台湾参日間紀行

第1日目 まずは到着、そして食す
第2日目 典型的観光コース
第3日目 やはりお寺!そして帰国

 一日目(4月29日) まずは到着、そして食す


(出発に至るまで)

 ゴールデンウィークなんだからどこかへ出かけよう!ということで、当初は友人リリコ(仮名)と上海へ4日間行く予定でした。が、ご存知の通り大規模な反日デモが発生しまして、出発の2週間前にキャンセル、急遽行き先を台湾に変更しました。
 ただし、ゴールデンウィーク直前だったせいで28日出発の航空券が取れず、出発が計画より1日遅くなり29日出発。29日は夕方にホテル着、最終日の5月1日は昼に台湾発なので、
滞在できるのは半日、一日、半日、と結構な短さ
 …
合い言葉は「死ぬ気で遊べ、腹壊してでも食え」ってことでひとつ。
 無茶な計画を立てつつ、行って参りました台湾!


(まずは永康街)

 名古屋を出発したのが正午、台湾のホテルに着いたのが夕方4時。その時間帯だと機内食が出るのですが、そこはぐっと我慢して、台湾での食事に備えました。何しろ今回の旅の主目的は「食い倒せ」。ガイドブックに掲載された沢山の名物を見て「3日じゃ食い切れん!」「なら一日4食の勢いで死ぬ気で食え!」というメールが私とリリコ(仮名)の間で飛び交ってましたから…。
 まずはにタクシーで向かい、牛筋の載った麺を食べる
(名前忘れた)。…牛肉多すぎです、機内食食べない努力がここ一カ所だけでしか役に立たなかった。器自体は小さくて、日本のフードコートで食べるようなラーメンよりも小さかったんですけれど、如何せん牛肉の量が小さいステーキ並にでかかった。
 とかいいつつ、食べ終わったらすぐにお茶を飲みに行きました。お茶請けもあるぞ!食べ物と水分は別腹。別腹ったら別腹。
 さらに有名なマンゴーかき氷も食べてみたり。甘い物も別腹。別腹ったら別腹。
 そのうえ「甘い物食べたら、次はしょっぱい物」とかいって肉まん食べてるし。


(台湾式洗髪)

 日本の美容院では仰向けになって髪を洗うけれど、台湾式シャンプーでは座ったまま髪を洗うらしい。
 というわけで永康街にあった小林髪廊
(美容院のチェーン店)でさっそく試してみる。試す前に「シャンプーとマッサージをしたい」というのを伝えるのに苦労しましたが。「シャンプー」と「マッサージ」って言っても通じず、「洗髪」「按摩」と漢字で書いたら無事意志疎通できました。ビバ漢字
 さて、無事に洗髪開始。
 まず首周りをタオルで覆い、その上からビニールを被せる
(日本で髪を切るときと同じ)
 左手にシャンプーボトルを持ち、右手だけで洗髪開始!泡に粘り気があるのか、下に垂れてきません。時々額から目尻にツーっと泡が落ちてきますが気にするな!鏡越しに目が合った美容師のお姉さんは誤魔化し笑いだ!
 充分泡立ってきたら、両手洗髪開始。髪を洗うというよりは、頭皮マッサージ。指で頭蓋骨をリズミカルに弾くので、パコパコと軽快な音が…。
 そして最後は頭髪逆立て。ドラゴンボールの悟空状態。髪の長いリリコ
(仮名)はヘビメタ状態。ちなみに←写真はちょっと髪の毛の先端のしなっちゃってます。
 で、その状態のまま首筋から背中のマッサージが始まるので、鏡に映っている自分の姿の間抜けなことといったら…。いや、気持ちよかったんですけどね。でも時々泡が垂れ落ちて来たり。
 
 洗髪が終わったら、次は洗い流し。
 「あー、さすがにこれは仰向けで洗い流すのね」と思っていたら、いきなり椅子が振動開始。マッサージチェアでした、やるな台湾!洗い流しつつも頭皮マッサージ、リンスを使いつつも頭皮マッサージ、さらに洗い流しつつ頭皮マッサージ。「洗髪&按摩」は伊達じゃなかったです。

 最後はブロー。と思ったらその前にアロマオイルセラピーが始まる。ミント系のオイルを額に塗って、香りをかがされたり、首筋をマッサージされたり。
 でようやくブロー。と言うよりは
整髪。私の髪は見事な外跳ねカールにされるし、リリコ(仮名)に至っては4種類のドライヤーを駆使してお蝶夫人ばりの縦ロールに仕立て上げられました。やるな台湾…!

