<「炎のロマンス」登場人物>

一ノ瀬 亜樹

幸せな高校生活を送っていたが、突然、コーラル王国に連れてこられて女王にさせられてしまう。

レドビィ
(須田譲治)

コーラル王国の王子。
日本へ花嫁探しに行ったとき、亜樹と出会う。
自分自身の幸せより、国民の幸せを考える生まれながらの王子。

ルイ

レドビィのいとこで、同等の王位継承権を持っているもうひとりの王子。
王妃たちは父母のかたきだと思い込んでいる。

王妃(エリーゼ)

レドビィの母で、コーラル王国の王妃。
黒髪村の長老の孫娘。

サモイ

祈祷師であり、コーラル王国の最高政務長官でもある。
そして、ルイの養父として、この国の実権を握り、南太平洋征服をたくらんでいる。
上原作品の中で一番の悪人。

ダビ

レドビィの元侍女。レドビィのことを密かに想っている。

ケネス

最高政務次官であり、レドビィ派のリーダー的存在。

ハルウ

レドビィがタヒチへ留学したときの友人。
実はダビの兄で、髪が黒かったばかりに、生まれたときにカヌーに乗せられて海へ流された。

なつこ(奈津子)

亜樹の前代の女王になるはずだった女性。ルイの母。

朱里

大密輸団のボスの娘。
秘宝欲しさに、コーラル王国の女王になろうとする。

リュウ

朱里の仲間

笠原 まゆみ

亜樹の親友。美人で頭が良くてしっかり者。
須田くん(レドビィ)の突然のプロポーズにも動揺することなく冷静に返答。

浅井 敬

亜樹の中学時代からのあこがれの人。

 

<「炎のロマンス」あれこれ>

コーラル王国

南太平洋の孤島。世界の文明から置き去りにされた島。
最も近いのはタヒチ(カヌーだと10日くらいかかる距離)

黒髪の女王

七百年ほど前、一人の日本の女性とヨーロッパ人を乗せた船がこの島にたどり着いた。
初代国王に選ばれた青年はすぐに事故で亡くなり、代わって王の妻の日本人女性が治めることになり、この島は繁栄した。二代目の王の時代には島は大飢饉にみまわれ、再び別の黒髪の女性が女王になり、島は生気をとり戻した。
この頃、伝説が生まれた・・・この島は黒髪の女王がつくった・・・そして、この島を守れるのは黒髪の女性だけなのだと。
この島の人々にとっては、黒髪の女王は神と同じ存在。
亜樹は二十二代目の女王。

黒髪禁止令

黒髪の女性たちが女王の座を争い、国内が乱れた。そのため、国王が国内の黒髪の人々を全員抹殺した。
以後、同じ争いをくり返さないために作られた法律。

結婚制度

この島の人口が少なかった頃、血族結婚によって多くの障害児が生まれた。
それを阻止するために、国王が血縁関係がないことを確認した若者だけに結婚を許したことから始まった法律。
婚約の証に、国王からブレスレットをいただく。

ブレスレット

ルイの両親が結婚するとき、当時の国王からいただいたもの。
ひとつは、なつこが別れの挨拶の時にレドビィに渡し、もうひとつは、何故か亜樹が幼い頃からお守り代わりに身につけていた。

秘宝

遠い先祖がこの島のどこかに隠したと伝えられている。
レドビィの持っているブレスレットに秘宝のありかが記されている。
この島を守るための大切なもの。

 

 

BACK

HOME