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03Cup of China in北京 11月8日11月9日中国の観戦に関して

今日もチケットを買ってみる
 日曜日は、競技は全て終了しているのでエキシビションのみ。不思議なことにこの日だけ異様にチケット価格が高く設定されていて、木〜土は最高でも定価100元なのに、この日は一番高いチケットが680元。謎だ…。
 前日会場内の席配置が確認できたので、できれば南側の席を買おう、と思いつつ朝から元気にダフ屋に突入。そしたらダフ屋の方も私達を覚えていたらしく、笑顔で握手を求められました…。きっと昨日はぼられたんだろうなあ。
 そして早速チケットが提示される。昨日は席の位置関係が分からないし定価も記載してないチケットだったのでとりあえず言い値で購入してしまったけれど、今回は席位置指定で頑張って交渉。がどういう訳かダフ屋は東西北側の席のチケットはいくらでも持っているのに、南側は1枚も持っていない。一人だけ片言英語を喋れる人に「南、サウス、えーと中国語で言うとナン、ナン!他のは要らない、ノース、ウエスト、イースト、トン、シャー、ぺーはノー、要らない」と単語と身振りで交渉。しかし要らないって言っている席位置のチケットをしつこくダフ屋が提示。しまいには私達の周りを10数人のダフ屋が囲むという状況に。しかも結局南側席のチケットは無し。
 ここは一旦退くことにして、近くのデパートへ。30分位して外に出ると、そこには例の英語(片言)の喋れるダフ屋のお兄ちゃんが南側の席のチケットを手に持って待ってました。どこから調達してきたんだ、ダフィー。そのチケットには定価も表示されていて、1枚500元の席
(二番目に高い)が2枚。南側だし列もまあまあ前の方だったけれど、位置が随分はしっこだからちょっとなあ…と渋る。南側だから良い席だ、と向こうが主張すると、こちらも南は好いけれど場所が良くないと(日本語と英語で)主張。2枚で800元、と向こうが値下げ。こちらは他の席のチケットは無いかと交渉。でもダフ屋は南側の席はそれしか持ってないみたいで、通行人から英語を喋れる女の子を捕まえてきて「南側はそちらの希望通り。位置が少し悪いというなら、700元でどうだ」と通訳させ始める。結局2枚で700元(定価1000元)で手を打ちました。

エキシビション

 昨日の反省(ぎりぎりに着席)を踏まえ、この日は30分前に会場入り。そしたら会場内には人がぽつぽつとしかいない。自分たちとは逆側(北側)は招待席が大きく設けられているけれど、そちらも空いている。「あー、あの一列は軍隊の人だよね?」とリリコ(仮名)が指摘。よくよく見ると灰緑色の軍服を着た軍人が招待席の上の一列を埋めていた。ほとんど動かないから背景と同化していて気付かなかったよ…。存在を指摘されてからもしばらく何処のことを指しているのか分からなかったけれど、時々手袋をしている白い手が動いたで「ほんとだ、人だ」とようやく気づけました。
 開始5分前になって席が埋まり始めて、開始してからは更に人が沢山入ってきました。…昨日ぎりぎりで着席した私が言うのも何ですが、時間通りに入ってくる人少なさ過ぎ。


Emanuel SANDHU(CAN) 踊りまくり。マイケル・ジャクソンのような踊りっぷり!踊れる選手というのは見ていて本当に楽しい。アイスショーで滑ったら受けそうなプログラム。その分スケートを滑っていないけれど、まあエキシビションだから無問題。

DELOBEL / SCHOENFELDER(FRA) 手品師のプログラム。「これじゃない、これでもない」とドラエモンが四次元ポケットをさばくるように鞄をさばくって小道具を探す演技とか、手品で杖を花に変えてイザベルに捧げてみたりとか、演技をするイメージの薄い(失礼)オリビエが頑張ってました。エキシビションはこういう楽しいプログラムがいいっすね。手品師とその助手といった風情で、イザベルの方はピンクのレオタードに白のファーが付いたもので、オリビエの衣装は白のカッターシャツに黒の燕尾服(袖無しベスト状)。これは去年のCD、今年のODの衣装と同じような気がする。使い回し万歳?