 2時間ほど堪能しましたが、料金は300元程度(日本円にして1000円少々)。安!


奇術タクシー運転手)

 2時間経てばお腹もこなれる、そもそも旅の合い言葉が「死ぬ気で食え!」だったので、小龍包で有名な「鼎泰豊」にて夕食。二人で5品頼むときっついです(完食してるけどナ!)
 日も暮れてきたので、夜景を見にショッピングセンター
(世界で一番高い建物らしい。以前マレーシアに行ったときはツインタワーが世界一高い!とガイドさんが得意げだった。タイのガイドさんも「高層ビルで食事ですよ!」と嬉しそうだったし、アジアの国は高層ビル好きなんだろうか)に向かうため、タクシーを拾う。
 そしたらそのタクシー運転手のおっちゃんが愉快なお人でして。停車の隙を狙っていきなり手品を披露
小道具常にスタンバイですか…!
 さらにバルーンアート
(大道芸人がよくやる、あれ)まで開始。勿論ミニ空気入れも完備。最後に顔を作るための目玉だって万端サ!ちなみにピンクパンサーの方は難しいらしく、何回かリトライしてました。しまいには道端にタクシー停車させて作り始めるし。 本業そっちのけ(笑)
 無事ピンクパンサーが完成し、目的地にも
(ちょっと時間がかかったけれど)到着。
 さあ降りよう、としたら窓の外に警察官。どうやらUターン禁止の所でUターンしたらしく、運転手のおっちゃんは近くにいた警察官に捕まってしまいました、嗚呼。
 私とリリコ
(仮名)はそのままタクシーから降車できたけれど、おっちゃんは何やら尋問されてました。ごめんよおっちゃん、別に私たちが違反させたわけではないんだけれど。せめて料金大目に置いてきました。釣りはいらねえぜ!


(士林夜市)

 ショッピングセンターはあまり目新しさがなかったので、夜景を見た後すぐに士林夜市へ。
 到着するなり目に飛び込んできたのは
ペ・ヨンジュン整形看板。いいのかこれ…!

 夜市は服とキャラクターグッズと食べ物が盛りだくさん。台湾に来て半日、すでに日常よりは相当食べたはずなのに「小腹が空いた」と言い出す女がここに約二名…。とりあえず切り売りの果物と、揚げ物と、豆花+氷は食べました。あとタピオカジュースとマンゴージュース。臭豆腐は、あの臭いを嗅いだだけで恐れを為して食べられませんでした。むぅ。
 お世話になっている友人にアホTシャツを買いました。絶対日常では着られないような物をチョイス。したと思ったんですが、後日「会社の草取り作業の時に着たよー」との報告をゲット。そうか、あれ着たんですか…。

 2時間ほどふらふらして疲れたので、市場の近くにあった24時間営業の足裏マッサージ屋へGO。硫黄を混ぜたお湯に足をしばらく浸した後に足マッサージ開始。足裏も少し痛かったけれど、むしろ脛が死ぬほど痛かったです。ていうか青痣になってるし!マッサージのおばちゃんに「痛いです」と言ってもにこにこ笑ったまま全力で続行でした。
 しかしその成果で、半日歩き回った後とは思えないほどの足取りの軽さでした。青痣作った甲斐もあったってもんです。

 そんなこんなで第1日目終了。
 半日で結構な量を食してます。

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 第2日目(4月30日) 典型的観光コース


(おかゆ)

