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02世界選手権in長野 3月21日22日23日(準備中)

女子SP


村主 章枝(JPN) 曲は「アヴェ・マリア」。スピンもスパイラルも綺麗な、そして何と言ってもノーミスの演技。やっぱりSPはのーミスが重要です。オリンピックでの勢いそのまま、という感じで2位!素晴らしい。

恩田 美栄(JPN) 「ドラムボーン」。優雅さに欠けるとか言われてしまうことが多いけれど、打楽器系の迫力のある曲を使うとそういう欠点が余り見えなくなって良い…気がするのは私が素人だからかも知れないですが。ジャンプは文句なしに高いし、このプログラムは好き。4位は大健闘。

Sasha COHEN (USA) 直前のソルトレークオリンピックでの印象が強烈だった選手。脚を180度開いてのスピン、スパイラル。昔体操をやっていたとのことで、そういわれてみればちょっとカクカクした動き(体は柔らかいのにカクカクして見える)と体型が体操選手っぽいかも。ジャンプでミスしたのはもったいない。

Irina SLUTSKAYA (RUS) ジャンプは昔ほどの高さを感じなくなったけれど、それでも十分綺麗なジャンプ。それから、セカンドで6.0がでたのでびっくりした。昔はジャンプだけだとか言われてたのに、成長したなあ。結果は1位。


 NHK杯ではこんなに沢山の選手は滑らないので、女子のSPは本当に長く感じた。見ている方も大変だけど(椅子の座り心地は、もちろん、悪い)、滑る方の選手も集中するのが大変そう。
 全体としてはミスをする選手が多かったのが残念。特に下位グループはミス多し。下位だから普通ミスするものなのか?もう一つ残念だったのはブティルスカヤが棄権したこと。棄権がアナウンスされたとき会場内がどよめきました。NHK杯で度々来日してくれていたし、演技も独特の綺麗さがあるからファンが多い。今シーズンで引退らしから、最後の演技を見たかった…。
 それにしてもSP終了時点で村主2位、恩田4位ってほんとですか!やっぱり日本人選手が活躍してくれると嬉しいです。
 
 女子SP終了後トイレに行くためにふらついていたところ、カナダ人女性に呼び止められる。会場の一角
(キス&クライの上辺り)には同じような服装をしたカナディアン集団が、それはそれは熱い応援を繰り広げていらっしゃいます。で、英語で何やら話しかけられました。私の乏しい英語力で理解したところでは、明日急にカナダへ帰らなくてはいけなくなった、チケットが余ってしまうから使わないか、ということらしい。
 あの熱いカナディアンの中に混ざっての応援というのにちょっと心惹かれましたが、翌日のチケットは既に購入済みだったので結局お断り…したつもりですが、果たしてちゃんと通じたのか私の英語。
 ちなみにこの後も度々私の貧相な英語力が試されました
(例えば和式トイレの使い方とか。一体私にどう説明しろと…)。もっと真面目に英語勉強しておけば良かった…。

アイスダンスFD 雑感


有川 / 宮本(JPN) NHK杯ではまった「古事記」。何度見ても雰囲気のあるいいプログラムだと思います。前日のODの順位で足切りされる順位じゃなくて本当に良かった。

HUMPHREYS / BARANOV(GBR) 01年NHK杯に出場したカップル。女性が大柄だとリフトも迫力がでる。明るくて華やかで、楽しく見ることのできるプログラム。

OUABDELSSELAM / DELMAS(FRA) 余談だが、彼らは欠場したアニシナ&ペーゼラの代わりに出場。ちなみに01年NHK杯のときは「代わりにデロベル&ショーンフェルダーが来ればいいのに」などと思ってました。本当にすいません。私的に来日のタイミングがよろしくないカップルなのか。でも今回はちゃんと集中して見ました(笑)。

