Home財務日付/時刻数学/三角統計検索/行列データベース

文字列論理情報エンジニアリングキューブ演算子Google

論理関数(Excel97-2003)

AND
OR

AND(論理積)

すべての引数が TRUE のときに TRUE を返します。

AND(論理式1, [論理式2], …)

解説:

使用例:

共有

OR(論理和)

いずれかの引数が TRUE のときに TRUE を返します。

OR(論理式1, [論理式2], …)

解説:

使用例:

数式結果
=OR(TRUE,TRUE)TRUE
=OR(TRUE,FALSE)TRUE
=OR(FALSE,TRUE)TRUE
=OR(FALSE,FALSE)FALSE

AND/OR関数の引数 

AND 関数の引数:

AND(論理式1)結果AND(論理式1, 論理式2)結果
空の引数=AND()※1=AND(TRUE,)FALSE
論理値TRUE=AND(TRUE)TRUE=AND(TRUE,TRUE)TRUE
論理値FALSE=AND(FALSE)FALSE=AND(TRUE,FALSE)FALSE
数値1=AND(1)TRUE=AND(TRUE,1)TRUE
数値0=AND(0)FALSE=AND(TRUE,0)FALSE
文字列=AND("A")#VALUE!=AND(TRUE,"A")#VALUE!

OR 関数の引数:

OR(論理式1)結果OR(論理式1, 論理式2)結果
空の引数=OR()※1=OR(FALSE,)FALSE
論理値TRUE=OR(TRUE)TRUE=OR(FALSE,TRUE)TRUE
論理値FALSE=OR(FALSE)FALSE=OR(FALSE,FALSE)FALSE
数値1=OR(1)TRUE=OR(FALSE,1)TRUE
数値0=OR(0)FALSE=OR(FALSE,0)FALSE
文字列=OR("A")#VALUE!=OR(FALSE,"A")#VALUE!
  • 0でない数値は TRUE,0は FALSE と見なされます。
  • 文字列 "TRUE" は論理値 TRUE,文字列 "FALSE" は論理値 FALSE と見なされます。
  • 空の引数は FALSE と見なされます。
  • 論理値として評価されない式を指定すると,#VALUE! エラーが返されます。
  • ※1 はエラーメッセージ入力した数式は正しくありません。が表示され,入力できません。

AND 関数の引数に指定する配列(OR 関数も同様):

AND({論理式1})結果AND({論理式1, 論理式2})結果
空の配列要素=AND({})※1=AND({TRUE,})※1
論理値TRUE=AND({TRUE})TRUE=AND({TRUE,TRUE})TRUE
論理値FALSE=AND({FALSE})FALSE=AND({TRUE,FALSE})FALSE
数値1=AND({1})TRUE=AND({TRUE,1})TRUE
数値0=AND({0})FALSE=AND({TRUE,0})FALSE
文字列=AND({"A"})#VALUE!=AND({TRUE,"A"})TRUE
  • 0でない数値は TRUE,0は FALSE と見なされます。
  • 文字列は無視されます。
  • 論理値として評価される式がない場合は,#VALUE! エラーが返されます。
  • ※1 はエラーメッセージ入力した数式は正しくありません。が表示され,入力できません。

AND 関数の引数に指定する参照(OR 関数も同様):

セル A1 の値AND(A1) の結果セル範囲 A1:B1 の値AND(A1:B1) の結果
A1が 空のセル#VALUE!A1:B1が TRUE, 空セルTRUE
A1が 論理値TRUETRUEA1:B1が TRUE, TRUETRUE
A1が 論理値FALSEFALSEA1:B1が TRUE, FALSEFALSE
A1が 数値1TRUEA1:B1が TRUE, 1TRUE
A1が 数値0FALSEA1:B1が TRUE, 0FALSE
A1が 文字列"A"#VALUE!A1:B1が TRUE, "A"TRUE
  • 0でない数値は TRUE,0は FALSE と見なされます。
  • 文字列は無視されます。
  • 空のセルは無視されます。
  • 論理値として評価される式がない場合は,#VALUE! エラーが返されます。

FALSE
TRUE

FALSE(偽)

論理値 FALSE を返します。

FALSE()

解説:

TRUE(真)

論理値 TRUE を返します。

TRUE()

解説:

IF

IF(条件分岐)

条件により各々の値を返します。

IF(論理式, 真の場合, [偽の場合])

NOT

NOT(否定)

引数の論理値を反転して返します。

NOT(論理式)

解説:

使用例:

数式結果
=NOT(TRUE)FALSE
=NOT(FALSE)TRUE

NOT関数の引数 

NOT 関数の引数:

