浜陣、氣志團にうつつを抜かす。
― 氣志團とは ― |
3/1のドラマ『木更津キャッツアイ』で
氣志團 に初めて出会った浜陣は
「なななな何だこの懐かしひヤンキー兄ちゃんたちは???」と一発で画面に釘付け。
劇中では氣志團というバンドの役だったけど、エンドロールを見ると「氣志團:氣志團」となっている。
おおっ、あのバンドは実在するのか!!!
そうして、情報集めにネット上を奔走する日々がはじまった。
公式サイトやファンサイトのチェックは日課、
インタビュー映像を発見しては狂喜し、ライブ映像を発見しては乱舞し、
すっかりどっぷり虜になってもーた。
1週間後、NHK 『トップランナー』
を見る頃には骨の髄までキッシーズ(=氣志團ファン)。
寝ても覚めても氣志團ちゃん。声を聴かないと顔を見ないと寝られない。しまいにゃあ
ネット検索するのに「氣志團」と打つだけでウットリしだしちゃったよ、この人。
まるきり “恋するウサギちゃん”
状態ですがな。
こんなスピーディに「きゃーっ」状態になってる自分に吃驚して
かンなり引いてる、もう一人の自分もいるのだが。
何がどうなっちゃってるんでしょう。
・ ・ ・ ・ ・ ・
さすがに最近はかなり落ち着きましたが、それでも
つねに血中氣志團濃度が足りず、欠乏症でくるしいよー、というのは
かなり本気な話。なんでこんな急激に嵌ってんのかサッパリわからん。
らしくない状態に一気に陥ってしまい、楽しくてそしてつらーい。
これはもう、麻薬です。精神依存性バリバリ。
放っておくと脳味噌からウワゴトがとめどなく流れ出てしまいそうな毎日。
この中毒症状について、自分の中で何がしかの理屈でもつけられればすこしは心が鎮まるかも、と
この 「渾身の氣志團ちゃんページ」
ができちゃったのさ。
うーん、ほんとは、とにかく語りたくてじっとしてられないだけです。
ああ、浜陣のやつァまたぶっ飛んで暴走してるのか、しゃーないな、、、と
そうっと(あたたかく)見守ってやってくださいまし。
― 氣志團の魅力とはなんぞや ― |
・・・ とてもじゃないが一言では言えません、、、ので、三言ぐらいでがんばってみよう ・・・
(とか言いながら三言なんかじゃ済むわけがない)
まずは、見た目に吃驚。 | ||
第一印象は 「こ、こわい……」 でした。だって。 基本スタイルは長ラン、ドカン、リーゼント。 でもねぇ、この外見を見事に裏切るどえらいナカミを隠しているのですよ、この人たちったら。 |
そして喋りに大爆笑。 | ||||
ライブ (彼等はGIGと呼ぶ…BOφWYなのね…) でも、下手すると演奏時間より 平均年齢16歳(シックスティーン)と言い張る彼等はピーターパンシンドローム。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ なんたって 「俺が俺で俺だから」
の團長トーク。 『TR(トップランナー)』でも、はなちゃんや田辺さんの質問にまずはとことんボケる。そして 単なる「いちびり」にはとどまらない、このひとのバランス感覚はすごいと思う…。
|
とどめは音楽にドキドキ。 | ||
歌謡曲・ディスコ・パンク・プログレを混ぜた『ヤンク・ロック』という 「路薫狼琉」のかほりただよう、ハードでむちゃくちゃカッコイイ演奏に お客がみんなステージ上の振り付けを真似して踊ってしまう気持ち、めっちゃよーわかる! |
以上、無理矢理3つに絞ってみました、氣志團ちゃんのミリョク。
・ ・ ・ ・ ・ ・
たとえブラウン管を通してであっても
ひとたび彼等のライブ映像を見てしまったら最後。
ワタシのよーに氣志團の虜、間違いなしです。
彼等のあの、「どこまでも真剣にふざけてる」感が、ツボなんだよなぁ・・・。
ビデオ見るたび、その真摯な汗だくぶり、酸欠っぷりに胸をうたれます。
飽きるどころか毎回かなり本気で感動しているわたくしなのでした。
― メンバー構成 ― |
綾小路“セロニアス”翔
( Vo. & MC, Guitar )
早乙女 光
( Dance & Scream )
西園寺 瞳
( Guitar )
白鳥 松竹梅
( Bass )
星 グランマニエ
( Guitar )
白鳥 雪之丞
( Drums & Drunk )
(
なんかいろんな漫画の影響がここにも如実に)
ドラムのユッキ、ギターのトミーとランマちゃんにベースの松、の4人が背後に構え
翔やんと光ちゃんの2人がフロントで歌い・叫び・踊る、という編成。
逆光の中(ステージ奥にライトがあった)立ってる6人ったら。どはくりょくよ。
