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2.チビックの瓶詰


子供の頃のチビックは、立ち上がって両手で器用に餌を持って食べるのですが、食べながらだんだんエビゾリになっていき最後には仰向けでひっくりかえる、ということを何度かしていました。でも、大きくなるにしたがってエビゾリはしなくなり、少し残念です。この動作、みんなにも見せたかったな…。

他には、餌を食べながら寝てしまうことも…、とにかく何をしてもかわいかったです。

身を乗り出すチビック

チビックの食生活は、我が家で1番豪華でした。

まず、初物はチビックが1番最初に食べます。初物を食べると寿命がのびると言われているので、寿命の短いハムスターを、何とか長生きさせたくてそうしていました。はたして初物の効果はあったのでしょうか?

そして今でも私は、チビックの好きだった野菜や果物がお店に並び始めると、「チビック、これ好きだったよな…」となつかしく、ちょっぴり悲しくなります。

チビックの食事は、市販品のハムスターフード新鮮国産野菜新鮮国産果物チーズ・家の近くで摘んで来た野草でした。外国産は残留農薬が怖いから、安心して食べられる国産ものをあげていました。刺激物はダメだと本に書いてあったのですが、チョコレートをあげたことがあります。ハムスターは食物を頬袋に貯める習性があり、チョコレートもそうしてしまいました。そして次の日、チョコレートコーティングされた餌が餌入れの中に入っていたのを見つけ一人笑ってしまいました。

与えた餌は、頬袋がいっぱいになるまで詰め込むのですが、それを全部食べるわけではないのです。あるときは、再び餌入れに、またあるときは寝床に吐き出してしまうんです。何ヶ所かに分けて貯蓄しているつもりなのかな?

チビックが頬袋いっぱいに餌を詰め込んだ姿は、まるで魚のエイのようでした。でも、どんな姿になってもかわいいのでした。

「天国と地獄」と私がかってに呼んでいたのですが、餌のはいったビンの中へチビックをご招待するのです。それは、好きなものを好きなだけ頬袋に詰め込むことが出来る至福の時。餌の匂いにつられて、チビックは喜んでビンの中に入っていきます。ですが、そのビンは口が狭く、あまり頬張りすぎると顔がつかえて出てこられなくなると言うシロモノ。

このようにして、チビックの瓶詰の出来上がり!

【ハムスター豆知識 ・・・ ゴールデンハムスターが初めて捕獲されたのはシリア】

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