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04NHK杯in名古屋 11月5日11月6日11月7日

会場へ
  前日とは違い、電車で名古屋入り。最寄り駅の笠寺駅は普通電車しか止まらない小さな駅なので、イベントがある日はやたらに混む。レインボーホールでコンサートなんかある日には駅が人で溢れ返って凄いことになる。とはいえ、NHK杯はアイスアリーナ(小さめの建物)だからそれほど混雑はしないけれど。
 前日にひきつづき、11月とは思えない陽気。会場内も汗ばむほど
(前日はアリーナ席、この日はスタンド席というのもあるかもしれないが)

男子SP


Chengjiang LI (CHN) 多分以前長い間つかっていたSPの曲とは別な気がする(一緒だったらどうしよう)。が、印象が全く同じ…。カンフー路線は好きですが、そればかりやるのはマンネリで良くないと思う。アクセルジャンプ失敗して残念。

Frederic DAMBIER (FRA) 曲がカルミナ・ブラーナ、そしてフランス人…となると全く別の人が脳内で滑ってしまう…(もちろんアニシナ&ペーゼラ)

本田 武志 (JPN) カナダ大会のBS放送を見て万全の状態じゃないのは覚悟していたけれど、どうしちゃったのと言いたくなるようなジャンプの失敗とスピードの無さ…。去年の怪我の影響がまだ残ってるのか?早く元の状態に戻って欲しいです。

Johnny WEIR (USA) スタイルと髪型と逆回転のジャンプのせいで、遠目に見るとサラ・ヒューズ(ソルトレーク女子シングル金メダリスト)に見えた…20歳の男なのにいいのか。着氷後の流れが綺麗だった。でも4回転無くても要素点がめちゃくちゃ高いのはちょっとなあ。スピンが凄いのはわかるけれども。

Shawn SAWYER (CAN) ビールマンスピンをちょっとひねったような、不思議な体勢のスピンが面白かった。ジャンプの出来は悪かったけれど、振付も面白かった。いかにも北米の選手って感じも悪くないと思う。

中庭 健介 (JPN) 4-2のコンビネーションと、トリプルアクセルのジャンプを成功!去年のNHK杯で最下位争いを制したのが信じられないくらいです。ステップやスピンはまだまだだけれど、これだけ上達していると感動します。

Timothy GOEBEL (USA) ジャンプはもちろん、ステップが軽やかで良かった。踊っている感じはしないけれど、動きが綺麗になったような気がする。速いステップ、綺麗なスピンでアメリカのオーソドックスで正統派スケーターっぽくなってきた、かも(エルドリッジみたいな)


 ややジャンプのミスが多かった男子SP。
 この日はジャッジ側のスタンド席に座っていたのですが、みんな頑張って花投げすぎ。スタンドからリンクまでは結構距離があるため、ちゃんと届くのは半分くらい。届かなかった花は、リンクサイドの何もないところに落ちればまあいいけれど
(係員が回収してくれる)、カメラマン(多分アメリカの放送局の人)に当たるはジャッジに当たるは、果てはジャッジの番号を表示しているプレートにピンポイントで当たってなぎ倒してるし(ある意味ナイスコントロール)。「危険なので、花束はリンクサイドにいる係員にお渡し下さい」という場内アナウンスを聞いたのは初めてです。
 今まで行ったことのあるNHK杯ではジャッジ席の横に観客席があったので、リンクに届かなかった花は、リンクサイドの観客が拾ってリンクに入れていたけれど、今回はジャッジ側にアリーナ席が無かったのも原因かも。ということは、今までは「観客になら当たってもまあいいや」っていう扱いだったのか。まあいいけど。

アイスダンスFD


KULIKOVA / NOVIKOV (RUS) 衣装が何だか去年のと似ているから一瞬「カルミナ・ブラーナ?(去年使用した曲)」と思ったけれど、アランフェスでした。このカップルは妙に力が入りすぎている感じがします。ツイズル、タイミングを合わせようとしてるように全く見えない。お互いが全力で勝手に回転したら、たまたま回るタイミングが一緒だった、というように見える。あまりダンスっぽくないような…。

GUDINA / BELETSKI (ISR) 曲は「キャッツ」のメドレー。…このミュージカルは好きだけど、曲はアイスダンスには合ってないのが良く分かりました。曲のせいかこのカップルの持ち味なのか、ばたばたした振付が多くて忙しない。去年のプログラム(セビリヤの理髪師?)も似た雰囲気だった。同じくイスラエルのチャイト&サフノフスキーもこういう雰囲気だし、国の傾向ってあるのかも。女の子の雰囲気はネコっぽくてとても可愛かったです。