NOT(論理式1)結果
空の引数=NOT()※1
論理値TRUE=NOT(TRUE)FALSE
論理値FALSE=NOT(FALSE)TRUE
数値1=NOT(1)FALSE
数値0=NOT(0)TRUE
文字列=NOT("A")#VALUE!
  • 0でない数値は TRUE,0は FALSE と見なされます。
  • 文字列 "TRUE" は論理値 TRUE,文字列 "FALSE" は論理値 FALSE と見なされます。
  • 論理値として評価されない式を指定すると,#VALUE! エラーが返されます。
  • ※1 はエラーメッセージ入力した数式は正しくありません。が表示され,入力できません。

NOT 関数の引数に指定する配列:

NOT({論理式1})結果
空の配列要素=NOT({})※1
論理値TRUE=NOT({TRUE})FALSE
論理値FALSE=NOT({FALSE})TRUE
数値1=NOT({1})FALSE
数値0=NOT({0})TRUE
文字列=NOT({"A"})#VALUE!
  • 配列の最初の要素が対象となります。
  • 0でない数値は TRUE,0は FALSE と見なされます。
  • 文字列 "TRUE" は論理値 TRUE,文字列 "FALSE" は論理値 FALSE と見なされます。
  • 論理値として評価される式がない場合は #VALUE! エラーが返されます。
  • ※1 はエラーメッセージ入力した数式は正しくありません。が表示され,入力できません。

NOT 関数の引数に指定する参照:

セル A1 の値NOT(A1) の結果
A1が 空のセルTRUE
A1が 論理値TRUETRUE
A1が 論理値FALSEFALSE
A1が 数値1TRUE
A1が 数値0FALSE
A1が 文字列"A"#VALUE!
  • 0でない数値は TRUE,0は FALSE と見なされます。
  • 文字列 "TRUE" は論理値 TRUE,文字列 "FALSE" は論理値 FALSE と見なされます。
  • 空のセルは FALSE と見なされます。
  • 論理値として評価される式がない場合は #VALUE! エラーが返されます。

論理関数(Excel2007)

IFERROR

IFERROR(条件分岐)

数式がエラーの場合は指定した値を,それ以外の場合は数式の値を返します。

IFFERROR(, エラーの場合の値)

互換:

IF(ISERROR(), エラーの場合の値, )

使用例:

数式結果
=IFERROR(1080/15,"除算エラー")72
=IFERROR(1080/0,"除算エラー")除算エラー

論理関数(Excel2013)

IFNA

IFNA(条件分岐)

数式が #N/A の場合は指定した値を,それ以外の場合は数式の値を返します。

IFNA(, #N/Aエラーの場合の値)

解説:

互換:

IF(ISNA(), #N/A エラーの場合の値, )

使用例:

数式結果
=IFNA(VLOOKUP("A",{"A",1;"B",2;"C",3},2,FALSE),"N/Aエラー")1
=IFNA(VLOOKUP("B",{"A",1;"B",2;"C",3},2,FALSE),"N/Aエラー")2
=IFNA(VLOOKUP("C",{"A",1;"B",2;"C",3},2,FALSE),"N/Aエラー")3
=IFNA(VLOOKUP("D",{"A",1;"B",2;"C",3},2,FALSE),"N/Aエラー")N/Aエラー

XOR

XOR(排他的論理和)

引数の排他的論理和を返します。

OR(論理式1, [論理式2], …)

解説:

互換:

=(論理式1)<>(論理式2)

使用例:

数式結果
=XOR(TRUE,TRUE)FALSE
=XOR(TRUE,FALSE)TRUE
=XOR(FALSE,TRUE)TRUE
=XOR(FALSE,FALSE)FALSE

論理関数(Excel2019)

IFS

1つまたはそれ以上の条件をチェックし,最初に TRUE になった条件に対応する値を返します。

IFS(論理式1, 真の場合の値1, [論理式2, 真の場合の値2], …)

解説:

使用例:

数式結果
=IFS(A1>79,"合格",TRUE,"不合格")A1=90のとき,合格
=IFS(A1>79,"合格",TRUE,"不合格")A1=50のとき,不合格
=IFS(A1>79,"A級",A1>59,"B級")A1=90のとき,A級
=IFS(A1>79,"A級",A1>59,"B級")A1=50のとき,#N/A

SWITCH

SWITCH(, 値1, 結果1, [値2, 結果2], …, [既定値])

解説:

論理関数

2016.8.27 作成 / 2020.3.13 更新

Home


論理関数(Excel97-2003)  |  AND  |  FALSE  |  IF  |  NOT  |  OR  |  TRUE

論理関数(Excel2007)  |  IFERROR

論理関数(Excel2013)  |  IFNA  |  XOR

論理関数(Excel2019)  |  IFS  |  SWITCH

Home › 論理関数