 ホテルなんて寝るだけだ!ということで、ツアーの中でも一番ホテルのグレードが低いプランを選びました。後になって気付いたんですが、朝食券付きでした。…グレード低いホテルばっちり選んでますよ、ええ…。
 しかし台湾の朝ご飯といったらお粥か豆乳。せっかくなら有名どころで食べようということで、地下鉄(MRT)を使って永和豆漿大王に行ってきました。さらば朝食券!
 看板を見ながら店の入り口付近で「ここかな?」とのぞき込んでいると、店内から台湾人のおっちゃんが出てきて「お粥?」とカタコト日本語で聞いてきました。そのまま店内に入ると、ガラスケースにズラッとおかずの数々が。5品ほどを指さし注文すると
(朝から揚げ物も食べてます)、店員のおばちゃんが小皿に盛りつけて渡してくれました。それをトレーに載せながら横へ移動。何だか学食のような雰囲気。
 お粥トッピングのような物もあったけれど、よく分からないのでスルー。うっかり蓮華やお手拭きが置いてある所もスルーしそうになりましたが、入り口で声をかけてくれたおっちゃんが「箸、蓮華」と日本語で教えてくれました。でかいお釜に入ったお粥を受け取りレジまで辿り着いたところで「お粥は芋粥ね。お代わり自由だから」と更におっちゃんは教えてくれた後、テーブルに戻っていきました。
 って、
店員じゃなくてお客さんだったのかー!台湾人は親切だなあ…。
 おかずはニンニクを使っている物が多く、揚げ物、炒め物と普段朝食には食べそうにない物のオンパレードでしたが、意外にあっさりしていて食が進みました
(台湾に来てから食が進まなかった試しがない)。お粥は、さすがに釜ごとお代わりするほどの食欲はありませんが。
 店内が2つに別れていて、もう片方は豆漿屋のお店だったみたいです。豆乳とパンの朝食で、これも台湾では一般的な朝食らしい。また機会があったら試してみたいなあ。

 食べ終わって店の外に出ようとしたら、店員さんがパイナップルケーキを2つくれました。普通にそこで売り物にしてるのに、いいのかなあ。ありがとうございました。食べ物につられて言うわけではないですが、台湾、素敵。


(故宮博物館)

 とりあえず台湾初心者としては押さえて置かねばならないところ、故宮博物館。
 収蔵品がもの凄く多くて、たとえ毎月展示全作品を入れ替えたとしても、全て展示し終えるのに100年以上かかるとか何とか、そういう規模らしいです。
 3代がかりで彫った象牙の彫刻とか、時価数億円の壺とか、米にお経を書くよりももっと細かい彫刻とかよりも。

 一番インパクトが強かったのは、展示物をフラッシュ焚きまくりで撮影する台湾の人々の姿でした。

 博物館でフラッシュ撮影って、初めて見たなあ…。本当はフラッシュ撮影は不可らしく、一度係員が注意しに来たけれど、1人の客に注意してる最中に別の客が躊躇せずフラッシュ使うし、係員自体もとりあえず1人注意したら他の人には何も言わず去って行ったし。
 
 私もリリコ
(仮名)も博物館好きなので、音声ガイド片手に、そして団体客引率のガイドさんの解説を(勝手に)聞きつつ、4時間ほど館内をうろつきました。


(お土産)

 明日のお昼には出発だから、今のうちにおみやげを買っておくことに。
 ガイドブック片手に数件のお店と、三越デパートに行ってみました。三越カードを持っていくと、ここでも5%割引が適用。パスポートを提示すれば更に免税の割引もあったらしい。パスポートはホテルのフロントに預けっぱなしだから持っていなかったので、ちょっと残念。
 台湾デパ地下は、日本のデパ地下+スーパーの雰囲気。高級菓子もあるけれど、フードコートやコテコテのお土産向き食品もある、といった感じで。職場へのお土産でとりあえずパイナップルケーキ等を沢山購入。
 そしてデパ地下の一部がスーパーだったので
(三越だからなのか、日本製の食品も多数)、そこでお土産になりそうな食料品も沢山購入。インスタントラーメンは日本メーカーの物が多かったけれど(出前一丁とかはそのまんま)、微妙にパッケージが台湾風。

 台湾といえばやっぱりお茶。普段中国茶をガバ飲みしているので、自分用に茶葉を沢山買いました。茶葉専門店はいい物を扱っていてそれなりに高いけれど、日本で同じ物を買うとずっと高いので、頑張って購入。
 スーパーでもやや高めの茶葉を売っていて、おばちゃんが試飲をさせてくれました。ちゃんと工夫茶のように淹れているので、お茶の美味しいこと美味しいこと!そして300元以上の茶葉を購入すると茶杯
(お茶を飲む小さなカップ)をくれるキャンペーン中だったので、購入後レシートを持っていって無事ゲット。このキャンペーンの説明を、最初おばちゃんが中国語で説明しようとしていたのですが、勿論私たちには理解できず…。するとわざわざ近くの若い店員さんを引っ張ってきて、英語で説明してくれました。やっぱり台湾人は親切だ!

