展示室32   長 唄 「島 の 千 歳」







の曲は、囃し方の襲名披露の時に出来たので、鳴物は小鼓一調だけ
です。その為、とても清新な雰囲気に仕上がっているので、舞踊曲と
しても大変に人気のある作品です。内容は、白拍子の祖「島の千歳」
を唄ったものですが、人物像を表現しているのではなく、白拍子が舞
い唄う今様や中ノ舞から、様々な「水」の様子を表現し、汲めども尽
きぬ「若水」のめでたさを祝して終ります。          






来は、烏帽子水干姿で太刀を穿いて、中啓を持って踊るんですが、
曲調に対して扮装が物々し過ぎる気がするので、僕は半素形式の上演
の方が好きです。勿論、門弟が本衣裳で踊りたいと言えば、反対はし
ませんが!(笑)この写真は、以前から憧れていた(?)女形の素の
扮装で、チョイと「雪之丞変化」を連想させますネ♪      






の写真は、「自己紹介」のページでもお馴染みですが、やはり「島
の千歳」なんです。これは割りと珍しい男立ちの振りで、本衣裳で踊
る場合は、なんと大口の長袴を穿いて踊るんですヨ〜!     







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