DENKOVA / STAVISKI (BUL) ちょっとクリムトちっくな模様の衣装二、アフリカンな曲。久々に彼らの得意な路線(くねくね&モダン)なプログラムでした。ダンススピン上手。男性がイーグルしたり、途中片足になって滑ったりはさすが。立ち止まらないで要素をどんどんつなげて滑っているので、難しそう。

GREGORY / PETUKHOV (USA) なんだか見覚えのあるリフトがちらほら。01/02シーズンのイザベル達がやっていたリフトと被っているものもいくつかあったせいで、個人的にちょっと悪印象。リフトは独自でポジションを探求して欲しい…。モロゾフ振付のアイスダンスのプログラムはバランス良くて好きです。

DELOBEL / SCHOENFELDER (FRA) 「フリーダ」のサウンドトラック。やっぱり去年よりスピードが速くなっている気が。そして元々派手なリフトも更にパワーアップ。以前は男性がイーグル+女性が男性の腿で倒立していたのが、男性が片足になっていた。片足リフト嫌いですが(見ていて安定感がないので)、これは素直に凄い。2人が倒れ込んで片足で滑り、その後同時に立ち上がる箇所がツボでした。そして今季の課題は去年と一緒でやっぱりツイズルとスピンかも…去年もよくよろけてたし。

NAVKA / KOSTOMAROV (RUS) トスカ。ここ数シーズン、ポップな感じの曲が多かったのでドラマチックなのを期待していたんですが、正直あまり似合っていなかった。滑りが軽やかすぎて重々しい感じを表現しにくいのかなあ。立ち止まって踊る所がいまいちだった。ナフカにはもっと踊って欲しかった。去年のプログラムの方が好きかも。


 前日のODで1位になったブルガリアが、フリーでも1位になって総合優勝。去年は全部ロシアが勝っていたと思うので、今シーズンのこの2組の争いが楽しみです。そして贔屓のイザベル&オリビエのフランスカップルは3位。表彰台嬉しい!そして意外に2位のロシアとの得点差が少なくてびっくり。
 演技終了後の表彰式では、リンクサイドのオリビエがやたらきょろきょろしているのを発見
(背が高くて金髪なので遠目にも目立つ)。「また落ち着き無いなー」と思っていたら、どうやら2位ロシアのコストマロフがいなかったのを気にしていた模様。2位のロシアカップルの名前が呼ばれても、まだ姿を現さない。会場がざわめく中、とりあえず女性のナフカだけがリンク上へ。既に表彰台の上で待っているブルガリア組に向かって顔の下半分を笑って抑えながら大きく首を振るナフカ。

 か、可愛いー!

 更にしばらくしてから、ズボンをずり上げながらコストマロフ登場

 お、おっさんくさいー!

 表彰台の上でも袖のボタンを留め直しておりました。表彰式がすぐあるのを忘れて着替えちゃったのか…(ちなみに去年の中国杯では、全種目終了後まとめて表彰式をやっていた)
 表彰式の間中、やたらにイザベルとスタビスキーが会話してました。

女子FS


荒川 静香 (JPN) 直前の練習ではことごとく成功していたジャンプを失敗。残念。衣装(見た目非常に微妙。衣装微妙なのはタラソワコーチ門下の宿命なのか…)も曲も、あまり似合ってなかったような気がする。そしてスパイラルも迫力がSPの時より無かった気がする。イナバウアーの反り返りっぷりはさすが。プログラムは、去年の方が畳みかけるような勢いがあって好き。

恩田 美栄 (JPN) 毎年マイナーで不思議な曲をよくも探して来るなあ。こういう路線は結構好きです。コンビネーション、2つ目のジャンプに3回転を入れようとして少し失敗。いつも着氷で止まる感じがするので難しいのかも。ジャンプ自体はとても高いのだけど。チャレンジしていく姿勢は素晴らしいと思います、頑張れー。

安藤 美姫 (JPN) TES(ジャンプ、スピンなどの評価)ものすごく高い!もしかしたら男子よりも高いかも知れない…。4回転サルコウ無しでこれだけ高いのなら、もし4回転入れたら一体何点になるんだ?今後が楽しみ。振付は見ていてあまり楽しくなかった。でもPCS(スケート技術とか振付の点数)は高評価。

Elena SOKOLOVA (RUS) 背中の大きく開いた衣装が可愛い。意外にスパイラル苦手?3-3無かったし、着氷がふらふらしていたりとジャンプの出来がいまいち。フリー自体の順位は4位だったけれど、総合では3位。


 フリーでは安藤、荒川、恩田、ソコロワの順。そして総合では荒川、安藤、ソコロワ、恩田。昨年に引き続き表彰台2人が日本人。独占にならなかったのはちょっと残念だったけれど、恩田さんのフリーも良かったし、ソコロワも良かったし、いいもの見れたと思いました。aaaaaaaaaaaaaa


11月5日11月6日11月7日

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