トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 

大茂山 (453m 本巣市) 2024.1.6 曇り一時雨 2人

秋葉神社付近の林道路肩(10:05)→外山小学校裏登山口(10:11)→77鉄塔(10:48)→76鉄塔(11:03)→R125−1鉄塔(11:20)→林道横断(11:29)→73鉄塔(11:30)→林道横断(11:31)→林道横断(11:54)→大茂山山頂・南尾根林道手前往復(12:06-13:53)→林道横断(14:05)→ヘリポート(14:23-14:34)→駐車地点(15:10)

1月6日に本巣市の大茂山に15年ぶりに登ってきました。
ふるさと林道の路肩に駐車して、外山小学校の裏から落ち葉に埋もれた登山道へ。
急斜面をジグザグと登って尾根を歩き、鉄塔巡視路に合流。
鉄塔下の展望地から東に大茂山山頂を見ながら稜線を時計回りに歩きました。
林道を横断し、林道を左に見ながら登り大茂山山頂に到着。
山頂から春日神社に向かって尾根を下りにかかりましたが、誤っ南尾根に入ったことに気づいて山頂に引き返し、山頂の東屋で昼食。
下山は、春日神社に向かって山頂からほとんど踏み跡の無い西尾根を下りました。
林道を横断し、さらに踏み跡の無い尾根を下ってヘリポートへ。
ヘリポートから先の尾根は草木に覆われており、小雨が降る始めたので尾根歩きを断念して林道を下りました。
昔の記憶をたどりながら、長い稜線歩きとルートファインディングを楽しむことができました。

 大茂山は16年前に登ったが、近年、本巣七名山に指定されたことから、久しぶりに登ってみることに。本巣七名山のパンフレットが道の駅「織部の里もとす」の観光協会事務所入り口に置いてあるので、このパンフレットを参考にした。

 パンフレットに従って車を林道の入り口付近の路肩に停めた。林道入り口の北側の法面の上に秋葉神社があるので安全祈願をして出発。国道を北に歩いて右に分岐している道を進み外山小学校に向かう。
 
 小学校の裏に大茂山登山口と書かれた木柱があり、水路を渡って散布された石灰を踏んで山道に入る。ここは外山学校の児童が活動するフィールドであり、コボ山と名付けられ、コボ山マップと書かれた大きな看板やコボ山の生い立ちの標示がある。
 
 遊歩道のような道を落ち葉を踏んでジグザグと登る。手作りの東屋や小屋を通過してコシダの茂る尾根に出る。落ち葉に埋め尽くされたなだらかな尾根を歩くと最初の77番鉄塔に到着。鉄塔周囲に樹木は無く、西側の展望が得られる。
 
 展望を楽しんだら、先に進む。すぐに78番鉄塔の分岐が左に姥坂へ下る道がある。以前はこの道を登ってきた。アカマツの多い天然林を抜け、左側がヒノキの人工林となっている尾根をゆるやかに登っていく。
 
 76番鉄塔の下を通過し、75番鉄塔に到着。ここからの展望はよく、南東の目の前になだらかな大茂山が見える。直線距離ならすぐに山頂に到達できそうだが、宮谷を回り込まなければならないことから、まだ先は長い。
 
 なだらかな尾根歩きが続く。小ピークに鉄塔巡視路の分岐があり、左はR125番鉄塔、直進はR125−1番鉄塔と73番鉄塔の標示がある。右側に人工林を見ながら歩くとR125−1鉄塔の下に出た。展望はない。
 
 大茂山へはここから右手の斜面を下ることになる。この鉄塔から北へ少し下ったところに宮谷と呼ばれる四等三角点があるが今回はパス。鉄塔に地図が付けられており、現在地点を確認。大茂山へはここから南東に方向を変えて下る。
 
 間伐されたばかりの人工林を下っていくと林道と黄色い重機が見え機械音が聞こえてきた。林道に出ると重機による間伐材の玉切りが行われていた。林道を横断し、切られた丸太が積まれた横を通過。すぐに73番鉄塔だあり、鉄塔下からの展望はなく、眼下に林道が見える。
 
 鉄塔から下って再び林道を横断し、今度は林道を左下に見ながら天然林を歩く。テープが続いており、道は明瞭。落ち葉の斜面を下って林道に沿って歩くと道は次第に右方向に向かうようになる。登りとなり小ピークを超えると三度林道を横断する。横断場所は林道の三叉路で山頂に向かう林道はできたばかりのようだ。
 
 林道を右に見ながら人工林を抜けると前方に東屋が見えた。大茂山山頂到着。以前、東屋はなかった。舗装道路に出てアンテナの立つ防災施設の前の広場に立った。東屋に入ってみると東側の展望があり、本巣カントリーのゴルフ場が見える。
 
 施設の前を通って一段高くなったところに上ると三等三角点がある。展望のいいところで昼食にしようと、もう少し先まで歩くことに。ヘリポートを経由して春日神社に向かう西尾根を下りる予定であり、以前も林道まで下った。
 
 山頂から最も歩きやすそうな尾根を西尾根と思い込んで下り途中で踏み跡が無くおかしいことに気づいてGPSを確認すると、南尾根を下っていることが分かった。引き返して山頂に戻ると雲行きが怪しくなり雨が降りそうな気配に。
 
 昼食会場を雨が降ってもいい東屋に変更してうどんを作る。誰も登ってこない山頂でユックリと昼食を楽しんだ。下りは西尾根へ。山頂から西尾根に入ろうとしたが踏み跡が全くない。
 
 人工林で灌木はほとんどないのでGPSを確認しながら間違わないように西尾根を下る。ヒサカキの間を抜けて下っていくと眼下に林道が現れた。尾根の先端まで歩いて法面の灌木につかまって林道に出た。
 
 舗装された林道を横断してガードレールの端から再び山道に入る。ここも踏み跡らしきものはない。尾根が小さな谷を挟んで2列に平行に下っており、右側の尾根を下っていくと林道手前で小さな谷に入ってマツとススキのヤブを強引に抜ける。イバラのトゲに刺されながら林道に飛び出した。人が歩いているとは思えないルートだ。
 
 林道を右方向に少し下ると広いヘリポートが現れた。この先のルートはヘリポートの奥から尾根に入ることになる。ヘリポートを横断して尾根への入り口を探してみるがススキやイバラに覆われて道は見つからない。
 
 強引にヤブを突き抜けて林の中に入ってみると尾根を下ることできそうだが、明瞭な踏み跡はない。小雨が降り始めた。ここで作戦会議。このまま尾根を下るか、大回りにはなるが林道を下るか。雨が降り始めたこともあり、「山で判断に迷ったら安全な方を選ぶ」という鉄則に従って林道を歩くことにした。
 
 林道は宮谷の奥に向かって引き返すように下り、方向を変えて宮谷に沿って駐車地点に戻るロングコース。小雨の降る中をだらだらと歩いて駐車地点に戻った。へリポートから35分ほどで林道入り口まで戻ることができた。
 
 今回歩いたルートは3年ほど前のネット情報を参考にしたが、大茂山山頂から西尾根のルートは最近人が入っていないようで明瞭な踏み跡はなくヤブのところもある。帰路、春日神社の登山口を確認したがここでも明瞭な踏み跡の登山道を見つけることはできなかった。
  
 次回は佐原神社からの北尾根コースを歩いてみたい。

★大茂山からの展望

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