なぜ犬に「しつけ」をするのでしょう?
残念な事に日本では犬をしつける(訓練をする)きっかけが問題行動(引っ張る・唸る・噛み付く・飛びつく・吠えるetc)を起こすようになってからの方が多い様です
本来しつけとは生後3週齢〜12週齢までの社会化期に行うのが良いとされています。
ワンちゃんにとってもっとも良い方法は母犬・兄弟犬と一緒に過ごして学ぶ事ですが、
母犬と離れて新しい群れ(家族)の信頼できる良いリーダー(人間)が母犬に代わってしつけをしなければなりません。
ワンちゃんは新しく入った群れ(家族)をよ〜〜〜く観察しています。
その際何気ない行動(下記参照)が「○○ちゃんあなたがリーダーよ♪」と推薦者になってしまっているのです。
そうする事で最近本やTVでよく耳にする「権勢症候群(アルファーシンドローム)」
のワンちゃんが増えてしまうのです。
ワンちゃんが群れ(家族)のリーダーになったからといって、そのワンちゃんは
幸せでしょうか?
ワンちゃんから見た群れ(人間)は領域(縄張り)から勝手に出入りをしたり、群れを侵入者から守る為に吠えて威嚇をしているのに邪魔をしたり(人間は叱っているつもり)、お気に入りのスリッパなどで遊んでいると横取りしたりで、指示に従わない群れ(人間)を統率しようとします。それはワンちゃんにとって強いストレスになってしまいます。。。
“犬に服従しない飼い主は威嚇され攻撃を受ける事になります
犬の習性・本能を無視して擬人化し甘やかす事(愛情ではない)はワンちゃんにとってとても不幸な事だと思います
ワンちゃんの幸せとは「信頼のできる良いリーダーに服従する事に満足をし、安定した生活を送る事」です。
あなたのワンちゃんがリーダーになってしまっている場合、一日でも早くあなたがワンちゃんの良きリーダーとなりワンちゃんのストレスを開放してあげて下さい!!!
そして人間社会で共存していく為に犬を飼う以上、飼い主の責任として他人に迷惑をかけないようにしなければなりません。
最後に、あなたとワンちゃんが良い関係で幸せに暮らせる様に願っています。