DELOBEL / SCHOENFELDER(FRA) アクロバティックなリフトは圧巻。ショーンフェルダーがイーグルで滑り、デロベルが倒立するリフトはとても派手。場内も盛り上がる(下位にしては)。ポジションの入れ替えが多くて、サーキュラーステップもいい感じ。そして何より今回は転倒しなかった!演技終了後のショーンフェルダーのガッツポーズが気合入ってました。が、オリンピックの転倒で評価を下げてしまったのか点数は伸びず、総合12位。上位陣が抜けたことを考えると、去年より実質的な順位は下がってしまったことに(01年13位)。残念。

WINKLER / LOHSE(GER) 登場からしてコミカル!大柄な美男美女カップルなのにコミカルというのがミスマッチで面白い。代々木GPFで見た「キャバレー」が好きなので、このプログラムも見事にツボ。リフトされた女性の位置の変え方が雑に感じたが、本当に雑なのか、コミカルに見せるため大げさにやっているのか判別つかず…。

NAVKA / KOSTOMAROV(RUS) 実は長野オリンピックの頃からナフカ好きでした。スタイルいいなあ。テーマが「MTV」ということで、格好良く踊る(ただしステップはあんまりなかった)ナフカを堪能しました。そういえばナフカばかり目に付いて、男性のほうの印象が全然ない。ちなみに最終グループの演技中、近くにナフカが座っていたのでどきどきしました。背が高い!足細い!美人!髪が競技時のままでラメが入ってる(それは別にどうでもいい)!そしてずうっと隣の人とおしゃべりしまくり。上位陣の演技全然見ないのね。

DUBREUIL / LAUZON(CAN) 蝶々夫人のプログラムは面白くて好きなんだけど、後ろにショーンフェルダーが立っていたため全く集中できず…。

LOBACHEVA / AVERBUKH(RUS) ソルトレークオリンピックでは「違反です」と五十嵐さん(NHKの解説者)に散々言われていましたが、今回もやってましたアクセルジャンプ。最初と最後のパートはステップがすごい。そして「ジャカジャカジャカジャカジャカ…」という音がしばらくの間頭から離れなくなりそう。

CHAIT / SAKHNOVSKI(ISR) ステップ早え!隣で写真を撮っていた友人曰く、「この人たちは最初のポーズと最後の挨拶しか写真撮れないよ…」。今回何と3位表彰台ゲット。表彰台の上でメダルをじっと見つめるチャイトが初々しくて可愛かった。

DENKOVA / STAVIYSKI(BUL) NHK杯で見たプログラム。腕にひらひらがついて衣装の奇妙っぷりもグレードアップ。そして相変わらず独特のくねくねした前衛的な振り付け。身長差が無いのでユニゾンがさらに揃って見える。

DROBIAZKO / VANAGAS(LTU) これまたNHK杯で見たプログラム。相変わらずダイナミックな演技。スピンもきれいでした。が、得点が出た後大ブーイング。日本でブーイングが起きるって相当珍しいのでは?ドロビアズコは途中でキス&クライからいなくなってしまうし…。順位点を見れなかったのではっきりとは分からなかったが、どうやらイスラエルに逆転されてしまっらしい。NHK杯の常連で、日本では大人気のカップルだからこの結果はちょっと残念。

BOURNE / KRAATZ(CAN) 最終滑走者。スケートアメリカで見て気に入った「マイケルジャクソンメドレー」、生で見れて嬉しかった。クラーツのなんちゃってマイケルっぷりがいいと思います。二人のトレードマークのしゃがんで滑るところ(ハイドロブレーディング?)では大歓声。


振り向けば奴がいる

 前日の幸運(選手に遭遇)に有頂天になりつつ、「これでイザベルとオリビエ(名字が長いので勝手に名前で呼んでいる)に会えれば完璧なのにねー」と嘯きつつ会場へ向かう。
 友人と私が応援しているフランスのアイスダンスのペア(イザベルとオリビエ)はまだ下位の方の選手なので、上位選手のような演技前の大声援は起きない。
 起きないが、局地的(大)声援は起きてました。フランス人の応援団と、友人と私
 恥ずかしながら、フランス国旗を持って、友人と2人で立ち上がって
(後ろが通路だったので立っても迷惑じゃないよね!と事前に確認し合って。小心者)声援を送ってみましたさ。隣に座っていたジャージを着た選手らしき男の人がこちらを見上げ、少しびっくりしてた風情。
 イザベル&オリビエはオリンピックで転倒しまくったのですが、今回は転倒せず無事滑り終えてくれました。あーもー、子
(年上の、身長163センチと183センチ)を見守る母のような気分でした。よかったよかった。
 無事に演技が終わったことを喜びつつも、しつこく「これでイザベルとオリビエ(以下略)」とお互いに嘯きつつ観戦を続けていたところ、友人が後ろを向いたまま呟いた。

