トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) *赤色が今回のトレース

柳島山 (469m 関市) 2023.1.15 晴れ・曇り 2人

中川原公園(10:31)→鉄橋(10:54)→林道(11:05)→林道終点(11:13)→亀坂峠(11:38)→柳島山山頂(12:26-13:35)→秋葉神社分岐(13:42)→寺尾神社(14:20-14:25)→中川原公園(14:34)

★1月15日に亀坂峠を経由して関市の柳島山に登ってきました。
★中川原公園をスタートして亀坂峠に向かう林道を歩き、林道途中から鉄橋を渡って踏み跡の無い尾根に取り付きました。
★急斜面の尾根を登って林道へ。ルートとなる尾根は林道で分断されて登れず作戦会議。
★林道を歩いて終点手前から急斜面をよじ登って尾根へ。
★尾根から峠に続く荒れた古道を歩いて亀坂峠に到着。
★ここから柳島山に向かって稜線を登りました。
★誰も登ってこない柳島山山頂で昼食。
★帰路は秋葉神社への道を下り、途中から寺尾神社に向かうコースへ。
★踏み跡がほとんどない急斜面を尾根を外さないようにルートファインディングしながら下りました。
★赤テープを追って下り林道には出ず、一直線に下ってササヤブを抜け寺尾神社に下山。
★ルートファインディングをしながらのバリェーションルートを完歩し、達成感ある山歩きとなりました。

 柳島山は3ケ月前に山頂から北尾根を歩いたが、今回は西尾根にある亀坂峠を経由して山頂を踏むことにした。駐車地点は前回と同じ中川原公園。靴を履き替えてスタート。先週、紅葉ヶ滝経由で汾陽寺山に登った時と同じように寺尾小学校の横を通って林道に向かう。

 朝霧の中、紅葉ヶ滝への道を左に見て直進。川に沿って未舗装林道を歩き、林道起点の標柱がある分岐を右へ。人工林の林道を歩き、橋を渡って川の右側を進むと再び分岐が現れる。ここは林道を直進したほうがいいことが後にわかるが、ネット情報に従って右折。
 
 林道はすぐに終点となり、冬イチゴの群落を見ながら鉄橋を渡ると踏み跡が消えた。目の前の間伐された尾根に取り付く。下草や低灌木はあるが、歩くことはできる。ヒカゲカズラを見ながら急斜面を登ると林道に出た。先ほどの林道分岐を直進すればここに着く。
 
 林道は最近作られたようだ。亀坂峠へは今登ってきた尾根をそのまま登ることになるが、林道ができたことから、尾根が寸断され、尾根に取り付くには崖のような法面を登らなければならないが、ちょっと難しい。林道を歩いて尾根に登れる場所を探すことにした。
 
 尾根を回り込むように林道を歩くと林道終点。終点手前で林道は谷を横切っており、法面は無い。ここから取り付こうとしたが、灌木が多く歩きにくいので、その手前の登れそうな急斜面に取り付いた。
 
 灌木につかまりながら歩きやすいルートを探す。左右に移動しながらコシダの群落を抜けて尾根に出るとピンクテープを発見。踏み跡もあり、尾根上は歩きやすい。緩やかに登っていくと尾根から左に外れて道らしきものがある。広い窪んだ道で亀坂峠への古道のようだ。
 
 倒木の多い道を右山で歩くと亀坂峠に到着。倒木が多いが、峠とわかる形状で、古道はさらに北西に下っている。峠から右の尾根に取り付き、標高差70mほどの急斜面を落ち葉を踏みながら登る。
 
 登り切って小さいアップダウンを繰り返す。踏み跡もしっかりしており主尾根を外さなければ道を誤ることは無い。ピークで休憩して尾根を歩き、柳島山山頂手前で広い尾根の急斜面を登る。尾根が広いので踏み跡も不明瞭になるが、疎林でどのようにでも歩ける。
 
 登り切ってなだらかになると柳島山山頂に到着。広い山頂からはわずかに寺尾集落方面を望むことができる。平らな場所にシートを敷いてレトルトカレーを温め、ゆっくりと昼食を楽しむ。
 
 帰路は寺尾神社へのルートを下る。秋葉神社コースに入り、展望のいい伐採地を通過。伐採地からは汾陽寺山が正面に見える。よく踏まれた道を数分下ったところで秋葉神社への道が右に折れている。尾根を直進してしまわないように枯れ木が置かれているが、今回は直進して寺尾神社に向かう。
 
 枯れ木を乗り越えて尾根を直進。薄い踏み跡を拾いながら木につかまって急斜面を下っていく。尾根が広く、分かりにくいところもあり、かすかな踏み跡を探しながら下る。少しずつ左に向きを変えていく。ピンクテープが時々現れるので、道が間違っていないことがわかる。
 
 ウラジロの群落を抜け急斜面を下っていくと、左下に未舗装の林道が見えた。以前はこの林道に出たが、今回は真っすぐに寺尾神社に向かう。踏み跡はほとんどなくなり、樹間から人家が見え始めたあたりからササが現れ、本格的なヤブになる。寺尾神社がどの辺りにあるのかわからないので適当に下って深いササヤブを分けると神社の裏に出た。
 
 草が刈られたところを歩いて神社到着。神社の南には山之神があり、このあたりに向かったほうがヤブが浅く下りやすいような気がした。神社に無事下山できたことを報告して柏手を打った。階段を下って鳥居を潜り車道を歩いて公園まで戻った。
 
 今回のルートは登りも下りもあまり歩かれていないことから、お勧めできるルートではない。特に、亀坂峠へのルートは林道で尾根が寸断されており、登山道はない。
 
 次は、柳島山〜汾陽寺山へのロングコースを歩いてみたい。

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