Aquaheart Museum (Balcen Whale Mysticeti)

ヒゲクジラ亜目
(Balcen Whale Mysticeti)

テケトリウム科(cetotheriidae)

中新世前〜鮮新世後期
(2400〜200万年前)

岩手県で出土した400万年前(鮮新世前期)のミズホクジラの骨格
国立科学博物館所蔵

 このテケトリウム科が現世のヒゲクジラの直系で有ると考えられる。
◎中新世前〜鮮新世後期(2400万年前〜200万年前)
ヒゲクジラの仲間が大量に繁栄した頃である。化石からはケラチン質のヒゲの存在を確定する事は出来ないが、多くの血管が通っていた痕跡から現世のクジラと同様にヒゲを備えていたと考えられる。
 中新世2400万年前の生物の放散の仕方を考察すると、海が豊な時代であったと思われる。豊富なプランクトンの発生は多くの魚を生産し、又魚を食べる生物をも大量に繁栄させただろう、そしてその大量なプランクトンを見逃さなかったのはヒゲクジラも同じである。
 ちなみに恐竜や現世のクジラ以外の動物にもプランクトンを採食する種は少なくない。カニクイアザラシに至ってはオキアミさえもメニューにしている。何も魚だけのプランクトンではないのだ。
●近縁類:エティオケタス科(Aetiocetidae)
     ラノケタス
     マンマロドン科(Mammalodonidae)(29属59科)

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