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氣志團ちゃん約83%増量
〜 浜陣、スウィンギン・ニッポンPV喋り倒し。


萌えポインツ満載です。
凝りまクリスティ、アホアホ全開モードが素敵すぎるプロモ。
なんたってメンバーほぼ2倍よ。ますますドコ見てたらいいのかわからな〜い♪
(おまけに、あばじゃにわ汁にその他ダンサー大勢。画面から人があふれ出てきそうだ…)

今回も恐らく、團長のこだわりをあちこちで具現化したであろう
濃ゆい作品に仕上がっております。


硬派でクールな氣志團ちゃんにもドキドキさせられるけれど。
彼等の必死さをこよなく愛する私としましては
とことん真剣にふざける姿、汗だくでアホなことやってる彼等の姿にだって、
いやむしろその方がよりいっそう、心震えてしまいます。
そういう意味では「恋人」プロモはいまいち消化不良感があったし

(いやあれもある意味懸命におバカやってたけど、、、
綾翔の極私的妄想ワールドすぎたのかも。歌自体はかわゆくていいのになー)

あんたら、ほんまにアホやなー・・・大好き。ていう気分を
このスウィンギンPVでひさしぶりに堪能できた気がして、大変嬉しゅうございました。

嬉しさあまって、また1コ、こんなページを作ってしまう始末。
だらだらと脈絡なく感想を述べてるだけなんですがね。



+++ だいたいのおはなし +++

闇夜を切り裂く稻妻、とどろく雷鳴。怪しい城館に住む、もう一組の氣志團(白・本物そっくり・但し5人組)
これまた怪しい踊り(笑)をウンババと踊ってる白團員たち。白團長の指示で謎のマシンを操作する白ユッキ
悶え苦しみながらカプセル?の中より現れたのはなんと。オムツ姿の光ちゃんだった
どういう仕組みなのか、白氣志團が拉致して来たらしい。
いつもの学ランは奪い取られ、
白團長の目から放たれるビームにあえなく倒れてしまう。

失神寸前に発信した「HELP!」をキャッチするは、金色UFOに乗っかった本物の團長
王子様服のような白ランもどきを着せられて白氣志團に混じって踊る、変わり果てた
の姿をスクリーンに発見、
すわ、一大事!とばかりに5人でお城を目指して宇宙を疾走、、、

ばば〜ん!黒氣志團登場。
(うぅー、めちゃめちゃかっちょええがな!!)
一世風靡ちっくでミュージカル仕様なダンス対決の結果、白氣志團をうち負かした黒氣志團。
無事
團長のもとに帰った白團長とETなお別れ挨拶をして(あのゆびは特殊メイク??)
UFOに乗ってサヨウナラ。めでたしめでたし。


+

設定(ストーリー・セット・衣裳・メイク等)の一部は
「ロッキーホラーショー」を意識した作りのようです。私の場合、

どっかの星に住む本物そっくりの登場人物、さらわれた“お姫様”、UFOで助けに行く、、、

とかいうあたりからまずパッと頭に浮かんだのは
大和和紀『はいからさん』の番外編だの、青池保子作品のどれか
(曖昧でごめん忘れた)だのでした。
たぶんそれらの元ネタの一部にも「ロッキー〜」がありそうな気がするので、不思議に融合して
私の中ではどうにかつながったみたい?ん?微妙にずれてるか??



+++ 萌えドコロについて +++

思いつくまま、羅列してみます。どうにもまとめようがないもんで。


+

いやもう何が素敵って、のっけから踊り狂う楽器隊の皆様。
衝撃的でした。あの頑張り様、涙ぐましいにも程がありますよ。
フロントで思い切りバカやってる2人 & すました顔してかっこいい演奏してる後ろの4人―
という絵ヅラがこれまで多かったのに
(でも、真顔で足だけステップ、というあの可笑しさも好き)
到頭、こいつらまでハジけさせよったか!わはは!