 他にも数件のお茶屋さんに行きましたが、どの店に行ってもまずは試飲、試飲、試飲。いい茶葉を丁寧に淹れているので、どこも本当に美味しかったです。



(お茶を飲みに行ってみる)

 試飲続きでお腹が水分で膨れていたにも関わらず、その後お茶を飲みに天仁喫茶趣(cha for tea)へ。このお店は日本にも進出していて、名古屋の栄にもお店があります。
 お茶は試飲でたらふく飲んだので、タピオカミルクティーを注文。リリコ
(仮名)は「せっかくお茶屋さんに来たんだから」といって烏龍茶を注文。注文した途端、間髪を入れずサービスのジャスミンティーが出てきました。普通においしかったし、量が減ると即座に注ぎに来てくれてしまうしで、注文したお茶が出てきた頃には、すでにお腹が水分でタポタポ。
 その出てきたお茶も台湾サイズでして、日本で頼んだら、2人分用サイズのティーポット。お茶請けに頼んだドライマンゴーも、日本で頼む物の2.5倍量(しかも値段300円くらい)。
それでも完食しましたよ、どうだ参ったかー!
 
 と思ったのも束の間、即座にお代わりのお湯をポットに注がれそうになって、慌てて断りました参りました
負けたよ、ママン…。



(That's B級グルメ)

 この日の夕食は、阿水獅…(以下漢字がないので省略)というお店で豚足でした。
 しかし一番衝撃的だったのは、店のおばちゃんのイチオシ、
豚の脳味噌スープ。味は、まああっさり目で美味しいんです。食感も、ムースのようで悪くなかったです。
 でもスープの中に脳味噌が丸ごと入っているのは、視覚的にインパクトありすぎ。 
 皺がー、脳味噌の皺がそのまま見えるよー…!

 …ちなみに完食しましたけどね。出された物は美味しく頂く、これが基本の旅でした。

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 第3日目(5月1日) やはりお寺!そして帰国


(朝から足裏マッサージ)

 あっという間に最終日。3日では食いきれない台湾。見足りない台北。
 せめて時間は目一杯使おう!ということで、前日歩き疲れたた足を癒すべく、朝の5時から24時間営業のマッサージ店にタクシーで行って来ました。日本国内じゃタクシーなんて滅多に乗りませんが、台湾だと安いので足代わりに気軽に乗れます。
 結構早い時間だったにもかかわらず、数人のお客さんが既にマッサージ中。マッサージ師も結構沢山。私の担当をしてくれたおっちゃん
(50代)は、国民党の主席が中国大陸を訪問したテレビのニュースが気になるのか、目はそちらに向きっぱなし。でもマッサージ気持ちよかったです。


(一期一会)

 30分のマッサージ後は龍山寺へ。国外でも、そこにお寺があれば行きますとも、ええ!あの中国の寺院での長い線香を捧げたり(ちなみに横浜中華街でやったことがあります)、お花を供えたりしたい!
 辿り着いた龍山寺は、境内から不思議な合唱が響いてました。
 ガイドブックに「熱心な信者が朝から参拝している」とは書いてあったけれど、外に声が響くほど人がいるのか!?とおそるおそる内部に入っていくと、そこには黒い裾の長い服を着た沢山の人が大行列をなし、何かを唱えながら参拝してました。境内を埋め尽くす勢いで溢れ返る人、人、人。
 参拝順序も作法もよく分からないし、何か重要な儀式やお祝いだったら失礼なことしでかしてはいけない、と思って端の方をうろうろちょろちょろしていたところ、「あなたたち日本の方?」と70〜80代の、上品そうな老婦人に日本語で声をかけられました。昔は台湾が日本の植民地だったので、その年代の台湾人には日本語を喋れる人が沢山いるそうです。
 その老婦人が非常に良く喋る人で、自らの生い立ち
(良い生まれの人でした)から現在の政権に対する不満、最近日本に行ったときの思い出、参拝の仕方、おみくじのやり方など、とにかく沢山のことを話してくれました。ちなみにこの日の賑わいは、主神の一人である天上聖母の誕生日のお祝いのためだそうです。
 親切に案内をしてくれた上に、友達らしき3人の人に私たちを紹介し
(多分。中国語だったので何と言っていたのかは不明)、さらにお祝い用のパンケーキをプレゼントしてくれました。
 台湾の人は親日の人が多くて親切だ、と聞いてはいたんですが
(そして旅行中に会った人は実際みんな非常に親切だった)、まさかこんなに親切にしてくれるとは思っても見なかったので、ちょっと感動。月並みな感想ですが、仕事柄台湾の人に合うことが偶にあるので、その時は親切にしよう、と心に誓いました。


