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珠海(中華人民共和国)(2002/8/18〜8/24)

ここは、「じゅはい」と読みます。
場所は、中華人民共和国の広東省に位置し、その市内にマカオとの国境があります。
香港からは、フェリーで1時間ほどで行くことができます。
緯度でいうと、ちょうど北回帰線のあたりですかね。

クソ暑い夏に、日本に輪をかけて暑いこの地への出張命令が下ったのは
7月下旬、もうじき夏休みって時。
ここには、ウチの会社から部品を発注しているメーカーと製品の組立工場があります。
(えっ、中国には一人では行かさないって言ってたやんっっ!!)と
内心叫べど、上司はニコヤカに「ここやったら大丈夫や!」宣言。
そりゃまあ、自分が設計したブツを見届ける義務が私にはあるし、
その時、動ける他の人がいなかったっつう理由はわかるけど、ぶつぶつ。
仕事に”でも”、も”だって”も許されるはずもなく、
夏休み最後の1日をつぶし、香港経由で中国入りするはめになりました。

とーぜん、中国語は「ニイハオ」しかしゃべれない私、アテンドの人をお願いしておりましたが
その人(香港の商社の営業マン・日本人)だって私にゃ、初対面。
会えなかったらどうしよう・・・。
一応、メールで伝えていた外観形状とスーツケースの色ですぐにわかってくれたようで
一人で路頭に迷うことはなくなりました。ホッ。(私のカバンはカエル色なのだっ!)

香港がいまや中国領であることは周知の通りなんですが、
経済圏は完全に別の国なんであります。
通貨も違う、ビザの有無も違う、・・そして、香港は通過するだけとはいえ、
都度入国・出国をしなければならんのです。
ってなわけで、パスポートにはこの1回の中国行きで合計8個のスタンプが押されることに。
(日本の出入国2個・香港の出入国4個・中国の出入国2個)
おまけにビザ(半年有効)を1ページにべったり貼られるので、
よく仕事等で往復する人のパスポートは2年ももたないそうな(すぐページが足りなくなる)。
そりは不経済な!!

ホテルの窓から。
メイン道路は大きい。車・バスが
主な交通手段だからか。
結構住宅地も多し。
でも、一戸建ての家はあまりなく、
ほとんどが集合住宅。

これは街中の様子。(撮影は早朝のため人がいないけど、通勤時には
うじゃらーーと人多し。でもチャリはあんまり見なかったな、ここでは)

ここは中国の中でも”経済特区”と呼ばれる場所で、市外からの人の出入りに
かなりの制限をつけている。外国人ならパスポート、中国人なら身分証明書がないと
珠海市の出入りができないのだ。
なので、誘致された日本からの企業も結構軒を連ねているらしい。

またそうすることで、農村からの人の流入を防ぎ、町の治安維持ができているらしく
”あまりきれいでない”(失礼・・)と聞いていた中国のイメージとはかなり違って、とてもキレイであった。


泊まったホテル
「Holiday in ZHUHAI」は
かなりゴージャスなホテル
部屋広すぎ。
(私のおうちと一緒ぐらいだったりして・・-_-;)
ベッドなんてさ、
横になっても寝れるんだよ〜
枕4つもなんに使う?

これだけのホテルが、日本円で6000円ぐらいである。(ちょっと会社割引が入ってはいるらしいが)
ひえーー、日本じゃまともなビジネスホテルでも泊まれないよ。
おまけに朝食ビュッフェが豪華でねえ・・・
通常の洋食バージョンに加え、ちゃんと中華コーナーがあって
そこのお粥(トッピングは好みで作ってくれる)と日替わり炒麺がおいしくっておいしくって
思い出すとヨダレが。。。
さすがに朝っぱらから点心どっちゃりは食べられなったけど。


 9月に控えた中秋の名月のためのお菓子
 「月餅」が町中で売られてた。
 これはホテルのレストランのもの。
 ちょっとスパイシーだけどおいしい!!

お食事は、日本料理あり(定食屋or居酒屋風。さすがに懐石はなかった・・)、韓国料理あり
中華料理あり(これは当然)、ポルトガル料理あり(元ポ領マカオが近いため)と
ワールドワイドではあるが、中華と共に世界を股にかけるイタリアンがほとんどないのだ。
工場の人から聞いたのだが、できてもすぐにつぶれちゃうんだって。
わずかに外国人向けのホテルに1〜2軒あるだけとか。
お箸で食べられる料理がお好きなようです、みなさんは。

で、ここでお気に入りになったのが、”ゆでえび”。
どこでも出たので、結構ポピュラーみたいだが、
生きたえびさんを、蓋付きの入れ物に入れた熱した石の上に
どばっとあけ、すぐ蓋をしめて石ゆでしたものを、醤油ベースのタレで食べる、ただそれだけ。
かなり残酷だけど、さっぱりしてて全然癖がなくどんどん食べられる。新鮮だからかなあ〜。
それとやっぱり”小籠包”。ジューシーでおいしい!!でも1人に2籠も持ってこられても・・・

食べ物は、欧米より口に合うものが多いですねえ。ま、私もアジア人だしね。
甘い緑茶だけはいただけないのと、パンが食べられなかったのが残念だけど。


観光したわけではないので、写真は同じような所ばっかりだけど、きれいでしょ??
この日はほとんど唯一晴れた日なので、よけいきれいに見える!

ホテルの横に、大きな免税デパートがありここが唯一の娯楽場(私にとって)。
ファーストフードやら本屋やら服屋さんやら色々入っていて、ぶらぶらするのがおもしろかった。
だまってれば、その場に溶け込めちゃうしねえ。

「麦当旁」はマクドナルド 「肯徳基」はケンタッキー ここで”のどじまん”みたいな
ことをやるみたい。
やっぱり赤色なんだ。

残念なのは、マージャン牌を買い損ねたこと。
向こうのマージャン牌は日本の2倍くらいの大きさがあって、とてもきれいだったんだよねえ。
迷っている内に機会を逃してしまったんだけど、買ってこればよかったなあ。

帰国してから国際宅急便で思わぬプレゼントを戴きました。

  中国茶器セット!
  それとお茶葉もどっさり。

仕事先の社長さんであり、今回大変お世話になった方が中国茶に造詣が深く
コレクションの中から1セット贈って下さった模様。
わーい、わーいこんなの欲しかったんだよお〜(でもセットで買うと高いんだ・・)

で、私は現在中国茶にはまっております。
ちゃんと1日中国茶教室にも行ったし、本も買って研究中。
疲れている時には特においしい。
香りがいいので「アロマ効果」も期待できちゃったりして。


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