エアロビばりの笑みを満面に浮かべ、しゃかりきに振付をこなしてるんだもの。
ここまで真剣に踊ってる姿は初めてだよう。笑えるやら感心するやら。
ハリキリパパモードな
トミーさん、エレガントに舞うユッキ、意外に嬉しそうに踊る松坊、そして。
たぶんちょっと早回し気味な映像のようではありますが、あんなに機敏な
ランマって…ププー!!カワウィ。


ここで難を付けるとすればですね、群舞のダンサーさん、ちと多すぎませんか。
「もともともっと、もーっともともっと」でぐわしぐわしと動くあたりは楽しいのだけど
せっかくの白氣志ちゃん決めポーズにもかかわらず、くるくる廻りながら
意味もなく前をうろちょろするメイド軍団が邪魔で邪魔で。
見、見えない〜って思わすためにワザとやってんのかしら?…そんなわけないか。


+

抵抗する光をギリッと睨みつけ気絶させた白團長のビーム。
あのシーン、まったく異和感がなかったよ。
(特殊なメガネでもかけたら、普段もあのピンクのわっかが見えそうだ)
逃げまどう光を追いつめ迫る横顔もドキドキもの。きゃあ。
最後、團長に光を取り返されてしまった白團長。見遣る眼差しの哀切さったら。
光の拉致に気づいた黒團長の悲痛な表情も忘れちゃいけませんね。


+

助けに現れた黒氣志團の凛々しさワイルドさったらアナタ、ハンパじゃありませんことよ。
正義の味方のくせして、ワルの匂いぷんぷんなあたりにハートをぎゅっと鷲掴まれ。
それこそ全員で鬼のオーラしょっちゃって、佇まいがたまらなくハァドボイルドなの。
対峙する白氣志團の「なにをぅ!」な威圧感も捨てがたいけれど、
でもでも黒が一枚上手か。うん。いやー。迫力がね。
(中身一緒やのに何目移りしとんねんと一応自分につっこんでおきます)

健闘むなしく敗れ去る白氣志ちゃん達が思わず可哀想になってしまったりもするのですが
(何度も言うけど顔は全くおんなじだもの・・・ここらへんも乙女心が引き裂かれる感じがしますわな・・・)
やっぱり、氣志團はあの学ランですね。原点にして頂点。


+

しかし、対決場面で度々アップになる團長さんにはすっかり撃ち抜かれています。
メンチきってるくせして、しなを作ってるかのようなあの色気ってどうなのよ。だめだ。めろりん。

(團長について語る時ってどうしても、ふつうは女性に使うような形容をしたくなってしまう。
長ランで腰をひねって歩く、ぞくぞくするほどフェロモン過多な後ろ姿を見るたびに
「しゃなってる」よなあ…と感心しています。へんな日本語だけど。
あの揺れ、しゃなりしゃなり…って感じしませんか?)

よく自分で自分の容姿をネタにしてたりするけど、たしかに
造作だけ取り上げるとすれば、整っているとは言いにくい。なのに。
つい見とれてしまう。目が追ってしまう。仕種・表情・醸し出す雰囲気がどうしようもなく色男。
ありゃあ、並々ならぬ努力と気迫と精神力の賜物なのだなあ。

「本番前、必ず鏡を見ながら自分は世界一美しい男なんだと思い込む、そう言い聞かせなくちゃ出られない」

なんてこと仰ってましたが、そのおそるべき自己暗示は見事、本物になってるよ。
柔剛兼ね備えた眼力に麗しの顎ライン、切ない系からマンガ顔までくるくると変わる表情等々
この数分の映像においても團長さん、持てる神通力を余すところなく発揮されております。
まさに赤組垂涎。うーんほめすぎか。


+

そして、今回、乙女達の感情移入ターゲットどんぴしゃな光ちゃん。
踊ってる時は触れると手が切れそうな勢いで男前だというのに、どうしてあんなに可憐なの。
囚われの姫君を救い出す騎士団、等という図式がきっちり成立しています。
さっすが「氣志團のマスコット」、ヨコハマ・ユカリ命。

つかまえたと思ってもスルッと腕から逃げてしまう、あの追わせ方も見事だし。
(いや追わせてるわけじゃないけども、あれじゃあつい追っかけたくなるよねー)
お別れシーンの無垢で無邪気な横顔。柔らかく優しいオーラに包まれ、妖精以外の何者でもないです。
そら白團長でなくとも攫って来ちゃいたくなるわなあ。抱きしめたーい。ぎゅぅ。


+

番外。ゴゴイチの紹介コメント。
團長や團員の一言一言に、そつのないリアクションを見せる光。
対照的に、左端にてなぜか1人だけものすごーく挙動不審なランマ。
あの据わりの悪い手の動きが大好きだと相方が言うので、以来
何度見てもどうしても、私までランちゃんにクギヅケに。うう、愛おしい(笑)。



+++ お衣裳について +++

王子様系ゴージャス白詰襟。ベルばら+海軍制服のハイブリッドといった雰囲気。
ちょっとお、かっこいいんちゃうのん・・・
さすが、軍服から派生した学ラン(しかも変型)を普段も鮮やかに着こなしている彼等、
こんな難しそうな衣裳にも拘わらず全員、ちゃんとよくお似合いでした。

