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龍笛その3と神宮講習会 

龍笛が難しい、、というか如何吹いていいのか迷走中です。あのね、最近は自分で言うのもなんですが吹き込みもバンバン出来て、気持ちよくふいてたんです。でも、こないだ稽古で先生に「吹き込みがキツすぎる」と注意を受けたんです。そう言われると今度は吹き込み出来なくなってふにゃーんとしか吹けなくなってしまって。。そうすると「もっとしっかり吹きなさい!」と言われました。あれっ?≠ニ思いました、キツすぎない吹き込みってどんなんなん?と。。ずーっと「吹き込め!」と散々言われてきたので、これでもかというぐらいキツク吹き込んでいたのです。しかし、キツすぎない吹き込みってめっちゃむずい。吹き込みって息入れないと出来ないからどうしてもキツくなる。。。ウ〜ム、これからはガンガン吹くだけじゃあかんって事やろうな……。あぁ、ひとつマスターすると又新たな課題ができちゃうな(>_<)

あと、わからないのが自分が主管の部分を吹いていて「今のは面白かった」とか「面白さにかける」といういう先生のお言葉。(こちらは意図的に面白く吹こう、とか何も考えてないのだけれど……)吹き方に面白いとか面白くないとかあんの?面白い龍笛の吹き方ってどんなのか誰か教えて欲しい……。先生に聞きたいけどなんか聞けない。。。達人にしかわからない何かがあるんやろうけど。残念ながら私にはそこまでわかりません(T_T)会長には「自分で意識して吹いたり、聞いたりしたらわかるようになる」と言われました、そんなもんなん?

話は変わりますが、今年二年ぶりに神宮雅楽講習会に参加して来ました。今回はうちの雅楽会で参加するのは私だけと聞いていたので、行く前かなり不安でした。。(だって知り合いいなかったら寂しいやん、、、)しかし行ってしまえば、行く前あんだけ不安に思っていたのが嘘のように、講習期間中はこれでもか!と言うぐらい楽しみました。同室の方も良い方でしたし、たまたま隣に座った気のいい大学生の男の子とも仲良くなれました。京都のNT宮の若奥様にもとてもお世話になりましたm(_ _)m。ホント幸せ〜な時間を過ごしました。最終日は又日常の喧騒に帰ると思うとがっくりきましたが……。本当に久しぶりにゆっくり出来ましたよ。わたしにとって、これから年をとっても大事にしたいイベントの一つです。しかし楽しい事が終れば、たまった家の用事や仕事が待ってます。伊勢から帰ってきてから暫くは、忙しい日々にため息ばかりついていました。

中級クラスの教室から見える景色0一番左が噂の赤福氷!0
(右の写真は兵庫県埋蔵文化財事務所【ひょうごの遺跡59号】から)

私にとって日常の大きな柱は、仕事でしている発掘とお稽古事の雅楽。この二つで上手い事バランスを取っているのかな〜、と自分で思います。どちらかの比重が大きかったり、抜けたりすると精神的にしんどくなります。たまに忙しい発掘現場だと急がしすぎて雅楽の稽古に行けない時も。そんな事が続くと『もぅ、ちぇっ。。』と膝を抱えたくまりますが。。貧乏人なので働かないとお稽古代がないの。こんな時は何のために働いているのかわからなくなるけど、どちらも自分にとって両方好きな事で刺激を与えてくれる大事な物です。

仕事の発掘がなら雅楽はで、当たり前ですが全く違う世界(でも二つともマニアックな世界なので世間が狭い所のは似てる、、、それと変わった人も多い?!)そのギャップでうまい事自分でバランス取れてるんでしょうね(^_^;)伊勢の講習中にクーラーのきいた綺麗な部屋ですまして龍笛を吹いている時、いつもだったらこの時間に炎天下の中で図面取ったり大声だして測量したりしてるよなぁと考えてたら、なんか可笑しかったです。

講習が終った6月中旬には京都嵐山の施設で、知り合いが主催する陶芸展がありました。そこで5時間ぐらい(好きな曲を気が向いた時に吹くというかなり好き勝手にさせてもらいました)笙の方と私の龍笛のニ管だてで雅楽をバックミュージックで吹いてきました。この日は暑くてクーラーがガンガンきいていて、笛の音が鳴りにくかったです。クーラーの真下で吹いていたから当たり前か。雅楽の音色に興味を持ってくれる方や、何も興味を示さない方がいて、人によって感じ方はまちまちだなぁ、と思いました。。。私が思うに、若者や女性は基本的に食いつきがいいように感じます。施設には中庭があって新緑が非常に美しかったですよ。………以上!独り言・その3でしたぁ。

神宮雅楽講習会

 

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