オリビエだ

 思わず振り返ってまじまじと凝視。いるよそこに
 あと1組滑り終わるのを待てば15分ほどの休憩時間になるのは分かっていたのですが。すいません、演技と演技の短い間に、サインもらいに行ってしまいましたよ…
(マナー違反)
「ささささ、さ、さいんもらえますかっ!」
 しかも、全力で日本語
 ふとオリビエの横を見ると、先ほど私の隣に座っていた選手がいて、私たちを指さしなにやら説明している風情。おお、彼はフランスの選手だったのか!そういえばフランス選手団用ジャージを着てらっしゃるぞ!全く気づかず、あまつさえ隣でフランス国旗ふっててすみません。それにしても、一体おフランス語で何喋ってるんですか。我々の先ほどの狂態ですか。「ジャポネ」しか聞き取れませんでしたさ。
 練習中という変なタイミングで向かって行ったにも関わらず、オリビエは一瞬びっくりした表情をしたあと、にっこり笑って
(笑顔が可愛いんだこれが!)パンフレットにサインしてくれました。うひょおおおお。
 演技開始前にいったん席に戻り、演技観賞。しかし、つい気になって後ろをちらちらこそこそ振り返ってしまう。どうやら適当な空き席が見つからないらしく、ずっとその場につっ立っているオリビエとフランス人男子選手と、もう一人の連れの女性。
「ここで(演技をしている人の)写真を撮りまくっていたら、オリビエにミーハーだと思われてしまうかもしれない!」
 と友人は言い出し、彼女はその後演技の写真が撮れませんでした。私はというと、黙っていると緊張して死にそうだったので、「ちょっと、後ろにまだいるわよ、まだいる気がするわよ、
(ちらっと振り返って)ほらいたよまだいたよどうするよまだいるよーうるさくてごめんでも喋ってないと心臓止まりそうですごいんだよごめんってばごめん」と小声で友人に話しかけておりました。2人とも興奮最大級。
 休憩時間に突入すると、すでに何人かのファンに囲まれているオリビエとフランス人選手。我々もこそこそと(オリビエに)再突入(さすがに隣にいたのに気づかなかったフランス人選手に寄っていく図々しさはないです)。
 一緒に写真を撮っていただき(カメラを持ち「写真一緒にとってもらっていいですか?」。ばりばり日本語)、今度はフランス国旗にサインをしていただく。
 うわーサインだー。パンフレットに書いてもらったのも、国旗に書いてもらったのも、ちっちゃく書いてありました。
 休憩時間後半になっても適当な席が見つけられないらしく、階段やら通路やらにぼけーっと立っている姿すらもいとおしかったです。ジャージやたら似合うし。

 この休憩中にはIvan Dinevにも遭遇。ああ、素晴らしきかな世界選手権。
「Ivan、サインを…」と話しかけたところ、どうやら知人を発見してそちらに行く途中だったらしく、手のひらをこちらに向けるゼスチャー。「だめ」もしくは「あとで」のポーズと推察。
 あー残念、まあしょうがないけどねー、間近で見れただけでもすごいよねー、オリビエがまだ階段の上に立ってるよー、オリビエウォッチングだー、かっちょええー、などと友人とぼそぼそ話していたら。
 Ivan 、戻ってきて、サインしてくれました。なんていい人なんだ…!

 ああ、充実しすぎていて何と表現したらいいのか分からない1日でした。らららーらーらー。


3月21日22日23日(準備中)

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