丈は各自いつもの学ランとほぼ同じ。細かい装飾がそれぞれ微妙に違うのです。
最初に気づいたのが、たすき
(正しくは肩帯とか懸章とか言うらしい)のかけ方、團長だけ逆だなあと。
たぶん楽器隊の4人のかけてる方向
(右肩から左腰へ)が一般的だと思うんですが(違うかな)
團員との差別化を図りたかったのか、右腕を動かしやすくしたかったのか。
人一倍分厚い肩章から下がる金モールも、やっぱり誰よりも長いなーとか。

眺めてるうち、それぞれがどう違うのかが無性に知りたくなり。自分のために図解してみました。(アホですな)
このためにどれだけ静止・スロー・巻き戻しを繰り返したことか。
渾身の大作(そのいたずら描き)を元に、メンバーそれぞれの衣裳について書き出してみると。

團長。肩章・肩帯・胸に4本ライン。勲章3コ。
全体的にやたらデコラティブである。團長権限でひときわ派手に仕立てたんだろうか。

トミー。肩章・肩帯・ライン3本。勲章1コ。
白の短ラン、より一層足長に見えてカッコイイです。まさに水兵さんぽくもあり。

ユッキ。肩章(銀モール)・ライン2本。勲章1コ。
モールの色が彼のみ銀色、ドラム叩きやすいようにか肩帯もないので、少々地味目。

松坊。肩章・肩帯・胸部分はラインではなく切替。勲章2コ。
デザインが1人だけ違うせいもあり、ひときわ高貴な、やんごとなき風情が漂ってます。松殿下。

ランマ。肩章・肩帯・ライン3本。勲章1コ。
最も軍服っぽい感じが。上着丈も近いしスタイルいいからなぁ。若い将校さんみたい。

。肩章・ライン3本。肩帯・勲章ともに無し。
一番飾りが少なくて、いかにも新参者風。まあ肩帯あったらバッ!て脱ぎ捨てられないしな。

たぶんこんな感じ。勲章の数(團長3、松坊2、トミ雪ランマ1、光0)とか
肩帯かけてるかけてないの違いとか、そんなのにも凝った理由がいちいちありそうで。
勲章は喧嘩の強い順だったりして?いやいや團内の精神的力関係を表してるのかも?
そういえば松坊は團長の腹心、て感じがするもんなあ、、、等と
設定を勝手にあれこれ考えてみるのもこれまた楽し。

ちょっとやそっとではこのPVの魅力を味わい尽くせそうにありません。
うーん、何回見たら気が済むかなあ。



そうして、1人スウィンギン鑑賞会を繰り返すうち(何度目だかもうよくわからない)
なんというか、彼等の絆の深さにため息が。はぁー。
お互いに全幅の信頼を置いて結びついてるんだなあってことに改めて思い至るというか、
既にもう、なくてはならない存在なんだろなあと強く感じてしまった。

(團長&光に集約・デフォルメされたこの御伽話、ついつい氣志團全体にもあてはめて見てしまう…)


團長がいないと氣志團そのものも成立しなくなるけど、
皆がいないと團長の方もがっくり挫けちゃうような気がする。

統率力のカタマリのような彼に、メンバーがただ一方的に
指示されるままよっかかってるよう(に見えがち)でいて、ほんとは
彼の方も負けないぐらいメンバーによっかかってるのかもしれないなあ…とかね。

一番好きで、一番考え抜いてて、一番大事に思ってて、一番必死で懸命で、
氣志團というものに対して誰よりも強い思いを抱いてるのは間違いなく團長だろう。
そこまで思い入れがなさそうな分、余裕があるように見えるメンバー。
このあたり、なんとなく片想い感が際立つ気がするのです。

いやいや勝手に思ってるだけなんですけども。

勿論、誰にやらされてるわけでもなく、自ら好きでアレコレ手を出しているに違いないけど
「團長は俺たちなんかより100倍も2000倍も忙しい」(笑)のも確かなようで。
何もかも引き受けて背負い込んで1人で頑張っちゃってるような、あの強がりサンな細っこい背中を見てると
たまに、その一途さゆえに切なぁくなってしまうことも、あったりなんかしちゃったりなんかして、、、


なーんてね。あんな賑やかで楽しくて、愛と勇気とおバカに満ち満ちたPVから
こんなしんみりした思いに耽ったりもしております。
いろいろ考えすぎ?いいように考えすぎ?(笑)まーまたそれも楽し。


(2003/6/28)

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