vol.4 パゴー観光 ・ その1
今回からは、ミャンマーの古都と知られるパゴー(ぺグー)観光の事について書きたいと思います。
パゴーはヤンゴンの北東に位置し、約70km離れています。ガイドのヂョーさんと一緒に、ルンルン気分でパゴーに向かいました。「70kmって、車で一体どのぐらい走ったら着くのかしら?」と心配しましたが、1時間程でサクッと到着しました。
あらら、いつのまにか私達はパゴーの地に居たのです。運転手さんはひたすら舗装されてない1本道をぶっ飛ばし、その間私達は…と言えば、ヂョーさんと快調にトークを飛ばしていたのでしたxxx。
ガイドのヂョ―さんは、とても真面目でチャーミングなミャンマーのお兄さん。ガイドという仕事柄、ちょっと心配性なのが難点。 私達がヂョ―さんの妹さんと同い年であるせいか、それとも私達が子供のようにチョロチョロするせいか、よく心配されました。
ここで突然ですが、ヂョ―さんとの会話の中で出てきた、ミャンマーに関する興味深い話をご紹介したいと思います。
ミャンマーでは人が亡くなった時、瓜を死人の近くに置く習慣が古くからあるのです。
土葬の習慣がまだ残る地方の人は、今でも瓜が腐廃や悪霊から守ってくれると信じており、死んだ人の悪臭や悪霊を瓜が吸収してくれる、という迷信が残っているとか。その瓜を切ったり、食べたりする事は絶対に無いという話です。折角悪臭や悪霊を吸い込んでくれたのに、切ってしまったら意味無いですもんねぇ・・・。
そして、瓜は亡くなった人と一緒に静かに葬られるそうです。
ちなみに、フルーツについての逸話や言い伝えに詳しい人に聞いたら、瓜科のフルーツには再生を意味する物が多いという事でした。他にもミャンマーの人達には迷信があります。
左手が痒くなったらお金がたまり、右手が痒くなるとお金が出てゆくというものや、目の上がが痛くなったらよいことがあり、目の下が痛くなったら体の調子が悪くなる、といった感じ。日本でも、似たような迷信がありますよね。夜に爪を切ると親の死に目に会えないとか・・・。臍の胡麻を取るとお腹の調子が悪くなる、な〜んてありませんでしたっけ?そう思うとなんかミャンマーの人達に親しみを感じてしまう私でした。
話が横道にそれてしまいましたが、次回からはパゴー観光についてもっと詳しく触れていきます。
(vol.5へつづく)
車から撮ったパゴーの田園風景