エンジン・スタート

私がまだ横浜の社員寮にいた頃の話。

以前「ターボ・マフラー」なる代物を購入し苦い経験をした私は「やっぱり車はノーマルに限るな!!」と思っていました。

「今日は天気もいいし洗車でもするかな?」と洗車道具を持ち出したところ「ワックス」の量が少ないことに気がつき車のパーツショップへ。

いつも使っている「イ○ン・コ○ト」を探しに店内をウロウロ。

「あった。ワックスはやっぱりこれだよな!!」
「ワックスかけた後の、水はじきの快感はこれじゃなきゃ味わえない!!」

「さーて! さっさと会計して洗車でもするかな?」とレジに向かいかけた足が「ピタリッ」と止まった。

「デジタル・タコメーター」なる物が目に飛び込んできたのでした!!
マイカー(軽自動車)の改造を半ば諦めかけていたのですが、友達の車にある「タコメーター」にいつも熱いまなざしを送っていた私は知らず知らずのうちにその商品を持ってレジにいたのでした。

「フフフッ! これでオイラの車にもタコメーターが!!」

ものすごい期待と共に洗車をほったらかして装着作業に!!

「何々!? イグニッションにケーブルを接続し・・・」
「イグニッションってなんだべな?」

ボンネットを開け中をジロジロ(?)

「たぶんこれだべな?」とイグニッションらしき物を発見。

「あれ、タコメーターは運転席!? イグニッションはボンネット!?」
「どうやってケーブルを通すんだ?」
「ウーム・・・」

探し回ること数分。ようやくドアの隙間からボンネット内に繋がりそうな「穴」を発見!!

「ここを通せばいいじゃん!!」ってことで針金ハンガーを使って運転席からボンネットへケーブルを延ばす。

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