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 設計監理の流れ

設計事務所っていったいどんな仕事をしているんだろう?
設計事務所に仕事を頼むとどんな流れで事が進むの?
そもそも設計料っていくらかかるのだろうか?

そんな疑問をお持ちも方は多いのではないかと思います。
そこで我々に設計を委託してから住宅が完成するまでの流れを
書いてみました。勿論これは一般的な建物であり条件によっては
変わりますが、ほぼ以下の通りと考えてください。

 設計の依頼・調査

建主との出会いがあり、面談、実例見学等でお互いの相性を確かめた上で、設計の 依頼が有り、設計契約がありいよいよスタートです。まずは家族の方にお会いし、 新しい住宅に対しての希望を聞き、敷地を見て、役所等の調査をして設計条件を
まとめます。この段階ではどんな事でもお話下さい。

 基本設計(2ヶ月から3ヶ月)

設計条件を基に、基本設計を行います。基本設計では,平面計画と外観までを決め ます。住宅を造る上でこの基本設計が一番重要です。ここでその住まいの中の人の 動き、部屋の関係が決まり、住み易いかどうか、風通し、採光など、全てが決まり ます。ここは時間を掛けたいところです。
又平行して予算立ても行い、公庫の融資を受ける場合はその準備もします。必要な ときは基本設計の段階で概算見積りを行い、大体の工事費を押さえます。外観につ いては模型で検討します。

 実施設計(3ヶ月から4ヶ月)

基本設計が決まればいよいよ実施設計です。細かい収納計画や仕上げ、設備関係も 設計を進めながら打ち合わせていきます。出来れば時期を見計らってショールーム で実物を見てもらいます(特に衛生器具やキッチンなど)。必要性があれば住宅の 実例も案内してなるべくイメージと現実とのギャップが少なくなる様に努めます。
またこの時期に確認申請も提出します。打ち合わせは2週間に一度のペースです。

 図面出し・見積り・調整(1ヶ月)

設計図書が整ったらいよいよ施工業者に図面を渡して見積りです。基本的には
3、4社による合見積りです。もし建主の方で推薦する業者がいれば参加させます し、特命が希望ならば特命にします。但し、コストを落とすことを考慮すれば、
合見積りをお勧めします。

各業者から見積りが出ましたら、内容をチェックし、比較検討して業者を決め、
更に予算調整をします。この段階で初めて具体的な金額を睨みながら色々なことを 決定していきます。

 工事請負契約・着工

予算調整が無事終り、予算と折り合えば業者と請負契約です。この段階で支払方法 や工期のことを打ち合わせます。そしていよいよ着工となります。

 現場監理(5ヶ月〜6ヶ月)

工事が始まれば今度は現場監理が始まります。現場監理は基本設計と同様に住まい 造りにおいてはもっとも重要なところです。まずは設計通りに工事を進めているの かを確認します。それと同時に工期も把握し、遅れるようなことがあれば調整しま す。それと、設計において取りあえず決定したことを、この場で再確認します。
つまり最終決定です。設計の段階ではどうしても図面の上での判断で、実際の
イメージが掴めていないことがしばしば有ります。そこで現場においてもう一度
一緒に考え最後の決定を下します。もし変更があれば工事費の調整を含めて出来る だけの対処はします。現場監理の頻度は週一回の定例と、主に土日の建主との打ち 合わせで、平均週1.5回です。

 竣工・引渡し

無事工事が完成して引渡しです。そして引っ越していただいて新しい生活が始まり ますが、実際生活してみて初めて気付くこともあります。それはそれで大事なこと ですから出来るだけの対応はします。又,特に木製の建具などはどうしても湿気, 乾燥により狂いが出易いものですから、その都度調整します。

 一年点検

新しい住まいで春夏秋冬、1年間の季節が過ぎたら点検に入ります。先ほどの建具 を含めて必要なところは調整します。この頃には建主の方も漸く住まいに慣れて来 たところではないでょうか。

 一生のお付き合い

出来れば住まいを通して一生のお付き合いをしたいと思っています。そのような
人間関係が結べれば最高ではないでしょうか。 

  以上の様に設計を始めてから完成引渡しまでおよそ1年をみて下さい。