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03Cup of China in北京 11月8日11月9日中国の観戦に関して

中国大会について(補足)

 グランプリシリーズのCup of Chinaが開催されるのは今年(03年)が初。初開催だからただでさえ情報が少ない上に、昨年のSARSの影響があって開催が危ぶまれたり、開催直前に発見したネットでのチケット販売案内は中国語のみ。そんなわけで、行ってみるまで会場に入れるかどうかも分からない、という状態でした。
 今回一応無事に観戦することができたので、観戦に至るまでの経緯や会場の様子などを書いてみようと思います。中国って奥深いです…。また、今後中国へ観戦に行かれる方の参考になれば幸いです。チケット無しで現地入りするのはあまりお勧めしませんが
(苦笑)


空港から会場まで
 空港に着陸してから会場に着くまで、約2時間かかりました。
 荷物受け取りはすぐにできますが、差し当たってタクシーに乗るための両替
(日本国内では人民元は入手不可なので空港で両替が必要)が必要なので少し時間がかかるかも知れません。
 また、タクシーに乗るのに20分ほど並びました。列はあって無いような状況なので、周囲の人
(主に中国人)に負けないように位置をキープするのが少し大変でした。みんなせっかちで、後ろからカートで押してくるし(押し返しましたが)、車道に飛び出してタクシーを強引に呼び止める人もいます。でも普通に並んでいればまず問題なかったです。
 もし競技会に間に合うかどうかのぎりぎりの時間に飛行機が到着なら、あらかじめ宿泊先のホテルに迎えを頼んでおくと随分時間を短縮できると思います。送迎代金が高めに設定されていますが(私の泊まったホテルだと、4倍)、時は金なりです。
 車に乗る時間は1時間前後。渋滞の有無でかかる時間は大分違うみたいです(ちなみに帰路は30分くらいで到着。運転デンジャラス過ぎ)。


チケット
 国内で何とか入手できないか試してみましたが、結局不発。仕方ないので現地購入することにしました。初海外観戦なのに…。
 チケット売場は会場(首都体育館)門の向かって右手、古びた小さい建物です。そしてこの周辺には多数のダフ屋がたむろしているので、売り場に行く前に捕まることは確実です。土曜日は売場の真ん前で、日曜日は警備(警察?)の人が売場の前にいたせいで少し離れた歩道橋の辺りにたくさんいました。
 …そして、実はダフ屋でチケット購入しました。理由としては単純に中国語が分からなかったから。そう、チケット売場は中国語オンリーで、しかも値段表などは一切置いてないし、窓口が小さい
(病院の受付のようにプラスチックで仕切ってある。不透明なので身振り手振りも見えない)ので挫折…。ちなみに筆談は試してません。
 で、ダフ屋ですが、土曜日は定価80元×2人分を200元で、日曜日は定価500元×2人分を700元で購入しました。ちなみに1元=15円くらいです。
 土曜日のチケットには定価が書いて無く、また席位置の善し悪しも分からないのでとりあえず買ってみました。日曜日は、前日に席位置の場所が分かったので、欲しい場所を指定して交渉。周囲を10数人のダフ屋に囲まれました。一人だけ片言の英語を話して、他はみんな中国語のみ。ちなみにこちらも片言英語。あまりにも会話が通じなくて、途中ダフ屋の一人が英語の喋れる通行人(学生風の女の子)を連れてきて通訳させてました。
 結局そこそこの席で妥協して、その分値下げしてもらいました。ダフ屋って原価割れ販売でも儲かるのか?



公式練習
 入場は関係者のみでした。


会場


 
・席
 会場はかなり広くて、代々木体育館より広そう。アリーナは無く、スタンドのみ。席からリンクまでかなり距離があるので、投げ込みをする人はリンクに入れるのが大変そうでした。
 会場は東西南北に大きく分かれていて、北側がジャッジ席。ジャッジ席の後ろのスタンドは関係者と招待者用の席が大部分を占めています。
 また、席番は1,3,5,7…と一つとばしで番号が振られています。南側の中央は20番台後半くらい。
 それから最終日は会場入り口手前の門で係員が3人立っていました。「ピャオ、ピャオ」と呼びかけられましたが、日本語で返事をしたらそれ以上何か言われることもなく普通に通してくれました。多分「ピャオ=票=チケット」なのでチケットを提示しろということだったと思いますが、どちらにしても会場入り口でチケットチェックがあったので、気にしなくてもいいと思います。

 ・観客
 開始15分前くらいに席が埋まり始めます。演技が始まってからも続々と入場してくるし、またかなりの人が自分の指定席以外の席に堂々と座っているので、演技中に席の移動も頻繁にあります。もし自分の指定席に他人が座っていても、チケットを見せて「退いて」という身振りをすればすぐに退いてくれます。最終日(エキシビション)の時は通路の立ち見が邪魔だし
(途中警備員に注意されて退散したけれど、その後すぐ元に戻る。警備員自体が立ち見してるし)、階段状の通路の所にも客が座り込んでいます。
 子供が叫んだり走り回ったりするし、みんなポップコーン食べているし、携帯のベルはどこかで必ず鳴っているので、落ち着いて演技を見るのには向いていないと思われます。
 その代わり盛り上がるときはかなり盛り上がるので、賑やかに応援したい人には向いているかも知れません。 

 ・トイレ
 会場に行く前には水分を控えることを強くお勧めします
(笑)
 中国のトイレ事情は最近改善されている、とガイドブックにはありましたが、会場のトイレは改善されてない…。個室の扉が壊れているのは、まあいいです。それを直していないのも、まあいいです。でもそれを全く問題にしないでそのまま用を足すのは如何なものかと…。あと「空いてるのか?」と思って扉を開いたら黒のゴムチューブがとぐろを巻いていたあの個室は一体何のための個室だったのだろう…。それから一つだけ洋式トイレを発見したのですが、妙に大きくて、そして水が流されていないのでもの凄い状態になってました。
 排水管が細いせいで紙を流せないのは仕方ないんでしょうけれど
(詰まるから)、使用後の紙を入れるゴミ箱に蓋くらいはして欲しいなあ…臭うし。
 当然ですが、男性トイレ事情は私には分かりません。ごめんなさい。

 ・ロビー
 入り口正面側にはパンフレット売場と、フィギュアスケートの歴史(世界+中国のもの)紹介パネル、ポップコーン売場がありました。反対側には何も無し。パンフレットは10元か15元か、うろ覚えですがその程度でした(ちなみに1元=15円くらい)。


11月8日11月9日中国の観戦に関して

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