トレースマップはカシミール3Dで作成
*この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用しています。(承認番号 平25情使、第146号) 

古城山 (408m 山県市) 2025.2.11 曇り・晴れ 2人

おおが城山公園駐車場(9:22)→登山口(9:41)→番所跡(10:34)→堀切(10:50)→堅掘(10:58)→はじかみコース分岐(11:03)→古城山山頂(11:10-12:46)→はじかみコース分岐(12:54)→林道(13:41)→城山展望台分岐(14:10)→城山展望台(14:16−14:25)→城山展望台分岐(14:31)→おおが城山公園駐車場 (15:07)

★2月11日に山県市の古城山に登ってきました。
★おおが城山公園をスタートし、雪の林道を西に歩いて大桑古城跡登山口から雪の山道へ。
★樹木から落ちる水滴を浴びながらジグザグと登りました。
★次第に雪が深くなり、番所跡を通過。
★尾根のトレースを踏みながら急斜面のロープ場を経て古城山山頂に到着。
★山頂のミニチュア大桑城の前から濃尾平野の大展望を楽しみました。
★昼食の後、少し引き返してはじかみ林道へのコースへ。
★深い雪の急斜面をロープにつかまって下り、トラバース道を倒木を避けながら歩きました。
★はじかみ林道に出て、車道を下り、城山展望台に寄って360度の景色を眺望し、駐車場に戻りました。
★想定外の大雪で、十分に雪山を楽しむことができた山旅でした。


 雪の山を歩きたいと思い、山県市の古城山に向かう。山県市に入り、大桑方面に車を走らせる。大桑集落を抜け、西方向へ向かうと古城山登山口の看板があり、この三叉路を右折。いくつかの福祉施設を見ながら北に向かうと桜並木の道となり、左にトイレが現れる。

 トイレに寄って、雪の道をさらに北進すると左におおが城山公園駐車場がある。1台の車が停まっていた。靴を履き替え、ワカンを背負ってスタート。北に歩くと道は広場のあるところで突き当たる。ここに案内ボックスがあり、チラシなどが置いてあった。突き当りを左に曲がり、大桑養蚕団地の古い建物を左に見ながら、山沿いに歩く。10センチほどの積雪で路面は見えない。

 林道は小さな谷を渡って左に向きを変え、スギ林に入ると、すぐに登山口がある。入口には山頂まで1650mの標示がある。トレースがあるのでツボ足でジグザグ登っていく。10分弱登ると尾根に出た。道は尾根の右側となり左山で天然林の中を歩く。

 次第に雪が深くなり、雪で折れた枝が落ちている。「番所跡」を通過。左山で歩いて「馬場」への分岐標示を通過。ここには山頂まで420mの標示がある。深くなった雪道を15分ほど歩いて堀切を通過。この先で道は尾根を越えて北側へ。一段と積雪が増え、右山でトラバースしていく。

 下って「堅掘」の標示を見て、その先で「切井戸110m、山頂210m」の標示を通過。倒れた込んだ常緑樹を避けながら、ロープの設置してあるところを通って尾根に登ると、はじかみ林道に向かう新道のはじかみコース分岐に出た。

 ロープに沿って登り「台所」の標示を見て急斜面のロープ場を登り切るとベンチのある広場に出た。大きな石碑と小さな社があった。右手の斜面の先には背丈の倍ほどあるミニチュアの城がある。城まで登り、城の前から南側180度の眺望を楽しむ。百々ヶ峰、金華山、眉山、城ヶ峰など濃尾平野に並ぶ最前線の低山の山並みが美しい。東には恵那山、西には池田山と白い伊吹山。しばらく展望を楽しむ。

 山頂はこの城から北へ20mほど歩いたところにある。二等三角点の頭が雪の上に出ていた。ベンチのある広場に戻って昼食をとることにして、ガソリンストーブでうどんを作った。誰も登ってこない山頂で、濃尾平野の雪景色を眺めながらゆっくりと昼食を楽しんだ。

 帰路は、はじかみコースを下る。登ってきた道を引き返し、ロープ場を通過したところから標識に従って左へ。このコースにもトレースがあることから、ツボ足で歩く。左山でロープのある急斜面を下る。深い雪をかかとで踏み込みながら下っていく。以前、無雪期にこのコースを歩いた時にはロープなどが整備されていなかったが、最近、岐阜北ライオンズクラブの支援により登山道が整備されたようだ。

 倒木や小さな雪崩が発生したところもある。なだらかな道となり「猿馬場」を通過。その先で、小学生が丸木板に書いた歴史クイズがある。答えは裏側に書いてあり面白い。再びロープのある急斜面となり深い雪を踏みながら下って大岩の下を通過。トラバースしてベンチを通過し、さらにロープ場を下ると開けた場所に出た。パラグライダーの離陸場で展望地となっている。

 この先で林道に飛び出した。ここの登山口にはトイレや案内ボックスがあり、また大桑城ののぼりが何本もなびいていた。林道は一面雪に覆われており、いくつかのトレースがある。林道の場所によって雪の深さが違い、深いところは歩きにくい。

 南方向に歩いて、林道の最南端のところで「城山展望台 200m」の標示があり、展望台に向かう。雪の急斜面を登り切ると木製の立派な展望台がある。雪の積もった階段を登って360度の展望を楽しんだ。先ほど登った古城山もよく見える。

 展望を楽しんだら林道まで引き返し、大きく北にカーブする道を下った。雪で折れた木もある。展望台から30分ほど下って広場に出て往路に合流し駐車場に戻った。駐車場から見る古城山はすぐに登れそうな高さに見えるが、今回は深い雪で時間がかかった。雪があるときにはトレースがないと迷いやすい場所もあり、無雪期に登っておくといい。

★古城山からの展望

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