― メンバー紹介 by 綾小路 “セロニアス” 翔 ― |
自己紹介はたいてい團長の役目。
毎回かならず言うらしい、それぞれのキャッチフレーズがあって
これがまた笑えるのである・・。
(以下の例は 『 TR 』
放送時のもの)
「 On
Guitar、 身長2メートル9センチ、 一人民族大移動、 小学校4年から中学校2年までの渾名が ビグザム、 “多摩の大巨人” 西園寺ロング・トール・トミー瞳です 」 |
身長2メートル9センチ
(という設定) のトミーさん。ビデオ『
氣志團現象
』で彼が映る場面はよく首から上が見切れてたりして、いっつもふきだしそうに・・。 |
|
「 我々の屋台骨、On
Drums、 あそこが折れたエンジェル、 “美しき野獣(と書いて「のけもの」と読みます)” 白鳥 雪之丞、通称ユッキです 」 |
「 そんな雪之丞の腹違いの種違いの |
|
|
「 そんな松竹梅とはずっとガキの頃から一緒に悪さばっかりやってきた、 鹿児島の “薩摩隼人は泣きの竜” なんてそういう風に呼ばれております、 On Guitar、星 グランマニエです 」 |
「 そしてわたくしの相方でもあります、 Dance & Screeming 担当、 “森の堅者” 早乙女ライトニング光です 」 |
|
|
「 で、わたくしがこの動物園の園長、 氣志團の誇り高き團長、 綾小路 “セロニアス” 翔です、 よろしくお願いいたします 」 (ニコッ) |
・・・という具合。ほんとは團長の呼び名に
“房総の狂犬”
ていうのがあるんですが
さすがに国営放送では言えなかったのかなぁ。
(だとすると、後ろで失笑を漏らしたトミーへの
「ブタ野郎!」って罵声がNHKの電波にのったのがフシギ?)
浜陣、メンバーの中では團長にかなり肩入れしてはおりますが。
他の5人もみんな、お世辞でなく本当に気になる面々なのである。
一見地味なようでいて実はかなり個性的。
いつのまにやらじわじわと効いてくるボディブローのような人々。
噛めば噛むほど味がでる。もっと噛みたい。(えっ?)
・ ・ ・ ・ ・ ・
ちなみに、氣志團の合い言葉は、犬が吠えてる手真似(影絵?)をしつつ、声を揃えて
「夜露死苦★機械犬(よろしくメカドッグ)!!ワンワン!!」。
そして、彼等の出囃子 (…とは言わないか、登場時に必ず(?)流れるBGM)
は
COMPLEX の 『BE MY BABY』。
おかげで浜陣、この曲がラジオからたまたま流れてくるだけで
「きゃあ!氣志團?!」とそわそわしてしまうってもんよ。まったく。
ついでに言うと氣志團のロゴマーク、BOφWYのロゴにそっくり!大爆笑!!
いやぁ、確かに他にもいろんなトコからいろんなネタを頂いておられますが、
そんなにあからさまにパクっちゃって大丈夫なんでしょうか・・・?
― ゴッド・スピード・ユー ― |
動く氣志團を
『木更津キャッツアイ』
でしか見たことなかった時、ネット上でみつけたのが 2001年12月、ラフォーレ原宿でのゲリラ・フリーGIGの映像。 (「リンク」の項も見てね) そこでこの 「ゴッド・スピード・ユー」 を見た時の衝撃ったら。 すっかりこっかり氣志團ちゃんに嵌ってしまう、大きなきっかけともなった1曲でございました。 |
・ ・ ・ ・ ・ ・
BOφWYのB・BLUEをちょっぴり彷彿とさせる、ハードでなおかつワクワクで
ダンサブルでリズミカルで突き上げるようなイントロ。
フロント2人が激しく暴れております。
(一世風靡!それともダンス甲子園?) 。
「AllRight,
ワチャチャチャ」
というナゾのかけ声、
ボックスを踏みながら両腕を揺らして、ふしぎな踊り。
マイクをスタンドごとつかんでステージ縁ぎりぎりまで身を乗り出し、
片膝立てて拳を振り上げ観客を煽る煽る。
「ゴッド!」 「ゴッド!」
「スピード!」 「スピード!」
「AllRight, ユー!」 「ユー!」
「ゴッド・スピード・ユー!! AllRight,
ワチャチャチャ」
しかるのちにステージ上をのし歩き、客席を凶悪な目つきで睨め付けつつ
舌なめずりとともに吐き出されるこの科白。
ドスきいてます。巻き舌巻きまくってます。マイクの音割れてます。
「我々はァ、太陽と潮風の国で知られる房総・木更津からやってきた妖精音楽隊、氣志團であーる」
「メーン?」
「我々の活動の目的は君達、青少年の健全な育成及び、我々の一生の伴侶となる、花嫁探しにR」
「メーン!」
や、やられた……。はなよめさがし、だとぅ?
