12.さよならチビック
チビックはある秋の日に、天国へといってしまいました。
たったひとりで・・・。イラスト:Bisuko
イラスト:Bisuko
寂しいけれど悲しくはないよ。だって、私のこころの中でいつもチビックは元気な姿でいるもの。チビックとの別れの日を思い出すと、まだ涙がでちゃうけど、生きているかぎり別れの日は来る、誰にも避けることは出来ないものね。
楽しい思い出をいっぱいくれてありがとう。
また会おうね、チビック。
・・・あとがき・・・
今まで、「チビック〜小さな友達〜」を読んでくださり、どうもありがとうございます。
本文では書きませんでしたが、チビックとの別れは、突然訪れたのではなく、徐々に、そして確実にやってきました。
それを思い出すのはつらいので、楽しい思い出だけを書きました。
今もチビックは、私の中でイキイキと生きています。
出会った時と変わらない、小さくて、温かく、やわらかい体。つぶらな黒い瞳をきらきらと輝かせています。
チビックに出会えて、とても幸せです。ありがとう、チビック。
ま・た・ねっ。 そして、みんなともまた会える日が来ることを・・・。2001年5月