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02世界選手権in長野 3月21日22日/23日(準備中)

長野へ向かう

 ワイドビューしなのに乗って、名古屋から一路長野へ。
 ここ数日のTBSの放送内容のひどさに文句を言ったり、どうやら我々の応援しているアイスダンスの選手(イザベル・オリビエ)は、順位から見て転倒したのではなかろうか?(アイスダンスはほとんど転ばない。が、彼らはオリンピックでこれでもかとばかりに転倒していた)など、マニアックな会話を交わしつつ電車は進む。
 後ろの座席から聞こえてくる会話の端々にも、聞いたことのあるような外人の名前がある。目的地は確実に一緒だ。

 目的地のMウェーブは、何だかダンゴ虫のようだ。重なった甲羅っぽい外観。ちなみにオリンピック時にはスピードスケートだかショートトラックだかの会場に使用していたらしい。そのせいか照明が微妙に暗い。
 それから、フィギュアスケートの観戦には広すぎるのか、観客席の内側に仮設スタンドが設置されている。鉄パイプで作ってある仮設スタンドは、F1開催時の鈴鹿を思い出させる。人が移動すると揺れるんだよね、この作り…。そして仮設スタンドの位置のせいなのか、観客席からフードコーナーに移動、とか観客席からトイレへ移動、となると素直にはたどり着けず、妙な遠回りが必要となる。
 最初トイレへ辿り着くのに苦労をしたときは「何だよー、分かりにくいよー、案内の表示もうちょっと親切にしてくれてもいいのに」などと思っていたのだが。
 遠回りして迷いつつふらふらしていたら、その辺をウォームアップでランニングしている選手に遭遇できました。デュブレイユなんてランニングしながらいろんな人に手振ってくれるし。ラッキー。

アイスダンスOD 雑感

 今シーズンのODはスパニッシュメドレー。オリンピックの中継を見たときに、この課題は上手い人と下手な人がはっきり分かれて見えた。下位の選手はエレメンツをこなすのに手一杯で、スパニッシュの凄みのある雰囲気を演出するまでの余裕がない気がする。それにスパニッシュダンス自体難しそうだし。そして曲がどれも同じように聞こえる…(所詮素人)。


DELOBEL / SCHOENFELDER(FRA) オリンピックのときはストレートラインステップの時に躓いて転倒。そしてどうやら前日のコンパルソリーでも転倒したらしい。ので、無事(=転ばず)に滑り終えただけなのに完璧な出来のような気分になった…。あまりスパニッシュな雰囲気、迫力が感じられないのは残念(特に男性)。来シーズンは頑張れー。

DENKOVA / STAVIYSKI(BUL) 衣装が…地味というか、間違っているというか、とにかく他のカップルに比べるとスパニッシュらしくない(除ボーン&クラーツ)!フリーダンスの独自路線をひた走る衣装(と演技)は好きだけど、ODはテーマが予め決められているんだから、それにちゃんと合わせた方が点数出るんじゃないかなあ。それも個性なのかもしれないけど。

LOBACHEVA / AVERBUKH(RUS) 実は今季ODの中で一番好きなプログラム。最初の腕の動きが音楽に合っていてかっこいい。衣装もゴージャスで、女性の髪型も複雑且つゴージャス。しかしあれ、どうやってセットするんだろう…。

BOURNE / KRAATZ(CAN) モダンスパニッシュ、らしい。確かに印象は強いけど、悪い意味で印象が強かった。中盤の音楽がスパニッシュにしてはシンプルすぎて、折角のステップやリフトの迫力が削がれてしまったような…。

WINKLER / LOHSE(GER) 美男美女カップルはスパニッシュの衣装が映えて素敵だ。オリンピックの時よりは動きがスムーズになったような気がする。


音楽は似た雰囲気、衣装も同じ系統、となると、
 1.かなり贔屓にしているカップル (例:デロベル&ショーンフェルダー)
 2.かなりプログラムが好きなカップル (例:ロバチェバ&アベルブフ)
 3.かなり衣装の素敵なカップル (例:ウィンクラー&ローゼ)
 4.かなり何か
(間)違ってるカップル(例:ボーン&クラーツ)
じゃないと、細かい技術の見分けがつかない私にはあまり印象が残らない…。特に下位、どの演技が誰だったやら、さっぱり覚えていない。アイスダンス好きなはずのにこの体たらく。藤森さん
(スカパーで解説する人)レベルでなくとも、「ディープエッジがいいですね」とか「フリーレッグが美しいですね」などと、少しは薀蓄を垂れることの出来るレベルになりたい (無理無理)