いかつい顔してこの人たちゃぁ、どこまで真剣でどこから笑かそうとしているのやら。
(やっぱり真面目に巫山戯てるんだろうな・・)
「我々の活動に興味を持たれた婦女子、並びに、我々の活動に共感を持たれた男子諸君よ、
今こそ立ち上がーれぃっっ」
「快適で、倒錯的で徹底的に魅力的な、それでいて自己中心的な恋愛が、
したーい、したーい、したーい!」
ステージも客席も一緒くたになって「そうだ!」「そうだ!」「そうだ!」の大合唱。
「そうだ!そうだァ!そォォだァァァァアァーーー!!!」
そしてそして観客は全員、ステージ上の振り付けを真似て楽しそうに踊りまくってる状態なのだァァー。
トミー、ユッキ、松、ランマちゃんのしっぶい演奏 (ああ、とくにベースに聴き入っちゃう…うっとり…)
に支えられ
とにかくエネルギッシュに動き回り挑発的な口調で煽りまくる團長。
隣でその科白に合わせ、表情を作ってパフォーマンスしてる光ちゃん。
あぁもうこいつら、いい味出しすぎー・・・。
・ ・ ・ ・ ・ ・
氣志團ちゃんナンバー「烈しい系」のなかでは、浜陣はこれがだーい好き。
「AllRight,ワチャチャチャ」が耳について離れず、
一日じゅうぐるぐるまわっていたりします。わちゃちゃー!
― OneNight Carnival ― |
氣志團の代表的ダンス・ナンバーなんですって。 浜陣は『木更津…』でコレを見て、一発で倒されちゃったのさ。 アニメ「あたしンち」のCMでもひそかに(?)流れてます。 ユズヒコはキッシーズだったのか! |
・ ・ ・ ・ ・ ・
'80年代アイドル歌謡曲を思わせる、キッチュでチープでキャッチーなイントロ部分の前に
すかさず入る團長の科白、
「俺んとこ、来ないか?」
きやあ〜。翔や〜ん。てなもんだ。
よくまあそんなクサい科白が…とか思った時にはもう既に
セロニアスワールドに引きずり込まれているという仕掛け。
勿論、振り付けもばっちりです。これが踊らずにいられるか!って強烈なやつ。
たとえて言うなら(パラパラ+竹の子族)×盆踊り?
しかも踊りながら歌いながら、いいタイミングで甲高いかけ声が入るのさ。
「ア、フォー!」 「フゥワ、フゥワ」 「フォ、フォー!」
あかーんっ、ツボに、ツボに・・・くくく(笑)。
しかし恐ろしいことに、これがクセになるんですな。
曲が終わる頃には、脳裏にくっきり刻み込まれるのであーる。振り付けもしっかりコミで。
♪
てってってってってれれれれー、ア、フォー!
・ ・ ・ ・ ・ ・
気合い十分のアイドルちっく歌唱法ばりばり、しかも
なにやらどっかで聞いたことあるよな、OZAKIな科白が随時挿入されて。
「とにかくもう、学校や家には帰りたくない」 「俺達まるで捨て猫みたい」
「今だけは哀しい唄、聴きたくないよ」
「あの頃の俺達、闇の中じゃなきゃ夢見られなかった」
「俺達がやさぐれたことにワケなんてねえんだよ、ただ少しだけ、不器用だったのかもしれない」
「行こうぜ、ピリオドの向こうへ」
またこれがセルフ・エコー(自分で2回繰り返して言う…)付きだったりしてね(笑)ホンマにもー。
楽しすぎます。クセになります。
そのうち、気づいたら翔やんと一緒に呟いてたりします。ひえー。
・ ・ ・ ・ ・ ・
ほかにも 『黒い太陽』『甘い眩暈』など、
いやっちゅうほどクサい歌詞や科白がばんばん出てくる、氣志團の"泣きメロ"系の曲。
最初は 「えぇーーっ(笑)」
気味で聴いてたはずなのに
いつのまにか、本気で 「ええ歌やわ…」
に変わってるのがスゴイ!
