジャンプを披露。飼育部長から直接給餌される小魚も良く食べている。 当日最後のショーでは「シャドウ」(雌)の遊びが目立つ。来月12月23日満6才になる「パミイ」(雌)他、ハナゴンドウの「ヨン」(推定42才)のノリが良い!素直に嬉しい光景だ。 余談:日大より実践学習の為に学生が派遣されている。ほとんど一般のお客様と変わらないが・・・ガンバッて単位を修得して欲しい。 |
「伊豆・三津シーパラダイス行き」 アスカ(雌のシャチ)が少々ナーバスになっている。オスのヤマトが死亡して2日間程は「食事・行動・反応」他、今までと変わらなかったが、ヤマトの消失を3〜4日目になって初めて意識し始めている。これはなにもシャチに限った事では無く、飼育員、しいては伊豆箱根観光全てに通ずる事柄である。 シャチの皮膚を擦ると「漆黒」の垢が絶えない。その量はオキゴンやハンドウ以上に感じるが、面白い事にシャチの垢で真っ黒になったタオルが、数時間で色が消えてしまったのである。(まさか、微生物分解した??) その他:妊娠中のハンドウも順調に行けば12月には出産される。なかなかイイお腹になって来た。新入イルカ(1年目)もウエットスーツの飼育員と泳げる様になり、良い関係が形成されている様である。(浮き桟橋に箱増設) |
<報告書復活>特に変わった事も無く、夏の報告は10月度に取り混ぜて記したい。 水族館レポートでも取り上げている江ノ島水族館の新生イルカは「ミレニー」と公募により決定。雌のハンドウイルカである。誕生から4ヶ月程が経過し、その成長振りには目を見張る物がある。 以前横浜港にストランディングした「コマッコウ」であるが、肋骨・下顎等いたる所に骨折が認められていたとの話し。現在骨格標本を作成中で、何れは公開される事であろうか。 昨年より江ノ島沖で確認されたハンドウイルカの親子未だ健在!仔イルカも良く成長している様で、背鰭の大きさも親と比べ差異が少なくなってきた。 先日、国立科学博物館・分館にて行われた講演内容について、後ほど個人的推察を含め報告したい |
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