(公園で朝食を)

 お寺を後にしたのが朝8時、ホテルのチェックアウト予定が10時半。それほど時間がないので、ホテル近くの二二八公園で朝食を食べることにしました。勿論主食は先程頂いたお祝い用パンケーキ。飲み物だけは通り道にあったモスバーガーでオレンジジュースを購入しました。モスの店内には期間限定母の日用ギフトがあって、中国茶葉のセットがデザインも可愛く値段も手頃だったのでいくつか購入。それから台湾独自のメニューとして烏龍茶と中国茶(東方美人)のゼリーがあったので、これもお買いあげ。ただ、商品の名前を紙に書いて(漢字で、勿論)渡したのに、レジのお兄さんには伝わりませんでした。何故ー??
 話が逸れますが、台北市内は至る所にチェーン店があって、モスバーガーも沢山あったし、勿論マックもあるし、ケンタッキーもありました。コンビニ
(セブン・イレブン、ファミリーマート、それから台湾資本のもの)、コーヒー(スタバ、ダンテコーヒーなど)などで溢れ返ってました。
 さて、無事にオレンジジュースを購入したので公園へ向かいました。そしたらリリコ
(仮名)が「お手洗いに行きたい」と言い出しまして。…公園の一角に公衆トイレがあったんですが、もし私だったら公園のお手洗いはちょっと躊躇します。日本国内だって、公園のトイレって、なんだかデンジャラス(いろんな意味で)イメージがあります。勝手知らない外国では、そのイメージすら不明。なのにリリコ(仮名)躊躇うことなく公衆トイレへ向かいました。漢だ…!
 ベンチに座りながら、太極拳に興じるおじいちゃん達
(同好会の名前の入ったお揃いのTシャツを着ていてラブリー)や樹上を走り回るリスを見ながらリリコ(仮名)の帰還を待ちました。結局トイレは非常に綺麗だったらしく、こんな所でも台湾の印象UP。
 ちなみに二二八公園は、古い感じの建物の背後にビルが見えるという、芝の増上寺を思い起こさせるような
(お寺と東京タワー)面白い公園でした。


(総統府(外観)ともう一つお寺、そして帰国)

 後はホテルに戻るだけだったのですが、途中に総統府と水天宮があったので、そこにも寄ってみました。といっても総統府は日曜日は中に入れないので(もし入れたとしても時間がなかったけれど)外から見るだけでしたけれども。 
 総統府は、東京駅によく似た雰囲気の赤煉瓦の建物。建てられた時代が日本の植民地時代で、そして東京駅建立時と近いため、やはり作りが似ています。
 もう一カ所行ったのは町中にある小さなお寺の水天宮。ここも今日が誕生日という天上聖母を奉っているお寺だったので、参拝客で大賑わいでした。先程の龍山寺ではお線香もお花もお供えできなかったので、今度こそ!と思って周りの人に聞いてみました。お線香のイラストと、ガイドブックの後ろに載っていた「旅の中国語会話」を参考にして筆談。「線香はどこで買えますか?」と聞いたんですが、「ああ!それね!」という感じで笑顔で頷いたおばちゃんが指し示した先には、お供え用の献花が山になって積んでありました。…いやその、線香は…?
 でもまあいいか、ということでお花を購入して、捧げてきました。そしてふと横を見ると、そこで線香売ってるし。…一杯お祈りした方が、きっと良いことがあるさ、ということで線香も購入して、見よう見まねで寺院内の何カ所かに線香を刺してきました。もちろん台湾にはご朱印は無かったですが、それでもやっぱり寺が好きみたいです。

 そんなこんなで3日間の短い台湾旅行でしたが、台湾人の優しさと、そして何より食べ物のおいしさに圧倒された3日間でした。「また来たいなあ。色々買いそびれた物もあるし、食べられなかった物もあるし」と行った私に対して、「近いからいつでも来れるよ。またすぐに来るんじゃない?」とリリコ(仮名)
 …その時は笑っていたんですが、まさか帰国後すぐに同僚と台湾旅行計画が勃発するなんて、その時は全く予想だにしていなかったわけでして…。

→第二回台湾参日間旅行へ続く(準備中)