Aquaheart Museum (Ordeer Ichthyosauria)

魚竜目 Ordeer Ichthyosauria) シャスタサウルス科 (Family Shastasauridae)

ショニサウルス
(Shonisaurus)

三畳紀後期 2億5千万年前
体長15m

◎大きい!実に大きい!魚竜の中では今のところ最大種であったと思われる。このショニサウルスに関してはクチバシの歯は少なく、アンモナイトや足頭類ばかりを採食していたのではないかと考えられる。イクチオサウルスの仲間であるが前後のヒレが長いのがこの種の特徴。


魚竜目 Ordeer Ichthyosauria) レプトプテリギウス科 (Family Shastasauridae)

テムノドントサウルス(Temnodontosaurus)

ジュラ紀前期 2億1千万年前
体長9m


◎このテムノドントサウルスも比較的大きな種類の魚竜である。イラストでは大きな種ばかりを掲載してしまったがイクチオサウルス系の多くは体長3メートル前後が平均と思います。このレプトプテリギウス科の仲間の胸ビレには5本の指状の骨が存在し、他のイクチオサウルス科に比べ骨の数が多くなっている為にヒレが長くなっている。このテの魚竜は眼球が大きい事が頭蓋骨化石から伺えるのだが、これは水中で彼らは「視覚」に依存した生活を行っていたと言えるのではないだろうか。そして繁栄した時期は水の透明度も良かったのではないだろうか。

◎有名どころイクチオサウルスの仲間。彼らが栄えていた時代、未だ海は浅く暖かかった。その海で彼らは現世のイルカや歯クジラと同じ様な生態的地位で、主に魚やイカ、アンモナイトなどを採食していたと思われる。
 イクチオサウルスの先祖は一度陸に上がったものの海に帰った「爬虫類」で、陸上の爬虫類同様肺呼吸をしている。多くの化石から体内に子供がいた痕跡が見られ、卵胎生だった事が推測出来る。又、化石の腹部の辺りにアンモナイトの化石が集まっている事から餌生物を確認出来る。ところで、彼らが滅んでしまった時期、サメが大繁栄していた事が解っている。この事から魚竜達がその数を減らした後、サメと生態的地位交換した訳である。今後現世のイルカや歯クジラが数を減らし続ければ、魚竜目と同じ様にサメ類に地位を奪われ、海からイルカが消えてしまうのではないか・・と考えてもあながち間違いでもなさそうだ。

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