マイ・ホビーズ・ミュージアム

面打ち 木彫り編 


(1)、2〜3年日陰で乾燥した桧の丸太を能面の
縦寸法に余裕をもった長さに切断する。

(2)、能面の縦横幅に余裕を持って罫書き、割
   る。

(3)、能面材料として電気かんなで直角を出しな   がら角材に仕上げる。

(4)、使用する紙型。

(5)、紙型1を当てて罫書き、角材の四隅に余裕
   を持って余肉の切断線をけがく。

(6)、角材の切断線をけがいた四隅を切り落と    す。

(7)、4隅を切り落とした材料。

(8)、能面打ちの塗り前までの加工道具。

(9)、36mmの押しのみでスコヤ(直角定規)を当てながら側面を削り、紙型1の形にする。

(10)、押しのみとスコヤで紙型1にした材料。

(11)、面裏の頭部と顎部の反りをカットし、周囲  約10mm巾内側に線を画く。

(12)、面裏の線の内側を持ち易くするために浅   く彫り込む。

(13)、浅く彫り込んだ面裏。

(14)、紙型2を面表の中央に縦方向に当て、凹
部にけがいて切込みを入れる。

(15)、側面の余肉をカットし、中心線に従って紙 型2を当てて確認しながら横方向を削り込む。

(16)、紙型2を使って横方向の削り込みをした。

(17)、紙型3を当てながら額の部分を滑らかに
削る。

(18)、紙型4を使って鼻を中央線に沿って彫る。

(19)型紙5を使って口の上下に合わせて彫る。

(20)鼻と口の形が出来た後紙型6で口を描く。

(21)、目の型紙を使って目を描き、掘り下げる。

(22)周囲全体を大体に滑らかにする。

(23)、紙型6で描いた口の両脇にキリで穴を開
け、穴の間に直線を引いて鋸で切り込む(両

ほほに当たらない位置まで)、口の裏側を彫り、鋸の切込みを確認して小鋸で全体を切り込む。唇、歯を作り、歯の下を3mm程広げる。
中央線に沿って鼻の穴を等間隔に開け、周囲を滑らかに仕上げる。
目の中心にそれぞれ2mmの壺きりで穴を開け、目の内側を球面状に仕上げる。
2mmの穴を中心に巾約6mmの四角穴を開ける(中心線からの距離を等間隔に)
上目蓋に沿って切り込みを入れ、二重にする。

(24)面裏の口、鼻、目の部分を彫り、額とほほの部分以外は約3mm厚まで掘り込む。

(25)、上下の反り部分を滑らかにして、約5mm
経の鉄棒をバーナーで焼いて紐穴を開ける。

(26)、ノミ、彫刻刀が切れなくなったら電動砥石  で研ぐ