これも、一見ふざけてるようにしか見えない、『んなアホな』的ハチャメチャなことを
ステージ上でまったく真剣に真摯に汗だくでやって見せてくれる、
氣志團の畏るべきパワーなのかもしれない。しれない。・・・。
― 音楽について ― |
いっぺん聴いたら妙に脳裏にこびりつく、独特の氣志團サウンドは、 |
例をあげるとキリはないけど、わたし的アンテナにひっかかったのは
BOφWY(曲とか歌詞とかいろーんなところほぼ全部)
尾崎豊(なんたって科白が…)
紡木たく(これは漫画だけど…歌詞のあちこちに…)
ユニコーン(『甘い眩暈』なんかもろに初期の…)
岡村靖幸(そのトコトン恋愛至上主義な姿勢が…)
カールスモーキー石井(MCやステージパフォーマンスに…)
などなど。
でもきっと、知らない元ネタがもっともっともっともっと隠されているに違いない。
・ ・ ・ ・ ・ ・
いろーんなものがごたまぜにミックスされた氣志團ナンバー。
誰もが心の隅っちょに残してる、セイシュンのカケラが思わず疼いてしまう感じ?
おかげで、すっかり忘れたはずだった『バンドに夢中』な気持ちがいきなり鮮明に甦ってもた。
「氷室さーん、EBIくーん、石井さーん、キャー!」状態だった10代の、いや
14歳の小娘気分
(なんつったってキッシーズはメンバーたちより2コ下ってことに決まってる!) で
氣志團ちゃんにドキドキしてしまっても無理はないのだ。
ちくしょう、にくいぜ、綾小路ィ。
― 氣志團ちゃんと漫画 ― |
氣志團の、というより團長の発言その他に触発され、随分と懐かしい漫画を読みたくなってしまい。ヒマをみつけては本屋・古本屋・漫画喫茶をかけずりまわってました。漫画って、ちょっと古いとなかなかみつからないんですねぇ。とりあえず入手(または閲覧)できた3作を以下に。 |
タクティクス、夜明けの蒼い道、赤いテイル・ランプ、去ってゆく細いうしろ姿、あの頃のお前に逢いたい・・・。 |
高口里純 『ロンタイBABY』 ケンカ最強の「スケ番コンビ」
(?) チャコとマコが暴れまくる、'70s青春グラフィティ。 |
所十三 『特攻の拓』 團長のホーリーネーム“セロニアス”とルシファーズ・ハンマーのネタ元はここ? |
・ ・ ・ ・ ・ ・
うぅむ、ヤンキー漫画全開でーす。
「不良」が不良らしく存在していた、古き良き懐かしき時代っすね。
こういうとこでも氣志團ちゃんとの「同世代感」をひしひし感じるわー。
・・・アンタら、ほんまにほんまは幾つなん???
― リンク ― |
浜陣が毎日のように訪れる氣志團関係サイトの中からいくつか選んでみました。 |
「タコ部屋」 氣志團公式ウェブサイト。ファンなら見逃せない情報がてんこ盛り。 |
石ころダイヤ 氣志團ファンサイト。 |
ファミ通.com エンターテイメント 噂の
『ゴッド・スピード・ユー』
が見てみたい方はこちらへ。 |
インタビュー
from マキシマム このページの「MOVIE」ってとこをクリックすると (
上のフリーGIG映像とこのインタビューを見て |
氣志團のallnightnippon-r 毎週金曜日深夜3時、浜陣は目覚ましの音にむっくりと起き上がり、ラジオの前へ。 |
氣志團
『木更津キャッツアイ第7話』 ドラマ撮影現場で氣志團写真がわんさかなのだ。 |
― さいごに ― |
氣志團熱に浮かされ、アドレナリン大放出のまま突っ走ってきた
ここ1ヶ月ほどの浜陣ですが。
びょーにんのウワゴトにここまでおつきあいくださったあなた、本当にありがとうございました<(_ _)>
はぁー、これで少しは落ち着いた・・・かな。
最初に比べればだいぶ、自分で自分を制御できるようにはなってきました。
でも、おとなしくしていられるわけではないのです。
普通に暮らすつもりが、どうにも気持ちが暴れ出す(踊り出す?)。
テレビだのラジオだのの媒体を通して氣志團に接すると、今度は
本物の氣志團ちゃんを目にしたくなってうずうず。
とにかくGIGを見ればわかる!と、氣志團ファンが声を揃えて人に薦めるのにはナットクよ。。。
この渇きを癒すにはやっぱり、生氣志團ちゃんに会いに行くしかないのかも。
ちうわけで、5月の大阪GIG、一緒に行ってくれる人大募集!!
踊りまくって笑いまくって、皆で氣志團ちゃん病だ!いえーい。
(2002/3/30)
其の2へ |