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B 同志社 有終館

重要文化財   5/JAN/2002

所在地: 京都市上京区今出川通烏丸東入ル

建築年: 明治20年 (1887年)

設計者: D・C・グリーン

施工  : 三上 吉兵衛

   
 グリーンさんの設計作品の3点目は、同志社の初代の図書館であり、当時書籍館と呼ばれていた「有終館である。正門(今出川通り沿い)から入ってすぐの場所に位置しており、建物の平面形状は十字形であり、黒い煉瓦も使われている。

 1928年(昭和3)11月、天皇陛下が京都に来られている際、失火のため内部を消失し、一時は取り壊しの話も出たそうだが、著名な建築家 武田五一博士(隣の同志社女子の煉瓦建築も設計されてます。)の助言により煉瓦壁内側に鉄筋コンクリート壁を補強し、外形の旧態を保存した。
 落成当時、新島襄は現総長室で執務したと伝えられる。1949年より全館事務室となっているようです。

 キャンパスの中の重要文化財の煉瓦建築5点の中では、どちらかというと地味な存在で、場所も他とは少し離れていますが、渋い感じががしました。たぶん玄人受けする建物と思います。

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東側 玄関