⑬京都府庁舎旧本館 |
3/MAY/2002 |
| 所在地： 京都市上京区下立売通新町西入ル | 建築年： 明治３７年 （１９０４年） |
| 設計者： 松室重光 | 施工 ： |
| 京都御所の西側、「聖アグネス教会」からさらに西へ少し歩いたところに、京都府庁舎がある。 この建物の設計者は、地元京都出身の松室重光。東大卒業後京都市の嘱託技師を経由し、明治３１年に京都府の技師に正式に任ぜられる。 京都府の庁舎は明治維新後も、二条城～中学校の校舎～と転々とし、明治３４年新庁舎建設を開始した。この設計という大役を委ねられたのが若干２７歳の松室であった。現役の府県庁舎としては、日本最古のものである。 若手設計者の設計としては、装飾、デザインともに凝っており、全体として重量感タップリの名建築である。 設計者の松室はその後満州にも渡り、旅順博物館・大連市役所などの著名な建築物を設計し、満州建築史を飾ったということである。 |
 ネオ・ルネサンス様式のどっしりした建築 |