ハナゴンドウ

英名(Risso's dolphin)
学名(Grampus Griseus)

体 長
3〜4m 他のゴンドウクジラ類とは離れた種類。上顎には歯は無く下顎のみ。頭部メロンにタテのミゾが有るのと、下顎が極端なV字型をしている。体表に見られる無数のひっかキズが花の様に見える事からこの和名が付いた。(ひと昔は松葉ゴンドウとも呼ばれていました)若い個体の体色は濃い灰色、成長するとかなり白く見える。
各ヒレは巾はせまく、鋭く見える。大きな背鰭はしばし雌のシャチと見間違う事もあるようだ。

体 重
300〜600kg

歯の数
下顎のみ6〜16本

生息域
北大西洋に多く分布

目/科
クジラ目/歯クジラ亜目
マイルカ科/ハナゴンドウ属

東京湾や相模湾でもたまに見る事が出来る。

日本の水族館で初めて飼育されたのがハナゴンドウです。

特徴
この種も外洋性で数頭の群を作りイカなどを主食としている。同じ歯クジラでマッコウクジラ系も主にイカを主食としているがやはり上顎には歯が無い。食性によって歯のカタチや体型が変わるのは陸上動物も水生動物も同じなのであろう。(マッコウもハナゴンドウも上顎の歯茎内に歯が数本存在しているが歯としての機能はしていない)
関東では「江ノ島水族館」のハナゴンドウ「ヨン」が飼育41年という世界記録を更新し続けており、又「横浜・八景島シーパラダイス」「伊豆・三津シーパラダイス」に於いてもショーに参加している。98年9月5日に八景島でハナゴンドウの子供が生まれた。実に日本では35年ぶりのハナゴンドウの誕生である。又、このハナゴンドウの父親は三津シーパラダイスで飼育されていた物でも有る事も有名。クチバシ(吻)が短くどちらかと言うとポッテリタイプだが、見てくれとは違い動きはすこぶる機敏である。某水族館では「白いイナズマ」と呼ばれるほど「素早い」らしい。かなりのイタズラ好きでもある。

戻る 次へ

 Copyright(C)2000 Cetaceans Laboratry Aquaheart All rights reserved