




トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号)

朝倉山・南宮山 (256m 419m 垂井町) 2025.1.13 曇り 2人
朝倉運動公園駐車場(9:25)→林道入口(9:30)→お社・石仏(9:47)→朝倉山山頂(10:06-10:13)→稜線合流(11:11)→南宮山山頂(11:48-11:51)→展望台(12:30-13:38)→高山神社・子安神社(13:57)→ 南宮大社(14:39-14:52)→真禅院(15:08-15:16)→朝倉運動公園駐車場(15:22)
★1月13日に朝倉山経由で南宮山に登ってきました。
★運動公園に駐車して真禅寺の手前から山に取り付きルートファインディング。
★山道を見つけて石仏に手を合わせて朝倉山山頂へ。
★朝倉山山頂から急斜面の痩せ尾根を下って登り返しました。
★雪が深くなり急斜面の登りに苦戦。
★昨夜の雪で消えかけたトレースを探しながら稜線に出ました。
★ガスと強風の稜線を緩やかにアップダウンしながら歩き南宮山山頂へ。
★山頂から下って登り返し、展望台で暖かい昼食を楽しみました。
★下山はいつもの遊歩道を下って南宮山に参拝し、運動公園に戻りました。
★達成感のある雪山を楽しむことができました。
雪山を歩きたいと思い、南宮山を選んだ。南宮山は何度も登っているが、今回は朝倉山を経由する周回ルートを歩くことにした。いつも歩くコースとは逆になり初めてのルートとなる。雪山は無雪期に登っておくことが鉄則。南宮山から北西尾根を歩いて朝倉山に至るコースはまだ歩いていないことから心配ではあるが、撤退することも考え、朝倉山から南宮山に向かう時計と反対周りのコースで歩くことにした。
朝倉山の登山口がある朝倉運動公園に向かい、公園の東にある駐車場に車を停めた。ネット情報によると朝倉山への登山口はいくつもあるが、どこから登っても北側の尾根で合流して山頂に至るようだ。
運動公園に着くと雪が降っている。雪が小降りになるのを待って出発。登山口はネット情報で運動公園の南にある真禅院手前の林道から入る。雪のほとんどない林道を歩いて獣害防止の柵を通過。突き当たった所に堰堤があり、どちらに行くか迷ったが左の踏み跡に入った。
右山でトラバースする道を進むと道がしだいに怪しくなり獣道のようになった。後方をシカの群れが駆け抜けた。細い踏み跡をたどってみると広い山道に出た。後に分かったが、この道の入り口は真禅院の南にある林道とつながっているようだ。
数分登ったところで右側に小さなお社と石仏が現れた。お社で手を合わせる。道が間違っていないことを確信して先に進むと今朝降った雪で道が白くなり始めた。日が差し始め、また霧が濃くなってきた。頭上から融けた雪が水滴となって降り注ぐが、それを予想して防水のアウターを着てきたので問題はない。
お社から20分ほど登ったところで平坦地となり朝倉山山頂に到着。一面真っ白で常緑樹の上の雪も凍ったまま。新旧の山名標示板がありその前で写真を撮った。GPSで確認すると予定していた北尾根の道ではなく東にある道を登ってきたことが分かった。
広い山頂で道を間違えやすいことから、南宮山への道をGPSで確認。先行者のトレースは無い。山頂から南西に下る。10分ほど下ったところで急斜面の痩せ尾根となった。雪がありつかまる木も少ないことから滑り落ちないように慎重に下る。
朝倉山山頂から標高差50mほど尾根を下って鞍部から登りにかかる。いつの間にか頭上から落ちてくる水滴は無くなり、雪は木々の枝に付着したまま。気温が低くなったことが分かる。次第に雪が深くなり、昨日の登山者のトレースが拾えるようになった。
南宮山の北西尾根に出るまでは尾根を外さなければ問題はないが広い尾根もあることから、GPSを確認しながら登った。深い雪の急斜面もありゆっくりと登っていく。北西尾根に近づくと再び霧が濃くなった。風も吹き始めた。
人工林を登り切ると南宮山山頂に続く南西尾根に出た。ここから南宮山山頂へは左に折れる。この合流点にボール紙の略地図があった。右に行くと桃配山に行けるようだ。ここからは稜線歩きとなり、なだらかな尾根を歩く。尾根はガスに包まれており、時折強風が吹く。
雪が深くなったがツボ足でも問題はない。風で風紋ができてトレースが消えかかっているところもあるが尾根を外さなければ道を誤ることはない。小さなピークがいくつかあるが、トレースはピークを避けるように左側に付いていた。気温が低く、雪は木の幹や常緑樹に張り付いたまま。幻想的なガスの中を写真を撮りながら歩いた。
雪の重みで垂れ下がった木の下を潜る。南宮山山頂に近づいたところで前方から来た単独男性とすれちがった。今日、初めて出会う登山者だ。緩やかに登っていくと誰もいない南宮山山頂に到着。いつしかガスは消えていた。雪が少なくり、山頂の三角点は雪から頭を出していた。
正午に近いが展望台まで行って昼食をとることにした。三角点の前で写真を撮って下りにかかる。ここからは多くの踏み跡でトレースがしっかりしている。後方から来た単独男性に先に行ってもらう。先ほど出合った男性で、引き返されたようだ。
下り切って鞍部からピークに向かって登る。前方から下ってきた単独男性からこの先の状況を聞かれた。地元の方であり、朝倉山から登ってきたことを伝えた。男性は我々が歩いてきたほうへ下って行かれた。
ピークに登って北東に向きを変え下る。下り切ったら展望台に向かって一直線に登る。最後の登りである。展望台に着くと雪はわずか。ちょうど単独男性が下山するところだった。目の前の濃尾平野の上空には青空が広がり先ほどまでの天気は嘘のようだ。
風が強いので灌木を背に昼食にする。ガソリンストーブでおでんとうどんを作った。1時間ほど昼食を楽しんで南宮大社への道を下る。ここからは何度も歩いた道であり、雪も少なくなったことから軽快に下った。半分ほど下ると雪はすっかりなくなった。
展望台から1時間下って、大勢の人で賑わう南宮大社で新年の参拝。ワカンを背負った我々のような参拝者はいない。参拝の後、登山者用駐車場の前を通って朝倉運動公園に向かった。公園の手前に真禅院があるので参拝し立派な三重塔を見て運動公園の駐車場に戻った。駐車場の雪はすっかり融けていた。
朝倉山から南宮山へのコースは初めて歩いたが、朝倉山からの下りは急斜面の痩せ尾根があり、雪のある時は要注意。尾根歩きで道を誤るような場所は少ないが、自分の位置を常に把握できるようにしたい。北西尾根をさらに西に向かい桃配山まで歩いてみたいと思った。
トップページへ