kyoto12 Harists church
K京都ハリストス正教会 |
京都市指定文化財 3/MAY/2002 |
所在地: 京都市中京区柳馬場通夷川下ル | 建築年: 明治36年 (1903年) |
設計者: 松室重光 | 施工 : |
近代建築が多く点在する京都御所周辺の探索を終えた後、京都御所の南の通の丸太町通りから、南北方向の細い道路:柳馬場通りを南下していくと住宅街の中に突然姿を現すのが、このハリストス正教会である。東京のニコライ堂は関東大震災で被災後改築されているので、この京都ハリストス正教会が本格的なハリストス教会として我国最古のもので、ギリシャ正教の西日本の布教の中心としての役割を果たしており、ニコライ堂に次ぐ格式を誇るという。 この異国情緒タップリの建物は正確なビザンチン様式に基づいて建てられた本格的な教会堂である。教会堂の構成は、鐘塔を持つ木造3階建ての玄関から啓蒙所を経て礼拝の中心となる聖所に続く。屋根には葱坊主型のクポラを冠し、ハリストス正教会特有の十字架が構成される。壁の色は薄緑色・・・決して広くはない敷地にこの歴史的な建物はひっそりと佇んでいました。 この建物の設計者は、京都府庁も設計した京都出身の建築家 松室重光。同時期にかなり趣の異なる建築を設計したものである。 ハリストス正教会で印象に残るのは、学生時代に訪ねた函館の教会堂である。港町の函館に非常にマッチした建築という印象があるが、近くにこのような歴史の古いものがあるとは・・・さすが京都!! |
京都の民家の中にあった!本格派教会堂 |