(おかゆ)
ホテルなんて寝るだけだ!ということで、ツアーの中でも一番ホテルのグレードが低いプランを選びました。後になって気付いたんですが、朝食券付きでした。…グレード低いホテルばっちり選んでますよ、ええ…。
しかし台湾の朝ご飯といったらお粥か豆乳。せっかくなら有名どころで食べようということで、地下鉄(MRT)を使って永和豆漿大王に行ってきました。さらば朝食券!
看板を見ながら店の入り口付近で「ここかな?」とのぞき込んでいると、店内から台湾人のおっちゃんが出てきて「お粥?」とカタコト日本語で聞いてきました。そのまま店内に入ると、ガラスケースにズラッとおかずの数々が。5品ほどを指さし注文すると(朝から揚げ物も食べてます)、店員のおばちゃんが小皿に盛りつけて渡してくれました。それをトレーに載せながら横へ移動。何だか学食のような雰囲気。
お粥トッピングのような物もあったけれど、よく分からないのでスルー。うっかり蓮華やお手拭きが置いてある所もスルーしそうになりましたが、入り口で声をかけてくれたおっちゃんが「箸、蓮華」と日本語で教えてくれました。でかいお釜に入ったお粥を受け取りレジまで辿り着いたところで「お粥は芋粥ね。お代わり自由だから」と更におっちゃんは教えてくれた後、テーブルに戻っていきました。
って、店員じゃなくてお客さんだったのかー!台湾人は親切だなあ…。
おかずはニンニクを使っている物が多く、揚げ物、炒め物と普段朝食には食べそうにない物のオンパレードでしたが、意外にあっさりしていて食が進みました(台湾に来てから食が進まなかった試しがない)。お粥は、さすがに釜ごとお代わりするほどの食欲はありませんが。
店内が2つに別れていて、もう片方は豆漿屋のお店だったみたいです。豆乳とパンの朝食で、これも台湾では一般的な朝食らしい。また機会があったら試してみたいなあ。
食べ終わって店の外に出ようとしたら、店員さんがパイナップルケーキを2つくれました。普通にそこで売り物にしてるのに、いいのかなあ。ありがとうございました。食べ物につられて言うわけではないですが、台湾、素敵。
(故宮博物館)
とりあえず台湾初心者としては押さえて置かねばならないところ、故宮博物館。
収蔵品がもの凄く多くて、たとえ毎月展示全作品を入れ替えたとしても、全て展示し終えるのに100年以上かかるとか何とか、そういう規模らしいです。
3代がかりで彫った象牙の彫刻とか、時価数億円の壺とか、米にお経を書くよりももっと細かい彫刻とかよりも。
一番インパクトが強かったのは、展示物をフラッシュ焚きまくりで撮影する台湾の人々の姿でした。
博物館でフラッシュ撮影って、初めて見たなあ…。本当はフラッシュ撮影は不可らしく、一度係員が注意しに来たけれど、1人の客に注意してる最中に別の客が躊躇せずフラッシュ使うし、係員自体もとりあえず1人注意したら他の人には何も言わず去って行ったし。
私もリリコ(仮名)も博物館好きなので、音声ガイド片手に、そして団体客引率のガイドさんの解説を(勝手に)聞きつつ、4時間ほど館内をうろつきました。
(お土産)
明日のお昼には出発だから、今のうちにおみやげを買っておくことに。
ガイドブック片手に数件のお店と、三越デパートに行ってみました。三越カードを持っていくと、ここでも5%割引が適用。パスポートを提示すれば更に免税の割引もあったらしい。パスポートはホテルのフロントに預けっぱなしだから持っていなかったので、ちょっと残念。
台湾デパ地下は、日本のデパ地下+スーパーの雰囲気。高級菓子もあるけれど、フードコートやコテコテのお土産向き食品もある、といった感じで。職場へのお土産でとりあえずパイナップルケーキ等を沢山購入。
そしてデパ地下の一部がスーパーだったので(三越だからなのか、日本製の食品も多数)、そこでお土産になりそうな食料品も沢山購入。インスタントラーメンは日本メーカーの物が多かったけれど(出前一丁とかはそのまんま)、微妙にパッケージが台湾風。
台湾といえばやっぱりお茶。普段中国茶をガバ飲みしているので、自分用に茶葉を沢山買いました。茶葉専門店はいい物を扱っていてそれなりに高いけれど、日本で同じ物を買うとずっと高いので、頑張って購入。
スーパーでもやや高めの茶葉を売っていて、おばちゃんが試飲をさせてくれました。ちゃんと工夫茶のように淹れているので、お茶の美味しいこと美味しいこと!そして300元以上の茶葉を購入すると茶杯(お茶を飲む小さなカップ)をくれるキャンペーン中だったので、購入後レシートを持っていって無事ゲット。このキャンペーンの説明を、最初おばちゃんが中国語で説明しようとしていたのですが、勿論私たちには理解できず…。するとわざわざ近くの若い店員さんを引っ張ってきて、英語で説明してくれました。やっぱり台湾人は親切だ!
他にも数件のお茶屋さんに行きましたが、どの店に行ってもまずは試飲、試飲、試飲。いい茶葉を丁寧に淹れているので、どこも本当に美味しかったです。
(お茶を飲みに行ってみる)
試飲続きでお腹が水分で膨れていたにも関わらず、その後お茶を飲みに天仁喫茶趣(cha for
tea)へ。このお店は日本にも進出していて、名古屋の栄にもお店があります。
お茶は試飲でたらふく飲んだので、タピオカミルクティーを注文。リリコ(仮名)は「せっかくお茶屋さんに来たんだから」といって烏龍茶を注文。注文した途端、間髪を入れずサービスのジャスミンティーが出てきました。普通においしかったし、量が減ると即座に注ぎに来てくれてしまうしで、注文したお茶が出てきた頃には、すでにお腹が水分でタポタポ。
その出てきたお茶も台湾サイズでして、日本で頼んだら、2人分用サイズのティーポット。お茶請けに頼んだドライマンゴーも、日本で頼む物の2.5倍量(しかも値段300円くらい)。それでも完食しましたよ、どうだ参ったかー!
と思ったのも束の間、即座にお代わりのお湯をポットに注がれそうになって、慌てて断りました。参りました。負けたよ、ママン…。
(That's B級グルメ)
この日の夕食は、阿水獅…(以下漢字がないので省略)というお店で豚足でした。
しかし一番衝撃的だったのは、店のおばちゃんのイチオシ、豚の脳味噌スープ。味は、まああっさり目で美味しいんです。食感も、ムースのようで悪くなかったです。
でもスープの中に脳味噌が丸ごと入っているのは、視覚的にインパクトありすぎ。
皺がー、脳味噌の皺がそのまま見えるよー…!
…ちなみに完食しましたけどね。出された物は美味しく頂く、これが基本の旅でした。
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