トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 

椎倉山 (226m 関市) 2022.8.21 曇り 2人

登山口駐車場(11:27)→八畳岩(11:38)→屏風岩(11:46-11:54)→見晴台(11:57-12:06)→老梅山山頂(12:12)→鉄塔(12:17)→青之木城跡(12:25)→鏡岩(12:29)→石仏(12:42)→椎倉山山頂(12:48-13:01)→展望岩(13:15-14:09)→老梅山(14:26)→八畳岩(14:38)→登山口(14:45)

★8月21日に関市の椎倉山に登ってきました。
★富加町老梅の登山口に駐車してスタート。
★人工林をジグザグと登って明るい稜線の八畳岩に。
★ここから稜線上を歩き、烏帽子岩や屏風岩で岩登りを楽しみました。
★見晴台で素晴らしいパノラマを見て老梅山山頂へ。
★更に西に歩き、2つの鉄塔を経由してアップダウンしながら青木城跡や鏡岩を通過。
★鞍部の石仏に手を合わせて登り返し、椎倉山山頂に立ちました。
★展望のない山頂で昼食の準備をしようとしたところ猛烈な蚊の攻撃を受けて撤退。
★登ってきた道を引き返し、展望岩まで戻って遅い昼食を楽しみました。
★標高226mの低山ですが、大岩の多い稜線からの展望が素晴らしく、面白い山歩きとなりました。

 この春、関市の本城山に登った時に、登山者用駐車場のポストに本城山のマップなどとともに椎倉山一帯のコースマップが置いてあった。東海環状自動車道の富加IC近くから西に自動車道の南に細長くつながる低山の1つが椎倉山である。

 椎倉山以外にいくつかの山が連なり、登山コースも整備されているようだ。東から西まで稜線を歩くとかなりの距離になる。今回はほぼ中央に位置する椎倉山を東端の老梅集落からピストすることにした。
 
 関の市街地を抜けて県道58号線を北上。富加IC手前から左側の老梅集落に入る。水田の道を進むと山に入る辺りで集会場が現れる。ここに駐車してもいいが、集会場手前の交差点を右折して墓地に向かう道を進む。

 東香寺を通過して坂を上っていくと数台駐車できる広場が現れる。この広場の横に登山口がある。駐車場には1台の車も停まっていない。靴を履き替え、登山口の杖を借りてスタート。
 
 人工林の中の広い道を登る。人工林を抜けるとコシダの群落が現れ、ジグザグ道となる。ヒトツバが張り付いた岩の横を歩き、岩場を登り詰めると稜線に出た。八畳岩・座禅岩の標示があり、大きな八畳岩の上に立つと北〜東側の展望が得られる。富加ICも見下ろせる。八畳岩の先には尖った岩があり、あれが座禅岩であろうか。
 
 八畳岩を後に、稜線を進むとヒトツバに覆われた烏帽子岩を通過。岩壁に沿って歩く。ヒカゲツツジの群落を見ながら進むと岩にオレンジ色のテープが付けてある。覗いてみるとここから岩の上に出られそうだ。岩に登らずに登山道を歩くと左に薄い踏み跡がありここから岩に登ってみた。
 
 岩の上で展望を楽しんで、東に向かって下ると岩のトンネルを潜って先ほどのオレンジテープのところに出た。登った岩に「屏風岩」の標示がある。屏風岩を後に下っていくと「見晴らし展望台」の標示。ここでも登山道を外れて岩場を登ると岩の上の展望台に着く。展望が素晴らしく南側のゴルフ場がよく見える。
 
 稜線の登山道に戻って登っていくと老梅山に到着。標高234mで椎倉山よりも高い。山頂は樹木に覆われているが、わずかな切り開きがあり、恵那山や御岳山などここから見える山の名前が標示されている。
 
 老梅山を下っていくと鉄塔が現れた。鉄塔付近は日当たりがよく登山道は草で覆われている。鉄塔を通過するとすぐに再び紅白の鉄塔が現れ展望がいい。鉄塔から下って登り返すと青之木城跡に着く。標高は233m。
 
 ここから下って鏡岩や展望岩を見ながらアップダウンして鞍部で石仏に出会う。昔の峠道でお地蔵さんが立っているようだ。コシダやウラジロの群落や大岩を見ながら登っていくと右側に御嶽・乗鞍展望台の標示がある。展望地になっているが今日は曇り空で遠くの山は見えない。
 
 展望台からわずかに登ってなだらかなピークに到着。椎倉山山頂だった。山頂は樹林帯で展望はない。山名標示板には(椎倉城跡)と書いてあり、かつて城があったようだ。またこの山頂から先のコースが板切れに手書きしてあり、45分西に歩くと黒屋山(237.5m)に行くことができる。この先は今後の楽しみとし、今日はここまで。
 
 13時近いので昼食にしようとシートを広げ、腰を下ろすと、無数の藪蚊が寄ってきた。蚊取り線香は持参しているが防ぎきれそうにないのでここでの昼食はあきらめて、登ってきた道を引き返して展望のいいところで昼食をとることにした。
 
 昼食場所を探しながら下り展望岩へ。やや狭いが展望があり明るい。岩を背にしてインスタントラーメンを作った。ここでも数匹の藪蚊の攻撃を受けた。
 
 展望岩から南を見ると、美濃加茂市から可児市方面が白く見え雨が降っているようだ。雨が心配であり、また茶菓子を忘れたことから、いつものコーヒーは無しにして登ってきた道を駐車場まで戻った。駐車場で靴を履き替えているときにも藪蚊の襲来があった。
 
 椎倉山は標高が200mほどと低いが山頂までは岩の多い稜線を歩くことから随所で展望を楽しむことができる。また史跡もある。椎倉山から西には雨乞山や黒屋山などがあり、これらの登り残した山へは藪蚊のいない時期に登りたい。

★椎倉山からの展望

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