男子FS 雑感

 オリンピック銀メダルのプルシェンコは残念ながら欠場。昨年のNHK杯ではあまりに選手の名前も演技も知らなかったので、ちょっと反省して事前にビデオ見て予習しておきました。


Ivan DINEV (BUL) NHK杯で3位、GPFにも出場した選手。…なのに何でこんな最初のほうのグループにいるんですかアナタ…。衣装はNHK杯のときとおなじ、胸に緑色と黄色の顔のある、何度見ても鳥除けを連想するあの衣装。リズムの取りにくい奇妙なリズムの音楽、立ち止まって膝をたたいたり跳ねたりの奇妙な振り付け。ブルガリアは個性的じゃないといけないっていうルールでもあるんですか。でも残念なことにジャンプは今ひとつ決まらず。

Stephane LAMBIEL(SUI) ヨーロッパ選手権のビデオを見て楽しみにしていた選手の1人。スピンが凄く面白い!01年NHK杯のバトルのSP(ラストエンペラー!坂本龍一好きだ!)時にも思ったけど、上半身の左右の色が違う衣装だとスピンがさらに面白く見えるのかな?くるくるくるくる綺麗に回ってました。来シーズンは上位に上がってきてほしいです。

Jeffrey BUTTLE (CAN) 大きなミスもなかったけれど、ジャンプの難易度が低いせいか順位を落としてしまった。本人も気落ちした様子。でもさわやか君。そしてNHK杯に引き続き、ここ長野でも当然大人気。雨のように降り注ぐ花束は迫力でした。

Takeshi HONDA (JPN) 日本のエース!このプログラムはかなり好きです。でも、叙情的な曲は見ていて緊張してしまうし、さらにこの曲の出だしを聞くとオリンピック中継を見ていた時の緊張感が蘇ってきて胃がきりきりする…。途中ジャンプの転倒があって、会場中で悲鳴が起きる。得点がでるまでこちらまで緊張してしまった。3位入賞おめでとう!

Alexei YAGUDIN (RUS) 予想してたけど、プルシェンコがいないと当然のようにこの人の独り舞台。滑る前から優勝してたというか、貫禄ありすぎ。かの有名なステップの所では「どうだ!」と言わんばかりの動き、ジャンプは一瞬よろめいたけど根性で着氷してガッツポーズ。その全てにお客さん大歓声。競技を越えた、一大エンターテイメントになってました。

3月21日 遭遇その他

 トイレを探してさまよっているときにランニング中のデュブレイユと遭遇。周囲の人に手を振りながら走っていました。ファンサービスいいなあ。
 しかし幸運はそれだけで終わらず、私の近くの席にはアイスダンスの選手Staviyskiが普通に座っているじゃあーりませんか…
(チャーリー浜)!顔小せえ!かっちょええ!
 こういう場合はサインを頼んでいいものかどうしたものかと友人と一緒に小心者2人で考えているうちに、選手の周りにすぐにファンが集い始めた。「一緒に写真撮ってもらえますか?」と頼まれた彼は、慣れた仕草でかけていた眼鏡を外して
(なぜ??)にっこりと笑って写真に収まっていた。
 ええ、私も写真に一緒に写っていただいて、サインももらいましたさ。ペンは持っていなかったので、その辺の人から借りて
(ありがとうございました)
 友人と、翌日の幸運に賭けて油性ペンを購入することを早々に合意。

 残念だったのは、前述したとおり、会場入りして落ち着く前に演技が始まってしまったこと。応援している選手(イザベル・オリビエ)に限って、3番手という早い滑走順なんでだろう(コンパルソリーで転んだせいかも・苦笑)。オリンピックの時も滑走順が早かったせいでテレビ生放送に微妙に間に合わなかったし…。うう、相性悪いのだろうか。でも、(オリンピックの時とは違って)ちゃんと転ばずに滑り終えてくれて良かった良かった。明日のフリーも心配だ!

 男子フリーは、やはり本田武史メダルゲットに感動。順位確定するまでどきどきしたけど、僅差とはいえ3位はすごい!
 そしてこっそり楽しんだのが、ヤグディン演技終了後の民族大移動
(初めてこの単語をテレビで聞いたときは笑った)と花束投げ込みの嵐。あの光景はインパクト強い。世のお嬢さん方はパワフルね…。


3月21日22日/23日(準備中)

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