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03NHK杯in旭川 11月29日11月30日

空港から会場へ

 今年のNHK杯開催地は、北海道旭川。一昨年の熊本に続く本州外での開催です。移動は当然飛行機。ちょうど大会開催時期と友人リリコ(仮名)の誕生日が重なるから飛行機代が安く済むとはいえ(往復2万円!)、やはり本州外開催は遠い…。しかも飛行機のチケットの都合で、今回の出発地は大阪は伊丹空港。朝5時30分に家を出発しました。世界はまだ暗かった…。
 飛行機の出発時間が15分ほど遅れたものの、旭川空港到着時間は予定通り。空港をでるのが予想以上に素早くできたので、一旦ホテルに荷物をおいてから会場入りという予定を変更。直接会場入りして男子SPを見るぞ!と気合いを入れて、タクシー利用しました。ちなみに空港から会場まで40分程度、お金は5000円弱。

男子SP

 会場に着くと、ちょうどジェフリー・バトルの演技が始まるところ。とりあえず彼の演技を立ち見席の位置で見て、終了後に指定席へ移動。荷物も足下におけたので、会場直接入りは正解でした。良かった良かった。


Jeffrey BUTTLE (CAN) 曲は「Take five」、ジャジーな雰囲気。けだるそうな感じが上手に表現されてたと思う。こういう曲は、表現力が無い人が滑ると退屈に感じるから難しそう。スケーティング相変わらず綺麗です。(多分)4回転は失敗、トリプルアクセルは成功。2年前はトリプルアクセル微妙だったのに、成長したなあ。

Brian JOUBERT (FRA)  昨シーズンと同じプログラム「タイム」。音楽が面白くて結構好き。でもどことなーくヤグディンに似ているというか、モロゾフ(振り付け師)カラーの強いプログラム。ジャンプはいまいちで、4位。ちなみに友人リリコ(仮名)が大好きなプログラムで、興奮しっぱなしの彼女にたくさん叩かれました。 


 結果はバトル2位、ジュベール4位、見ることのできなかったゲーブルが1位でした。
 ところで日本男子のエース、本田武史は怪我のため欠場でした。見たかったなあ…。

アイスダンスFD

 前日のODでは、意外なことに1位グルシナ&ゴンチャロフ、2位デンコワ&スタビスキー。そしてグランプリファイナル出場権の絡みで気になる3位争いは、3位ウィンクラー&ローゼ、4位チャイト&サフノフスキー。


都築 / 宮本(JPN) エジプトっぽい衣装。今年ペアを組んだばかりとのことで、スピードは少し遅かったしタイミングのあっていないところもちらほら。女性の表情が印象的で、こういう風にちゃんと演技をしているのはすごい。

渡辺 /木戸(JPN) クルミ割り人形。ピンクと水色の衣装を見たときは「学芸会の衣装っぽい」と思ったけれど(失礼)、プログラムは結構好き。カクカクしたコミカルな動きが見ていて楽しかったです。今までよりも難しいリフトにチャレンジしていました。

KHOKHLOVA / NOVITSKI(RUS) リフトがダイナミックで、ペアを見ているような迫力。会場も沸いてました。初めて見るカップルだけど、今後が楽しみ。

WINKLER / LOHSE(GER) 女性が月を、男性が太陽をイメージした衣装。このカップルはいつも衣装が可愛いから好きです。カティの髪飾りが月の形をしていて、それも可愛い。残念なことに、女性がストレートラインステップ(?)で転倒。去年に比べてスピードも落ちているような気が。

DENKOVA / STAVISKI(BUL) 衣装も曲も正統派でちょっとびっくり。いつも変わったプログラムを滑るのは難しいかも知れないけれど、今回のプログラムあまり印象に残ってない。ステップもそれほど多くなかった気がするし、ツイズルでちょっとミスしたように見えた。男性の服装がビラビラしていて、時々顔に覆い被さってしまって、あれは気にならないんだろうか。

GRUSHINA / GONCHAROV(UKR) グルシナが相変わらず良く動いている、負けるな頑張れゴンチャロフ。と思ったら終了後、男性が激しくガッツポーズ。そうか、いい出来だったのか…会場はそれほど盛り上がってなかったのがちょっと淋しい…。ストレートラインステップが凝っている(途中でしゃがんでいて、一瞬リフトのような体勢になる)。中国で見たときはスピードが落ちて見えて気になったけれど、今回は気にならなかった。

CHAIT / SAKHNOVSKI(ISR) 衣装が変更されていてちょっと安心(いままでのは原色ばりばりでもの凄かった)。黒一色だけど、近くで見るとレースの部分とか結構凝ってました。最初のぶんぶん振り回すリフトは迫力が凄かった。でも難易度でいうと簡単なのかな?へんてこなスピンもあり、男性の大げさな表情もあり、道化師っぽい雰囲気はでていた気がします。最後の方で女性の衣装の一部(ぼんぼんみたいな奴)が落ちて、同時くらいに「ピー!」と笛の音が聞こえたけれど、競技は続行。あれはレフェリーストップだったのか(去年のロバチェバ&アベルブフの時みたいに)、曲の一部だったのか、未だに謎です。


 中国で観戦したときにも思ったけれど、やっぱりリフトが複雑化している気がします。新採点の影響なのかなあ。それから、片足でリフトをすると難易度が上がる(とBSの解説の人が言っていた)せいか、無理矢理片足リフトが多いのも気になる。スピードを落として、せーの、はい、という感じで片足になっても綺麗じゃないから好きではないです、頑張ってるのは分かるんですが。
 それから気になっていたグランプリファイナル出場はナフカ&コストマロフ、デンコワ&スタビスキー、ベルビン&アゴスト、グルシナ&ゴンチャロフ、デュブレイユ&ローゾン、デロベル&ショーンフェルダーに決定!ドイツもイスラエルも好きだから複雑だけど、贔屓のフランスカップルはファイナル初出場だから嬉しいです。会場ですぐに結果を張り出してくれるので助かります。

女子FS



Michelle CURRIE(CAN) 演技とは全然関係ないのだけれど、そこそこの出来だったのに、カナダ人選手団からの大声援を見事にシカトしてリンクサイドに上がっていってしまいました。何故だー。

太田由希奈(JPN) ジャンプがやや不安定。手の動きはさすがに綺麗で、終盤のレイバックスピンがすごく綺麗だった。そこで観客も盛り上がっていたけれど、その後が体力切れなのかスピードが落ちてしまったのが残念。最後のスピンも、レイバックスピンほど印象がないからちょっと尻窄みになってしまったかも。まだシニアに上がって1年目だから、今後に期待。

村主章枝(JPN) ついにNHK杯初優勝!ジャンプは全体にふらついたり、両足着氷になったものもあったりと安定感が無かったけれど、何とか跳びきって良かった。割と良い出来かな思ったけれど、演技終了後は厳しい表情でオーロラビジョンに写ってました。

恩田美栄(JPN) さすがにジャンプが高い。でも調子が良いと言うほどでもなかったような。踊りの多いプログラムだけど、「ここは踊るところ、ここはジャンプするところ」的に分割されていて、全体としての踊りの流れまでは表現できてないかも。止まっている部分では踊っているけれど、スケートで滑っているときは手が動いていない。


 結果は1位村主、2位リアシェンコ、3位恩田でした。この結果で、12月中旬に開催されるファイナルには日本人選手が3人も出場することが決定!すごいなー。


11月29日11月30日

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