これは、エダがはじめて沖縄を訪問したときの感動の日記である。
(画像が少なく、多少長いので、ゆっくりお楽しみ下さい)


第1部 沖縄へ!

「ピピピッ! ピピピッ!」
西暦2000年12月16日午前4時…エダの訪沖は乾いた電子音で始まった。
眠い目をこすりながら着替えをはじめる。ここでエダは最初の難問にぶつかった。
「さて、何を着て行くか?」(←そんなこと前日考えておけっ!)
前日BBSで教えていただいた情報によると沖縄は暖かいらしいが、ココは東京、しかもエダの家はいわゆる東京郊外にあり、冬は都心より2〜3度気温が低いところにある。さらに、時間は1日の内で最も気温の低い日出前の午前4時・・・(ゴチャゴチャ書いているが、要するにとっても寒いのである)

エダの寝ぼけた頭は、正確な判断などできるはずもない。「寒いっ!」という本能そのままに迷わず「厚手の長袖」を手に取り袖を通した。しかし、寝ぼけた頭は自分が「沖縄へ行く」ことを主張している。エダは、その「厚手の長袖」の上に「薄手のコート」を着て行くことにした。
(これが後にエダに大変な災難をもたらすことになるとは…(^^; )


「ピンポ〜ン」
ちょうど準備が出来た頃、お願いをしていた義兄が迎えに着てくれた。エダの家は羽田空港まで遠く、最寄りの駅の始発では飛行機に間に合わないのである。「おはようございます!いつもお世話になります!」手馴れた挨拶をして車に乗り込み、始発電車の時間の早い中央線の駅に向かった。(エダは、同じ市内に住む義兄に『いつも』お世話になっているらしい。ホントにいいお義兄さんである…あらためて、感謝<(_ _)><(_ _)> )


「ありがとうございましたっ! いってきま〜〜す!」
駅に着くと、エダはホームに停まっていた始発電車へ乗り込んだ。
しかし、頭が回転しはじめたエダの最初の感覚は、憧れの訪沖とは似ても似つかわないものだった。電車の出発を待つ間、絶えがたい寒さに襲われていたのである。12月の東京の早朝なら、普通はもう一枚セーターを着ていてもおかしくない。エダは「もうちょっと厚手のコートにするんだった!」と後悔を始めていた。(しかし、ホントに厚手のコートなど着ていたら大変なことになっていただろうが…)


「羽田空港〜〜」
モノレールが空港に到着する。時刻はちょうど6時…飛行機の出発時間(6時55分)まではかなり余裕があった。出張で飛行機に乗ることにはなれているので、いつものように搭乗手続…ここでエダは考えた。

出張で飛行機に乗ることの多いエダは、搭乗手続で座席を指定する際「降りやすいところお願いします」と言う習慣がある。こう言うと、大体は「前方通路側」の席が用意される。飛行機から降りる時間を少しでも早くするための出張サラリーマンの知恵である。(決して、フライトアテンダントさんの向かいに座ろうとしているのではない)しかし、今日は出張ではないし、時間も十分ある。天気が良ければ窓から沖縄の海が見えるハズである。「窓側お願いします!」エダが頼んだ。しかし…「あいにくですが窓側は満席です」との連れない返事…仕方なく通路側の席で搭乗手続をしてゲートをくぐった。
(普段の行いが悪いのだろうか…運がないというかなんと言うか…)

朝早かったが売店は空いていた。そこでエダは沖縄で合う予定になっているM氏(後出)用におみやげ(漬物)を買った。そして、寝起きでスグに家を出てきた自分が空腹であることに気が付いた。


「これ下さい!」
空港のスタンドでエダが手にしたのは、朝っぱらから「チャーハン弁当」だった。(こんな時間からチャーハンなんて、食べる方も変わっているが、売る方も売る方である)「温めますか?」スタンドのお姉さんが優しく語り掛けたが、「いえ、そのままで結構です。」とエダは丁寧に断った。(エダは、冷たいお弁当が好物なのである。コンビニでお弁当を買っても、まず温めることはない。ついでに言うと、コンビニのおにぎりも好物である。特にシャケとワカメの・・・そんなことはどうでもいい…) 冷たいチャーハンを食べ終わると、まだ時間は6時半…飛行機の出発までにはまだ時間があった。


「これ下さい!」(再び・・・?)
時間のあったエダは、再びスタンドに戻っていた。そしてナント!おにぎりの2つ入ったバスケットを持ってレジに並んでいたのである。(まったくこの男、せっかくの初訪沖なのに沖縄の美味しい食べ物のために腹八分目にしておこうなどと思わないのだろうか?)再登場したエダにお姉さんは少し呆れた様子だったが、やはりにこやかに対応してくれた。「温めますか?」「いえ、そのままで結構です。」またしても同じ会話が繰り返された。さすがにこれだけ食べるとエダも満腹になっていた。『イザ沖縄!』へ臨戦体制十分である。


「あれ、どこぉ〜?」
離陸の頃からウトウトしていたエダは、どこからともなく聞こえてきた子供の声で目を覚ました。窓の外を見下ろすと、雲の切れ間に海に浮かぶ島々が見えた。その中のひときわ大きな島…沖縄本島が見えていた。
ここで一つ説明が必要だろう。それは、なぜエダが窓の外を見下ろすことができたかについてである。通路側の席しか取れなかったエダは、若干ふてくされて通路側の席に座っていた。しばらくすると、「客室乗務員はセレクターレバーをアームドにしてください」というお決まりの放送が流れた…・ふと気が付くと横の窓際の席が空いているではないか!エダは内心ほくそ笑んだ…・「ひょっとして?」そう、窓際の席の乗客が来ないまま飛行機の扉が閉まったのである。まるで神様からのご褒美である。飛行機が離陸し水平飛行になると、エダはゴソゴソと窓際の席へ移動していた。


<飛行機の窓から見えた沖縄!>



「ついに来た…」
眼下に見える沖縄…これまでに何度も話しには聞き、写真では見てきたが、実際に見るのは初めてである。(初訪沖なので、当たり前である…)「あれが沖縄だぁ〜」沖縄着陸を目の前にして、エダの心は期待で膨らんでいた。