Chengjiang LI(CHN) 去年と同じプログラム。プログラムの内容はうろ覚えだったけれど、あの派手な色のモコモコが沢山付いた衣装は強烈に印象に残ってます。登場してきたとき「腕の部分が地味になってる。スケールダウンか?」とおもったら、演技の途中で袖にもモコモコが出現!そうだこの衣装だ!…プログラムは忘れても衣装は忘れ難いです。

Yoshie ONDA(JPN) 頭に薄いヴェールを被って登場。何かやるのか、と期待していたら、すぐにヴェールは投げ捨ててしまった。その後拾い直すこともなく、普通に滑ってました。エキシビションとしては去年のプログラムの方が綺麗に滑っていて良かった。

NAVKA / KOSTOMAROV(RUS) オースティンパワーズ!最初に登場したコストマロフが手を振り上げて観客席を煽ると大歓声が。特に大騒ぎをしてたのはきっと昨日そばに座っていたあのロシアン達だろう。ナフカの衣装と演技が本当に可愛い!コストマロフのお下品振付もエキシビションだとパワーアップしていて楽しいです。

SHEN / ZHAO(CHN) 1曲目が長野オリンピック5周年記念でも披露した「Time to say good-by」。しかしこの曲を聞くたびにアニシナ&ペーゼラを思い出してしまう…。アンコールでは「トゥーランドット」、ちゃんと着替えて登場してくれました。中国では本当に人気があって、今まで登場した人に対してよりもの凄い大歓声。


 昨年の四大陸選手権が北京で開催されたときの様子をテレビで見たことがあります。その時随分さくさくとすすんでいくなあと思ったんですが、本当にさくさく進みすぎ。テレビだから省略しているのかと思いきりゃ、選手の演技が終わったらはい次、はい次、はい次、という感じで挨拶もそこそこに次の演技が始まります。一応投げ込みもあったけれど、NHK杯のように選手が直接に取りに行くようなことは全くなかったです。これはアリーナ席がなかったせいかも知れないけれど。
 フィナーレでは各種目ごとに挨拶をするのですが、こちらもあっさり風味。女子はスピン、男子はサンデュが中央で何度もポジションを変えるスピンをしつつ残りの選手が4隅でジャンプ、アイスダンスはリフト
(イザベル&オリビエのリフトは派手だった。一番長いこと姿勢をキープしてたし。ファンの贔屓目)、ペアもリフトでした。できればアイスダンスはコンパルソリーの一部分披露が見たかったなあ。四大陸のエキシビションではペアがメインになって、パートナーをチェンジしてデススパイラルしていたけれど、今回はそれも無し。ちょっと物足りなかったです。
 そしてフィナーレが終わったらすぐに会場の照明が落とされていくのにはびっくりしました。まだ会場に人いっぱいいるんですけど(笑)!何故そんなにせっかちなの〜。

余談、帰国
 中国のスケート連盟っぽい人達のブースがあったんですが、大会終了後普通に大会の写真を売っているのを発見。一枚1ドルまたは10元。そんなの売っちゃっていいんですか、肖像権とかの問題はないのか〜(ちなみに買っている人は一人も見かけなかった。自分も含めて)
 そしてもの凄く嬉しいことに、イザベルに遭遇することができました!イヤッヒー!ジャージ姿だったけれど、なんだか小じゃれたジャージだった。以前私服を見かけたときも服の趣味良かったなあ。さらに嬉しかったのは、サインを書いてもらっている間に「昨日人形をリンクに投げ入れたんだけど受け取ってもらえた?」と言ったら「日本から来たリリコ
(仮名)と上月(仮名)?」とこちらのことを認識してくれてました。乏しい英語知識を総動員してメッセージカード書いた甲斐があった…!最後には「アリガトゴザイマシタ」と日本語で言ってくれたりして、本当に幸せ気分。でもすぐに「メルシー」と出てこない自分の頭の悪さがちょっと切なかった…。
 翌日の月曜日は8時半頃の飛行機で帰国。名古屋行きの飛行機に乗ったんですが、恩田選手と同じ便でした。意外なことにエコノミー使用。会場で投げ込まれたでかい熊のぬいぐるみを機内持ち込みしてました。それを見て、私の投げたあのぬいぐるみもフランスに行くことになるのかなあ、と妄想が頭をよぎりました。すいませんミーハーで。
 そんなこんなでいろいろトラブルがありつつも、結果オーライの中国観戦でした。来年は…イザベル&オリビエが日本に来てくれれば日本観戦のみで問題ないんだけど…来なかったらまた北京まで行くことになるのかなあ…(遠い目)。
 


11月8日11月9日中国の観戦に関して

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